宿毛泊地提督の航海日誌 2ndらいと!   作:謎のks

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 皆さま、長い期間お待たせして申し訳ありませんでした。宿毛泊地提督の航海日誌、このお話で一旦の終わりとなります。
 まさかの次イベ(2024年夏イベント)開催中に投稿するというね? 4月中旬から投稿し始めたから、3~4か月という長期間の執筆でありながら、前回にも言えますが自分の書きたいことと言うか、そこまで内容が詰め切れなかったのが悔やまれます…。
 正直に申しますとその月日の中で、リアルでは書いてる場合じゃないんじゃ? と思わせるほどの出来事が立て続けに起こり、だからといって投稿を止めるわけにはいかないと自分の気持ちである「なるだけ省略しないで書く」を少し曲げて、イベント編投稿を終わらせることを優先度高めにして、早足気味に書いてしまいました。物足りなかった方々は本当に申し訳ないです。いやぁ…書きたいこと多すぎるし時間も足りないしで、力不足ですみません;

 その代わり! エピローグは少し豪勢にいきたいと思います、最終回だからね? あのキャラとかあのキャラとか、まさかのあの人たちも!? 化学反応的な絡みを楽しみにして頂ければ…!

 では、最後のご挨拶はあとがきに回すとして、先ずは本編をご覧になって下さい…どうぞ!

 ※すご~く長くなってしまいましたが、分割せずにそのまま投稿します。見にくかったら言って下さい~!


エピローグ
2ndらいと! エピローグ


 遂に宿毛泊地最後の作戦「竜巻作戦」を終えた宿毛提督と艦娘たち。

 だがいつものようには終わらない、徳田たち運営鎮守府が主催する「宿毛泊地提督の航海日誌 完結記念パーティー」に出席することとなった提督たちは、数日に渡るパーティーの準備を終えて後は本番を控えるだけだった。

 

「(提督)それはそうと早速最終海域突破報酬が来たで〜! 色々貰ったけんど主なモンは甲種勲章と、選択の「戦闘詳報×2 or ネ式エンジン×2」と「試製甲板カタパルト or F4U-4☆6」やにゃあ。オレはそれぞれ「ネ式エンジン」と「F4U-4」にしたわぁ、更に確定で「試製 陣風☆1」も付いてくるやと! これで制空権争いも楽になるで〜まぁ廃人からしたら「はしたモン」やろうけんど、ほとんどの皆ぁにはプラスになるやろこんなん! おまけに報酬艦の・・・」

 

「(吹雪)司令か〜ん! 少しお聞きしたいことが!」

 

「(提督)おっと! これはパーティ本番で言わにゃあな、にゃはは! そういうことやき皆ぁ待ちよってよぉ!!」

 

 ──いつもの調子で迎えるパーティー当日、果たしてどのような顛末が待っているのか?

 

・・・・・

 

 ──パーティー当日、宿毛泊地大会議室前

 

「(吹雪)遂に来てしまいました…この時が」

 

 大会議室のドアの前に佇む提督と吹雪ちゃん、そしてミウちゃんに提督の肩に乗るクロさん。

 徳田さん主催の完結記念パーティー当日、三人と一匹(?)は連れ立って会場の大会議室前に来ていました。

 

「────……! ……!?」

 

 ん~? 何やら扉の向こうが騒がしいですねぇ??

 

「(提督)もう皆ぁ酒飲み始めゆうがやない? ヤバいちや吹雪、早うドア開けてパーティーしよう!」

「(吹雪)司令官、そうは言っても開けたらあけたで何だか嫌な予感が;」

「(ミウスケ)右に同じ。」

『(クロ)宴なんぞ飲んで騒いでが当然だろうがよぉ、良いから開けようぜ~腹減ったぜこっちは~!』

「(提督)そうやにゃあ。ちょい気になるけんど・・・ここは一気に開くで!」

「(吹雪)ちょ、まだ心の準備が!?」

 

 吹雪ちゃんの制止も虚しく、提督は両腕を扉に当てると・・・力を込めて一気に押し開けた! すると──そこには驚愕の光景が!

 

 

 

 ──ギイィ・・・!

 

 

 

「(伊14)にゃっはははははぁ~~~! ぉお~良い飲みっぷりだねぇ後輩ぃ! もう一杯ぐらいいいでしょ? ねぇ~!」

 

「(伊41)うっす! 先輩のありがたぁ~い一杯、頂きまぁ~す! んぐ・・・ぷっはぁ! っくぅ~~! このために艦娘になったのさあたしは!!」

 

「(伊36)もうしぃちゃん、あんまり飲みすぎは駄目だって! ってまた飲んでるし・・・んぅ、へいちゃんも何か言って!」

 

「(平安丸)まぁまぁ、お身体を壊さない程度なら大丈夫かと? それこそ艦娘は身体が頑丈に出来ているみたいですし・・・」

 

「(ドラム)Hey! そんなことよりAdmiralはまだ来ないのかい? アタイ結構楽しみに来てんだぜ、噂のAdmiralだってさ、待ちきれない~! ・・・って、うん? 何泣いてんのアンタ?」

 

「(伊13)・・・っ、だって、イヨちゃん、ここに来てから毎日のようにお酒ばかり飲んで。幾ら艦娘でもそんなに飲んで・・・もし病気にでもなったらって・・・心配で・・・うぅ~~~;;」

 

「(ガングート)そんなことでどうするヒトミ! 姉ならもっと腰を落ち着けて、何なら文句の一つでも言ってやれぃ姉であるならな! はっはっはっは!! 矢張り酒の席は気分が良いなぁっ!!」

 

「(アークロイヤル)酒宴の席でもElegantにだぞ、Gangut。まぁめでたい気分になるのは否定しないが・・・フフッ、おっと。少し酔って来たか…?」

 

「(涼月)うふふうふふふぅ~♪ おっふゆさ~んがきったっよ♪ やったたやったった♪ このお話が終わってもお冬さんが居るなら、も~まんたいです♪♪」

 

「(冬月)そうだな涼、私も涼が居るなら嬉しいぞ。おっと…余興も大分極まって来たな? いよっ! 名人芸!!」

 

 

「(横須賀提督)さぁ~皆! 次はムキポヨブラザーズ音頭の時間だよ!! 二人の腹踊りを存分に堪能していってね~!」

 

 

「(呉提督)我こそムキポヨブラザーズのムキ兄、見よこの腹筋!!」ムキッ

 

 

「(舞鶴提督)我こそムキポヨブラザーズのポヨ弟、見よこの脂肪!!」ポヨン

 

 

 

「「(呉&舞鶴)ムキポヨブラザーズゥ~♪」」

 

 

 

「(佐世保提督)ナッハハハ! ノリがよかねぇ」

 

 

「(大湊提督)全くハメ外し過ぎなんじゃないの?! フンッ!」

 

 

