ハイスクールDxD〜黒の堕天使と炎氷(えんひょう)の弱騎士 作:シュオウ・麗翅
BGMはホットアイスやまのホットサイドBGMやホットアイスやまのボス戦BGMをオススメします。
あの2龍……見てるとピザ食いたくなるんだよなぁ
「いや〜楽しかった〜☆またデートしようね☆」
「はぁ……はぁ……」
天野夕麻は竜胆飛斗の破天荒ぶりに疲れていた。
デートらしいことをしたにはしたのだが、彼自身の行動について行くのに精一杯で楽しくはあったのだがそれ以上に疲れが圧倒的に勝っていた。
そう、それは昼頃まで遡る。
「さ〜て!!買い物も住んだし、リスフィールとの散歩に洒落こもうじゃないか☆」
「え?ま……待ってよ!!」
天野夕麻の静止も虚しく、リスフィールは高く舞い上がり、速く羽ばたく。
飛斗にとっては慣れていて楽しいだろうが、天野夕麻自身は自身の翅があるから飛ぶのは慣れているとはいえ、跨ってこのようなスピードで飛ぶのは初めてだ。故に……
「きゃあああああ!!」
こうなる。振り落とされない事岳を考えて飛斗に目を瞑ってしがみつく。
「おおっ……!!楽しいかい?リスフィール☆じゃあもっと飛ばそ〜☆」
「クエー!!」
空中にいるヒポグリフを止めることは出来ない。
人目につこうと、ヒポグリフは速く高く飛ぶ。
風に乗ってるように気持ちいいため、それが彼らを興奮させてよりスピードを上げていく。
飛斗もリスフィールも嬉しそうに楽しそうにしているが、天野夕麻は怖くてたまらないのだ。
いくら堕天使で翅があってもこの速度で振り落とされたらたまらない。
しかもリスフィールはジェットコースターのように急速落下したり、くるくると回転して進んだりするからなおのことだ。
飛斗はそれをものともせずに、むしろ楽しんでいた。
それが続くと、時刻は12時になり、散歩も終わりを迎える。
「つ……疲れが……」
リスフィールの散歩が終わって家に着く。
飛斗の家は家よりも庭の方が広い。
これはヒポグリフのリスフィールが遊ぶためだ。
幼い頃、飛斗はリスフィールとずっと一緒だった。
跨ったし、散歩も欠かさずに行っている。
遊び道具のフリスビーやボールもリスフィールの小屋の近くに綺麗に整頓されている。
「じゃあリスフィール、ご飯はここに置いとくからね☆」
リスフィールの小屋の目の前に先程のお肉を皿の上に乗せて置いた。
リスフィールは「クエッ!!」と元気よく返事をして食べ始める。
「じゃあ……デート、行こ☆」
「え?あっ……!!ちょっ……!!」
飛斗は天野夕麻の腕を掴んで町へと走る。
本気で飛斗はデートを楽しんでおり、天野夕麻も疲れていながら一誠の時とは違う感じで楽しみにしていた。
(昨日の一誠の時は王道デート……正直つまらなかったわ。どうせ今回も……)
内心ではこう思っていたが、それが違った。
例えば……
「ねぇねぇ☆これ似合うかな?」
「だから女物ぉぉおおお!!」
服屋の試着室で女物の服を着た飛斗を見たり(似合いすぎているのが困った)
「魔法少女!!アストルフォ!!ただいま見参☆」
「恥ずかしいからやめて!!」
魔法少女のコスプレをして決めポーズを取るという恥ずかしい行動を止めようとしたり
「見てみて!!大物☆」
「どこで捕まえたのソレ!?」
彼の手には巨大な鯉が担がれていたり(後に泥ぬきして美味しく食べました。)
他にも色々……ぶっ飛びすぎてて疲れた……。
キャラを見失いながらツッコミに呈した天野夕麻だが、目的は忘れていない。
そして冒頭へと至る。時刻は夕方。
「あぁ〜楽しかった〜☆」
ベンチに隣同士座って飛斗は大きく背伸びする。
「ありがとね☆ボクってこういうの初めてでプランとか練るのが苦手でさ……いつも通りしたけどどうだった?」
「いや!!あれがいつものなの!?」
そう叫ばずにはいられない。あんなのが日常ならツッコミ疲れてもうダメになる。
でもここで挫けずにはいられない。
計画を遂行してアザゼル様からの祝福を貰うために。
