MASKED RIDER UNI ~ラステイションの女神候補生 作:日向春季
いよいよアンデット達との戦いが始まります。
アンデットを倒した後、ギャレンバックルから緑色の
光のゲートが展開され、変身が解けた。
「ん~っ、久々に良い気持ちになったなぁ~」
こんな気持ちになったのは女神化して初めて空を飛べた
時以来かもしれない。それにいつもネプテューヌさんが
ここぞ!というときに言うあのカッコいい極め台詞が
完全に決まったこともあって、ニヤニヤ笑いが止まら
なかった。
「おい、そこの君。ちょっといいかな?」
後ろを振り返るとそこにはさっき助けた二人の男の人が
何かを探るような表情で私の真後ろにいた。
「あ、はい」
さっきは助けてくれてありがとう。と年配の男性。
年齢は、大体30代くらいの内向的で厳しそうなおじさんが
手を差し伸べていた。
「困っている人が目の前にいるのなら、助けるのが当然よ」
胸を張り、自信たっぷりに私は返した。すこし調子に乗り
過ぎたかな?と思ったけど、目の前のおじさんはぎこちない
ながらも笑顔を返してくれた。
「そうか、そうだよな。俺は桐生。こっちは後輩の橘」
「橘だ。さっきは俺達を助けてくれてありがとう」
橘と呼ばれた20代後半のお兄さんの握手にも応じたけど、
心なしか彼の手に籠った力は明らかに強かった。
「ところで君はなんていう名前なんだい?」
握手を解いた後、橘さんと呼ばれた男性がそう尋ねてきた。
「ユニ、ラスティションの女神候補生よ」
「「え?」」
あれ、何かおかしかったのかな?
ぽかんと口を開けた二人は、何事かをかなり本気になって
考え込んでいる。そんなにおかしなこと私言ったかな?
「ナニィテル、フジャケルナ!」
興奮のあまり、滑舌の回らない怒声を浴びせてくる橘さん。
一方の桐生さんも流石に腹に据えかねたのか、若干の苛立ちを
込めた一言を私にかけてきた。
「御嬢さん、君、落下の際にどこか頭を打ったのかい?」
...今、とても失礼なことを言ったわよね?この二人。
「失礼なこと言わないでよッ!ラスティションを知らない
なんて貴方達こそどうかしてるんじゃないの?」
「何だとぉ!ヒドォオヂョグテルトヴットバスゾ」
頭に血の上ったダメバナ、いや橘さんと私は睨み合った。
「よせ、橘。大人げないにも程があるだろう!」
叱責と共に拳骨が橘さんの頭にめり込む。
「うおおおおお」
頭を押さえてじたばたする橘さんの姿を見て、溜飲を
下げた私は、更にコイツに追い打ちをかけるべく
口を開いた。
「へへ~んだ。ざまぁ~」
「お前もだ、このバカたれのマセガキ!」
そういうなり桐生さんはまず私にデコピンを食らわせ、
その後に強烈なチョップを喰らわせた。
「あうっ、痛いじゃない!」
手加減されているとはいえ、本当に容赦のない一撃を
見舞った男に、私は何かやり返してやりたい気持ちに
駆られた。だけど、それを実行に移す機会は失われた。
「ユニ、取り敢えず私達と一緒に着いて来てもらおう」
先程とは打って変わった真剣な表情で私にそう告げた
桐生さんは有無を言わさず、私の意識を瞬時に刈り取った。
「午後六時か。出動時間から既に四時間が経過しているな」
先程のユニと名乗った少女をスタンガンで気絶させた俺は
橘さんにBORADへと電話させ、大至急この少女の調査を実行
することにした。
「桐生さん。烏丸所長から調査の許可が下りました」
「そうか、じゃあBORADに帰るか」
本当はこの頼りない後輩を早く休ませてやりたかった。
だが、ライダーシステムに生じた絶対にあり得る筈がない
システムエラーの原因を究明しなければならない。そう考えた
矢先、不安そうな表情を覗かせながら、橘さんが話しかけてきた。
「桐生さん、あの...」
「もし、俺がギャレンのシステムに拒絶されたら、その時
俺は...一体どうすればいいんですか?」
「....」
「やっぱり、俺も覚悟を決めなきゃいけない所にまで来て
いるんですよね?腹を括らないといけないんですよね?」
俺は、何も橘に答えてやることが出来なかった。
「ハハッ、そう、ですよね。誰も答えられる筈がない」
「橘済まない。だけど俺は」
何とかして俺は橘を勇気づけてやりたかった。自信を
つけさせてやりたかった。しかし、今自分の身に降り
かかってきた状況を受け止めるには、まだ橘は余りにも
純粋すぎた。
「答えてくれよ!アンタ俺の先輩だろッ!」
胸ぐらをつかみあげた橘はそのまま俺をぶん殴り、
路肩に止まったレッドランバスに乗り込み、橘さんはBORADへ
帰っていった。
「今日は、疲れた」
橘の一撃で気を失うことが出来たらどれだけ楽だったろう?