「(単冠湾提督)良いじゃないお祭りに違いないんだから、お別れになるかもだから盛大に行こうよ? ・・・ふぅ~お酒が美味しい」

 

 

「(宮河さん)やぁ〜完結かぁ、淋しいけどこんな時こそ飲むっきゃない! ねぇ〜谷部ちゃあん♡」

 

 

「(谷部さん)あはは・・・分かりましたから、あんまりお酒飲みすぎないで下さいね? もぅ」

 

 

「(椎名さん)良いじゃないですかぁ、今宵は無礼講ということで〜♪ こうして機関メンバーが公の場で揃うのも、そうは無いでしょうし〜?」

 

 

「(徳田)そういうことです、先ずはこうして何事もなくパーティを開催出来たことを、祝いましょう! はっはっは!!」

 

 

 

「(吹雪)な・・・何かスゴいことになってるっ!?」

 

 

 

 あらあらら、今までの登場人物+新規艦娘が大集合ですね。それぞれのグループに分かれてテーブルを囲んでいるこの光景、流石最終回! 少し豪勢なパーティーとなっているみたいです!!

 

「(宿毛提督)おぅおぅおぅ! 皆ぁやりゆうにゃあ!! ちょい出遅れてしもうたわ、にゃはは!」

 

「(時雨)あ、提督! 皆来るのを待ってたんだよ、皆〜! 提督来たよ〜!!」

 

「(ドラム)Oh! youがAdmiralかい? やっと会えたぜ♪」

「(ガングート)提督遅いぞ! 早くこっちに来て飲もう!」

「(単冠湾提督)やぁ宿毛さん、ぼくらもお邪魔させてもらってるよ?」

「(徳田)全く貴方は、今回の主役なのだから・・・? ん? その肩に居る紫の蛇は? 私が酔いすぎたのですか??」

「(宿毛提督)あぁちゃうちゃう、クロっていうがやけんど色々あって今年だけ此処に居ってくれる・・・ん〜、オレの守り神? みたいなモンかにゃあ?」

『(クロ)ケッケッケ! まぁ〜そんなとこかねぇ? それは良いからよ、早くメシ食わせろって! おっ、あの刺身が良いなぁ〜美味そうだぜ!!』

「(宿毛提督)りょ〜かい! ・・・んじゃあオレも飲ませてもらおうかや! にゃあ先生?」

「(徳田)はぁ、貴方と居ると飽きませんねぇ? しかしまぁ・・・気にしたところで酔って頭が回りませんので、良しとしましょう! はーっはっはっは!!」

「(吹雪)それで良いのか運営鎮守府・・・;」

「(宿毛提督)にゃっはっはっは! さて、オレらぁも楽しもうかや!」

「(吹雪)は、はいっ! 司令官!!」

「(ミウスケ)お祭りじゃぁ~い!」

「(吹雪)あ・・・でも先に挨拶回りに行かないとかも? 態々来てくれている人たちも居るだろうし」

『(クロ)ケッ! そういうことならオレさまは暫く刺身食べてるからよぉ、行って来な~!』

「(ミウスケ)あ、じゃあ私食べさせてあげる!」

『(クロ)おっ! すまねぇな! んじゃあ・・・後はフタリっきりっつーことでよぉ~?』

「(ミウスケ)ごゆっくり~♪」

「(吹雪)な、ふ、フタリとも・・・///」

「(宿毛提督)おぅ! んじゃあ…行こうかや吹雪!」

「(吹雪)ぁ、はい! ・・・んもぉう、フタリが余計なこと言うから、どうしても意識しちゃう///」

 

 さて、提督と吹雪ちゃんにミウちゃんクロさんペアに分かれて行くみたいですね? 先ずは宿毛提督たちを通して、皆がパーティーを楽しんでいる光景を見ていきましょうか?

 今更ですが、ここから描写なしの会話シーンばかりですのでご注意を。

 

 

 

 

 

・・・・・

 

「(伊14)ひっぐ! も、もうダメ〜これ以上飲めない〜!」

「(伊41)ちゅ、ちゅよい・・・これが、宿毛提督・・・ヴぉえ、気持ちわるっ!?」

「(宿毛提督)にゃははは! 酒の飲み比べで土佐のモンに挑むにゃあ10年早いで! さぁ〜高知伝統の特大盃の酒ぇ飲み回す「おきゃく」や、どんっどん飲んでな〜にゃははっ!」

「(伊36)わ、私しぃちゃんを介抱しなきゃ・・・;」※という程の戦線離脱

「(平安丸)だ、大丈夫ですか!? 艦娘を酔い潰すなんて・・・すごい、ですが兎に角お水を」※という純粋な気遣い

「(ドラム)Wooh, Kochiのニンゲンってホントに酒強いんだな~オモシロ!」

「(吹雪)もう司令官、飲み過ぎは駄目ですよ。はい酔い覚まし」

「(宿毛提督)おっ、味噌汁か! 気が利くでぇ流石吹雪よにゃあ? いよっ! オレの嫁!!」

「(吹雪)はいはい、これ飲んだら挨拶に行きましょうね? いきなりお酒の席に着くんだから;」

「(宿毛提督)そりゃあ酒の席は何よりも優先するきよ、オレ腐っても高知県人! にゃはは!!」

「(吹雪)礼儀作法も大事ですよ、もう。・・・でも、司令官らしくて私は、好きですけど。ふふっ」

「(伊14)(惚気てるなぁ吹雪ちゃん、というか薬指のソレ(ケッコン指輪)・・・確かボウリングのコラボでも見せびらかしたって聞いたけど。提督のこと好きすぎるでしょ!?)」

 

 

「(吹雪)──好きですが何かぁ!?」振り向きざまに

 

 

「(伊14)聞こえてた!? 口にはしてないと思ったけど?!」

「(吹雪)ジッと見てくるから分かるよ! あと何か変なこと考えてたでしょ!? イヨちゃん顔に出るから分かりやすいよ、いやホント」

「(伊14)だからって鋭すぎでしょ!? ・・・あの、ボウリングのコラボの指輪のヤツ」

「(吹雪)えっ、いやアレはね・・・着けて来て下さいねって言われたから」

「(宿毛提督)最初は他所さまの前では~つって、恥ずかしがって渋りよったけんど、オレが「着けて~」って頼んだらちゃんと着けちょったきよ、オレの嫁チョロカワイイ~~! って思ったねん」

「(吹雪)し、司令官!! ///」

「(伊14)あ、はい。もう良いです。酔いも覚めちゃった、ごちそうさま~」

 

 

 

 

 

・・・・・

 

