宿毛泊地提督の航海日誌 2ndらいと!   作:謎のks

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 皆さま、この厳しい時制の中如何お過ごしでしょうか? 作者です。
 まだ油断はならない状況とはいえ、少しずつ日常が戻って来ている方々も多いのではないでしょうか。警戒はすべきですが、許される範囲でちょっとだけ羽目を外していく…というのもどうでしょうか?
 …無責任な発言でしたね、すみません;

 では本編を……と、長くなりますが注意事項。

 前回の話でお話的にも良いオチだったと(勝手に)思っているので、ここいらで新キャラでも出していこうかと思います。でその新キャラですが…。
 例の"機関"の人にしようと思うんですが、もう分かると思いますけど元になった人がいるんですね、えぇ「Cのつく」人たちです。”あの人”と同じですね。
 しかし何分資料が少なく作者もイベントに顔出してるワケではないので、言ってしまえばキャラ付けは「適当」ぶっちゃけ「妄想」なんですね? 何が言いたいかというと──

 被害に遭われた皆さま、誠に…申し訳ありませんでした!!

 …それ言ったら谷○さんどうなるんだと言われてもご尤もですし、(元になった人と)全然違うやん! と言われても仰る通りなんです。でもここまで来たら出したいじゃない? 知らなかったもん〇○さんも機関員だったなんて!(言い訳)

 ハァ…ハァ……失礼しました、取り乱しました。

 今更ですがお目汚しご容赦下さい、それでは…本編を、どうぞ!


2020年梅雨イベ&夏イベ編【侵攻阻止!島嶼防衛強化作戦】
2020年梅雨イベ&夏イベ編 e-1


 ──運営鎮守府、会議室。

 

 大きなラウンドテーブルに相対して座るのは、運営鎮守府現主任兼定期従軍医「徳田」と、その女性アシスタントの「谷部」であった。

 黒髪を長く伸ばした、優しい人柄が滲み出ている谷部。対する徳田は黒髪短髪の険しい顔つきを崩さない眼鏡を掛けた知的な男性である。二人とも白衣を身に纏い「科学者アピール」を忘れない。

 

「…徳田さん、お話って何ですか?」

 

 谷部の開口一番の疑問に、徳田はいつものように眼鏡を「クイッ」と上げて位置調整すると、この場に彼女を呼んだ理由を話す。

 

「谷部さん。大事なことを忘れていたので…その事について言及しておこうと思いまして?」

「大事なこと?」

「はい。それは──」

 

 徳田の勿体ぶった言い方に、嫌でも緊張が走る谷部。固唾を呑みながら見守っていると…予想外の一言。

 

「…私、()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「……………は?」

 

「分かっているんです。閲覧者の皆さんも薄々疑問ではあったのでしょうが、別に忘れていたわけではないんです。ただ「ギャグ時空だからいっか!」という作者の適当が原因なので…どうか私に「うっかり属性」を加えないで下さい!」

「徳田さん…振りですか?」

 

???「押すなよ?! 絶っ対押すなよぉーーーーっ!!」

 

「…はぁ、宿毛泊地(この作品)でシリアスが滅多に続くわけでなし。そんなワケで定期従軍医の仕事を再開したいと思います、まだ予断を許さない状況ですが、敵の攻勢が緩んでいるうちにちゃちゃっと終わらせたいですし?」

「はぁ…まぁ。あれから随分月日が経ちましたし、それがよろしいかと?」

「えぇ。なので…宿毛泊地の「面倒」は、谷部さんに一任したいと思っております」

「はい、わかr……えっ!? あの人たちの相手を…私一人で? それは…;」

「えぇ、貴女の大人しい人柄では彼らを御しきれないことは理解しています。なので…助っ人を呼びました」

「助っ人? 外部からですか?」

「いえいえまさか。我が機関からに決まっています、そんなことに割く費用もありませんので」

「あはは…それでその助っ人さんとは? スタッフは皆大体忙しいはずでは?」

「まぁ、そうなのですが。艤装開発部門の方から…暇ではないのですが「面白そう」ということでお一人、お貸し頂きました。あまりこちらに出ては来れないでしょうが、貴女とも仲が良い…ということで?」

「艤装開発の子で私と? …っ! まさか…」

 

 

 ──バンッ!