俺は意識を失ったユニをバイクに乗せ、橘さんの後を追った。
「ふっふっふっ、そうか、ようやく計画が軌道に乗ったか」
その男は一人、何もない部屋に立っていた。
「解放されたアンデット、異次元を超えてやってきた、
55枚目のイレギュラー。そして限りなく神に近い存在」
「これもお前の手の上なのか?なあ、統制者よ?」
部屋の中央に辿り着いた男は、呟くように何もないはずの
虚空を一撫でした。暗闇に紛れて視ることは殆ど不可能に
近かったが、彼が撫でた物体は確かにそこにあった。
名も無きその存在は、人の作り出した石碑の形状によく
似ていた。滑らかにねじれたその石碑の名はモノリス。
かつて、一万年前に地球上のありとあらゆる生物の祖たる
アンデットによるバトルファイトを繰り広げさせた、まさに
森羅万象を創造した神そのものだった。
「そろそろ伊坂に動いてもらうとするか...」
口元を歪めて嗤う男の表情は、子供の様に純粋だった。
「失礼します。桐生です」
アンデットを倒した翌日、私は昨日の桐生さんと橘さんと
一緒に、この機関の所長に話を聞く為、所長室を訪れてた。
「うむ、入り給え」
入室を許可する男の声と共に、橘さんはドアを開けた。
「君が昨日、桐生と橘さんを助けてくれたんだね」
「はい、そうです」
手短に目の前にいる男に返事をした私は注意深く部屋の
中を見回そうとした。だがそうする前に立派なデスクに
腰かけていた男が立ち上がった。
「私は烏丸啓。このBORADという機関で所長を務めている」
単純かつ明確な自己紹介を済ませた烏丸所長は、予め
用意した椅子に全員座るように促した。一礼しながら
私達は烏丸所長が話し出すのを待った。
「さて、ユニ君。色々と聞きたいことがあるだろうが、
その前に幾つか私の方でも把握したいことがある。
本題に入る前の軽いやり取りだ。気軽に話してくれ」
こう言う会話の入り方をする時の人間は、大抵自分が
切り出す本題よりも重要な情報。つまり対象者の情報を
引き出し、信用するに値するかどうかを検分するタイプが
一番多いとお姉ちゃんが言っていた。逆に言えば、てっとり
早く信用を勝ち得ることが出来るまたとない最高の機会が
転がり込んだと言える。
今まで私が見てきた悪い奴と、この烏丸という男を自分の
経験に照らし合わせ観察してみたら、朗らかな口調で話す割
には、その眼はまるで猛禽類が獲物を狙うようなそんな
視線だった。
そんな視線を向けられているということ、即ち、私に
とってもこのBORADという組織は有用な情報があるという
ことに他ならない。
烏丸の誘導尋問と、自分が女神候補生であるという二つの
ことは決して漏らさないと決心した私は気を引き締め、
烏丸所長の質問にありのままを話すことを決めた。
「分かりました。いつでもどうぞ」
私の一言と共に、烏丸所長の質問が始まった。
「では、いくつか君の事に関して質問をさせてもらう」
そう切り出した私は目の前にいるユニという少女の
処遇を決める為の質問を始めた。
「まず一つ目の質問だ。家族は何人だ?」
「お姉ちゃんが一人。親は知らない」
「二つ目の質問だ。君はどこで生まれ育った?」
「物心ついたときからずっとラスティションよ」
「ラスティションという国はこの星のどこにあるのかね?」
「それは教えることができない」
「三つ目の質問だ。君の育った国には、君が昨日倒した
ような魔物のような存在がうじゃうじゃいるのかい?」
「具体的な数は把握していないけど、確かにいるわ」
「そいつ等は人を襲う習性があるのかな?」
「人は襲わないけど、時々山麓付近の村や下水道、海の
中に潜んでいて悪さをするわ」
いくつか質問を重ねていくうちに、目の前の少女は
とても聡明であることが分かった。冷静な受け答えも
さることながら、聞かれたくないことを断言することで
質問の流れと自分の大切な情報を確実に守ろうとする
姿勢が見受けられる。
初対面の信用が出来るかどうかではない男に対し、
冷静を失う事がないのもさることながら、隙あらば
主導権を完全に奪い去ろうとするその貪欲さ。
それを踏まえた上で、私はユニを信用することにした。
「四つ目の質問だ。君はどうしてこの国に来たんだ?」
「それは...」
今まで冷静さを保っていた彼女の顔が、ここにきて
崩れ始めた。ここが引き時と感じた私は最後に一つだけ
彼女に質問を投げた。
「五つ目の質問。今の君の姿はとてもかわいい黒髪の赤い目
をした女の子だ。だが、昨日の君は黒い服をまとい、髪の色は
白いツインドリル、その上、目の色は緑色に変化している。