「(宿毛提督)皆ぁ飲みゆうかよぉ〜!」

「(舞鶴提督)っあ、宿毛さ・・・ぅわ酒くさっ!? すごい飲んでるですよ・・・流石高知県人;」

「(大湊提督)ちょっとぉ、近づかないでくれる!?」

「(宿毛提督)そう言うなや! ぁあそうや、皆ぁわざわざ来てくれてありがとうにゃあ? 特にツンデレちゃんにカップのおんちゃん、遠かったやろ~?」

「(大湊提督)まぁ、お祝いってわけじゃないけど。アンタも大変だなぁと思って? なんだっけ、動画撮影みたいなこと辞めないといけなくなったって聞いたんだけど?」

「(単冠湾提督)そんなところじゃないかな? いや、アレは一回体験しないとだね。言葉では伝わりづらいと思うよ」

「(宿毛提督)やにゃあ。って、んん? お前らぁの秘書艦は?」

「(横須賀提督)やぁ流石に指揮系統に影響出ると思って、私たちの代わりに鎮守府に残してきたの。何かあった時に私たちの指示を橋渡しで伝えることも出来るし」

「(呉提督)そういうことだ、ここまで来たのは皆君が何年も取り組んで来たことを辞める、そんな一大決心を労うためだよ。本当に…大変だったな、お疲れさま。これだけは伝えたくてな?」

「(佐世保提督)聞いた話やと政府がオイたちば「特殊自衛隊」にすると言いよったみたいじゃが、なんや、また隙ば見てやればよか! 幾ら自衛隊でもそんぐらいん時間ばある思うぞ?」

「(宿毛提督)ぁあそれは作者次第・・・っあ、いや! そうやにゃあ、またいつか…出来たらやりたいにゃあ? んでも当分は控えておこうかと思うきよ、ちょっとした休養ゆうヤツやにゃあ! にゃはは!!」

「(舞鶴提督)えらい! 私だったらそのままフェードアウトしそうですし、またやりたいと言えるのは本当に好きなことの証ですよ! 宿毛さんがまた戻ってこれるように、僭越ながら応援させてもらうですよ~!」

「(横須賀提督)同志の言うとおりだよ! 宿毛さんが頑張っているのはみぃ~んな知ってるんだから、ちょっと羽休めしたらまた戻って来てね! それまでは負担がかからないように、私にも肩ぐらい担がせてよね♪」

「(宿毛提督)み、皆ぁ・・・ありがとうにゃあ! ゔっ・・・涙が;;」

「(吹雪)し、司令官。ほらハンカチを…すみません、そろそろ次のご挨拶に向かいますので、どうぞ楽しんでいって下さい!」

「(単冠湾提督)うん、お構いなく。…ふぅっ、まぁ…お互い頑張ろうねぇ、宿毛さん?」

 

 

 

 

 

・・・・・

 

「(宿毛提督)よぉ先生、改めて挨拶させてもらうけんど久しぶりやにゃあ! 谷部さんに宮河さんもよう来てくれたにゃあ!」

「(徳田)本当にお久しぶりです、またここに来るまで長い道のりでしたがね?」

「(谷部さん)私はちょくちょくお邪魔させてもらっている感じかな? でも…ここにはいつでも来たくなりますね、何故かしら♪」

「(宮河さん)おっひさー! 私は一年半ぶりぐらいかな? 何にしてもまた皆の顔を見られて嬉しいよ~!!」

「(宿毛提督)おぅ! 何やろにゃあ~皆ぁと椎名さんとが一緒の席に居ると、運営鎮守府そろい踏み! っちゅう感じやにゃあ?」

「(椎名さん)でしょう~? 中々お目に掛かれないレアショットですよぉ!」

「(徳田)椎名さん、あまり羽目を外し過ぎないように。我々が揃ってこの場に長居し過ぎると政府が黙っていないでしょうから、()()()()()()()…いえ、これは後ほど詳しく語るとしましょうか?」

「(宿毛提督)よう分からんけんど呼びつけたみたいになってスマンにゃあ、それにしても…こうして先生を宿毛泊地で見ると、昔を思い出すにゃあ?」

「(徳田)何ですか藪から棒に。まぁ…言いたいことは分かりますがね? そうですね──あの頃はこちらも一杯いっぱいとなってしまい、貴方がたに迷惑をかけてしまいましたね? すみませんでした、それと──改めてありがとうございました。我々の「負の遺産」を…共に打倒してくれて」

「(宿毛提督)何ちゃあないわや、アレは深海側が暴走しただけで、先生だけのせいやないち分かっとるき。ぁあ深海と言やぁ…くうさんたちも飲みに来い言ゆうに、音沙汰ないがよにゃあ? 最後やに昔語りさしてくれんがよ」

「(徳田)それは仕方ないでしょう。何せ…運営鎮守府に各鎮守府代表が今この場に集っているのですから、彼女たちも流石に空気を呼んだのでしょう?」

「(宿毛提督)ここじゃ敵も味方もない言ゆうろうに、はぁ…寂しいにゃあ、最終回やき懐かしいヤツらぁともうちょい話しをしたいに~」

「(宮河さん)──ふっふっふ! お困りのようね? ならば存分に語ってもらおうじゃない! この「次元境界歪曲スイッチMK.2」で・・・ポチっと!」

「(谷部さん)え、宮河さ・・・お、押しちゃった;」

 

 

 ──・・・しぃ~ん。

 

 

「(吹雪)何も起こりませんね?」

「(宮河さん)大丈夫よ、もうすぐ──ほら来た!」

 

 

 ──…ドンッ、ギイィ・・・!

 

 

 おやおや、出番ですね。描写します…宴会の最中謎のスイッチを押した宮河さん、すると…大会議室の扉が勢いよく開け放たれて、外から更なる闖入者(ちんにゅうしゃ)がエントリーしました! それは・・・?

 

 

 

 ──団長ちゃああああああん!! 遊びに来たよおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!

 

 

 

「(宿毛提督)おいいいいいいいい!? 宮河オメェ何しよるがなあああああああああああryぐぇっ!?」

 

 提督の叫び虚しく、大会議室に入って来たグループの一人にタックルをかまされて、思わず倒れ込む提督。タックルしてきたのは・・・おお、()()()()()()! ということは・・・!

 

「(ナルメア)そうだよ! 皆団長ちゃんたちをお祝いするために来てくれてるよ! ねっ?」

 

「(バザラガ)ふっ…皆久しいな、変わらぬようで何よりだ…見慣れぬ者も何人か居るようだが、まぁ宜しく頼む」

 

「(壮)よぉ! 相変わらず騒がしいとこだなぁ~、パーティーって聞いたから合流させてもらうぜぃ!」

 

「(メズール)へぇ? パーティーなんて贅沢ね。なら…私も思うままに楽しませてもらおうじゃない!」

 

「(黒セイバー)…まさか貴様らと共に召喚されるとは、特に貴様は…まぁ良い。先ずは腹ごしらえだ、ジャンクを用意しろ」

 

「(小次郎)あっはっは! 私は「青い方」と記憶していたが、お主さえ良ければいつぞやの再戦と洒落込むか? まぁ私も先に小腹を満たそうか、馳走に与らせてもらうぞ提督殿!」

 

「(沖田さん)また来ちゃいました~! 楽しそうなことしてますね! 私も混ぜてくださぁい! ところで・・・隣の貴女、声がどこかノッブに似ている気がするのですが?」

 

「(アリーザ)ふぇっ!? の、のぶ・・・? ぅえっと、お、お久しぶりです! 私もパーティーに参加させてください!」

 

「(雄介)やっ! すごい賑やかだねぇ、俺も参加しちゃって良いかな?」

 

 

 おぉ~歴代のコラボゲスト様たちが勢ぞろいですか! 壮観ですねぇ・・・おや、矢張り有名人だらけなのか、会場内がざわつき始めましたよ?

