ロキ・ファミリアに問題児が来るそうですよ? 作:ジ・アビス・シーカー
話変わりますけど、アイズってヘヴィーオブジェクトのミリンダに少し似てません?いつかヘヴィーオブジェクトのssも書いてみたいです。
「(ファミリアか...おそらく、コミュニティ的なものだろう。この世界のことを何も知らない現状を鑑みれば、コミュニティに所属するのは悪くないな)」
この世界に転生してすぐの十六夜にとって、ファミリアへの勧誘はありがたいものであった。
何故なら、右も左も分からない状況、ましてやここから出る方法さえわからないのだから。
「いいぜ、そのファミリアってのに入ってやるよ。だが、その前に3つ質問させろ」
「...うん、いいよ」
「言ってみろ」
アイズとベートは別に構わないようなので、十六夜は一つ目の質問をした。
「そんじゃお言葉に甘えて、1つ目ファミリアってなんだ?」
この質問を聞いてアイズとベートは、質問の意味を理解するのに時間がかかった。
しかし、質問の意味が分かった瞬間、時が止まった。
実際に時が止まったわけではない。
ただ、場が静まり返ったのだ。
「はぁぁぁ?テメー、ファミリアも知らねぇのかよ!」
この世界にはファミリアと言うものを知らない者はいない。
そのくらい、この世界ではファミリアは一般常識なのだ。
「本当に...そんなこと聞いてるの?」
「大方予想は付くが、詳しく知っておきたい」
「たくしょうがねぇ。いいかファミリアていうのは下界に降りた神が恩恵ファルナと引き替えに、人々を集めて組織した。それが、ファミリアだ」
「なるほど、大体理解した。じゃあ、2つ目だ。ここはどこだ?」
「本当に...そんなこと聞いてるの?.......もしかして私達のこと、からかってる?」
「ハッ。まさか、そんなくだらない嘘は付かねぇよ」
「ここはダンジョン。世界で唯一モンスターが湧き出る未知なる穴。当然死者もたくさん出る。」
「じゃあ、なぜわざわざそんな危険な所に行く?」
「それは.........このダンジョンに住むモンスターを倒して手に入る。この魔石を取るたためだよ」
アイズは喋りながらポーチ弄り、透明な紫色の石を取り出して十六夜に渡した。
「なるほど、これが魔石か...」
十六夜はソレを様々な角度から観察して見た。
「確かに綺麗だが、価値があるようには見えないな?もしこれが、ダイヤやルビーのような宝石でも、お前らの説明を聞く限りたくさん手に入るらしいしな?」
十六夜にとって、この魔石はただの綺麗な石、所詮そこ止まりにしか思えなかった。
とても、命の危険を犯してまで取りに行く価値など見て取れない。
「いいか、その魔石は加工する事で、熱を出したり電気を出したりするようになるんだ」
ベートが説明したとおり魔石その物は、まるで役に立たない石ころである。
だが、加工をする事で様々な生活をするために必要なものになるのだ。
「そんじゃ最後の質問。最近変わったことはないか?そうだな.....例えば、世界が滅ぶようなこととか」
「どうしたいきなり?…そうだな敷いて言えば、お前が存在していることだな」
「ヤハハ、おいおい喧嘩売ってんのか?1発で終わらせてやるよ」
十六夜はとても愉快そうに笑っい、肩を回し始めた。
「お前に売るもんなんてねぇよ」
ベートは横に転がってるミノタウロスの残骸を見て冷や汗を書いた。
「(......悔しいがこいつには勝てる気がしねぇな)」
「...特に、ないかな?」
続いてアイズも質問に答えた。少し考えていたが特に思い当たる物はなかったらしい。
「そうか、そんじゃお前らのファミリアに連れてってくれよ」
「...うん、わかった」
あらかた話が終わると、アイズを先頭に出口に向かって行った。
◆◆◆◆
地上
「ハッ。マジかよ、あそこ地下だったのか!」
地上に出た十六夜を出迎えたのは眩しい日差しだった。
先程まで薄暗いところに居たせいか、いつもより一層眩しく感じる。
