ハイスクールDxD〜黒の堕天使と炎氷(えんひょう)の弱騎士   作:シュオウ・麗翅

1 / 12
今作ではレイナーレがツッコミ担当になってます。

4月20日、修正


堕天使との出会い

駒王町のとある学校。元々は女子校だった私立駒王学園は共学になり、男女比は女子の方が多いものの、男子の入学が増えてきたという。

 

さらにその学校には有名人がいるという。

 

まずは学園のアイドルみたいな存在である駒王学園二大お姉様。

 

1人はリアス・グレモリー。真っ赤に燃え盛るような長い髪と美しい外見、抜群のプロポーションといった風貌で学園の憧れの的である。

 

もう1人は姫島朱乃。リアスに負けず劣らずのプロポーションと大和撫子といった風貌。どちらも……特に女子生徒達の間では憧れの的である。中にはファンクラブが密かにあるくらいに。

 

次に、悪い意味で有名な通称変態3人組である。

 

3人はいつも集まってはAVの話だのおっぱいだのなんの恥ずかしげもなく公共の……しかも人がいようとお構い無しにエロの方面の話を友達とだべるくらいの声量で盛り上がって話すのだ。

覗きを何度もやって、何度も懲らしめても降参する様子はなく、しかも以前よりも燃えているといった訳が分からない方向でぶっとんでいる。

 

曰く、生徒は女子を見てスリーサイズが分かる。

 

曰く、完璧な女子のパンチラを写真に収める。

 

曰く、いつでもどこでもおっぱいを連呼している。

 

悪い意味で有名な3人組は今日も女子生徒から報復を食らっている。

 

 

そしてもう1人。学園のムードメーカーと呼ばれている今作の主人公である竜胆飛斗(リンドウアスト)。

 

桜色の髪を長く伸ばしてすやすやと机に伏して気持ちよく眠っている。

ヨダレを垂らして「むにゃむにゃ……ディンには……まだ新機能が……」と寝言を言っているほどだ。

 

顔の見た目は成長途中の女の子のようだが……彼は男である。

今の飛斗の雰囲気や顔を見てもどう見ても女にしか見えない。

男子生徒の制服を着ているが、彼が着ていると【女子が無理して男子の制服着てます】といった感じだ。

 

この風景がいつもの流れである。

今日も学園で日常を過ごしているのだ。

 

 

 

ところ変わって、ボロボロの廃教会。そこには4人の堕天使が住んでいた。

 

トレンチコートと帽子を見に纏った紳士風の男はドーナシーク。決してドーナツでは無い。

なかなか渋い見た目をしており、不敵な笑みを浮かべている。

 

ゴスロリ風の服を着た金髪ツインテールの少女はミッテルト。小悪魔的な笑みを浮かべているいたずらっ子のような見た目の堕天使だ。

 

ボディコンスーツを身にまとった青髪の女はカラワーナ。妖艶な雰囲気を醸し出しているいちばん身長の高い堕天使。

 

そして最後に、この中でいちばん露出が高いボンテージを身にまとっているのはレイナーレ。4人のリーダー格である堕天使だ。

 

 

「じゃあこれから出かけるわね。」

 

レイナーレが3人に言って教会から出る。

 

「レイナーレ姉様……気をつけるっス。」

 

3人の言葉を代弁するようにミッテルトが言った。心配そうな目でレイナーレを見ている。

 

「ええ。全てはあの計画のために……。」

 

そう言ってレイナーレは駒王町へ向かった。

計画のため、神器を持った人間を殺す任務のため

 

 

 

 

 

「あ〜う〜……。学校も終わったぁ〜!!」

 

飛斗は大きく背伸びをして身体を伸ばす。正直、授業は退屈だった。

話は聞いて、ノートにとるものの、それだけだ。

早めに終わらせては暇になり、合間を見つけて落書きをする。今回はペンギンさんをノートの端っこに書いた。

 

「さ〜て……かえろ☆」

 

バッグを持って校門へ向かう。

明日は土曜日。学校も休み!!ゴロゴロして好きなアニメを見て過ごすぞー!!と、八重歯を見せてニコニコしながら帰る。

 

「はぇ〜。……あり?……あの人、ここの生徒なのかな?」

 

駒王学園の生徒が着る制服ではないが、ここの校門の前で待っている女の人。

服越しがらでもわかるようなスタイルの良さ。モデル家業でもしていると言ったらすぐに納得出来そうなものだ。

 

「う〜ん……難しいことはわかんないや☆早く帰ってロボットゲームやるぞ〜☆」

 

おー!!と言った感じでニコニコしながら帰る飛斗。自分じゃなくて別の人を待っているだろうと考え、その場を離れようとする。

この学園の人を待っているのならば確率は数百分の一、自分が当たる確率は相当低いものだ。

飛斗の中には目の前の美少女よりもメカが好きだ。ゲームが好きだ。獣が好きだ。

何度もファンタジー物語の生物やSFのメカを想像しては子どものようにはしゃぐ男だ。

 

ちなみに彼の好みの女の子は一誠達に聞かれた時こう答えた。

 

『う〜ん……片目隠れでツリ目で高身長の女の人かなぁ……。クールでかっこいい系ならなおよし☆』

 

だそうだ。

答えてそんな話で盛り上がろうとした時にクラスメイトの女子に手を引っ張られて席に戻された。

『あ〜れ〜』とふざけたようなノリのいいような声を出しながら。

 

校門を通過してそのまま帰ろうとすると、腕を掴まれたような感じがした。

 