 

 

 突然会議室のドアが乱暴に開くと、中に入って来たのは…白衣の「女性」だった。

 

「話は聞かせてもらった、後はアタシに任せなさいっ☆」

 

「…えぇ…;」

 

 彼女の姿を見るや、今後が余計に不安になる谷部だった…。

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 ──宿毛泊地、執務室。

 

「…ええと、つまり先生は仕事で居らんいうことやな?」

『はい…』

 

 宿毛泊地の提督、ミウちゃん、吹雪ちゃんは運営鎮守府の谷部さんより事情を聴いております。なんでも徳田先生が暫くお仕事で不在になるとか?

 

「例の各鎮守府訪問ですね?」

『そうです。彼の場合は日本に建てられた鎮守府泊地等だけなので、そこまで長い間お世話になるわけではないんでしょうけど…最低でも1~2年は?』

「はぁ? まぁオレらぁは別にえいけんど?」

「ですね。というか漸く行かれたんですね? 正直そちらも気になってはいたんですが」

「(ミウスケ)忙しかったんだよね?」

『そう解釈していただけると…実際忙しいですし』

 

 なるほど。しかし大変ですねぇ? これからは貴女一人で回さなきゃなんでしょ、無茶ぶりですね。

 

『無茶ぶりは慣れてますので…それに、今回は助っ人も呼んでくれたし?』

「助っ人ぉ?」

『はい…私とよくお話する娘で、仲良くさせてもらっているので。徳田さんも気を利かせて白羽の矢を立てたのだと?』

 

 ほぉ、その助っ人とは?

 

『(ひょこ)私だ!』

 

「(吹雪)いや誰!?」

 

 ふむ、リモート会話中の谷部さんの隣に、溌剌とした女性が映りました。短髪の女性で…髪飾りがなんというか「独特」ですねぇ。

 

「ほっほーい! オラ宿毛泊地提督~アンタ誰?」

「司令官!?」

『私は「宮河(みやかわ)」って言うの、よろしくね宿毛泊地の皆さん。会えて光栄よ♪』

「(ミウスケ)よろしく~」

『宮河さんは運営鎮守府の「艤装開発部門」の副主任を務めているの。まぁ副と銘打っていますけど、殆どの艤装の構想とか開発とか、彼女の頭の中で生まれています』

 

 ふぁ~!? つまり宿毛泊地の「天才枠」ですか?!

 

???「ヒッ! 天才が何人も居てたまるかっつーの」

???「んだなぁ」

 

「今望月ちゃんに似た娘と、よく見かける巨漢さんが居たような!?」

『おぉ~、今の現象は「スター・システム」の応用ね? 興味深いなぁ~!』

「え、そういうリアクション?」

『宮河さん、少し変わった娘で。マイペースなところもあるの』

 

 谷部さんの説明に、我々も合点がいきました。大体技術者って変人が多いですよね?

 

「F○Oのダ・○ィンチちゃんやんな?」

「だから司令官!!?」

『あはは、あの大天才と比べられても。私は機械いじりの好きなただの技術者よ?』

 

 いやいや結構すごいですよ? 艦これ世界の艤装を造ったなんて…!

 

「まぁなんにしてもこれからお世話になるんやったら、よろしくお願いするわぁ!」

『はい、お願いされました! これからよろしくね?』

「お願いします。…ところで宮河さん、その髪飾りは…?」

「(ミウスケ)いやに目立つね、その黄色いの?」

 

 はい、さっきも言ったように宮河さんはよくわからないキャラの髪飾りを着けてます。

 

『あぁこれ? これはアタシ作の「キリン改二」の髪飾り、可愛いでしょ?』

 

 髪飾りを外して、これ見よがしに見せる宮河さん。キリンもどきのキャラの顔が何ともいえない雰囲気を醸し出してます、あの…角の部分が、探照灯っぽくなってますね?

 

「これ…艦娘ですか?」

『そうとも言うし、そうとも言わない。答えはアナタの中に!』ビシッ

「(ミウスケ)うん、適当なんだね。」

 

 ※作者的にキリンは「某○outuber」でファイナルアンサーしてます。

 

く〇にちは!

「司令官!? 下ネタですk…え? 訛ってるだけだからセーフ? んなわけあるくぁ!!!

 

 というか…遂によ○つべネタに手を出しましたね?

