TS小娘とふた姉の日常   作:エルフスキー三世

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新堂エル先生の新刊読んで衝動的に書きたくなった!!
R18と迷ったけど、エロは難しいのでこっち!!


第1話

 座り心地の良いソファーでソシャゲをしていたら玄関から音がした。

 このマンションの主人、御堂京子が学校から帰ってきたのだ。

 

「シオンちゃ~ん。ただいまぁ~うふふ~いつ見ても愛らしいわね」

 

 有名学校の制服に作りの良い鞄。

 両手を広げ、踊るようにリビングに入って来た京子は、私の隣に座ると抱きついてきた。

 

「う~ん、いい香り、柔らか~い」

 

 私はそれを無視してスマホを操作しながら口を開く。

 

「お帰り京子……ちょっと暑苦しいから離れて」

「いやよ! シオン成分が全然足りてないんだから補充させて!!」

 

 頬ずりしながら私の体を抱きあげて、ぬいぐるみのように太ももの上に乗せる京子。

 腰に腕を回され抱きしめられる。

 小柄な私は彼女のなすがままだ。

 ボリューミーな乳の感触を背中に感じた。

 

「……好きにすれば?」

「そういうシオンのクールに見えて、本当は優しいところが、お姉さんは好きなんだな~」

 

 誰がお姉さんだ?

 というか、どうせ私には拒否権はないだろうし。

 私の首筋に顔をうずめて犬のようにクンクンしている京子。

 止めてほしいかな、非常にくすぐったい。

 そうやってしばらくしていると彼女の鼻息が荒くなってきた。

 

「ね、シオン……その、い、いいかな?」

 

 京子の吐息と余裕のなさそうな問い掛けである。

 本当は気がついていた。

 先ほどから私のお尻に硬いモノ(・・・・)が当たっていることに。

 

「……好きにすれば?」

 

 スマホを置き、ため息をつく。

 京子は私の体を軽々と抱きあげると凄い勢いで寝室へと向かう。

 流石にリビングで致すほど理性をなくしてはいないらしい。

 私は運ばれながら再びため息をついたのだ。

 

 

 

 私の今の名前はシオン……つい一年ほど前までは高校に通う普通の男子学生であった。

 そんな私の日常が変わったのは両親が事業に失敗してからだ。

 二人は方々から借りた多額の借金だけを残し、私を置いて姿をくらました。

 彼らにとって、私はその程度の存在であると幼い頃から理解はしていた。

 それも仕方ないと割り切れるくらい、冷めきった親子関係だったと思う。

 問題は彼らの残した負債である。

 私は彼らの子供ではあるが、借金の支払い自体は拒否できるはずだった。

 しかしその権利を行使する間もなく、謎の男たちに拉致され、どこぞと分からぬ建物に連れ込まれて監禁された。

 薬を飲まされてから注射を打たれ、そして体をいじられた。

 それからの記憶は曖昧だが……死ぬほどの激痛を延々と味わったことだけは覚えている。

 どうやら私は非合法の薬物、そして手術の実験台にされたらしい。

 性転換して完全な女になってしまったのも、その実験のせいだとか。

 

 助けてくれた彼女……御堂京子からはそう聞いている。

 

 私が意識を取り戻したのは彼女の親族が経営する病院の個室であった。

 何人もの医師に何度も診察された。

 私が発見された時の詳しい話をされ、私が覚えていることを何度も聞かれた。

 あるいはその中には警察の人間も混じっていたのかもしれない。

 あの頃の私は、それを認識できるほど意識が明瞭ではなく、まだ夢の中にいるような心地であったから。

 その後、御堂家といくつかの契約をして、その見返りとして生活の支援をしてもらっている。

 借金のかたはともかくとして、私をこんな体にした犯人グループは不明だ。

 ……捻くれているけど、御堂家が仕組んだ可能性も一応考慮には入れている。

 御堂家とは地元でも有名な名士で、国でも有数の製薬会社を経営する古くからある名家だ。

 御堂京子はその家の跡取り娘。

 そして、私が以前通っていた学校のクラスメイトだった。

 

