side春樹
朝7時に1番コートに来るようにコーチに言われたから来たけど何の用だか。
と思っているとタクマとあった。
「なんでテメェがいるんだよ。」
「それはこっちのセリフだよ。」
「呼ばれたんだよ。」
「俺もだよ。」
「ちっ行くぞ。」
「言われるまでもねえよ。」
と言いながら行くとコートに三浦コーチとエーちゃんがいた。
「朝から悪いね。二人とも結果はどうだった?まずはタクマ。」
「準決勝で荒谷に
1-6
7-6
7-6
で勝ったよ。決勝はこいつに負けだ。」
「俺は宮川と準決勝で
6-0
6-0
で勝ちで決勝は
6-1
6-0
で勝ちました。」
「そうか。それで2人を呼んだ理由なんだが」
「「結果の報告じゃ無いのか?」」
「もう一試合ずつして貰おうためだ。」
「「誰と?」」
「1人しかいないだろ。」
と言われて俺は
「さぁーなっちゃんでも起こしに帰るか。」
タクマは
「帰る。」
と言って帰ろうとすると三浦コーチが
「後悔しても知らんぞ。
この試合はお前達のためでもあるんだ。」
と言った後も少し言っていた。それを聞いているとタクマが隣で怒っていた。
「コーチ。俺はエーちゃんと割と練習をしているし帰ってもいいか?」
「春樹のデータのアップデートがもしかしたら丸尾君との試合で出来るかもしれん。やってくれ。」
「分かりました。ただし全力でやるんでエーちゃんにポイントが入らないと思っていてください。」
「タクマならまだしも春樹とやってみて点が入る所は想像つかん。」
と言っているとエーちゃんが横で頭を下げて
「お願いします!」
と言っていた。
タクマは舌打ちしながらも
「しゃーねーな、やってみっか。」
と言って2人のウォーミングアップと試合が始まった。
俺はコーチに言ってランニングも兼ねてなっちゃんの家へ走って行って起こしに行く。
「ハルちゃん。おはよう。」
「もう出れるか?」
「うん。なんだって三浦コーチの用は。」
「俺とタクマがエーちゃんと試合をする事。」
と言うと驚いた顔をするなっちゃん。
「それより速く行くぞ。タクマの次は俺なんだ。」
「わかったから待ってよ。ハルちゃん!」
とこうして俺はなっちゃんを連れてコートに戻ってくると
エーちゃんノートをタクマが持ってエーちゃんと話している。
タクマが帰ってたからエーちゃんに話を聞くと
タクマとの距離が今のところ分からないから自分の使える時間を限界まで使ってそれからどうか検討すると伝えたらしい。
エーちゃんらしいが
「タクマとの距離がわからないなら俺との距離はもっとわからないぞ。」
そう言うと
「ハルちゃん。確かにハルちゃんはタクマより強いけど強いのタイプが違うからね。もしかしたらエーちゃんにとってはハルちゃんの方が測りやすいかもしれないよ。」
と言ってくる。
その後にエーちゃんが
「タクマさんと春樹君のタイプが違うってどういう事?」
と聞いてきた。それに対しての答えを言ったのが三浦コーチで
「タクマがサーブ&ボレーヤーで春樹は万能型オールラウンダー。簡単に言うとこんな所だが細かく言うとそこだけじゃない。簡単に言うと春樹のプレースタイルは多重人格だな。」
と言われてエーちゃんは頭がこんがらがっていた。
「仕方が無い、春樹。全部のプレースタイルを丸尾に見せてやれ。」
「マジですか?」
「マジだ。」
「カウンタータイプは頭が特に疲れるんですが。」
「わかっている。」
「直感型はスタミナ消費が凄いんですが。」
「それでも以前の爽児との2時間以上の長期戦を戦い抜いたなら問題無い。」
「はぁー分かりました。という訳でエーちゃん。何時もよりもギアを上げて最短最速で試合を終わらせるから粘れよ。」
と言って1セットの試合が始まったが
15分で終わってしまった。