 

「ちゃうねん、あの人のトークが面白いだけやねん」

「(ミウスケ)これからは色々なネタにも挑戦出来たら、だって?」

『(宮河さん)おぉ~良いじゃない、挑戦は大事だよ? 何事も当たって砕けて粉微塵ってね♪』

「砕けすぎィ!!?」

 

 駄目だ…さっきから歯止めが利かなくなってきてる、十中八九宮河さんのキャラが面白いせいですけど。

 

『…正直、彼女の相手もしないとだし、二倍疲れるかも…』

「谷部さん…お気持ちお察しします…っ!」

 

 谷部さんには後で胃薬でも進呈しましょう。

 

『あはは…ありがとうございます』

『谷部ちゃん駄目だよ~、そこは「ナンデヤネンッ!」ってぐらいの勢いがないと?』

『えっ? 無理だよぉ…宮河さんじゃないんだから』

『えぇでもアタシはツッコミって柄じゃないし?』

 

宿毛泊地勢「せやな」

 

『…はぁ、分かりました。何とか…突っ込んでみる!』

『その意気や良し!』

「ん? 今ナニをツッコムちry」

 

 

「おるぅあ!!!(鉄塊フルスウィング)」

 

 

 ──グォイイイイインン!!!

 

 

「おあああああああああ!!?」キラーン

 

「(ミウスケ)吹雪ちゃんが、キレた…;」

「下ネタ禁止、セクハラ禁止、いいですねっ!!?」

「(提督@巨大たんこぶ)アッハイ…;;」

 

 いやぁすみません、こんな感じですがこれからも仲良くして頂ければ…?

 

『…っ! そ、そのツッコムちゃうわ~! …ど、どうかな?』

 

 …うん、谷部さん。ツッコミは私に任せて、貴女はそのままの貴女で居て? (何かを悟った顔)

 

「(ミウスケ)駄目だ…っ、ボケの連鎖は続く…っ。終わりがない…圧倒的理解……っ!!」

『あはは! 面白いね~谷部ちゃん、アタシこの人たち気に入っちゃった♪』

『それはそうでしょうね…(淀んだ眼)』

「それはそうと、今回のイベントはどんな感じなんや?」ケロッ

 

 あぁ…えぇと、今回は──

 

 

 

 ──「侵攻阻止!島嶼(とうしょ)防衛強化作戦」

 

 

 

 です!

 

「なんか、梅雨イベと夏イベが合体しちゅう聞いたんやけんど?」

『(谷部さん)はい、様々な諸事情が重なりイベント開催が遅れにおくれてしまい…そのため二つのイベント内容を一つにまとめてしまおう…と?』

 

 現実(リアル)コ〇ナ(リアル)してましたからね?

 

『(宮河さん)相対的に大規模な作戦になるけど、その代わり…今回の新艦娘は「10隻」邂逅が予測されているわ!』

 

 ひぇ~っ、過去最高の実装数じゃないですか!?

 

「よっしゃあ! それやったらオレらぁも気合入れんとにゃあ?」

「はい! …それで具体的にはどのような?」

 

 はい、先ずは「鎮守府近海の防衛力の強化を目的とした諸作戦」の実施だそうで、今までに出て来た様々な拠点へと赴き、海上護衛や水雷戦隊、そして機動対潜掃討部隊等を中心に各作戦を展開…ということです。

 

『(谷部さん)また本土に深海群が襲撃する可能性がありますので、先ずは各鎮守府や泊地、各防衛拠点と連絡を取り、各地へ補給物資の輸送、敵襲時の一連の行動と連携の確認、必要なら周囲の敵深海群を掃滅して下さい』

「物騒ですね…;」

『(宮河さん)今までとやることは変わらないわよ、サーチアンドデストロイ! …簡単でしょ?』

「しゃあないにゃあ? いっちょやってみるかや!」

 

 はいはい〜、先ずは第一海域。早速行ってみましょう!

 

 

 

 

 

・・・・・

 

○「鎮魂、キ504船団」

 

・ステージ「オホーツク海千島列島沖」

・難易度「甲」

・基地航空隊なし

・ギミックあり

 

 我が本土周辺の島嶼防衛強化の一環として、千島列島方面へ兵站輸送を実施!

 敵潜警戒も十分に! キ504船団──抜猫!