 

「(横須賀提督)・・・え、コスプレ?」

「(舞鶴提督)ふおぉ、いえアレは本物ですよ同志! オーラが違うんですよ他の人たちとは、にしても・・・グラブルとかFateとか仮面ライダーは何となく分かりますが、サモンナイトですか! 通ですなぁ~」

「(椎名さん)うわぁお! ファンタジーチックな人から現代的な人、更に歴史的人物まで!? んもぉうお酒に酔ってるからって、私幻覚見すぎじゃないですかぁ~?」

「(谷部さん)と、徳田さん・・・どうしましょう・・・;」

「(徳田)まぁ良いんじゃないですか? 何かあっても宮河さんが責任を果たしてくれるでしょう、それに・・・最後なんですから派手にやってしまいましょう! 門出のお祝いということで? はっはっは!」

「(宮河さん)流石徳田クン、話が分かるぅ! さぁ・・・宿毛泊地にカオス・フィールドを展開していくわよ!!」

 

「(宿毛提督)いてて、勝手なこといいなや! ったく・・・っ! そうや! おぉ~い! ホノルルにヴィッキーに、冬月にジャン~! こっち来てみぃや~!!」

 

 おや? 何かまとまりのない艦娘たちを集め始めましたよ? ・・・っあ、そういうこと? ゲスト様たちがそれぞれいらっしゃった時のイベントの、最終海域での報酬艦の娘たちですね!

 

「(ホノルル)どうした~提督、何か・・・っげ! 何だろう・・・覚えが無いはずなのに、そのゴツイ鎧男と胸のデカい女を見てると、寒気が・・・;」

 

「(ナルメア)あら? 貴女は……ん、そういうこと。元気そうでお姉さん嬉しいわ♪」

「(バザラガ)うむ、息災のようだな。何よりだ…周りのモノたちに馴染めているか?」

「(ホノルル)あぁ、うん。おかげさまで! よく分からんけど心配してくれてありがとな!」

 

「(ヴィクトリアス)っ! お前たちは…何処かで?」

 

「(壮)ん? あの時の姉ちゃんか?! おぉ~立派に艦娘してるみたいだな~うん、それがアンタの”道”・・・なんだな?」

「(ヴィクトリアス)…あぁ、そうか。そうだったな…全て忘れてもその言葉だけは覚えている、そうだ! これが私の「道」だ! 思い出させてくれて…感謝している、ありがとう」

「(黒セイバー)ふん、感傷に浸られてもな。あの時のお前が余りにも情けなかったから憤慨をぶつけた、それだけだ」

「(メズール)・・・何て言ったかしら? こういうの? ()()()()??」

「(黒セイバー)おい・・・!」

「(壮)はっはっは! まぁ良いんじゃないの? ほれ、アンタもこっち来て食べるか?」

「(ヴィクトリアス)えぇ! 頂こう!!」

 

「(冬月)っ! 貴方は…もしかしてあの「夢」の中の?」

 

「(雄介)ん? …っあ~! 君は・・・えぇっと、涼月ちゃんの姉妹艦のぉ・・・冬月ちゃん?」

「(冬月)そうです! 貴方が海の底に沈みそうな私の手を握ってくれたおかげで、私は仲間たちと再会することが出来ました! 本当に…ありがとうございました! ココロからの感謝を」

「(雄介)そう? でも…君が本当に浮かんでいたいって思わないと、ここには居なかったと俺は思うんだよね? でしょ?」

「(アリーゼ)は、はいっ! 貴方が手にした幸せな結末を…楽しんでくれているみたいで、良かったです!」

「(冬月)ははっ! そうだな…貴方たちの言うとおりだ、それでも…貴方たちが居なければ、私はまだあの暗闇の中だっただろう。だから…せめて今回は精一杯持て成させてくれ! この感謝を形にしたいんだ、宜しく頼む!」

「(雄介)ふふ、そういうことなら…一緒にご飯でも食べよっか?」

 

「(ジャン・バール)・・・! 貴女たちは」

 

「(リシュリュー)あら、また来てくれたのね♪ Ça va(元気)?」

 

「(沖田さん)おぉ! おフタリともお久しぶりです~! えぇ! 私はいつも元気な沖田さんですよ!! ジャン・バールさんはその後どうですか?」

「(ジャン・バール)・・・(無言でリシュリューの後ろに隠れる)」

「(沖田さん)えぇっ!? 何ですかその反応は?!」

「(小次郎)あっはっは! 沖田殿・・・あのご令嬢に仕出かしたことを忘れたわけではあるまいな? あわや首を斬る寸前のところで、リシュリュー殿が止めに入られたのだから。あのまま制止が無ければどうなったことか・・・というところだろう?」

「(ジャン・バール)・・・Exactement(そうだよ)」

「(沖田さん)やだな~人を無節操に斬りまくる辻斬りみたいに、アレは演技でしてね、あぁでもしないと言うこと聞いてくれないだろうなぁ~~・・・と?」

「(リシュリュー)彼女の言うとおりじゃない? あの時の貴女はbébé(赤ん坊)みたいに私の言うことも聞かずに暴れていたじゃないの、良い気付け薬と思いなさい?」

「(ジャン・バール)っ、それは・・・ごめんなさい」

「(小次郎)まぁまぁ、過ぎたるは猶及ばざるが如しだ。その辺りで打ち止めとしよう? 今は宴会の最中・・・そんな昔話など酒の肴にしてしまえば良かろう」

「(沖田さん)そ、そうですよ! でも・・・やり過ぎてしまったらすみませんでした; ほら、飲みましょう! ねぇ!!」

「(ジャン・バール)えぇ・・・頂きます♪」

「(リシュリュー)これからも仲良くしてあげてね? この娘はあんまり言いたいことを言わないけど、何かあれば遠慮なく言ってあげてね?」

「(ジャン・バール)姉さんは・・・ハッキリ物を言い過ぎ」

「(リシュリュー)あら、そうかしら♪」

 

 ん~♪ 良い感じに和やかになって来ましたね! こういう後日談的な会話、好きなんですよねぇ~。

 おっと、そろそろお開きの時間でしょうか? では少し時間を進めて話を纏めて行きましょう!

