宿毛泊地提督の航海日誌 2ndらいと!   作:謎のks

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2019年秋イベント編 e-6後編

 ──こうして、南方の激闘は幕を下ろした。

 

『まだ油断は禁物ですがね。…前線への戦力補充経路の確保もまだ安定しませんし、現状はこのままでしょうね』

「暫くは様子見…ってこと?」

『そうですね瑞鶴さん、あの海域の瘴気も何とかしなければなりません。まぁ…敵の動きも現状不透明ですし、様子見がてら逐次対応又は先手を打つ形になりますかね?』

「結局はいつも通りやね?」

『手厳しいですね加賀さん。まぁ…言い方が悪くなりますが、良いサンプルが取れました、先ずは南方の瘴気対策をしなくてはなりませんね』

 

 南方海域は、未だ禁断の領域として墓標を建てる。果たして…荒ぶる魂が鎮まる日はやって来るのか…?

 

 

 

 

 

・・・・・

 

「…っつーわけで」

 

 はい、終わりました…ね?

 

全員「……っはあぁ〜〜!!」

 

 いやぁ長かったですね〜。

 

「もう勘弁してや…何ながアレ…先達の人らぁはあんな海域攻略しよったが?」

「い、胃が痛いです…夕立ちゃんが暴走した時は、本当にどうしようかと」

 

 リアルもヤバい感じでしたよ、具体的には…作者の手持ちバケツが「10台切った」とか。

 

 ※マジで今回はクリア出来るか不安だった。

 

「そもそもポカミスやらかすきイカンがよ?」

「(瑞鶴)そうじゃなくても、第三次ソロモンは活躍した艦とかが多いし、作戦自体が短くても密度が濃い戦いだったね?」

 

 ですねぇ、まぁ今回見せ場のある艦が多すぎて、省かれちゃった子も居ますけど?

 

暁「…へっちゃらだし(ほっぺぷくー)」

 

 拗ねてますねぇ?

 

「すまんにゃあ暁、今日はエピローグっちゅうことでよ、ここで皆と新しい娘らぁを迎えようや」

「…まぁ、いいけど。しれいかんこんどはあかつきもよびなさいよね?」

「おぅおぅえいよえいよぉ?」

 

 甘いですねぇ…我が子を愛でる父親みたいですね?

 

「(瑞鶴)成長したらウザがられる的な?」

「おぅ暁は永遠にお子さまやき、そんな心配いらんぞ!」

「おこさまいうなっ!」

「まぁまぁ…あっ、そろそろ新しい艦娘が挨拶に来ますよ?」

「(ミウスケ)いってみよーっ!」

 

 はぁい、いやぁ今回は攻略に付きっきりな印象ですから、少ない感じですかねぇ?

 

 ※ふふふ…

 

 ──コン、コン

 

「おぅ開いとるで、入りや!」

 

 ──ガチャ

 

 シツレイイタシマス。

 オシツレーシマース!

 ウフフシツレイシマス。

 オジャマイタシマス。

 ジャマスルヨ!

 シツレイシマス…。

 シツレイシマァス。

 …シツレイシマス。

 

 

 え え … な に こ れ ぇ ?

 

 

「多いおおい!?」

「(ミウスケ)しゅごいおおいの。」

「おぅなんか攻略中にポンポン落ちてにゃあ?」

「ここに来て豪運を発揮しないで下さい!?」

 

 なお、ゴトはいない模様。

 

「(瑞鶴)例のアメリカ駆逐艦もいないね?」

「くっ…時間が…ゴトもドロップさえあれば…っ」

「(加賀)言い訳しな」

 

 うーん、狭い執務室にこんな大勢…見てるこっちが窮屈なので、さっさと自己紹介しましょ。

 

「うい、んでは自己しょーっかい、オナシャス!」

 

Perth「了解。私は…オーストラリア軽巡「Perth(パース)」…よろしく」

 

 はいはい、んーウォー様と同じ中の人みたいですね、DMM英会話!

