修行を続けいよいよ今日は雄英入試だ。
目覚ましのアラームを切り、起床し支度をして雄英高校へ向かう。
雄英高校につくと数多の受験生が会場へと向かっているので道に迷うことはなさそうだ。
会場に入りまず筆記試験が行われた、とりあえずボーダーは余裕で越えているだろう。次は実技試験だ。
実技試験の前にホールで実技の説明が行われた。プロヒーローであるプレゼントマイクが説明する中一人ボソボソとつぶやきながら幸運している生徒がいた。
眼鏡の子に注意されて委縮してたけど。
とりあえず実技試験は仮想敵と呼ばれるマシンを倒すだけでいいようだ。仮想敵には1,2,3ポイントと点数の違うものが存在することと、お邪魔虫的な0ポイント敵がいるらしい。
説明を終えた俺たち受験生は、振り分けられた試験会場である演習場にバスで移動した。演習場につくと受験生は緊張した面持ちでストレッチなどをしている。
俺はというと原作のピッコロさんみたいに気を集中させている。
「はい、スタートォ!!!」
突然の開始宣言に多くの受験生が反応に遅れるが、一部の受験生はいち早く反応する。
俺もいち早く反応...していたかったが、気を集中させることに夢中になっていて反応できたのは最後のほうだった。
「やっちまったな・・・」
と言っても俺の移動速度は常人では視認できないほどなので大した遅れにはならない。
高速で移動し視界にとらえた敵を勢いそのままに手刀で破壊する。この程度であれば苦労することなく倒せる。あまりに一瞬の出来事に驚いている周りの受験生のことは無視して近くの敵を一掃する。
そんな感じで次々と敵を倒していって試験の終了時間が残りわずかとなり、残りの仮想敵を探していると
地震のような揺れと爆音を伴い0ポイント敵が姿を現した。受験生の多くは倒しても意味がないと思い逃げ出す。
仁は逃げる必要は感じなかったが、0ポイント敵が出現した際に崩落した建物の瓦礫に巻き込まれた者、想像以上の脅威に腰が引けて動けないもの、様々な理由で逃げることができないものがいた。
「ヒーローたるもの人助けは基本だよな!」
仁は一人0ポイント敵に立ち向かう。舞空術で飛び0ポイント敵に向かって手のひらを腰付近で重ねエネルギーを溜める。そうかめはめ波である。
習得に向け特訓はしていたがまだ威力が足りず完成と言えるものではなかった。
しかし、今回は火事場の馬鹿力とでもいうべきか、それまででは考えられないほどのあふれんばかりのエネルギーを0ポイント敵目掛けて放つ。
ぶっといかめはめ波に飲み込まれた0ポイント敵は跡形もなく消え去った。ついでに後ろのビルも消え去った。
「ありゃ、こりゃやりすぎちったかな?」
0ポイント敵を倒したのは良い、しかしかめはめ波に巻き込まれた人がいるかもしれない。だとしたら大変だ。
そんな思考の中、着地と同時に試験終了のアナウンスがされた。
瓦礫の中に取り残された受験生を救出し救助の人に預ける。こうして雄英入試は終了した。
幸いにも仁の放ったかめはめ波に巻き込まれた受験生はいなかったとのことだった。めでたしめでたし。
あとは合否通知を待つだけだ。
次回、体力測定から演習です。