「お〜い!アイズゥゥゥ」
日差しに目がなれてきたところで、何処からか声が聴こえた。
声のした方向を向くとそこには、露出度の高い服を着たアマゾネスらしき者が、手を大きく振りながら、こちらに向かって走って来ていた。
「ん?そっちの服がボロボロの人は誰?」
十六夜は言われてやっと、アジ=ダカーハとの戦いのときと同じ服を着てることに今更ながら気がついた。
(たく、あの女神せめて服ぐらい直しとけよ。今度あったらイジリ倒してやる)
あれこれイジる方法を考えているとアイズがティオナの質問に答えてくれた。
「十六夜って名前らしい…ファミリアに入れようと思って連れてきた」
「へ〜よろしく私の名前はティオナ·ヒュリテ」
ティオナは満面の笑みをニヒヒと言いながら浮かべた。
「よろしく、ところでファミリアには入団試験とかあるのか?」
そのに対してティオナは無駄に元気一杯に答えてくれた。
「うんあるよ!でも試験はいつも違うからどんな試験になるかは分からないんだ!」
「その試験は誰が決めるんだ?」
「フィンとかリヴェリアとかガレスだよ」
「誰だよそいつら?」
「え?ウソォォォォ十六夜フィン達の事知らないの!すっごい有名なのに!」
その時、少し遠くの方から声が聞こえた。
「ティオナ、アイズこんなとこにいたんだね」
そこに居たのは、背が小さい金髪の少年を先頭にした100人以上の集団だった。
「あ、フィン丁度よかった。あの先頭に居るのがフィンだよ。そして、そして、その少し後ろに居にいて杖を持ってるのが、リヴェリア。そして、リヴェリアの近くに居る、見るからにおじさんなのがガレスだよ」
「ハハ、随分と大雑把な説明だね。さっき紹介されたフィン·ディムナだよ。よろしく」
フィンは笑みを浮かべ愛想よく十六夜に手を差し出してきた。
「逆廻十六夜だ。よろしく」
十六夜もそれに対して手を出し、お互いに軽く握手を交わす。
「ところでアイズ、どうして十六夜を連れてきたんだい?」
「ファミリアに入ってないらしいから」
「だから僕達のファミリアに入れようとしたんだね」
「うん」
「ん〜僕は良いけど、リヴェリアはどう思う?」
「私は異論は無い...ただアイズ、十六夜をどこから連れてきた?」
リヴェリアの疑問は、当然だろう。
先程までダンジョンに居たはずのアイズ達が、見るからに冒険者には見えない格好のした、少年を連れてきたのだから。
「ダンジョンでミノタウロスを追いかけてるとき十六夜とあって、そのまま連れてきた」
「ファルナを持たないでダンジョンに入るとは、バカなのかこいつは!」
リヴェリアは十六夜を叱りつけるように怒鳴りつけた。
「そこをアイズが助けたんだね」
フィンは分かってはいるが事実確認をするためにアイズに確認を取った。
「違う。十六夜がミノタウロスを殴り飛ばした」
「「「!?」」」
しかし、返ってきた返答はよそうすらしていないものだった。
「それは...本当かい?」
フィンが険しい表情をして十六夜を見た。
「本当だぜ。てか、さっきから大人しく聞いてればバカだの随分言ってくれるじゃねぇか」
少し不機嫌そうな感じで、十六夜は答えた。
「ふふっ面白そうだね。じゃあホームに帰って一回休んでから明日入団試験をしようか」
「いいのかフィン?こんな得体のしれないやつを」
「まあまあいいじゃないかリヴェリア」
そこでアイズは何かを思いつたようで十六夜に質問してきた。
「十六夜は、寝泊まりする所あるの?」
「ないが、野宿は慣れてるからな別に困ることはない」
「もしよければ、今日は取り敢えず僕たちのホームに泊まりなよ」
「おっ。サンキュ助かるぜフィン」
「どういたしまして。それじゃ話もまとまったところで、帰ろうか僕らのホームへ」
この作品実は、なんで世界滅びそうなのか理由は決まってるんですけど、ラスボスとかそこに至るまでの道のりが全く決まってないんですよね。
完全見切り発車ですけどこれならも頑張るのでどうか応援よろしくお願いします。