 

「あ~えいにゃあ…この発音がえいがよ、パース、やないねん。プーフやねん」

「言いたいことは分かりますが支離滅裂過ぎです!?」

「…面白い人ね? これからが楽しくなりそう、私を含めた「ABDA艦隊」をよろしくお願いしてもらえると助かるわ」

 

 あら大人ですね、仲間を思いやる、思慮深く真面目なところが人気出そうですね?

 

「いや~…でもにゃあ…」

「(瑞鶴)次の娘には負けると思う」

「瑞鶴さん!?」

 

 さぁ何のフラグですかね、次のゲストさん、カモォ〜ンヌッ!

 

De Ruyter「Hoi! 私はオランダ軽巡「De Ruyter(デ・ロイテル)」! 皆よろしくぅ!」

 

 来ましたねぇ、新しい絵師さんが描いたというゆるふわ軽巡さん。

 

「おぅ噂に違いなしや、可愛いにゃあ?」

「わかる? オシャレにはけっこー気を使ってるんだぁ!」

 

 おぉぐいぐい来ますねぇ? この人懐っこい感じ…鈴谷さん?

 

「(デ・ロイテル)あぁ〜分かる、そういう感じだよねぇ?」

「…本当に分かってます?」

「分かるわかるぅ!」

 

 ペロッ、これは…「ロー○系女子」…!?

 

「わかりみが深い」

「(ミウスケ)わ か る マ ン」

「こらぁ!?」

「(瑞鶴)何だろ、誰からも好かれる感じだね?」

 

 作者も好みみたいなのか、早速育ててますよ。

 

「良かったにゃあ、しばらくは演習漬けやけんど頑張ってな?」

「うん、これからよろしくね!」

 

 さぁどんどん参りましょう、次の方どうぞ〜。

 

Houston「Hi, アジア艦隊に配備されたNorthampton級重巡、「Houston(ヒューストン)」よ。よろしくお願いしますね♪」

 

 ヒューストン、こちら宿毛泊地。まさかのゲットだぜ。

 

「(ヒューストン)こちらヒューストン。はい、これから末長くお願いします♪」

「ノリが良い!」

「(ミウスケ)お姉ちゃん…!」

 

 姉オーラというか、柔らかい雰囲気がありますねぇ?

 

「ヒューストンさんは、パースさんとデ・ロイテルさんと同じABDA艦隊所属なんですよね?」

「はい、皆とまた会えて嬉しいわ♪」

「(デロちゃん)嬉しいよねー、分かるわかるぅ!」

「(パース)えぇ、これからも一緒に頑張りましょう」

 

 いやー、仲良いですねぇ。史実繋がりはやっぱり違います。

 

「(暁)おお…お、おとなのレディー…っ!」

「あら、可愛いLittie ladyね? これからよろしくね♪」

「っ!? こ、こここちらこそよろしくおねがいします…!」

 

 おやおや、意外な好印象ですねぇ?

 

「流石CV名○さん…テイル○オブイノセン○のア○ジュや…」

「そのセレクトはどうなんですか司令官…;」

 

 はい、次いきましょー。次の方ー?

 

神州丸「はっ、本艦は陸軍特種船「神州丸」であります。提督殿のお役に立てるよう、一意専心に努める所存であります!」

 

 おっ、彼女ですか…最上さんも喜ぶでしょう。それにしても…っはぁー!

 

「えい…豊○さんボイスえい…!」

「司令官!?」

 

 見た目は黒基調のミニスカ軍服に黒衣のフードを被り、ハイライトが消えかかったような眼をしています。…暗黒面?

 

「くあぁーっ、CV豊○さんに黒フードなんて、これなんてキン…」

「あ"ぁーっ!? やめろぉ! 最悪消される案件持ってこないように努力してるんですよこっちは!」

 

 良いじゃないですか、中々無いんですからこういうことは。

 

「…フム、聞いていた以上に賑やかな場所のようだ。これから宜しくお願い致します、提督殿?」

「おぅ! よろしゅうにゃあ…えっと…んー神州丸か、えいあだ名が思いつかんにゃあ?」

「む、それでしたらR1…いえ、M.T.…いやいや、G.Lなどと言う名もあります!」

 

 流石秘匿兵器、様々な呼び名がありますね?