一体それはどうしてかな?」
「その質問に答えるのは拒否します」
ぴしゃりと跳ね除けるようにして、これ以上質問には答えない
という明確な意思表示を示した彼女は唇を分かりやすい程に
真一文字に引き結び、だんまりを決め込んだ。
橘がユニを睨んでいるのが気になったが、別にいいだろう。
この身元の分からないユニという少女は、上手く自分の持つ
秘密を隠しおおせたと思っているだろうが、彼女の地の性格が
かなり血気盛んで、かつ素直に自分の気持ちを伝えるのが苦手
だということが、今の一連の流れで分かった私はこれ以上
彼女の機嫌を損ねる前に質問を終わることにした。
「うん。私が聞きたいことは以上だ。答えてくれてありがとう」
「どういたしまして。ところでお手洗いってどこでしたっけ?」
もうこれ以上追及されないとわかったのか、ユニは緊張を
解き、リラックスした表情を浮かべながら私に言葉を返した。
「橘、案内してやれ」
私は橘にユニをトイレに連れて行くように命じた。
「行くぞ、ユニ」
短く告げた橘は一礼してユニと共に部屋を出て行った。
「所長、あのユニという女の子に本当に全部話すんですか」
滅多な事では動じない桐生が困惑した表情を私に向ける。
「桐生。君も彼女の眼差しを見ただろう?彼女は質問の間、
私の顔ではなく、目の動きを見ていたのだよ。並みの
精神力の持ち主じゃないとあんな芸当を自分の父親より
年上の大人相手にできはしない」
「確かにそうですが、彼女をすぐにでも実戦に投入する
のは流石に無理があります。それに橘のこともあります。
アイツのメンタルは今、非常に不安定な状態です。下手に
刺激するのはやめて下さいね」
「分かっている。彼も君もかけがえのない仲間だからな」
短いやり取りが終わったその二分後、私の部屋に橘達が
戻ってきたのを見計らい、私は彼女にBORADの全てを
話しはじめた
「まず始めに私達が何者かということを話さなければいけ
ないな。ユニ君、例の物は持ってきたかね?」
「ギャレンバックルならここにあります」
私と橘さんが戻ってきたのを見計らった所長と桐生
さんは、部屋のカーテンを閉めた後、プロジェクターを
下ろし、ノートパソコンのデータを表示させた。
データを完全に整理し終えた烏丸所長はゆっくりと私の
顔を見ながらBORADについて話しはじめた。
「まず、私達はBORADという機関、分かりやすく言えば人間の
成り立ちや生物の進化について調査、研究する会社の職員だ」
ふぅん、そうなんだ。
確かにラスティションでも地質学や人類学等について研究する
機関が国営でいくつかあったし、私が飛ばされたこの世界にも
そういう機関があるのは当然よね。
納得した私は次の説明を待つことにした。
「人というのは不思議な生物でね。同じ仕組みの身体という
筺体を持っているのに、生まれつき特異な能力を持っている、
他とは異なった、そういう人間がごまんと存在するんだよ」
「一目見たものを瞬時に記憶する人間。1㎞離れた場所の
音を正確に聞き取ることが出来る人間。有機体である人間
にもかかわらず、体内に無機物を精製できる人間。そういう
『あり得たかもしれない進化の過程』を探るために作られた
のが、かつてのBOARDだったんだ」
確かに烏丸所長の言っていることは非常に理に叶っており、
ここが胡散臭い非合法なバイオテクノロジー研究所ではなく、
この組織の所長が、設立当初の組織の理念をきちんと覚えて
いることから、この機関は組織としてはとてもクリーンだと
いうことが分かった。
「ここまで何か質問はあるかな?」
部屋に備え付けてある冷蔵庫から、コーラの入ったペット
ボトルを人数分取り出した所長は、それを私達に手渡し、
自分はミネラルウォーターを飲みはじめた。
「じゃあ、一つだけいいですか?」
パチパチと口の中で弾けるコーラが私の喉を潤していくのを
感じた私は一つだけ質問をしようという気になった。
「なんだね?」
「この機関の創始者の人って偉いんですか?えーっと、その
大金持ちとか、後はその有名人とか?」
これだけの規模の機関であれば、国や企業からの依頼を
こなすだけでも、かなりの額のお金が動く。けど、長い
スパンで見れば、収支が合わず借金に塗れているのが
研究所の現状と言える。しかも、正体不明の怪物達を
人間の武器にすることが出来るシステムを実用化するの
だって、莫大な額のお金が注ぎ込まれたはずだ。
そんな限りなく酔狂に近いことが出来るのはきっと
歴史上の偉人や七賢人のような恐ろしく頭が切れる
犯罪者のどちらかなんだろう。
