ハイスクールDxD〜黒の堕天使と炎氷(えんひょう)の弱騎士   作:シュオウ・麗翅

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レイナーレと飛斗のデート回の出来事です。

4月20日、修正しますた( ˇωˇ )


デートする前の2人

日曜日、デート当日。

街中が休みで賑わう中、天野夕麻は待っていた。

 

「……遅いわ……」

 

彼女は待ち合わせ場所に時間30分前から待っていた。時間まであと5分位ある。

流石に早く来すぎたか。はぁ……とため息をつく。

 

「私って、意外とせっかちなのかしら?」

 

自分を見直すきっかけが出来たと思うことにし、飛斗を待つ。

 

(待っていなさい……!!竜胆飛斗!!貴方から神器を抜いて私はアザゼル様からの祝福を受けるのよ……!!)

 

内心、黒い笑みを浮かべていてかつ表情もすこし悪どい感じな笑みを浮かべている。

少しは夢を見させてから落とす。一誠にもやって見たらおっぱいが好きとか言ってたくせに見せた瞬間に腰を抜かして恐れたのだ。

全く腹ただしい限りだ。

 

本日の彼女の服はシンプルに白のワンピースとピンクのカチューシャといったもの。

シンプルだからこそ彼女の美貌がより光るというものだろう。

実際、彼女を見たものは2度見するくらいの綺麗さだった。

 

 

「ごめ〜ん、待った〜?」

 

後ろから飛斗の声が聞こえる。時間ギリギリとはいえ、ようやく来たかといった思いが大きく、1回文句でも言ってやろうと後ろを振り向くと……

 

 

竜胆飛斗がいた。昨日の制服とは違い、ラフな格好だ。

だが気合を入れたのか、多少凝ってる服を着ていた。

 

フリフリのドレスのような衣装。胸から上は露出しており、胸元には黒いバラのコサージュがある。

服とスカートは繋がっていて、なおかつフリフリにも程があった。

そして、彼の頭にはうさ耳のカチューシャ。

衣装だけを見ると、不思議の国のアリスのような格好だ。

 

「ちょっと待って!!これって明らかに女の子がするような格好じゃないの!?しかも乗ってる生き物なんなの!?」

 

キャラを忘れて突っ込む天野夕麻。

そう、彼は歩いてきたのではない。跨ってきたのだ。

 

前半身が鷲、後半身が馬。

そう、前回紹介したヒポグリフのリスフィールだ。彼はヒポグリフに跨ってきたのだ。

 

「え?何ってヒポグリフのリスフィールだよ?昨日紹介したじゃないか〜☆」

 

にへら〜と笑ってリスフィールの頭を撫でる飛斗。

見た感じはペットを愛している美少女にしか見えない。

 

「それにこの格好、どうだい?似合うだろ〜?ほらほらー☆可愛いでしょ?ウ・サ・ギ☆ぴょんぴょ〜ん☆」

 

バッチリウインクを決めてウサギ跳びのポーズをとる飛斗。

あまりのハイテンションさに天野夕麻はどっと疲れた。

 

「ごめんね〜。リスフィールの散歩とご飯の買い物をまだ済ませてないんだ。良かったデート前に乗るかい?気持ちいいぞ〜☆」

 

太陽のような華やかなニッコニコな笑顔をする飛斗。

突っ込みたい気持ちを抑え、天野夕麻はヒポグリフのリスフィールに跨る。

 

「さ〜て☆リスフィール!!今から散歩と買い物を同時にするぞ〜☆」

 

「クエー!!」

 

合図と同時に歩き出す。

車と同じスピードで車両を走り、信号が赤ならば止め、青になったら進む。

車のようにリスフィールは走り、まずは買い物を済ませる。

 

「あら。飛斗ちゃん。今日もお散歩?」

 

優しそうな肉屋のおばちゃんが飛斗に話しかける。

どうやらここがリスフィールのご飯を買う所のようだ。

 

「うん☆それと今日はリスフィールのご飯も買いに来たんだ☆だからおひとつくださいな〜☆」

 

飛斗は財布から1000円札と五百円玉を取り出しておばちゃんに渡す。

するとおばちゃんはお肉パックを渡してお釣りの200円を渡す。

 

「所で、後ろの女の子は誰だい?もしかして彼女かい?」

 

おばちゃんは微笑んで飛斗に言った。

天野夕麻は何も考えたくないと言った死んだような表情をしている。

なんでヒポグリフに突っ込まないんだと突っ込みたくなった。

 

「うん☆今からデートするの☆」

 

普通にニコニコして返す。おばちゃんもはっはっはっと笑って

「じゃあデートを楽しんできな!!」

 

「じゃあ〜ね〜☆またお肉買いに来るよ☆」

 

そのままヒポグリフに跨る飛斗。

後ろにいる天野夕麻が話しかける。

 

「なんでみんなヒポグリフについて突っ込まないのよ!!幻獣よ幻獣!!」

 

出発する前に疑問を突っ込みをいれる。

当然だ。幻獣とは空想上の生き物で本来ならば人間の目に見えるところで飼っていること自体がおかしいのだ。

しかも町の人はそれを受け入れているかのように日常に取り入れている。

 

「う〜ん、まぁ最初は驚かれたけどだんだんと受け入れられてきた感じかなぁ……それに、可愛いでしょ?リスフィール☆」

 

「クエー!!」

 

「はぁ……もう疲れた……」

 

飛斗は子どものようにはしゃぎ、リスフィールもそれに応えるように鳴いた。

天野夕麻は一誠とは違う超がつくほどの破天荒ぶりに振る舞わされて疲れている様子が見れる。

 

「もぐもぐ……リヒュフィーユ、ひゅぎはもっひょひゃへひふひふほ~」

 

「……食うか喋るかしなさいよ……てかなんでドーナツ食べてんのよ……」

 

「もぐもぐ、ゴックン。ふぅ……あ、食べる?最後の1個」

 

そう言って飛斗は夕麻にドーナツを渡す。

 

「……もういいわ……」

 

これから起こるデートに振り回されるのを想像した彼女は、どこか悟ったような表情だったと言う。




リスフィール(雌)

ヒポグリフで飛斗のペット。
幼い頃に飛斗の家の庭に落下し、そこから一緒に過ごす。

幻馬、ヒポグリフの1匹。
よくグリフォンと間違われるが、その理由は前半身が鷲であることとそもそも見た目が似ているから。
グリフォンは鷲獅子であるのに対してヒポグリフは鷲馬であることが大きな違い。
馬は鷲のエサとされているため空想上の生き物の中で上位に食い込むほどである。
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