 

「R1は吉田沙○里やろ? MTはなんかE.○.ぽいし、GL…ガールズラブ?」

「駄目だ…司令官はまともな反応をしない…っ!」

「では、提督殿の手腕を見せて頂きたく。どのような軽い気持ちでの命名でも構いません」

「んー、カミちゃん…とか?」

 

 そのまんまやないかーい!

 

「おぉ…成る程。カミチャン…良いですね、感謝致します提督殿。これからもこのカミチャンを宜しくお願いします」

「おぅ適当に言うただけやけんど…気に入ってくれたんなら嬉しいわ、これからもよろしゅうにゃあ?」

「はいっ!」

 

 おっと、これは予想外の反応ですね。まぁいいでしょう、さて早速次の人どぞー。

 

秋霜「っしゃーっ、うちの出番だね。うちは夕雲駆逐艦「秋霜」だよ! よろしくぅ!」

 

 うぇ〜、テンション高いですねぇ。

 

「司令官、うちは呼ばれたらすぐ出て来るから、頼ってくれていーよ! いやぁ〜ここって良いところだよねぇホント…グスッ、やば…泣けてきた;;」

「急にどうしたの!?」

「(ミウスケ)プロフィールだと「お調子者の感動屋」だって?」

「えっ、何で喋んないの…うぇっ、声が出ないんだ!? っはぁ〜ごめんねぇ…気づかなくってさぁ〜…困ったことがあったら何でも言いなよ、お姉さんがついてるからさ…ゔぅ、また泣けてきた;;」

「大丈夫なの…?」

「あっはっは! ダイジョブだいじょぶ〜うちは元気が取り柄だからねっ! このくらい何ともないよー!」あっけらか〜ん

 

 感情の浮き沈みが激しいですねぇ、元気なのはよろしいですが。

 

 ※ウチの姉が割とこんな感じで、正直驚いてる。

 

「お前の姉貴はどうなっちゅうがなや?!」

「とーにーかーく! うちはこれからも秋霜烈日を乗り越える気持ちで頑張るから、よろしくぅ!」

 

 …因みにですが、彼女は神州丸さんと同じ「中の人」みたいです。

 

「イメージと違いすぎて、最初は全然気づかんかったわ」

「あはは…で、では次の人どうぞー!」

 

平戸「はい…択捉型海防艦「平戸」…参りました」

 

 あらら、ちょっと顔色悪い感じですか?

 

「眼鏡っ子か…イイね!」

「司令官!?」

「貴方が司令ですか? …そう。潜水艦駆逐任務は、平戸にお任せ下さい。「今度こそ」…守って見せます」

 

 ん? なんか…前世を引きずっている感じが…?

 

「おぅおぅ意地らしいにゃあ、えいよえいよぉこれからよろしゅうにゃあ?(頭ナデナデ)」

「…っ!」

「し、司令官…びっくりしてるみたいですし、その辺りで…」

「…ぅ、あの……うう///」

 

 …満更でもないみたいですねぇ。

 

「(瑞鶴)あのさ…その娘は史実で色々あったからさ、育ててあげて大切にしてあげたらいいんじゃないかな?」

「(加賀)…そうやね、敷波と合わせて育てよったら良いと思うで」

「っ! 敷波さんもこの泊地にいらっしゃるのですか!?」

「おう、何か敷波の「風」が来ゆうきよ、後々育てよう思いよるがよ」

「もしかしたら演習で一緒になるかも、良かったね?」

「……っ、はい…平戸……頑張ります…っ!」

 

 あぁ泣かないで下さい? …この娘も苦労したみたいですね。

 

「ぅし、平戸をナデナデの刑に処しながら、次は誰やー?」

「司令官!?」

 

石垣「…占守型海防艦「石垣」…です。」

 

 ……ん、それだけ?