先程の穏やかな表情から一変した険しい表情を浮かべた
烏丸所長は、慎重に言葉を選びながら教えてくれた。
「そうだな。天王寺コンツェルン総帥、天王寺博史という
人物がこのBORADの創始者だ。日本でもかなり有名な
人なんだ。たまに視察でここに来る」
まるで爆発寸前の爆弾を警戒しながら解体する口調で
烏丸所長は私の質問に答えてくれた。
意味の分からない怪物と何度も戦っている桐生さんと橘さん。
人の上に立ち、その命と暮らしを守る義務を帯びた女神と
その眷属とは異なる、それも単なる一般人が、命の危機に
晒されながらも、戦いから生還し、ここから逃げ出さない
のもきっとここにいる烏丸所長の仁徳のなせる業なんだろう。
だけど、その所長が名前を口にするだけで恐怖の表情を
浮かべさせる天王寺という男は、はっきり言ってかなり異常だ。
もしかしたらあの七賢人達より遥かに危険な存在かもしれない。
「用心しなきゃね」
「何か言ったかね?」
「あ、いえ。ありがとうございました」
質問に答えてくれたことへのお礼を述べた私は、いよいよ
本題を切り出そうと身構えた。
「さて、ユニ君にもこの機関の簡単な概略が分かったこと
だろうから、いよいよ本題の方に移るとするか。心の
準備は出来たかね」
「大丈夫です。問題ありません」
「よろしい。それでは桐生君、パソコンの操作を頼む」
隣に座る桐生さんが立ち上がり、説明の為にパソコンを
開き、私の為に説明を始めてくれた。
「まず昨日、君が倒した怪物の正体から説明するとしよう。
奴らの名前はアンデット。その名の通り死なない怪物だ」
俺はアンデットに関する調査をまとめたデータを、プロ
ジェクターに映し出したものを指し示しながらユニに
説明を始めた。
「先程、烏丸所長がBORADの成り立ちについての簡単な説明
は聞いたな?」
「はい。でもどうしてそれがアンデットと関係あるんですか?」
「我々の追い求めてきた答えが奴らなんだ」
分かりやすく説明するよりも、彼女が求める質問の答えの
本質をストレートに伝えた俺は、次の説明を始めた。
「物事には何事も始まりがある。人間、動物、植物。それらは
星が生まれ、酸素や水とともに原始的な姿で生まれた」
「シダ植物とか三葉虫なんかのそういった太古の生き物ですか?」
「そうだ。それらは我々が知りうる限りでは、宇宙から降り
注いだ隕石の衝突の余波や火山の大噴火、氷河期などで
人以前の原初の姿をした生物は絶滅、その後、その種族に
代わるまた新たな種族が生まれた。その度に生物達は繁栄と
増殖のサイクルを今日に至るまで繰り返してきた」
何の疑問を持たず、ユニは真剣に俺の話に耳を傾けている。
「そして数年前、あるものをBORADは発見する」
資料の中から該当する複数枚の写真をクローズアップし、
ユニに見せる。
「まず一枚目の写真だが、これはモノリスと呼ばれる石碑を
模した地球外の存在だ」
「これは...」
一枚目の写真に映し出された物体を見たユニが、驚きのあまり
息を飲み、固まったのを俺は見逃さなかった。
「あの怪物たちが出てきたゲートじゃない...」
聞き取れないほど小さな声だったが、確かに彼女がそう
呟いたのを俺は聞き逃さなかった。
「この石碑は今どこにあるんですか?」
先程の冷静な態度はどこへ行ったのやら、ユニは勢いよく
俺に質問した。
「済まない。この石碑がどこにあるのかは俺も烏丸所長も
知らないんだ。消えたんだよ。二年前のアンデットが解放
された事故の後に」
俺がまだBORADに入って間もない頃、烏丸所長の他にモノリス
の内容を解析と研究を行っていた広瀬義人と言う男がいた。
彼は烏丸所長と協力して、モノリスに記された碑文の謎を
解き明かし、遥か太古に起きたバトルファイトという現象
とアンデットの存在を見つけ出した人だった。
あの不幸な事故が起きた日、彼は研究所にいた為に事故
に巻き込まれ、行方不明になってしまったのだ。
「さて、次はアンデットとライダーシステムの説明に移ろうと
思う。ユニ、ここまでの内容を理解しているか?」
「うん。大丈夫だよ」
その返事を聞き、ユニが話の内容を完璧に理解していると
判断した俺は、いよいよアンデットの事について話しはじめた。
「まず、アンデットの分類について話そうと思う。今からBORADが
封印していたアンデットを一覧にしたラウズカードの写真を
見せる。プロジェクターを見てくれ」
アンデットを四つのカテゴリーにそれぞれ当てはめた画像を
俺は見せた。
「アンデットには上級アンデットと下級アンデット。そして