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 ──数時間後。

 

 宿毛提督は会場奥のステージに立つと、マイク片手に司会を買って出ます。

 

「(宿毛提督)皆ぁ! 今日は宿毛泊地完結記念パーティーに来てくれてありがとうにゃあ! ホントはまぁだ飲んどりたいがやけんど・・・宴も酣(たけなわ)ちゅうことでよ、そろそろお開きしたいち思いよる。まぁ飲み足りんヤツは一区切りしたらオレがなんぼでも付き合うちゃるき、安心しぃや!

 んじゃあ先ずは今回の新ジンちゃんたちの紹介や! かもぉん!!」

 

 宿毛提督に促されると、壇上に四ニンの新しい艦娘たちが続々と上がっていきます。さっきチラッと出ていた娘たちですね!

 

「(宿毛提督)うん! んじゃあ軽く自己紹介宜しゅうにゃあ!」

 

「(伊36)えっと、こんにちは、伊36です! みぃむと呼んでください! 好きなモノは「特四カツ車」です!! 宜しくおねがいします!!」

 

「(伊41)押忍! あたしは伊41! 好きなもんは酒一択! 嫌いなもんは「爆音ヒキガエル(特四)」! 先輩がた! ご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願いしますっ!!」

 

「(伊36)ちょっとしぃちゃん! 特四は出来るコだってこの前の作戦で証明されたじゃん! いい加減認めてよ~!」

「(伊41)いやうるせぇよ!? 今はともかく昔のアレはヒドイの何のって・・・え? 時間が無い?? っあ、すいませぇんヘヘ! え~・・・ほぃマイク!」

 

「(ドラム)Thanks! あたいはGato級潜水艦「Drum」さ! 噂のAdmiralの居る泊地に来れて光栄だぜ! ヒヒッ、まぁ昔は色々あったけどさ…ここでは仲良くさせてもらうぜ! 皆宜しくな~!」

 

「(平安丸)…はい、私(わたくし)は平安丸と申します。ここはすごく賑やかな場所ですね? ですが…私もすごく楽しくなって来ました! これから…どうぞ宜しくお願い申し上げます!!」

 

「(宿毛提督)はい~! 皆ぁありがとうにゃあ! んで・・・次はどうしようかにゃあ、一応やるか? っよぉ~し! 次はオレの嫁艦の紹介や! もうめんどくさいから全員紹介しちゃる! 先ずは・・・え~吹雪! スマンが頼む!!」

 

「(吹雪)えっ!? え、えぇ~っと吹雪でぇす、宜しくお願いします~・・・は、恥ずかしい///」

 

「(照月)はいは~い! 私もケッコンしたんだ~改めてよろしくぅ! 吹雪ちゃんは私のモノ! w」

 

「(磯風)ふっ、ならば私も名乗らせてもらおう! 磯風、提督とケッコンさせて頂いたぞ、宜しく頼む!」

 

「(雪風)はい! 私もケッコンさせて頂きました! 宜しくお願いします、ヘケッ☆」

 

「(ヴェールヌイ)ハラショー、私も泊地の戦力増強に加えさせてもらった。宜しく」

 

「(江風)いやいや淡泊すぎんだろヴェル! ・・・っあ~斯く言うアタシもその口だがな? まっ、いつもどおりで頼むわ~!」

 

「(北上)そのぐらいが丁度良いんじゃない? カッコカリだし・・・ま~ケッコンして益々パワーアップした北上サマを、宜しくねぇん♪」

 

「(阿武隈)わ、私も淡泊な方が良いのかな? ぇえっと・・・よ、宜しくお願いします! ///」

 

「(神通)初々しい挨拶も良いと思いますよ? ご承知と思いますが、この神通も提督と結納をさせて頂きました。これからもどうぞよろしくお願いいたします」

 

「(瑞鶴)やほ~! 私もケッコン艦の一隻(ひとり)だから覚えといてね~? んー・・・後は特に言うことないかな? はい加賀さん!」

 

「(加賀)アンタぁ挨拶ぐらいしっかり纏めや、はぁ・・・ウチもあの「ごくどうもん(怠け者)」とケッコンさせてもらったき、宜しゅう」

 

「(蒼龍)はぁい、お待たせ! とは言っても私もそこまで言及することないんだよねぇ、提督をココロから愛してるのなんて、それこそゴマンとだし! ・・・ぁ、何かさっ気が; こ、これからも宜しくねぇ~!」

 

「(榛名)・・・ケッコン艦第一号の榛名です、私は提督を愛しているからケッコンを受けました。この思いはケッコン艦が増えた今でも変わっていません、ですが──ダレが一番愛しているかでなく、共通の愛を持つ皆で、提督をお支え出来ればと思っています! ケッコン艦の皆さん、ご周知のほどよろしくお願いいたします。・・・えぇと、何だか硬くなってしまいました。つい熱くなってしまって・・・すいません;」

 

「(長門)ケッコン艦第三号の長門だ、私も提督を愛しているから申し出を受けた。まぁ・・・皆同じ気持ちだ、()()()()()()()()()()()()()? おっと・・・冗談だ、睨むな榛名。ふふっ・・・これからも、宜しく頼む!」

 

「(武蔵)ふぅ、先達がたの熱量には参ったものだ。私もあそこまでの愛を捧げられるか分からないが・・・まぁ、精進していこう! 改めてよろしく頼むぞ!」

 

「(扶桑)ふぅ、そうねぇ・・・私も提督にケッコンを申し込まれたから、お受けしましたけど。これからちゃんとお支え出来るかしら? ねぇ山城?」

 

「(山城)心配要りません姉さま! 姉さまの愛を受け取れない輩など、この世に居るはずはありません! でしょう最上?!」

 

「(最上)うぇ!? ぼ、ボクにそういう話をもって来られても・・・えぇっと、とりあえず朝雲と山雲を除いて、西村艦隊はケッコンしてるよ。フタリも練度が上がり次第って言ってるみたいだけど・・・どんな感じかな満潮?」

 

「(満潮)どうだかね。頑張っているみたいだけどアイツ(作者)のやる気次第じゃない? まぁ…私も演習ぐらいなら付き合ってあげるわよ、宜しくね! はいマイクっ!」

 

「(時雨)ありがとう満潮。えっと・・・ケッコン艦第二号の時雨だよ、僕も皆に負けないように提督を支えて行こうと思っているよ? だからこれから・・・これからも。宜しくね?」

 

 は~い! 計20隻という結構な人数ですが、そこのところどう思いますか皆さま??