 

「えーっと、決意表明はあるかや?」

「…んー、潜水艦退治なら任せて……かな?」

 

 あらぁ…コミュニケーションしましょ、もっともっと!

 

「…私、気持ちを言い表すの苦手、だから…ん。」

 

 ん? …提督の手持ち無沙汰の左手を…石垣ちゃんが自分の左手を握らせる。

 

「…眼を瞑って。……何が見えます?」

「ん? 何も見えんにゃあ、強いて言うなら…あったかいにゃあ」

「…はぁ?」

「(吹雪)いやいや「はぁ」て!? 何この空間?!!」

 

 ♪特別なすぅ〜ぷ〜を、あーなたーに、あ〜げる!

 

「(ミウスケ)YES!」

「(瑞鶴)あったかいんだからぁ〜♪」

「懐かしいにゃあ?」

「いやいや…むぅ、独特な感性の持ち主って感じなのかな?」

 

 …っていうか今の提督の状況、右手で平戸ちゃんの頭を撫でて、左手で石垣ちゃんの手を握ってる…控えめに見ても犯罪臭ですよ?

 

「オレは不可抗力やけんどな?」

「(ミウスケ)ロリコンは皆そう言うのさ」

「ミウちゃん!?」

「ん…でも提督の優しさは伝わった…と、思う。…悪い気分じゃ、ない…よ?」

 

 良いですねぇ、この言動といい落ち着きといい、正ヒロインっぽいですねぇ。

 

 ※無駄知識だけど石垣がドロップ"三回"落ちた時は「惚れてる?」って運命を妄想してしまった。

 

「作者が気色悪い妄言吐いてるんですが!?」

「まぁ、これからのんびり頑張っていきや?」

「…ん、分かった。」

 

 さて、お次の方どうぞ〜!

 

早波「はぁ〜い! 司令、皆ぁ。私夕雲型駆逐艦「早波」参りましたぁ♪」

 

 ん〜高い声質に甘い声色ですねぇ。

 

「おぉ〜う、怪しいぞ、お前それ絶対高く「出しゆう」やろ?」

 

 キャラ作ってるってこと?

 

「んーっ、そんなことないよぉ! これがぁ早波のぉ…地声です♪」

「怪しい…」

「司令官、普通に失礼だから!」

「んふふ、気にしない気にしな〜い。私は藤波お姉ちゃんが居ればぁ、後は割と何でも良いのぉ!」

「良いんだ!?」

 

 おっとユリユリしい、あっでも実は阪神の藤○選手って可能性微レ存?

 

「藤波お姉ちゃんがぁ、良いでぇ〜す♪」

「おぅ、何かどっかで見たことあるぞこの光景」

 

???「姉様!」

???「お姉!」

???「北上さん!」

 

「(ミウスケ)ガチレズの方々!?」

「しかもガチシスコンだ!!?」

「はわぁ〜良いですよねぇ〜〜、私ぃあんな感じに、一途に人を愛せたらって、時々思うんです。」

「初対面だよね?」

 

「(秋霜)ちょっと早波姉さん、駄目だよあんな感じの人たちの真似しちゃ、うち心配になるよ〜?」

 

「むぅ、あきちゃんには関係ないでしょぉ〜!」

 

 …っあ、秋霜ちゃんが妹なの!?

 

「衝撃の事実…!」

「司令官!?」

「まぁ〜そんな感じでぇ、よろしくお願いしまぁす!」

 

 腹の底が見えない、いやぁガチガチですねぇ。

 

 …さて、これでこの場の新人さんたちは全員紹介しましたが?

 

「クセが凄いんじゃあ!」

「(ミウスケ)○ブじゃあ。」

「個性が強すぎるんですが…;」

 

 ええ、特に三人ぐらい。

 

「(デロちゃん)誰のこと? 分かるぅ??」

「(秋霜)んー全っ然分かんない! あっはっは!」

「(早波)早波もぉ、ちょっと分からないかな〜?」

 

 君たち、鏡見てきなさい!?