例外的な存在であるジョーカーアンデットの三種類がいる。
ちなみに、昨日君の倒したアンデットは上級アンデットだ」
「上級とか下級とかにタイプが分かれてるけど、何か意味が
あるんですか?」
「そうだ。端的に言えばカードのカテゴリーが上がるにつれ、
アンデットは強くなり、その中でも破格の強さを誇るのが、
カテゴリーKと呼ばれる四体の上級アンデット達だ。
そしてこの四体を遥かに凌駕する存在がジョーカーだ」
俺はアンデットについてまとめられた報告書の中から、
アンデットのカテゴリー別の能力についてまとめられた
一覧表を表示した。
カテゴリーA:ライダーシステムに組み込む事で、システム
装着者を仮面ライダーへと変身させる。
カテゴリー2:ラウザーを用いた直接攻撃の強化
カテゴリー3:パンチ系攻撃力の強化
カテゴリー4:突進力・浮遊力などを付加して間接的に攻撃を強化
カテゴリー5:キック系攻撃力の強化
カテゴリー6:雷や炎といった、自然界にある原始的な現象を発動
カテゴリー7:金属、有機物などの「物質」の特性を技に付随
カテゴリー8:敵の動きを制限・抑制
カテゴリー9:高速移動や回復、煙幕噴射などといった戦闘力の補助
カテゴリー10:封印されたアンデッドの解放や時間停止を司る
超特殊能力。
カテゴリーJ:ライダーと融合し、その力を行使出来る
カテゴリーQ:上級アンデットのライダーシステムとの融合促進
カテゴリーK:融合したライダーに何らかの進化を齎す。
「さっきユニが疑問に思った上級アンデットと下級アンデットの
違いというのは、上級アンデッドは他のアンデッドよりも
強大な力と高い知能を兼ね備えており、さらにその外見を
人間の姿に変身させることが可能であるという点だ」
「例えば、人間や自分たちよりカテゴリーの低いアンデッドを
マインドコントロールして操ることができたり、人間の姿でも
バリアを張るなどの特殊能力を使用できる。彼らは解放されて
から短期間で人間の言葉をマスターし、変身により怪しまれる
ことなく人間社会に潜伏している」
「そんな、じゃあどうやって見分ければいいのよ」
びっくりしたような表情を見せたユニのその仕草が、
少し滑稽に見えた為、思わず吹き出しそうになってしまった。
何とかこらえた俺は説明を続けた。
「カテゴリーJ、Q、Kの上級アンデット達は、人間とあまり
にもその外見が似ているため一瞥して見分けることは不可能
限りなく近い。だが、彼等の血液の色は緑色であるという
ことから見分けることが可能だ」
「一般的なアンデッドとの外見上の違いは、アンデッドバックル、
つまりアンデットのカテゴリーを現す象徴が、黒ではなく金色で
バックルにあるウロボロスのエンブレムが骨化していることだ」
「なるほど。う~ん、じゃあカテゴリーAは上級アンデットの
中だとどれくらい強いんですか?」
「それは何とも言えないが、恐らくカテゴリーK以外の上級
アンデットと戦えば、いや下手をすればカテゴリーKすら
圧倒する力を秘めているのは間違いない。とだけ言っておこう」
先程から微動だにしない橘さんが気がかりだったが、それは
後回しにしておこう。
「アンデットについての説明は以上だ。後はライダーシステム
についての説明を再び烏丸所長にしてもらう。何か質問は
あるか?」
「さっきの説明で全部わかったわ」
その言い方が高慢に聞こえた俺は少しカチンときた。
「ほう、じゃあ今の説明を簡潔にまとめてみろ」
今時の生意気そうなガキが、数十分にもわたるアンデットの
説明を完全に理解し、それを説明できるとは到底思えなかった。
だが、このユニという少女は俺の一言を聞いて、動じることも
なく、逆にスラスラと内容を話しはじめた。
「上級アンデットはJ,Q,Kに分類され、それぞれ個体別の
特殊能力を持っている。そしてカテゴリーAを除く2~10の
カテゴリーのカードが下級アンデットと呼称される存在である」
「そしてこの13体のアンデットを一纏めにした四組のスートが
あって、それぞれダイヤ、クラブ、スペード、ハートに呼応した
アンデットをライダー達が封印できるようになっている」
「システム上のイレギュラーやジョーカーや上級アンデットに
カードやライダーシステムを壊されない限り、ライダーシステムは
半永久的に稼働することが出来る。これでどうですか?」
不覚にも俺はこの少女に対し、驚きを禁じえなかった。
「凄いな。初めて聞いた説明をここまで簡単に、そこまで
分かりやすくまとめるなんて」
「ふふん。こんなの出来て当然よ」
俺の鼻を明かしたことが、そんなに嬉しかったのだろうか?