 

「(大湊提督)まぁカッコカリだし、戦力増強って言われたら誰だってやるんじゃない?」

「(横須賀提督)寧ろまだ少ない方じゃない? ねぇ?」

「(舞鶴提督)ふぅむ? 私的に宿毛さんはもっとロリっぽい娘としているものとばかり・・・意外とお姉さん系が多かったんですよ;」

「(ナルメア)お姉さん的には、皆が団長ちゃんを慕ってくれているようで良かったわ。うん・・・本当に」威圧的な微笑み

「(沖田さん)はっ! さっ気!?」コハ顔で

「(壮)男としちゃあハーレムはロマンだろうけど、やっぱ一度限りの人生だし? 一途な愛も捨てがたいよなぁ~!」

「(宮河さん)ふふん、わちゃわちゃした愛も良いものじゃないの! まぁ倫理的にはアウトかもだけど!」

「(谷部さん)そこは・・・兵器という理屈で、どうでしょうか? ;」

 

「(宿毛提督)にゃはは! 皆ぁ思うところあるやろうけんど、オレは宿毛泊地を一緒に盛り上げてくれる仲間にケッコンを申し込みゆうきよ、そこんところも覚えちょってな!」

 

 ※特別番外編の「出演ランキング」を参照しています。

 

「(宿毛提督)よっしゃ、次は──・・・ん? 何や先生? 変われ?? おぅ」

 

 ん? 宿毛提督が徳田さんにマイクを手渡しました、どうやら徳田さんからご挨拶があるようです。

 

「(徳田)運営鎮守府代表、徳田と申します。改めて宿毛泊地提督の航海日誌の、完結を祝福させて頂きます。宿毛さん…お疲れさまでした」

「(宿毛提督)おぅ・・・?」

「(徳田)さて…皆さんご承知と思われますが、各鎮守府泊地の提督たちは、特殊自衛隊として国の管理下に置かれます。今までのような融通が利く場面は…残念ながら少なくなっていくでしょう、提督の皆さんには苦労をかけると思いますが、ご理解のほどをお願いします」

 

 徳田さんが深々と頭を下げ、提督たちに謝罪します。提督の皆さんは困った様子で全員立ち上がって徳田さんを諫めます。

 

「(宿毛提督)先生だけのせいやないやろう? 謝らんでえいちや!」

「(徳田)・・・そうでしょうか? 例えそうだったとしても、我々は自分たちの蒔いた種をそのまま貴方たちに一任していたのかもしれません。であれば…我々も責任を取りたいと思います!」

「(宿毛提督)っな!? ど、どうするんや?」

 

 徳田さんの一言に会場内に緊張が走ります、そして──次に徳田さんの放った一言は、我々に衝撃を与えました。

 

「(徳田)──我々運営委鎮守府はこれより、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()! 主に艦娘を扱う特殊自衛隊と政府が、より対等な関係を保てるよう尽力し、双方又はどちらかに不正があれば、それを明るみにし正していく所存です!!」

 

 

 

・ ・ ・

 

 

 

「(全員)ええぇ~~~~~っ!!?」

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 ──防衛省、執務室。

 

「(防衛大臣)──はっはっは! そうか…対特殊自衛隊監査機関か! いや、何かして来るとは思ったが思い切ったものだ!!」

 

「(秘書官)宜しいのですか大臣? この状況としては彼らが我らの傘下に入るも同然ですが…一枚岩とはいきませんでしょう、最悪難癖を付けられて退任に追い込まれる可能性もあるかと」

 

「(防衛大臣)構わん! 寧ろ身が引き締まって丁度良い!! となると…タイミングとしては特殊自衛隊発足と同時に発表したいものだな、そうと決まれば君! 急いで準備をしてくれ! これは一大事だ、忙しくなるぞ!」

 

「(秘書官)は、はい!」

 

「(防衛大臣)徳田君…それが君の「守るための戦い」ということか、そうか…良いだろう、それでこそだ! 互いが間違いを犯したとしても、君たちなら必ず止めてくれるだろう! 期待しているぞ、はっはっは!!」

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 ──宿毛泊地大会議室

 

「(徳田)対特殊自衛隊監査機関となれば、公平中立な立場としてこれまでのような、貴方がたに有利なように働きかけるようには出来ないでしょう。ですが約束します、代わりに貴方がたが戦争の道具として扱われるような事態は、必ず防いでみせると! 今日はお祝いがてらそれの宣言に来ました。

 これから我々の関係性は変わってしまうでしょうが…どうかこれからも、親しい間柄で居させて下さい! 宜しくお願いします…っ!」

 

 全てを話し終えるとまた深々と頭を下げます、徳田さんなりに考えた末のことだったのでしょう。それを受けた提督たちは…?

 

「(宿毛提督)先生…ん! 分かった! オレらぁも頑張るきよ、にゃあ皆ぁ! オレと同じ気持ちのヤツぁ…先生に拍手送ったろうぜ!!」

 

 ──パチパチパチ! パチパチパチ!

 

 宿毛提督が率先して手を叩いて徳田さんを讃えると、会場の気持ちが一つになったのか…徐々に拍手の音が増えていき、終いには大きな万雷が響き渡りました!

 

「(徳田)っ! 宿毛さん…皆さん」

「(宿毛提督)先生! お前の覚悟は前から解っちょるきよ、諦めたらアカンで! 何かあったら…オレに出来ることなら何でもするき!!」

「(呉提督)その通りです徳田さん! 我々はもう一蓮托生です、立場が変わっても貴方がたの武運を祈るぐらいは出来る、不測の事態があれば私も可能な限り尽力しましょう!!」

「(佐世保提督)一人で抱え込みなしゃんなや、オイたちが付いとーぞ!!」

「(単冠湾提督)甘えてばかり居られないからね? ぼくもやれるだけやるからさ、だから…関係性が変わるとか悲しいこと言わないでほしいなぁ?」

「(雄介)徳田さん、皆貴方を守りたいんだってさ。だから…苦しいならちゃんとくるしいって言おうよ? お互いにさ!」

「(メズール)そうね、さっきから歯が浮くみたいな台詞ばかりだけど…欲望を解放するというのなら賛成よ、その方が気分が良いでしょう?」

「(バザラガ)俺が言わずとも皆が必要な言葉を言ってしまったか、ならば俺は…「周りを頼れ」とだけ言及しておこうか?」

 

 会場の皆の暖かい言葉の数々に、思わず目から涙が溢れ出そうになる徳田さん。辛かったのでしょうね…ですが涙を拭うと、感謝の言葉を綴る徳田さん。

 

「(徳田)ありがとうございます皆さん! これから…深海群との戦争は激しさを増していくでしょう、それでも我々は前を向いて進んで行きましょう! これまで通り…変わらずに!」

 

 そう言葉を締めると、徳田さんは三度頭を深々と下げる。皆には見えない角度から滴り落ちる水の雫、床に落ちる水の染みを見て、会場の人々は止まない拍手を送り続けた…。

 

『(クロ)ケッ! 熱いねぇ? ニンゲンってぇのは自分のことばかり考えるものと思っていたが』

「(ミウスケ)でも…これが「宿毛泊地」だからね!」

『(クロ)あん? …ック、ケーッケッケッケ! ぁあ…そうかもしれねぇな~?』

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 ──海溝~M、深海群・集会地点

 

