バンドリの世界に転生したって?   作:0やK

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アニメ2nd Season始まる前に原作に入れなかったぜorz

ひまりがピンクだと後に出てくるまん丸い人が困るから桃色で。


アフロな幼馴染ーズ

 黒髪のムスッとした()を含む女子小学生(JS)4人に囲まれるもうすぐ男子高校生の俺。

 

 うん、ヤベェ。

 

「ま、待ってよぉ〜」

「遅いぞ、ひまり!」

 どうすべきかと考えていると桃色の髪の少女がこちらへ駆け寄ってくる。

 

 まあ、誰かなんて一目でわかるんだけどね

 

 上原ひまり。

 

 幼馴染で結成された幼馴染バンドAfterglowのリーダー、担当はベース。

 明るく気立てが良い性格であり、Afterglowの調整役。

 よく蘭がリーダーだと勘違いされがちだが、彼女がリーダーである。

 リーダーらしくないもののここぞという大事なところではしっかりとした発言をする。空気が読めなくて空回ってしまうこともしばしば。

 彼女のライブ前などに言う掛け声「えい、えい、おー!」はメンバーから不評である。

 

 先程、ひまりを叱った赤髪の少女はあこちゃんの姉だ。

 

 

 宇田川巴。

 

 宇田川あこの姉でAfterglowのドラマ担当。

 他人を悪くいったり恨んだりしないさっぱりした性格でAfterglowのまとめ役。端的に言うと姉御肌である。

 

 特に彼女について語るとするならコレであろう。

 

 

 『ソイヤ』

 

 

 

 そう、『ソイヤ』である。

 

 

 巴はバンドリにて数少ないまともなキャラ()だったのにその『ソイヤ』のイベントにてまともではなくなってしまった。

 

 

 巴の

「ソイソイソイソイソイ!ソイヤっ!」

 

 

 や

 

 

 我が妹、香澄とこころの

「ハッピー!ラッキー!ポピパパ!ソイヤー!」

 

 

 うん、まともじゃないわ(白目)

 

 

 当時、このストーリーを見て爆笑した人も多いのではないか?もちろん、ボイスつきで。少なくとも自分は爆笑した。

 終いにはペル○ナコラボのペル○ナ巴エピソードでは

 

「こうなったら、いつか絶対2人に、『ソイヤ』を認めさせてやるからな!」

 

 である。

 

 巴は小さい頃から商店街の大人達と仲が良く、地元のお祭りがあると和太鼓を叩きに出るのだという。

 きっと、彼女は既に『ソイヤ』への道へと歩んでいるのだ。

 誰にも彼女の『ソイヤ』は止められない。

 香澄を通じていつか来るであろう『ソイヤ』待ってるぞ。

 

 ……って違う違う!ひまりの次に巴を見てたら『ソイヤ』が……イカンイカン、『ソイヤ』に毒されてしまうとこやったわ。

 

 

 意識を目の前の少女たちに戻す。

 

 

「ち、違うのっ!!おねーちゃん!」

「あこっ!?大丈夫か!?」

「うん、闇のお兄ちゃんは、あこと一緒におねーちゃんたちを探してくれたの」

「や、闇の?」

 

 ほら、出たよ。このままだと完全に痛いやつやんけ。

 うしっ、ここから方向転換させるか。

 

「そっちの方は特に気にしないでくれ」

「う、うん。わかったよ。えっと、ごめんなさい!」

 

 赤髪の少女、巴が頭を下げる。

 俺自身、どう接すべきかと試行錯誤を重ねていると……

 

「ほら、お前らも謝れよ」

「う、うん、そ、その!ご、ごめんなさい!」

 

 すごい勢いで何回も頭を下げる少女、羽沢つぐみ。

 

 

 羽沢つぐみ。

 

 Afterglowのキーボード担当。

 Afterglowの中で自分が最も普通と思っており、コンプレックスを抱いている。

 努力家で前向き、少しのことではめげない性格。

 メンバーの支えもとい癒しである。

 

 

 癒しである

 

 

 

 大事なことなので2回言いました。

 

 そして『羽沢珈琲店』の看板娘だ。

 そう遠くないうちに羽沢珈琲店で珈琲を飲んでみたいものだ。

 

 頭を下げるの止めさせないと……

 

「わ、分かったから。落ち着いて?」

「は、はいっ!」

 

 あー、俺が年上で知らない男の人だから余計に緊張というか怖がっている?うん、ショック。

 