 

 

 

 

「…んん? ナニこの「キ504船団」ち?」

 

 知らないんですか? まったく…と言っても単純に「北方の輸送作戦」に従事した船団になりますね(ネットで簡単に調べただけですが)。この船団の護衛には潮ちゃんと曙ちゃんが関わっており、今回のステージの特効艦となります。

 

「あぁね? やったら北方…この場合は「幌筵(ぱらむしる)泊地」(2017春イベ初出)に行くちゅうことかや?」

 

 そうですね? 幌筵泊地へ兵站増強、更に日本北方周辺に潜んでいる潜水艦群、そして襲撃予想のある敵艦隊を迎え撃つ。これが一連の流れですね?

 

「となると…輸送と撃破の「二ゲージ」体制ちゅうことやな?」

『(谷部さん)そうなりますね?』

「よし、やったら…こうか!」

 

 

 

○北方輸送護衛部隊

 

・五十鈴

・潮

・曙

・リベッチオ

・荒潮

 

 

 

 えぇ〜っ、荒潮ちゃん切っちゃうんですか!?

 

「貴重な朝潮型改二を…幾ら大発が積めるからって?」

「あんな、今回は多方面へ色々な艦娘を送ると思いよるがよ。俺も日頃から艦娘を育てゆうき、大発持ちも含めて駆逐艦も大分増えた思うてにゃあ? それに今回は「特効艦」も多いにかぁらんき、後で使わんで特効艦に席譲って出番ない、はイカン思いゆうき」

「つまり、素人のイメージとして今回朝潮型の出番が無さそうだから、手頃なところで出番を与えたい…と?」

「ほうやにゃあ? やけんど付け焼き刃の適当やき、どうなるか分からんけんど。なるだけは少ない艦数で行きたいけんどにゃあ?」

『(谷部さん)なるほど…読みとしては良い線は行ってますね?』

『(宮河さん)まぁそれが「情報が出揃った上での判断」なら良かったんだけど?』

「手厳しいにゃあ? オレは先の情報はなるだけ見たくない派ながよ」

「行き当たりばったりですねぇ?」

 

 楽しみたいのは解りますが、あまり縛りをキツくしないことですよ?

 

「まぁ〜そうやな? これからはもう少し先の情報も見てみるかや?」

「良い心掛けです、司令官!」

 

 さて、そんなこんなで輸送が終わったみたいですね?

 

「はやっ!?」

「(ミウスケ)実際は小一時間掛かったみたいだけど?」

「まぁまぁ、そんじゃあ次行こうか?」

 

 はい、次は第二ボス…と言いたいのですが、先ずはギミック解除でボスマスルート解放しないと?

 

「えっ、と…Cマス分岐のEマスルート行って、FマスでA勝利以上せんとイカンがやね? 簡単じゃあ!」

 

 

──テコリン♪

 

 

「しゃあ。」

「早いですってば!?」

『(宮河さん)いや貴方たちさくさく進めすぎじゃない? 早いことは良いかもだけど』

「いやぁ何年もやっとると、どういたちこんな感じになるがよ?」

「今まで色々ありましたからねぇ(しみじみ)…ん? この会話何処かで??」

 

 さて、では第一海域ボスを倒しに行きましょうか? 編成はこちら。

 

 

 

○鎮魂部隊

 

・潮

・五十鈴

・曙

・リベッチオ

・荒潮

・那智

 

 

 

「司令官、この編成はボスから遠回りするのでは?」

「よう分からんけんど、こうした方がえいち(攻略記事に)書いちゅうきにゃあ?」

 

 まぁ一戦増えるだけですから、対潜をしっかりとしていれば大丈夫でしょう。…では、ボスとご対面〜!

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 ──ボスマス到達…敵深海群、発見。

 

 

 

 轟沈駆逐艦

 

 深海千島棲姫

 

 

 

『ハジメテミタノカイ? …ソゥカイ? ジャアココデ…沈メテヤルヨォ!!

 

 

 

「っうお!? びっくりしたわぁ…っ!」

 

 気合いの入ったボイス、ヤル気満々ですねぇ。それにしてもこの娘…今までの娘と違ってより艦娘っぽい姫というか…?

 

「艤装も艦娘っぽいにゃあ?」

 

 あぁ確かに、彼女の着けている武装は艦娘の艤装のそれと変わりありません。これにはどういう意図が…?

 

「…思うところはありますが、とにかく敵が現れた以上迎撃するしかありません!」

 

 ですね、シリアスの雰囲気を感じましたので、真面目にやりましょう! じゃあ艦隊の皆さん、お願いしますっ!