 

「…んー、よっしゃ皆ぁ、早速間宮で歓迎会やるき、先行って待ちよってや」

「了解しました」

「歓迎会だね、分かるわかるぅ!」

「分かりました、ではお先に失礼しますね♪」

「では、本艦もこれで」

「よしゃー! 飯だメシ〜にひひ〜♪」

「し、司令…あの…また…!」

「…じゃあね、提督?」

「早波も行くよぉ〜、お姉ちゃん待っててねぇ!」

 

 おぉわ、ぞろぞろと執務室を後にする新人たち。…あらぁ、すっかり部屋が広くなっちゃって…!

 

「…もうえいかや?」

「(暁)え、なにが?」

「まだ紹介してない人が居るから…どうぞ! もう大丈夫ですよ!」

 

 吹雪ちゃんの呼びかけで、左側の隣の部屋への扉から誰かが顔を出しました。

 

「…行った?」

 

 扉からひょっこり顔を出したのは、グレーの瞳に茶髪のツインテールの女の娘。

 

「おぅ、もう皆間宮行ったき入りや「アトランタ」?」

「うみゃっ!? あ、アトランタ…って…?!」

 

 暁ちゃんが仰天の声を上げます、そうです、彼女こそ今回の新艦娘の大トリ、アメリカ防空巡洋艦「Atlanta(アトランタ)」さんです…!

 

「……っはぁ。煩いったらないよ、まだ耳がガンガンいってる…皆声デカすぎ、よくあんなに張り上げられるね」

 

 アトランタさん、ぶつくさと文句を言って扉から執務室にやって来ました。

 

「暁、今日から一緒に戦う仲間になってくれたアトランタや、仲良うしぃよ?」

「う、うえぇ…きゅうにそんなこといわれても;」

「…だから言ったじゃん提督さん、アカツキもナイトメアも、アタシと関わりたくないんだって。大体…沈めたヤツと沈められたヤツが、そう簡単に仲良く出来る?」

 

 比較的穏やかな口調ですが、どこか突き放す言い草をするアトランタさん。

 

「まぁまぁそう言うなや、お前も仲良うなりたいき「暁と会うか?」って提案に乗ったがやろ?」

「……別に、過去がどうとか言ってそっぽ向くのが、メンド臭いだけ」

「…っ!」

 

 おやおや、アウトローな物言いですが、中々の良い人オーラですねえ。

 

「…っふぅ、アカツキ。アンタのことは覚えてる、あの夜の光も…でも、アンタを沈めたのはアタシたち。だから一言謝る…Sorry」

「…あなたって、すごくいいひとだったのね?」

「アンタから見たらそうかもね? …ま、これからは味方同士、出来るだけ仲良く出来たら…その…まぁ…良い、かな?」

「…そう、そうなんだ」

 

 暁ちゃんもスッと前に出ると、アトランタさんと向き合います。

 

「わたしは、こわいおもいもしたけど…あのたたかいでおこったこと、ぜんぶしかたがないことだっておもうの」

「……」

「だから…これからなかよくなれたら、うれしいかな。あなたみたいなレディーとなかよくなれたら、それだけでしまんだわ!」

「…あたしがLady? 冗談。あと仲良くとは言ったけど「出来るだけ」だから」

「うんうん、せつどあるつきあいがレディーのたしなみですもの!」

「Ha, 好きに言ってよ…ったく、調子狂うなぁ」

 

 両手を上げるアトランタさんですが、その表情は満更でも無さそうですね…良かったです。

 

「よっしゃ、二人が仲良うなったことやし、皆ぁが待ちゆう間宮行こうか?」

「Welcome party? …アタシはパス、煩いのは嫌って言ったでしょう…」

「だったら、わたしとおちゃかいでもしない? 金剛さんたちみたいに!」

「…オママゴトも嫌」

「にゃ、なんですってぇーーーっ!?」

「あはは…あ、でも夕立ちゃんも居るかもだし、やっぱり歓迎会に…」

 

「絶対嫌。」

 

 あらー、まぁそうですよね、そう簡単に解り合えるとは…。

 