「次はモカもだぞ?」

「え〜〜、ごめんなさ〜い」

 

 独特なのんびり口調で謝る・・・否、軽くお辞儀する少女は青葉モカ。

 謝る気などさらさらないのかもしれない。

 

 青葉モカ。

 

 Afterglowのギター担当。

 のんびりとした口調でマイペースな性格。

 興味のあることはとことんやる、興味の無いことにはとことん興味がない。

 よく蘭やひまりをからかっているものの仲間思いである。

 何よりパンが大好き。カロリーはひまりに送っているらしい。

 

「後は蘭だけだぞ」

 

 にしてもこの()、マジオカン!小学生だし、さすがに姉御かな。

 なのに、将来『ソイヤ』だもんなぁ・・・人生何があるかわからんな。

「え·······と、その·······」

「大丈夫だから、ゆっくり落ち着いね?」

「·······っ!?」

 

 やっべ、つい癖で香澄と明日香みたいに頭撫でちゃった。

 

「あ·······その、ごめんなさい」

「よく言えました」

「··············ッ!?!?」

 うん、もうね。ナデナデは癖だわ。なんかこの()の前だとお兄ちゃんスキルが反射的に発動しちゃうわ。

 

 頭を撫でられたのが恥ずかしいのか顔を真っ赤にして俯いてる。

 

 

 美竹蘭。

 

 Afterglowのボカール&ギター。

 100年以上の歴史がある華道の家元の一人娘。クールでぶっきら棒な話し方をする。

 気が強く負けず嫌いなところがあるものの寂しがりや。また素直ではない。

 幼馴染や身内を何よりも大切にしている。

 口癖は「いつも通りだね」

 

 ツンデレやな、素直ではないけど寂しがりやって……

 

「闇のお兄ちゃん、ありがとう!」

 

 

 

 グハッ

 

 

 

「お、おう」

 

 闇のお兄ちゃんやめて?ってお願いできる?この純真無垢な笑顔に?

 できませんよ。ハハハ、オワタ。

 

「あんたは、いや、あなたは·······」

 

 敬語を使おうとしたのだろう。途中で言葉が止まる。無理もないだろう。

 小学3〜4年生で敬語を使っているのを俺はあまり見たことがない。先生を敬うのはもちろんだがそれ以上に小学校は他学年の生徒との距離が近い。タメ口で話す人もいるし、敬語で話す人もいる。

 それは先生に対しても含まれる。小学3年生が4年生に敬語を使って話すとか聞いたこともないし見たこともない。別にそれは学年を限定しなくても同じだ。

 まあ、外になるとまた別ではあるがな。

 中学校に入り、1学年、2学年上の人に対して初めて敬語を使う。先生は言わずもがな。

 少なくとも自分はそうだった。

 

「敬語じゃなくて大丈夫だぞ」

「ああ、あんたは?」

「そういや、名前言ってなかったな」

 

 これで闇のお兄ちゃんじゃなくなるぞぉ!

 

「戸山光夜だ」

「えっと、戸山さん?」

「下の名前で呼んでもらいたい所なんだが...」

「えっと·······その」

 

 まぁ、現実はこんなもんだろ。

こころやあこちゃんが特殊なだけで・・・・ウチの香澄も特殊なうちに入りそうだな。さて、なんか気まずくなってきたし引き上げますか。

 

「ところでそろそろ16時になるが時間は大丈夫か?」

 

「「「「「「あっ!?」」」」」」

 

 俺以外6人全員の声がハモる。

 

「ヤバイよ、母さん16時半に帰って来なさいって...」

「おねーちゃん、大変だよ」

「わ、私も帰ってお手伝いしなきゃ」

 

 他のみんなも同じような約束をしていたらしい。

 

「その、戸山さん。あこの事、本当にありがとうございました」

 

「「「「「ありがとうございました」」」」」

 

 巴が頭を下げると他のみんなも頭を下げる。

 幼馴染の連携すげーな。

 

「ああ、気をつけてな」

 

 そう言って商店街へ歩き出す彼女たち。

 

 

 俺も帰ろうとすると・・・

 

 

「じゃあねー!闇のお兄ちゃん!」

 

 

 

 グハッ

 

 

 

 不意打ちがお上手ですねあこちゃん。




イベントストーリー
「Beatin' in the Rain」
ソイヤーだけどそれらをまとめて『ソイヤ』で
みんな大好きソイヤー!

蘭は既に反抗期?



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