整った顔に満面の笑みを浮かべ、得意げに胸を張っている
ユニは目をキラキラと輝かせている。
「そうか、それじゃあ橘。あれ?」
いつの間にか橘の姿がどこにもないことに気が付いた俺に
烏丸所長の冷ややかな声が浴びせられた。
「桐生君、そうしているのも結構なんだがね。橘君は君達が
いちゃつき始めたつい先程、伊坂君に呼ばれて地下実験棟へ
向かったようだ」
「私達は後から行くが、君にも立ち会って貰わなければ
ならない実験がある。その準備を手伝ってきたまえ」
「分かりました」
烏丸所長の咎める様な視線と共に俺は部屋を後にした。
「おや、橘じゃないか?そんなに怒ったお前を見るのは
珍しいな。何かあったのか?」
「どうもこうもありませんよ!なんだっていうんだ!ドイツも
コイツも得体の知れない小娘を信用しやがって!ふざけるな」
鼻息荒くドアをけり破るようにして入ってきた橘朔也は完全に
怒りに我を忘れていた。
「もしかして昨日の小娘の事か?」
私は伊坂という人間に変装して、このBORADへと自分の目的を
実現させる為、潜入している。そして私の計画の第一歩として
手に入れたい駒がもうすぐ手に入る予感がした。
そう、目の前にいるこの直情的な男だ。
「そうですよ!桐生さんも烏丸所長もよりによって得体の
知れないあんな小娘を何故庇うんだ?!」
天王寺が意図的にモノリスと交信し、数年前引き起こした
アンデット解放事件の後、私はこのバトルファイトのシステム
が完全に歪められたことを知り愕然とした。幸か不幸か上級
アンデットだった私は、解放されてから短期間で人間の言葉を
マスターし、ずっと機を窺っていた。
「確かギャレンの適合者はお前だったのに、その少女は
いきなりギャレンへと変身したそうだな」
「...」
橘の沈痛な面持ちが全てを語っていた。
「ライダーシステムは、少なくとも私が開発したレンゲルと
比較すればギャレンのシステムは性能が安定していて、万に
一つの過ちが起きるはずがない。にも拘らずその少女が
ギャレンへ変身できた理由。聞きたくはないか?」
「何か分かったんですか?!教えて下さい、お願いします」
人間という生き物は本当に愚鈍で浅薄だ。自らの願望や
嘘がいつの間にか自身を醜く変貌させていることに何故
気が付かないのだろう?ましてや、この男はなまじ集団
正義を良しとし、それが自らの正義とおめでたい勘違いを
している。だからこそこういう人間に私の能力は抜群の
効果を誇るのだ。
「いいだろう。ただし、この情報を教えるのと引き換えに、
お前は私の忠実な手駒として、動いてもらおう!」
やっと自分にまともに取り合ってくれた伊坂に対して
感謝の言葉を述べようとしたまさにその瞬間、橘は
私のマインドコントロールの支配下に完全に入った。
「はい。俺に出来る事なら何でもやります」
こうして私はこの歪められたバトルファイトを勝ち抜く
為の切り札を手に入れることが出来た。
「橘、いるのか?」
どうやら今の所、私はツイているようだ。
あの後、私は烏丸所長にこれからの衣食住についての説明を
受け、仮の住居が宛がわれるまでこのBORADで寝泊まり
することが決まった。一応、この世界で活動するのに
必要な拠点と、後はお金を確保することが出来た私は
ようやく一息つくことが出来そうだと安心した。
『にわかには信じがたかったが、君の事を私は信用する
ことにした。ラスティションという、えー、そのなんだ
国の女神とかいう存在というのを受け入れるのは、まだ
時間がかかりそうだが、一応できるだけ君の生活を
バックアップしてみよう』
まぁ、話が上手くいきすぎている節がかなりあったけど、
それでもここまでこぎつけることが出来ただけで、
今は良しとしよう。
「伊坂だ。よろしくな、可愛いお嬢さん」
親愛の表情を浮かべ、握手を求めた伊坂という男性の手を
握りしめた私は言葉に出来ない違和感を覚えた。
「伊坂君はギャレンのシステムを元にレンゲルのシステムを
作り出した優秀な科学者だ。今回は彼の主導の元、ある
実験を執り行いたいと思う」
そう告げた烏丸所長は再び部屋から出ていった。それを
見計らったかのように伊坂は私達についてくるように
指図した。
「三人とも付いて来てくれたまえ」
言葉通り私達3人は伊坂に誘われるまま地下実験場へと
連れて行かれた。
「うむ、全員来たようだな」
200㎡の広さを誇るライダーシステムの地下実験場
には既にいくつかの装備が配置されていた。
「まずは、君達に見てもらいたい物がある。これだ」
小さな机の上に置かれた布を掛けられた物体から布を
引きはがすと、そこにはギャレンバックルよりも原始的な
デザインのバックルが置かれていた。
「これはカリスラウザーと言い、君達三人がライダーに変身
する為に使うラウザーシステムのオリジナルの存在だ」
「これが、カリスラウザー...」
烏丸所長に手渡されたカリスラウザーを恍惚の表情を
浮かべて見入っている橘さん。隣にいる桐生さんに
小突かれてもなお、カリスラウザーから手を離さない
その様子は流石に不気味だった。
「あの~、橘さん?」
ギャレンバックルをおずおずと差し出した私は、昨日の
事を思い出していた。アンデットを倒したのはいいけど
有頂天になり過ぎて、橘さんを虚仮にしたことが今に
なって、それが彼のプライドを著しく傷つけたのでは
ないのかと思ったからだった。
「ああ、済まないな。ほら、カリスラウザーだ」
ぎこちない表情を浮かべながらも、懸命に微笑もうと
するその態度に、私はやはり昨日自分がしたことは
間違っていたと確信した。
「あ、あの、その,,,」
「何だよ?何か言いたいのか?」
口調こそ突き放すような感じだったが、それに反して
橘さんの表情はとてもリラックスしていた。謝るなら
ここしかないと判断した私は素直に謝ることにした。
「昨日は失礼な態度を取っちゃってゴメンなさい!