『(くうさん)ふ~、今回で最終回・・・つってもウチらの侵略は続くんすよね~?』

 

『(しゅうちゃん)イヤ、何処ヲ見テ言ッテイルンダオ前ハ』

 

『(くうさん)まぁアレっすよ、色々あって、またその辺りを書こうかな~なんて軽い気持ちで戻って来るんしょどーせ! そん時どんな感じになってっかな~…と思うんすけど、どっすかしゅうちゃん?』

『(しゅうちゃん)イキナリ振ルナ、アトしゅうちゃんハ止メロ。・・・ソウダナ、ぼくトシテハアマリ変ワッテ居ナインジャナイカト思ウガ』

『(くうさん)この状況が? はぁ!? おま、何も分かってないっすね~! 最近でも向こうがヤベー兵器だの要素だの作っているっつーのに、何も変わらないわきゃねーでしょうが! 最終回から仮に戻って来るにしても、一年は間を開けるだろーに』

『(しゅうちゃん)ソウジャナイ、ぼくラノ「関係性」ノ話ダ。ぼくラハ侵略シャデあいつラハ護国ノタメ戦ウ守護シャ、ドノヨウナ結末ニナロウトソレハ変ワラナイダロウ。例エ…ぼくラガ全面降伏シタトシテモ、ダ』

『(くうさん)・・・そりゃあ、ね? ウチらが圧倒して人類が滅びかけてもっすよね』

『(しゅうちゃん)ソウイウコトダ、敵ハ殲滅シナケレバイケナイ。ドチラカガ完全ニ倒レルマデソレハ続クダロウ、一度やつラニ気ヲ許シテシマエバ、ヤラレルノハぼくタチダ。向コウモソノツモリカモシレナイダロウ』

『(くうさん)宿毛さんは分からないすけど、他のヤツらがなぁ…?』

『(しゅうちゃん)ウム。ダカラ…オ前ノ言イタイコトハ「数年経テバ戦意モ殺意モナァナァニナラナイダロウカ?」トイウ話ダロウ? ソレハ現状難シイト思ウゾ』

『(くうさん)っすかね~? いい加減面倒なんすけどねー一応今年も欧州に行くみたいすし。ぁ~あ、何の気兼ねも無くバカンス楽しみたいんすけど!』

『(しゅうちゃん)ソレハ賛成ダ、マンゴーふるこーすヲ楽シメルほてるヲ見ツケタシナ』

『(くうさん)アンタほんっとマンゴー好きっすねw ぁあ~でも想像しただけで美味そー・・・んがぁ~! いい加減気付けし人類はよぉ~自分たちが争いの原因だっつーことをよぉ!! ウチらはただバカンス楽しみたいだけだしっ!!』

『(しゅうちゃん)ソレヲ世界ノ偉イ方ニ言ッテ、丸ク治マルナラ良インダガナ?』

『(くうさん)それこそ「今まで犠牲にした人ガー」とか「罪やら罰やらー」とかの小難しい話になるっすねきっと! テメェらにだきゃあ言われたくねーし! それは一部のヤツの仕業~とかじゃあなくって、オメーらにも「争いの種」? みたいなモンはあるんだっつーの! 他人を思いやりなさいってカーチャンに習わなかったか偉い方も庶民もよぉ~~!!』

『(しゅうちゃん)オ~怖w ひーとあっぷスルノハ勝手ダガ、今ハあいつラヲ信ジルシカナイダロウ? ぼくタチガ唯一気ヲ許シタ人類──宿毛泊地トソノ仲間タチヲ』

『(くうさん)…ん! そっすね! アイツらならきっと…って、おっともう戻らないと不味くないっすか!?』

『(しゅうちゃん)ソウダナ、戻ルカ。ハァ・・・ドウセ次ノ作戦モ吹キ飛バサレルンダロウケドナ?』

『(くうさん)・・・伝統芸能』

『(しゅうちゃん)ヤメロ馬鹿!?』

『(くうさん)はっはっは! (宿毛さん…パーティー行きたかったっすけど、今は止めておきますわ。アンタが…アンタたちが、ウチらをそっちに行きやすくしてくれるって、信じてるっすよ!)』

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 ──宿毛泊地、新港埠頭。

 

 夜が深まり満月が顔を出す静かな港、その埠頭でお酒の入ったお猪口を片手に海を眺める宿毛提督。幻想的な海と月の光景をジッと見つめていると…ふと、後ろから足音が聞こえます。

 

「(宿毛提督)──吹雪か?」

「(吹雪)はい」

 

 宿毛提督の後ろから近づき隣に並び立つ吹雪ちゃん、…ん? あら? 髪を解いて白いドレスを着ていますね。これは…?

 

「(宿毛提督)…どういた吹雪、その恰好は?」

「(吹雪)えへへ。ちょっと着替えて来ました! パーティーの後片付けしていたら時雨ちゃんが「提督が港に居るから一緒に居てあげて」って、それで…今日は特別な日だから、ついでにこのドレスに着替えておこうかなって。折角運営から頂いたのに全く着ないのも勿体ないなと思いまして?」

「(宿毛提督)そうか…可愛くなったにゃあ、見違えたで!」

「(吹雪)そ、そうですか? へへへ///」

「(宿毛提督)…にゃあ、良かったら小話に付き合うてくれんか?」

「(吹雪)はい、もちろんです司令官!」

 

 成る程。提督に見てほしかったのでしょうね? 宿毛提督の提案に頷いた吹雪ちゃんは、暫く彼の聞き役に徹します。

 

「(宿毛提督)…今日は一段と賑やかやったにゃあ」

「(吹雪)はい…」

「(宿毛提督)皆ぁが来てくれて嬉しかったわ、提督総会議のメンバーに、先生らぁ運営鎮守府、それに…まさかコラボの皆ぁが来てくれるとは、思わんかったで正直!」

「(吹雪)本当に。宮河さん何でもアリですよね?」

「(宿毛提督)んでもそのおかげで、コラボの時の娘らぁも嬉しそうやったし、感謝せんとにゃあ。次元境界とかよう分からんけんど」

「(吹雪)あはは・・・;」

「(宿毛提督)それにしたち…先生が運営鎮守府を、監査機関ちゅうのに変える聞いた時ぁビックリしたで!」

「(吹雪)監査機関というのは、おそらく行政の管轄でしょうから…必然的に国の傘下に入ることになるでしょう、徳田さんはそれを知っていながら…私たちのために」

「(宿毛提督)おぅ、昔にアレだけ国に痛い目ぇ見ておいて、それでもそんな決断したのは…並大抵な覚悟やないで。スゴイであの先生は」

「(吹雪)会場でも泣かれていましたしね、谷部さんたちももらい泣きしながらお互いに涙を拭き合って…はぁ、本当に頭が下がるなぁ」

「(宿毛提督)ほうやにゃあ、こうしてオレらぁが日常を送れるのは…その裏側で頑張って平和を維持しぃよる人らぁが居るきやろにゃあ? 有難いでぇまこと」

「(吹雪)司令官…ちょっと大人になられました?」

「(宿毛提督)なんでや! オレかて少しは周りに感謝するわ!?」

「(吹雪)うふふ…でも、関係ないですけどその後が;」

「(宿毛提督)おぅアレか、パーティー終わった後の乱痴気騒ぎかや? 黒セイバーと小次郎が急に外で戦い始めてよ、それに触発されて沖田さんとナルメアが暴れよったにゃあ」

