なっちゃんの試合をするコートに着くと周りが
「あれがSTC鷹崎ナツか?」
「すっげー可愛い」
「しかも強いなんて。」
「噂では清水春樹と付き合ってるみたいだぜ。」
「清水春樹は男の敵。」
「あんなに可愛い鷹崎さんを独り占めするなんで許されない行為だぞ。」
と周りが言ってる間に試合が始まるようだ。
なっちゃんの気合が入った顔。
集中している顔。
試合中の顔が俺は好きだ。
side丸尾栄一郎
鷹崎さんの試合を見に来ると凄い注目されていた。
私でも不安になる。
鷹崎さんはそう言っていた。
でも試合を見ていると
この前まで不安そうだったのが嘘のように
無敵の鷹崎さんだった。
鷹崎さんがコートを出ると真っ先に春樹君の元へ走っていった。
凄い注目されていたのに鷹崎さんは春樹君がいれば大丈夫なんだな。
そう思えるのは凄いなと俺は思った。
side春樹
なっちゃんが試合を圧勝して俺はなっちゃんとの約束通り母さんを説得する。
「母さん。」
「どうしたのハル?」
「今日、なっちゃんが泊まりに来てもいいか?」
「いいけど向こうさんは大丈夫なの?」
「それはよかったなっちゃんが今、説得中。」
「そう。泊まるのはいいけど変な事はしないでね。」
「わかってるよ。なっちゃんの家へ行ってくる。」
俺はそう言って俺はなっちゃんの家へ向かうのだった。
なっちゃんの家に着いてから家のベルを鳴らすと二階の窓からなっちゃんが顔を出して
「開いてるから入っていきよー」
と言われたから家に入ると
なっちゃんの母親が立っていた。
「いらっしゃいハル君。」
「久しぶりです。えっとなっちゃんから話は聞いてますか?」
「ハルくんの家にお泊りでしょう。勿論いいに決まってるわよ。未来の婿の家に泊まるんだもの。お父さんの説得は任せときなさい。」
と言われたのでホッとすると
「どうせならそのままなっちゃんを頂いてもいいのよ。」
とオバサンが言うとなっちゃんがちょうど階段を降りてきていて
「ちょっとお母さん。何を言ってるの!」
「なんの事かしらねぇ〜」
と微笑ましい母娘喧嘩をしていた。
落ち着いてからなっちゃんのカバンを受け取り俺よ家へと向かう。
その間なっちゃんは俺の右腕にいつものように抱きついているのだ。
完成になっちゃんが定位置になりつつあるな。
俺の家に着くと母さんが出迎えていた。
「お義母さん。久しぶりー。」
「そうねなっちゃん。久しぶりね。」
「今日と明日はお世話になります。」
「いいのよ。どうせならそのままハルを美味しく頂いてもいいのよ。」
と言われてなっちゃんは顔を真っ赤にしていた。
その後小声で
「ハルちゃんならいいかな。」
と言っていたのが聞こえてしまったのはしょうがないのかな。