「頑なに夕立とは会わんがよなぁ」

「(ミウスケ)過去にそっぽ向いてるよ」

「ぐっ、あのさぁ…順序があるでしょう。それにアイツ…根本的に性格合わないっていうか…」

 

「(バンッ)提督さん遅いっぽぉい!」

 

 あら、乱暴にドアを開けて出てきたのは…夕立ちゃんですね、その姿を見たアトランタさん、身を固くします。

 

「ゲッ、出た…ナイトメア」

「あぁ! アトランタっぽい、こんなところにいたっぽい! というか夕立は夕立っぽい、ナイトメアじゃないっぽい!」

「今日もぽいぽい言ってんのね…まぁいいけど……はぁ」

「おぅ夕立、アトランタが一緒にパーティー行きたいがやと、連れて行っちゃって」

「っ! ちょ、てめ…」

「わぁ〜〜! 嬉しいっぽい、一緒に最高に素敵なパーティーにするっぽい、さぁさぁ早くいこいこーー!!(ぐいぐい)」

「っ、おい、袖を引っ張るな、皺になる! …提督さん、後で覚えておいてよ」

「暁もいっしょにいくんだから、わすれないでよね!」

「もちろん! 暁ちゃんも一緒っぽい! あはは!」

 

 夕立ちゃん楽しそうですねー、そのままアトランタさんと暁ちゃんを連れて出て行きました。

 

「…嵐のように去って行きましたね」

「アトランタは攫われたけんどな?」

「(ミウスケ)意地が悪いね、お兄ちゃん」

「にゃはは、あのぐらい突っ張れるがやったら、夕立たちとすぐ仲良うなれるやろ?」

「(瑞鶴)やれやれ…結局いつも通りだね?」

「(加賀)えいやんか、いつも通りが…一番よ。」

 

 こうして、激動の南方作戦、並びに第三次ソロモン海戦は終わりを告げました。

 この調子でかつての仇敵たちと分かり合える日が、いつかやって来るのでしょうか? …まぁまだ分からないですよね、でも…アトランタさんと夕立ちゃんたちを見たら、そんな心配は無用だと感じさせてくれます。

 

「…さぁて、一応一区切りっちゅうことで、オレらぁも間宮に行くかぁ!」

「はい!」

 

 動乱の中でも、宿毛泊地の面々は変わらず穏やかな日々を過ごすのだった…。

 

── That's all finished!

 




○宿毛泊地ショート劇場

吹雪「それにしても新人さんがすごい数でしたね?」

 そうですねぇ、何気に今イベ新規艦全コンプ&倍プッシュですから。

瑞鶴「こんなに新人が来たの2017夏イベ以来じゃない?」

加賀「殆どが「銀背景」やき、そういう事情もあるがやろ?」

提督「どうや、オレの雪風力を持ってすれば、こんなもんやで!」ドヤァ

「(ミウスケ)…他の人は二隻目も手に入れたって話だけど?」

 ※甘えるな、ウチにそんなスペース(財力)はない。

提督「チックショーッ!! (小○太夫感)」

吹雪「…いえ、騙されませんよ。そんなこと言って「潜水艦はオリョクルの為に2、3隻所持」で「大鯨さんは龍鳳さん×2の為に計3隻所持」とか、色々ダブってるの知ってますからね!」

 ※♪〜(´ε` ;)

加賀「言い訳しな、見苦しいで。」

 まぁオリョクル組は第二期ではほぼ出番なしなので、なにがしかの役割は欲しいですけど?

提督「ま、何も全く出番がないわけやないき、その内なんとかなるやろ〜」

吹雪「ですかね? …では、今日はこの辺りにしましょうか?」

「(ミウスケ)まったね〜♪」

 はぁい、では皆さまこれからもゆるりと頑張ってまいりますので、よろしくお願いしますね〜、ではでは〜。

※追記:潜水艦普通に出番ありますねぇ…2-1の周回部隊として。情報弱者じゃけぇ…申し訳ありませぬ。

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