ハイスクールDxD〜黒の堕天使と炎氷(えんひょう)の弱騎士 作:シュオウ・麗翅
そう言えばナイアーラくんちゃんのプレイアブル化はまだかなー(❁´ω`❁)
ナイアーラくんちゃんほんま好き……
テンプティと一緒に来たのはとあるスタジオ。
まるで古代の遺跡を思わせるような外観に、中は古いお城のような造り。
そして入口の上にあるプレートには【セブンソードプロダクション本部】と書かれている。
また、レイナーレが立ち読み用の雑誌を読むと、7人のスタッフ兼モデルが写っている。
水色のウェーブのかかった絶世の美女、テンプティ・ダークスフィア。
水色の髪をワイルドに切りそろえ、鎧兜に身を包み、剣を構える男、ノエル・ダークスフィア。
蝶を模したような美しい着物を着こなし、美しく微笑む金と青のメッシュのかかった美女、ナリアス・サイコフレイム。
高度な人形を作る目隠れのイケメン、オーント・マリオネット。
半分金髪で半分白髪の厨二病の女性、ラクシナ・ソウルステイル。
青とピンクのメッシュのかかった髪をなびかせるイケメン、メビエラ・メイルシュトローム。
筋肉質の肉体派の逞しい男、ダグラス・ストーンエッジ。
「……すごい……」
雑誌を読んでいるとどの服も美しく着こなしている。
ページをめくっていくと、竜胆飛斗と竜胆龍騎の写真があった。
二人とも可愛らしい服を着ており、龍騎はオドオドしていて保護欲を掻き立てられ、飛斗は笑顔でピースしており元気なイメージを感じさせる。
「さて、竜胆兄妹と……痴女?ここがセブンソードプロダクションの社長室よ。」
「ネイラズター・ブネさーん!!失礼しまーす!!」
「……お兄ちゃん……はぁ……」
「って!!誰が痴女よ!!おかしいでしょ!!」
テンプティが社長室へ行き、社長席の前の席に座っているのは着物を着た金髪の女性。
「竜胆兄妹……と、誰かしら?」
肘を机の上に立て、顎を手に乗せてレイナーレを見るネイラズター。
その高圧的な威圧感にレイナーレは少し震える。
「レ……レイナーレ……です……。」
ネイラズターはレイナーレをじっと見据え、考える。
彼女の机の上には【社長代理】と書かれたプレートが立てられている。
「話に入るわ。竜胆兄妹、仕事の依頼よ。」
「おおっ!!待ってました!!」
「ありがとうございます。」
飛斗はニコニコして龍騎はぺこりと一礼する。
テンプティに案内され、撮影する場所に通される。
背景は無地の布がかけられている。
カメラを持っているスタッフに一礼し、今回の監督役である緑の髪の中性的な男、マリューカ・フォルネウスが最終チェックをしている。
「来たか……。」
「マリューカさんおはようございます!!」
「おはようございます……」
2人はマリューカに挨拶し、服を着るように奥へと案内される。
その後、フリフリのスカートやかわいらしい女の子ものの服を着こなして撮影する。
飛斗は太陽のような笑顔で、龍騎はオドオドしている感じで写真を撮影する。
出てきた写真を見ると、相反するが、仲のいい姉妹に見えてくる。
無事に撮影が終わり、ギャラを貰ってさよならの挨拶をしてバイサーに乗って帰宅する。
「あの人達とどういう関係なの?」
レイナーレが聞いてきた。
「ああうん、親代わりかなー。いやぁ……ボクが中学生の頃くらいに両親が殺されたみたいに惨殺されてさぁ……ああして仕事もらって生活費を報酬で貰ってるわけ。あの人たちに会わなきゃ今頃野垂れ死にしてるね☆」
「笑顔で言わないでよ……はぁ……」
「はぁぁぁぁぁぁぁ!?」
レイナーレは目を見開いて驚いて飛斗の肩をぐわんぐわん揺らす。
「……五月蝿い……。」
背中でこんなやり取りをしている様子をバイサーは呆れたように呟いた。
そんな様子が帰宅するまで続いたという。
セブンソードプロダクション……今回でたオリキャラの元ネタはわかる人にはすっごいわかりやすいと思います。
レイナーレがツッコミに呈するスタイル……それはツッコミ担当の弊害……。
3堕天使とドナーシークはツッコミ。慈悲はない。