「あれ?前に進まないや」

 

しかしこの男、理性が蒸発していると言われるほどバカなのである。

成績は学年半分よりもちょっと上のくらいなのだが、如何せんどこか脳筋な部分がある。

例えば、歩いてる時にバッグが引っかかると確認してほどけばいいものを引っ張って解決しようとする。

コンビニで買った月見うどんについている生卵が割れなくて思いっきりやったら中身をぶちまける。

 

「あ……あれ……?前に進まないぞ〜?」

 

だから後方確認もせずに強行突破しようとする。本人にはそのつもりは無いが。

 

「ちょっ……!!なんなのこの人……!!見た目と違って力強すぎ……!!」

 

引っ張ってる本人の美少女も通り過ぎようとする飛斗の腕を引っ張るが、その力に押されてしまう。

下校中の生徒がこれを見て

 

「腕引っ張られてることに気づかないのかな?」 「傍から見ると百合だよな、アレ」

 

などといった声が聞こえる。もちろん、飛斗も美少女もその声を気にしている余裕は無く、両方とも無理やりやろうとする。

 

「り……竜胆飛斗さんですよね……!!」

 

疲れたような声で飛斗の名前を呼ぶ。

それを聞いた飛斗はぴたっと動きを止めて後方確認をする。

 

「……あり?ボク、今名前呼ばれた?」

 

こてんと、首を傾げる様は絵になるほど女の子に酷似している。

なるほど、これでは女と間違われるのも無理はないと、ひとり納得する。

 

「はぁ……はぁ……付き合ってる人とか……いますか……?」

 

先程のやり取りで息切れを起こしている美少女。その問いに飛斗は

 

「いや?ボクってば……ほら、魔法使い目指してるし☆」

 

ケロっと答えるのであった。

 

「ま……魔法使い……?」

 

「え?30まで童貞守り続けると魔法使いになれるって聞いたよ?……ファンタジーものの魔法なんてオトコノコのあこがれだよね〜☆」

 

あはは、と答える飛斗。目の前の見た目美少女の男が発言の意味がわからないが、すぐに平静を取り戻す。

 

「わ……わたし……天野夕麻と言います……!!貴方の事をずっと見てました……!!付き合ってください!!」

 

「え?付き合うって買い物に?それとも毎日味噌汁飲んでください的なアレ?」

 

いつも脳天気な彼とは思えないほどの戸惑いっぷりを見せる飛斗。

 

「後者の方です!!ど……どうですか……?」

 

飛斗は後者の方です!!と言われた際には顔をゆでダコのように赤らめた。

本人自体、告白されたこと自体が初めてだ。女子生徒からは同性のように扱われ、男子生徒からは異性のように扱われることが多い。

 

「え?いいよー」

 

何事も無かったかのように、スラスラと返事を返す飛斗に周りからの歓声が凄かった。

 

(ふん……男なんてこんなものね……すこし言葉を投げかけただけでコロッといっちゃう……てかアレ本当に男なの!?そこらの女子生徒よりも可愛いじゃない……!!)

 

飛斗はケロッとしているが、やはり自分の外見に自信があるのか、ふふんと心の中でドヤる。

内心、不愉快極まりなく歯軋りをする天野夕麻。生まれてくる性別を間違ってるという見た目。

若干ツリ目ながらもそれが負けるほどくりくりした幼い瞳。さらには童顔が可愛らしさに拍車をかけて男らしさなどは微塵もなく、いるのは見た目美少女の性別詐欺のオトコノコ。

ちなみに今夜は満月らしい。

 

 

「ねぇ、飛斗くん、今度の日曜日はヒマ?」

 

「え?ヒマ……なのかなぁ……」

 

う〜んと考える仕草をする飛斗。

ポンっと手を叩いてポケットからスマホを取り出す。

 

「うん、ヒマだね☆」

 

平常を取り戻したのか、ケロッとする飛斗。

それを見た天野夕麻はほっとした感じで胸を撫で下ろす。

そこからデートの約束まで(天野夕麻が)とりつけ、日曜日にデートする事が決まった瞬間であった。

 

「あっ、帰るのちょっと待って!!ボクの自慢のペットをみてよ☆」

 

ハイテンションな感じでグイグイ詰め寄る飛斗は天野夕麻の腕を組んで詰め寄る。

「ひゃっ……!!」と可愛い悲鳴が聞こえるが、すぐに平静を取り戻す天野夕麻。

 

「な……なんですか……?」

 

「これ、ボクの自慢のペットなの☆どうだい?かわいいだろ〜?」

 

子供が新作のおもちゃを買ったように嬉しそうな表情をする飛斗。

彼のスマホの画面を見ると……

 

体の前半身が鷲、後半身が馬の生物が写っていた。しかもそれに乗って庭を駆け回る子供時代の飛斗の姿も写っている。

 

「え?グリフォン?」

 

天野夕麻は額に汗を垂らして飛斗に問いかける。

 

「似てるけど違うよ☆この子はヒポグリフのリスフィール、空から落ちてきたのを拾ったって言ってた☆」

 

そんな話を聞いて天野夕麻はええ〜!!と叫び声を上げたという。




主人公設定

竜胆飛斗(男の娘)

身長、レイナーレよりも6センチ低いくらい

セラフォルー並とはいかないが結構ハイテンションでぶっ飛んでいる。
容姿はFateのアストルフォとロマサガ(エンサガ)のロックブーケを足した感じ。
成績は学年半分よりもちょい上だが脳筋で基本バカ。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。