これはお返しします。許して下さい」
何も言わず、静かにギャレンバックルを手に取った
橘さんは、静かな表情で私を見つめた。
「いや、昨日は色々な事があり過ぎて俺も動揺してたんだ。
心の整理がつかずについ取り乱してしまった。謝るのは
俺の方だ。昨日は悪かった」
私が差し出されたラウザーを両手で受け取ろうとしたら、
さりげなく、しっかりと私の両手にカリスラウザーを
握らせ、その上から自分の両手を握ってきた。
「何かあったら俺に言ってくれ、出来るだけ教えられる
ことは教えるようにするから」
どう反応を返したらいいのか分からない私は、受け
取ったカリスラウザーを桐生さんにそのまま丸投げ
してしまった。
「素直な若者を見ると心が晴れ晴れとするな。伊坂君」
「ハハハ。そうですね。いいことです」
ニヤニヤ笑いながら残りの三人が私と橘さんを見ている。
「べ、別に何にもやましいことなんかないんだからね!私は
悪いと思ったことをただそのままにしていたくなかった
だけなんだからね!本当よ!」
「分かってるさ。なぁ、橘」
「そういうことにしておきましょうか」
照れながら、まいったな。と言った橘さんの表情が
心なしかかっこよく見えたのは気のせいだったかな。
そんな私の心の内を知らずしてか、伊坂さんは次の
話へと話題を移した。
「さて、ユニ君。君は烏丸所長からどこまで話を聞いた?」
「BOARDの成り立ちとアンデットの事についてです」
「そうか、ではライダーシステムについては何も聞いて
いないんだな?」
「伊坂さんが話してくれると所長がおっしゃってました」
桐生さんが手渡したカリスラウザーを受け取り、それを
いじりながら、伊坂さんは徐に口を開いた。
「さて、今から私が話すのはライダーシステムのルーツだ。
一度しか話さないから覚えておけよ」
そういった伊坂さんは遠い目をしながら話を始めた。
――BOARDは「ヒトが地球を制した背景には、進化論では
説明できない理由が存在する」との仮定に立ち、その理由を
究明する為に作られた機関であることは既に知っているな。
彼らは探求の末、不死の生命体を発見し、これらが様々な
生物の祖であるとした。そう“アンデッド”と名付けられた
君が昨日倒したバケモノだ。そいつ等はモノリスと共に
ラウズカードに封印され、BORADはそれを厳重に管理していた。
――数年前、アンデッドの大半の封印が解かれ、人間を襲い
始めた。理由は分からない。だが封印は解かれ、それを解決
できる唯一の糸口であるモノリスはどこかへ消えて行って
しまった。そいつ等はこの地球に生きる全ての生物の祖先
であり、また不死身の存在だ。殺すこともできず、かと
いって人間の武器では止められないほどの強さを持った
彼等はある一万年前の出来事によって封印されていた。
「一万年前の出来事?」
――そうだ。1万年前、53体のアンデッドによる自らの種の繁栄を
かけて行われたバトルロイヤル。このバトルファイトは“統制者”と
呼ばれる存在に管理されており、アンデッド同士の戦いで敗れた結果、
戦闘不能になったアンデッドは、モノリスの力によってカードに封印
されていき、封印されることなく残っていた最後のアンデッドが
勝者となる。勝者となったアンデッドには、“統制者”から地球の
全生命を自分の望むがままに変革できる“万能の力”が与えられ、
その後の世界を自分の思い通りのものにできる。
一方、バトルファイトにおいていかなる生物の始祖でもない
ジョーカーが勝者となった場合は、地球上の全生物が死滅、
いわば地球上の生命がリセットされることとなる。前回のバトル
ファイトでは、最終的にヒトの始祖たる不死生物・ヒューマン
アンデッドが優勝し、あらゆる動植物が暮らす現代の世界が
もたらされた。
――我々が使用しているライダーシステムはジョーカーの
特性、あらゆるアンデットを封印し、その能力を得ることが
出来る反則の力を模したものだ。アンデット達が解放された後、
モノリスと同時に発掘されたカリスラウザーの解析を進め、
我々はライダーシステムの開発に成功した。ラウズカードは
その最たる例であり、モノリスがアンデット同士の戦いに敗れた
アンデットを封印する以外の方法で唯一、アンデットを