「ねえ飛斗くん、最後にお願いがあるんだけど……」
「うんうん、なに?」
前に一誠を殺した手口で
「死んでくれないかな?」
ニッコリと黒い笑みを浮かべて言った。
一誠ならここで恐怖を感じて震えていたが……
「おお飛斗よ……死んでしまうとはなさけない……」
某RPGに出てくる神父のモノマネをして返してきた。
流石に予想外だったのか、ドスをきかせた声で
「死んでくれないかな?」
そう言って天野夕麻は正体を現す。
今日着ていたワンピースの衣装の代わりに黒いボンデージが彼女を包む。
一誠ならここで腰を抜かしたが……
「おおっ!!黒い翅だ!!かっけぇ〜!!」
「え?ちょっと!?」
あろう事か翅を触ってきた。
こいつの思考回路はどうなっているんだと問い詰めたかった。
「おお!!すげぇ!!もっふもふ〜☆リスフィール並とはいかないけどこれは……いい!!」
笑顔でサムズアップする飛斗にレイナーレは呆れた。
「ねぇ、今の状況わかってるの?」
「え?なにが?」
本当に分かっていなかった。
それを知らせるために光の槍を作って木にぶん投げると木は切断された。
「これから貴方がこうな……」
「ねぇねぇ!!今のどうやったの!?ボクにもできる!?」
まるでかっこいいものを見た子供のようなキラキラした目でレイナーレを見た。
彼の目には大好きなファンタジーの登場人物が目の前に現れたような嬉しさが溢れ出ている。
それを見たレイナーレはとうとう
「あのね!!私は貴方を殺せる立場にあるのよ!?」
「はぇ〜すっごい☆」
分かっていなかった……。
レイナーレは頭を抱える。
「貴方……死ぬのが怖くないの?」
「ふっ……生物はいずれ死ぬもの……そしてその時は分からないものさ☆例えば強盗や通り魔に殺されてしまうかもしれない……事故にあって死ぬかもしれない……そういう物さ☆」
あっけからんと平然と言ってのけた。
それを見たレイナーレは呆れて
「……やめた……。貴方といると調子が狂いっぱなしよ。」
「いや〜照れるぜ☆」
「褒めてない!!」
レイナーレは最後までツッコミ役を忘れない。
槍を収めて帰ろうとすると、頬をつままれた。
「えひゃい……ふぁにふるのふょ……!!」
頬を弄られてわからないと言った感じをとるレイナーレ。
「いや〜……キミってしかめっ面だったからさ……笑っている方が楽しいよ☆それに、笑っている方が可愛いでしょ?1度しかない人生なんだ☆楽しまなきゃ損だよ損☆あっ、でも他人に過度な迷惑をかけるのはダメだからね☆」
最後にずいっと顔を近づける飛斗。
最後まで調子を崩されてレイナーレは去った。
「……あれ?名前聞くの忘れちゃった……まぁいいか☆」
この男、理性が蒸発している……。
一日が終わり、寝ていた飛斗は火山の頂上にいた。
「……ここは……どこかな?」
グツグツと噴き出るマグマを見ながら言った。
「おいおい、ようやくかよ……」
マグマから出たのは赤い龍だ。強そうな鱗や甲殻に炎のような熱さを持っている。
瞳と舌は緑で強靭な身体が見える。
「キミは誰かな?」
これ、聞かずにはいられない。
「はぁ……こんなのが俺の宿主とはな。俺の名前はファニール・イグニス。今は火炎の轟龍(バーストドラゴン)と呼ばれているがな。」
そこから丁寧に教えてくれた。
悪魔、天使、堕天使の三すくみ。過去の戦争、神器。そんなすごいことが裏にあったのか……!!
「おぉ!!すごい!!」
「お前にも驚いたぜ。まさか裏を知る前に幻獣のヒポグリフを飼うなんてな。」
「えへへ〜☆」
照れるぜと言わんばかりにニコニコする飛斗。
そこから神器についての説明をする。
そして、今日の堕天使のことも。
色んなことがあった一日だが、飛斗はむしろ楽しむ気概を持ち合わせている。
「あと腹減ったからビザ持ってこい。直径5メートルのやつをな。」
「人間サイズじゃダメ?」
最後にこんなやり取りがあったという
レイナーレはツッコミ(慈悲はない)