 同じクラスとはいえ、彼女と私はそれほど親しい仲ではなかった。

 しかし御堂京子という人間を語るのはそれほど難しいことではない。

 彼女は御堂家の子女という以上に学校では有名人だったから。

 艶やかな長い黒髪に切れ長の潤んだ瞳の和美人な顔立ち。

 学問にも運動にも優秀な文武両道で、まさしく才媛。

 日本人がイメージする大和撫子そのものずばりといったところだ。 

 しかも才能と資質を誇るでもなく、誰にでも分け隔てなく気さくに接する性格である。

 これで人気者にならないはずがなかった。

 他人に対して無関心な私でも、初めて彼女の存在を知って、こんな二次元から出てきたような人間が実際にいるんだと驚いたものだ。

 

 正直に言えば好意をもっていた。

 

 異性として、というよりは人間として憧れていたと言ってもいい。

 この体になって病院で目を覚まして最初に見たのは京子だった。

 意識も朧げで夢でも見ているのかと思った

 カーテン越しの日の光を浴びて微笑む彼女はとても清らかで美しく、絵画に描かれた天使のように見えた。

 あるいは……地獄のような体験をした私が狂わずに今を生きているのは、そのときの彼女の姿に信仰心にも近い感銘を受けたからなのかもしれない。

 

 

 

 そんな彼女が……

 

「シオン、そごいいっ!? そごっ! お”お”うぅぅぅぅぅ!!」

 

 乙女がだしてはいけない類の声を先ほどからあげてらっしゃる。

 彼女の寝室。

 京子はキングサイズのベッドで仰向けになって寝ていた。

 私はマットレスの上でヨッ、ホッ、ハッとバランスを取りながら、彼女のおっききしたアレをワイン作りをするような丹念さをもって踏みつけていた。

 

「シオン! もっと、もっと強く踏んでぇぇぇぇ!!」

「………………」

 

 京子の要望に応えて、ぬか漬けつけるような丁重さでギュギュしてあげた。

 

「あ”ぁぁぁ!! い”い”っ!! シオンのちまっこくて柔らかい足裏たまらないぃぃぃ!!」

「…………変態、死ねばいいのに」

 

 京子の狂乱に思わず心の声がもれてしまった。

 

「お”お”ぅ!? お”お”お”ぉぅ!? ひ、ひぐぅぅぅぅぅぅ!!」

 

 ふぅ……どうやら引き金を引いてしまったようだ。

 私に見下ろされたまま、京子は男のような野太い汚ったねぇ声だして……すまん、これ以上は語りたくはない。

 

 

 一人暮らしの京子の世話をする。

 これが御堂家に支援してもらうための条件の一つであった。

 世話と言っても仕事は簡単な家事くらいで養ってもらっているのが現状だと思う。

 問題の雇い主である御堂京子。

 彼女は股間にナニがついているけど男ではない……正確に言うと女でもなかった。

 両性具有――ようするに、ふたなりってやつである。

 御堂家は昔からそのような特殊な人間が度々でる家系で、薬物関係に強いのも元々はそれらの奇病を研究をするためだったとか。

 

 まあ、二次元から出てきたかと思われる御堂京子という人間は、その体も二次元じみていたといったところだ。

 そのことを京子に打ち明けられたときは驚いたが、いつも自信満々な彼女が見せた心細そうな顔に、力になってやりたいと思ったのも確かである。

 自身の転換してしまった体と、通じるものを感じたからかもしれない。

 

 だが少なくとも、こんな方向でのお世話を頼まれるとは思ってもみなかった。

 

「シオンの無表情な見下し眼って、ゾクゾクして本当に反則ね!」

 

 足踏みプレイ後に本戦を交え、そして存分にぱんぱんして満足した京子が、肩に乗せた私の頭を撫でながらそうピロートークする……ふん、しらんがな。




ふう……書いて満足した
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