 

「(曙)…ねぇ、潮?」

「(潮)うん、曙ちゃん。…私たちがここに居るのは、そういうことなんだろうね?」

『ナニゴチャゴチャ話テンダイ? 来ナイナラ…コッチカラ行クゼェ!!』

 

 

 ──敵艦発見、攻撃開始!

 

 

 敵の編成は旗艦に深海千島棲姫、随伴が駆逐3……ん? これだけですか?

 

「なんや楽勝やn(ドゴォン!!) っ!? 何事や?!」

 

「(リベッチオ)痛ぁ〜い!? 誰かオシリ狙ったでしょお!! もぅ〜ヤダぁーっ!!」

 

 あら、リベッチオちゃんが中破? 深海千島棲姫さんが…先制雷撃を?!

 

「いえ、それだけじゃないです。明らかにもう一つ魚雷が撃たれた…一体?」

『(曙)クソ提督! この下何かいるっ、多分潜水艦!!』

「何ィ!? 単縦陣にしてもうたわ〜、わや!」

「(ミウスケ)潜水艦…ってことは?」

『(谷部さん)”デコイ戦法”…ですね?』

「そんな…敵がこんな最初から「デコイ戦法」を使ってくるなんて…!」

 

 e1だからって油断してましたね。…ぁあ、皆潜水艦対処に忙しくて、全然ボス削れてない…っ。

 

『ガラ空キダヨォッ! オラオラァ!!』

 

 

 ──ボガァン!!

 

 

「…あらあらぁ、やられちゃったわ、ねぇ…っ」

 

 っく〜! 荒潮ちゃんが敵の砲撃の餌食に…完全に後手に回ってます!

 

「…しゃあないわ、一旦引くぞ!」

「(潮)それがよろしいですね。…じゃあ、()()()()()()()…?」

『ハンッ、何度来テモ返リ討チニシテヤルヨ!!』

 

 潮ちゃんと曙ちゃん、深海千島棲姫ちゃんの方を見て悲しそうな顔をしてます、あぁ…やっぱり()()()()()()なんですね?

 

 

 

 

 

・・・・・

 

「攻略記事に書いてあったことは、手数が足りんなるいうことやったがやな?」

「そのようですね。…でも、先ずはあの随伴潜水艦を何とかしないと、話が進みません」

 

 ですねぇ。…という訳で、それを踏まえたうえで負傷した荒潮ちゃんに代わり、浦風ちゃん(丁改)が編成されます。

 

 メンバー交代:荒潮→浦風

 

「随伴の潜水艦が厄介やきにゃあ、浦風は「三種シナジー効果」持たせたまま先制対潜出来るちゅうきよ、うってつけやにゃあ?」

 

 あら、知ってますね? 三種シナジー効果とは「ソナー、投射機、爆雷」の特定の組み合わせによって、対潜火力が上昇する効果です。今回のように一発で仕留めたい相手にはもってこいですね。

 

「組み合わせ方はここでは省くけんど、対潜火力は目に見えて上がっちょるき、間違ってはおらんはずや」

「凄いっ! そんなことを知っているなんて、流石です司令官!!」

「にゃはは、オレもここまで来たらにゃあ?」

「(ミウスケ)…ネットで調べたんでしょ?」

「っぐ、まぁまぁ。とりあえずこれでやってみようや?」

 

 ですねぇ、しかしながら浦風ちゃんは……ぁあ良いです、こんな状況ですしね、野暮なこと言いません。

 

「…またやってもうたか;」

「司令官!?」

 

 

 

 

 

・・・・・

 

『コンナ寒イ海デ沈ムノハ…嫌ダロウ? ……嫌ダヨナァ!!

 

 再びボスマスに到達。…さぁ、解放してあげましょうっ、先ずは先制対潜!

 

「行っくよー!」

「五十鈴の力、存分に見せてあげる!」

「おどりゃあ!!」

 

 

 ──ボガァン!

 

 

 命中しました! …激しい轟音と水柱が建ちます、敵潜水艦は確実に撃沈。やりましたね!

 

「まだや、油断はせられんで!」

「分かってるわよ、じゃあ行くわよ…潮!」

「うん、行こう…迎えに!」

『…ッ、調子ニ乗ルナ。オ前タチモ…コノ海ト一ツニナルンダッ!!』

 

 

 

 

 

 

 ──我、夜戦ニ突入ス!