「(吹雪)前者は原作で戦った中だと聞いたのでまだ理解できますが…後者は本当に唐突というか、女侍対決ですか? そんな夢の対決みたいなのを此処でやらなくても;」

「(宿毛提督)お互いに真面目で凄腕の剣士やき、我慢出来んかったがやろ。その戦いに神通が出張った時には流石に止めたけんどにゃあ;」

「(吹雪)木刀一本で場を収めようとしてましたからね、しかも結構善戦していたという;」

「(宿毛提督)待ちの姿勢から沖田さんとナルメアの猛攻を見事に捌きよったき、目ん玉飛び出そうになったわ! まぁアレや、谷部さんが出て来ていつもの笑顔()で威圧して「それ以上やったら強制退去させる」ち「次元境界歪曲スイッチMK.2」出して来てよ、あの時の三ニンの「え・・・?」みたいな顔よにゃあw」

「(吹雪)ちょっとヒドイ気もしますが、アレは自業自得というか…私たちは事前に経験してたので分かってたのですが、あの三ニンはまさか谷部さんが出張って来るとは思わなかったでしょうね」

「(宿毛提督)ご愁傷サマやでホンマ! まさか神通のビビり顔見れるとは思わんかったで、にゃはは!」

「(吹雪)もう笑い過ぎですよ司令官! その後キチンとお別れ出来たからあれで良かったのでしょうけど、本当に・・・これからは谷部さんだけは怒らせないようにしよう;」

「(宿毛提督)まことにゃあ、ありゃあ怒らすなキケンゆうヤツよにゃあ! ふぅ・・・でも、楽しかったにゃあ!」

「(吹雪)はい! それはもう!」

 

 一頻り会話を終えると、宿毛提督と吹雪ちゃんは誰とも言わず自然な笑い声を零す。月の光が二人を優しく包み込み、その笑い顔を一層映えさせた。

 

「(宿毛提督)ありがとうにゃあ吹雪、これから…色々大変や思うけんど、また支えてなぁ?」

「(吹雪)はい! 言われなくても! これからも全力でお支えしますよ!! 頑張るぞ~おー!」

「(宿毛提督)お手柔らかに頼むで~にゃはは!」

 

 宿毛提督と吹雪ちゃんが笑い合う中、建物の物陰から二人を見つめ、そっと目を離すと建物の壁に背を預けて、夜空を見上げる人物…時雨ちゃんですね?

 

「(時雨)ふぅ…」

 

 良いんですか? 行かなくて?

 

「(時雨)あっ…うん、良いんだ。この泊地は二人から始まったんだ、積もる話もあるだろうしね。榛名さんの話もあるし?」

 

 おやおや、作者的には始まりは貴女だったのでしょうから、別に差支えはないでしょうに。

 

「(時雨)ん~、そうなのかな? でも──そうだね、今日は「特別」…ということかな?」

 

 ほっほ、貴女も自己主張が強くなりましたね~? いやいや、良い傾向です!

 

「(時雨)ふふ♪ …あっ」

 

 時雨ちゃんが肩に乗り掛かる重みに気付き後ろを振り返ると、そこには話を終えて帰ろうとしている宿毛提督と吹雪ちゃんの姿が。見つかっちゃいましたね?

 

「(宿毛泊地)こんなとこで何しゆうがよ時雨! 戻って飲み直すぞ、お前も付き合えぃ!」

「(吹雪)時雨ちゃんごめんね、良かったら付き合ってあげて。私一人だと酔いつぶれた司令官を支えられそうにないし;」

「(時雨)そう? じゃあ…お言葉に甘えて♪」

「(宿毛提督)おぅ甘えとけあまえとけ! んじゃあ…行くぞ吹雪、時雨!」

「(吹雪)はいっ!」

「(時雨)うん!」

 

 宿毛提督に連れられて、泊地に戻って行く吹雪ちゃんに時雨ちゃん。その背には彼らを見守るように、月の柔らかな光がいつまでも道行きを照らしていた──

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 

 

 ──戦い疲れたモノ、彼女たちが思い起こすのは、いつでもこの場所。

 

 

 

 毎日のように個性がぶつかり合う「魔境」──

 

 

 

 自分らしく穏やかに過ごせる「楽園」──

 

 

 

 善も、悪も、中立も、等しく平等な、山と海に囲まれた少女たちにとって小さなちいさな居場所──

 

 

 そう──ここは、宿毛泊地。変わらない航海日誌(ものがたり)を書き綴る、少女たちの日常を彩る光溢れる居場所──




 皆さま、ここまで見て頂きありがとうございます。作者です、最後のご挨拶失礼します。

 この「2ndらいと!」を投稿してもう6年ぐらいでしょうか? そんなに投稿してた? と思いましたが年に3~4回ぐらいやるイベントをモチーフにお話を書いている以上、そう思っても仕方ないのかなとも思ってしまいます。いやぁそれを踏まえても長いですね~限界までやろうかなとも思いましたが、流石にリアルを疎かには出来ませんのでご容赦ください。

 本当に私事で無理に完結してしまい、申し訳ございません。またいつか…暇が出来てかつイベントが開催されることがあれば、筆を取らせてもらうかもしれません。それまでは他の作品…艦すとを完結させるように舵を取って行きたいと思います、その先は…ちょっとどうしようか迷っていますが、もう贅沢も言ってられませんからね。出来ることから消化していこうと思います、近いうちに宿()()()()()()()()()()()()()()? 今すぐではないけど。

 何だか…艦これで開催しているイベントを進めていると、ふと「あ、編成纏めなきゃ」という思いに駆られてるんですが・・・もう良いですよね? 自分でもどれだけ宿毛が自分のライフワークの割合を占めていたのかを痛感させられます。それでも前に進むため、名残惜しいですがここで一旦の完結とさせて下さい。

 ここまで見てくれた閲覧者の皆さま、応援してくださった皆さま、本当に──ありがとうございました! 楽しかったです!!

「(宿毛提督)皆ぁ! また会おうにゃあ~!!」

「(ミウスケ)じゃあね~!」

「(時雨)僕たちのこと…忘れないで、ね?」

「(吹雪)行きますよ~! せぇの!!」





「(全員)バァ~~イばぁ~~~~~いっ!!!」




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