封印できるのだ。
「ということは、ライダー=ジョーカーもどきってこと」
「厳密に言えばそうでもないが、そんな存在に近いだろう」
――さて、アンデットを封印できるラウズカードには二通りある。
一つはプロパーブランク。もう一つはコモンブランクと呼ばれ、
我々が作り出したカードだ。前者は4種のスートに分かれ、各々
A - Kの13枚が存在する。アンデッドが封印される前のカードを
プロパーブランク、封印後をプライムベスタという。
プロパーブランクは、封印されるべきアンデッドと対峙すると
発光し、相手がどのカテゴリーなのかを知ることができる。
また、ラウザーとプライムベスタのスートが異なる場合も、
プライムベスタの効果は発揮される。つまりライダーの
攻撃はそのままアンデットに通用するということだ。
――またプロパーブランクと異なりスートやカテゴリーの
決まっていないカードであり、アンデッドが封印される前の
カードを"コモンブランク"、アンデッドが封印されたものを
"ワイルドベスタ"と呼ぶ。これは手持ちのプロパーブランクと
スート・カテゴリーが適合しないアンデッドを封印するような
場合に用いられる。君がギャレンでマンティスアンデットを
倒したのがまさにそれだよ。これは封印できるアンデッドが
予め決められているプロパーブランクとは異なり、スートや
カテゴリーを問わずにアンデッドを封印できる便利なカード
ではあるが、アンデッドを封印したワイルドベスタは
「封印されているアンデッドと対応するスートを持つラウザー
でしか使えない」という点でプライムベスタに劣る。
だが、こいつを封印されているアンデッドと対応するスートを
持つラウザーに一度近づけたり通したりすることでカードに
スートが加わり、ワイルドベスタからプライムベスタへと変化
させることができる。
「なるほど、でもそれじゃ、さっき聞いた上級アンデットは
使い道がまるで無い様に聞こえるんだけど?」
――ジョーカーアンデットはそのジョーカーラウザーを用い
アンデットの力を手に入れ行使した。しかし、そのシステム
のメカニズムは未だに解析されていないのが現状だ。
――BORADの最終目的は、封印を解かれたアンデットを全て
回収し、誰の眼にもつかない場所にアンデットを封印する
ことだ。アンデットが何者かの手によって解放されたため、
バトルファイトが再開されてしまっている。人に危害を
加えるのは言うに及ばず、もしもジョーカーがアンデットを
封印し続け、最後の一体になってしまったら、人類は
滅亡する。それだけは絶対に回避しなければならない。
――大分長くなってしまったが、これがBORADの全てだ。
分かってくれたかね?
長い話が終わり、伊坂さんは伸びをして一息ついた。
「正直な話、びっくりしましたね」
橘さんがポツリポツリと話しはじめた。
「BOARDに入ってからあまり詳しいことは聞かされて
いなかったので、凄く納得しました」
「私もそう思います。人間の祖先がまさかアンデット
として一万年前のバトルファイトに参加していたなんて
思いもよりませんでしたよ」
桐生さんもしきりに頷きながら橘さんの意見に相槌を
打っていた。
「うむ、ではみんなの意見がまとまった所で今日一番の
最大の実験を行うことにしよう」
そして私達はこの実験の後に、いよいよ本格的に
アンデット達とのバトルファイトへの渦中に飛び込んで
いく事になるのだった。
一話書くごとの時間を計ってみると、およそ五時間くらいかかることがわかりました。
この調子でペースを上げて、最終的には3時間で一万字くらい書いてそれを50話程度に
収めたいと思います。
さて、ここから次回予告になります。
ユニちゃんへの不満とギャレンを奪われそうになった橘さんは、伊坂に洗脳され、徐々に
伊坂の操り人形へとなりかけてしまいます。しかし、烏丸所長と桐生さんの提案により
昨日封印したハートのカテゴリーAとカリスラウザーに適合するかどうかのテストを
受けます。様々な思惑が交差する中、ついにアンデット達がその姿を現し、人々を
襲い始めます。はたして三人はどのように動くのでしょうか?
次回、CHARIS
それではまた来週お会いしましょう。