今回は専用機もらう回です。今回駄文で短いですが最後までお付き合いください。
「ーー」
誰かの話し声が聞こえる。内容は聞き取れない。どうやら二人で話しているようだった。俺は重いまぶたを開け、起き上がる。
「おっと、起きたようだね」
妙にテンションの高い人が俺が起きたことに気がつく。ていうかこの人ってもしかして。
「あなたは……」
「はいはーい、みんなのアイドル篠ノ之束だよーん。えっと、川村冬弥くん、でいいかな」
「え、あはい。でもなぜ俺のことを」
「私がお話しました」
ん? 今声が聞こえた。おかしいな今は俺と束ねさんしか居ないはずなのに。
「ここですよ」
声のする方を見ると俺の首には見たことのない首飾り、ペンダントのようなものがかかっていてどうやら声はそこから発せられているらしい。いつから俺はこんな呪いのアイテム紛いの物を身につけるようになってしまったんだ。
「私ですよ。アリアです」
俺の一人問答も気にせずその声もといペンダントはそう名乗った。
「……すまん、誰だ?」
「はぁ、呆れます。あなたを転生させた時に側にいるからと言ったではないですか」
ああ。こいつあの神とか言う少女か。全然わからなかった。いやホントは分かってたけどね。声とかで。
「やっと思い出してくれましたか。全く、遅いですよ」
「無理だろ声だけで判断とか。それに寝起きだったし」
ペンダントもといアリアははあと深くため息をつくと俺が寝ている間のことを説明してくれた。
「ーーつまり俺のことやアリアのことは束さんはもう聞いていると」
「その通り!」
ぶいぶいと束さんは笑みを浮かべる。ホントお気楽だな。この説明とか普通に飲み込んでるし。
「で束さんは俺達の目的に協力してくれると」
「そうそう。IS関係のことなら天才束さんにおまかせだよ」
「なら早速俺の専用機を作ってもらいたいんですけど」
「うんうんもうできてるよ」
え、早い。速すぎるぜ束さん。さすが天才科学者。や関係ないか。
「さあ早く。セッティングと実践練習を行います。なんといってもあなたは救世主ですから」
そうだな。俺がしっかりしてこの世界を救わなきゃな。
研究室らしき部屋にはいると中には全身が黄色に包まれた機体があった。
「これが、俺のIS……」
「そう、とうくんの専用機。その名も迅雷」
迅雷……これが、俺の専用機。
「性能はとにかく速度がダントツだよ。反応速度も超早いよ。武器はロングレンジライフルにビームピット、近接武器に両刀武器の雷轟。あとはバススロットの許す限り追加可能だよーん」
すごいな。かなりのハイスペックだ。それに俺も身体強化してるし、これで俺はすべてを守ってみせる。
「早速実践練習にはいるよーん」
「……はい!」
俺は外に出て迅雷を展開させると空高く飛んでいった。
「よーし、じゃあ機体の基本情報と武器特性のデータを送るよ」
そう言って束さんは手前のキーボードを操作しだした。てかはえーよ束さん。さすが天才科学者。
とか思っている間に情報が俺のISに表示された。
「これが、迅雷……。俺の専用機」
ついでに俺は横に表示されていた機体の基本情報を拡大して覗き込んだ。
「なっ、これは! 束さんも言っていたけど、これって早いなんてモンじゃないだろ」
機体情報に表示されている速度を見るとメーターが飛び抜けすぎている。他がけして低いわけではない。むしろ高いほうなのだろうがそれでもその倍以上の値を示てしている。
「ならとうくん、ちょっと全力で飛んでみようか」
俺のコクピットに通信を飛ばす束さんはにやにやしながらそう言った。
「いいですけど、俺そんなスピードでちゃんと操縦できませんよ」
「だいじょうぶぃ、とうくんが寝ている間に身体能力とか調べさせてもらったけど、めちゃくちゃ高かったから心配無いよ」
絶対無理だろ、とは言えないので俺も出来る限りのことをしてみよう。てか束さん無茶ぶり多すぎ。
「はぁはぁはぁ、どうですか」
束さんの出した訓練をすべて片付けた俺は息を切らしながら帰ってきた。
「完ぺきだよとうくん! さすがだね」
いや、ほんとによくクリアできたと思う。それほどまでにキツイ訓練だったと言える。これクリアできるのはIS操縦者の5%くらいじゃないかな。消費税なみだよ。
いろいろありながらも俺は課題をクリアし、晴れてISのパイロットとなった。
(俺はこの世界と、関わる人すべてを守る)
この日、そう心に誓った。
こんな駄文にお付き合いいただいてありがとうございます。
次回は冬弥くんフランスに行きます。
学園にはまだ行きませんよー
ではまた次回に。