 

『──オ”オ”オ”ォ----ッ!!』

 

「──…っ!」

 

 潮ちゃんと深海千島棲姫ちゃん、両者向かい合うと…刹那の攻撃を繰り出します。

 

 潮ちゃんは魚雷カットイン、深海千島棲姫ちゃんは砲火による必殺の一撃を叩き込みます…!

 

 

 ──ズドォン、ボガァン!!

 

 

『ガァ!?』

「きゃあ!?」

「潮!!」

 

 両者に命中、潮ちゃん何とか持ちこたえ中破、対して──

 

『…グ、ガァ…ッ』

 

 深海千島棲姫ちゃん、ボロボロになり今にも倒れそうです、これは…勝負ありですか?

 

「…っ」

 

 潮ちゃん、痛みから思わず態勢を崩してしまいます…。

 

『寒イダロウ? 冷タイダロウ?! …コノ冷タイ海デ、私ハ…マタ……眠ル……ッ。…モウイイ、一生懸命…ヤッタ…ノ。ヤッタ……ノニ…ッ!』

 

 深海千島棲姫ちゃん…彼女の眼から…大粒の「悔し涙」が…。

 

「……」

 

 ──スッ。

 

『…エ?』

 

 潮ちゃん、深海千島棲姫ちゃんに手を差し出しました。

 

「…今まで、こんなところに一人ぼっちにさせて、ごめん。貴女は…帰りたかった…それだけなんだよね?」

『…ッ』

「今からでも遅くないわよ、アンタ…こっちに来なさい。こんなところに居ても…アンタは報われない。本当に悔しいんだったら、もう一度やり直すぐらいの覚悟で来なさいよ!」

 

 潮ちゃんと曙ちゃんの必死の呼びかけに、深海千島棲姫ちゃんは…信じられない、そんな表情を浮かべています。

 

『…良イノ?』

 

 深海千島棲姫ちゃんの声に応えたのは──通信で話を聞いていた提督でした。

 

「えいよ。今までこんなひやいとこ居って、本当に偉かったにゃあ? …これからは、オレらぁのとこでゆっくりしていきや? …にゃあ?」

『…ッ、提督…ワタし…わタしッ──ありがとう!』

 

 

 ──手を……握って…っ!

 

 

 …夜風が吹き荒ぶ中、伸ばした手は…いつの間にか「消えて」いました。

 

「…これで、良かったんだよね?」

「そうね。…帰りましょう? クソ提督のとこへ」

「うん…」

「潮…そんな顔すんじゃないわよ。アンタは…あたしたちはよくやったわよ?」

「あはは…ありがとう曙ちゃん!」

 

 潮ちゃんは曙ちゃんの優しさに、指で「Vサイン」を作り応えました、曙ちゃんも満足そうに微笑んでVサインを返しました。

 

 ──こうして、北方の戦いは幕を閉じました。

 

 その手は触れることはありませんでしたが…潮ちゃんの右手には確かな「温もり」が感じられました。…それはきっと。

 

「…ふぅ」

「司令官…?」

「ん? なんちゃあないわえ、なんちゃあ…」

『(…成る程、徳田さんたちが目を掛けるワケだ。…本当に面白い人たち!)』

 

 彼らの戦いの一部始終を見届けた秀才は、人知れずに頷くのだった…。

 




○宿毛泊地ショート劇場

吹雪「あの、運営鎮守府って他にどんな人がいらっしゃるので?」

宮河さん「ん~? 気になる?」

提督「ふぁい。なんか元機関のメンバーがどうとか、先生が言いよったけんど?」

宮河さん「んー、まぁ面白い人たちばかりだよ? ここで言っても分からないだろうから言わないけど」

提督「そんなこと言わずにさぁ~、いいじゃ、ないのぉ~~!」

宮河さん「ダメよぉ~、ダメダメ♪」

谷部さん「あはは…機会があれば紹介しましょうか?」

提督「おぉ、マジかや!」

 いやいや駄目ですって、機関だとか組織だとかは「秘密」がアイデンティティーなんですから。

吹雪「その偏見もどうなんでしょうね…;」

提督「まぁ急いでないき、その内…やな?」

谷部さん「ですね。…ふふっ」

 ※これ以上変なキャラ付けするのは先方にも失礼だと思うし、この辺で留めておくべきだと思うの!

吹雪「あぁ…結局は作者次第なんですよね?」

 世知辛いのじゃ…。
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