side丸尾栄一郎
テニスを始めて2度目の夏。
飛躍の刻
side春樹
今日のは大会の都合でなっちゃんの試合は無い。。
が周りからの注目はすごい。
「ハルちゃん。エーちゃんはどこにいるんだろう?」
「たぶん壁打ちでもしてるんだろ。」
そう言って俺はなっちゃんの手を掴んでエーちゃんの使いそうな壁打ち出来る所へ行く。
それにしてもなっちゃんの試合を見る事ができないの大会は初めてだな。
と思っているとコートの近くから
「すげえ安定感だな。」
「ネット上30cmの1点をまったく同じリズムで
それもさっきからずーっとミスんねえ。」
と言っていたので覗いてみるとエーちゃんだった。
「壁打ちだけなら俺も勝てねえな。」
と冗談で言うとなっちゃんが
「ホントに壁打ちの大会があれば優勝だね。」
と笑顔で返してくる。
「なっちゃん。確かにそこの奴らがずーっとって言ってたよな。それはヤバくないか?」
「そうだ!止めないと!」
そう言って俺となっちゃんはコートに入りエーちゃんを止める。
「おはよう春樹君になっちゃん。」
と息を切らしながら言うので俺はエーちゃんにチョップを入れて
「試合前に疲れてどうする。」
と言うと
「でも何かやってないとキンチョーして」
と言うので少し呆れる。
するとなっちゃんが
「壁打ちは完璧なんだから自信持ちなよ。」
と言うので俺も
「どうせまだそこまでたくさんの技を習得した訳じゃないんだ。出来ることをやりゃあ結果は着いてくる。」
と言うもエーちゃんが
「そういわれてもな」
と聞くのが面倒になるので流してるとなっちゃんが
「少しくらい緊張するのは当たり前だよ。
エーちゃん
この大会目指してずーっと頑張ってきたんだから
と言うよりはハルちゃんが図太くなりすぎ。」
「そりゃプロに比べたらプレッシャーも無いからな。」
「そうかもしれないけどー」
と言って俺にポカポカしてくる。
今日のエーちゃんの試合。
佐々木さんに伝えたけど来れるか?
と思いながら俺も受け付けに回る。
「アニキー博士!おはようございます。」
「おう。諭吉おはよう。」
「博士は相変わらずなっちゃんと一緒なんですね。」
「まぁな。」
「博士。女の子を紹介してくださいよ。」
「なら、緒方に転ばれる覚悟で緒方の彼女を紹介しようか?」
「緒方っていうと博士の師匠以外のもう1人のライバル!」
「まぁそうだな。来年には復帰するらしい。」
「緒方さんが来年に復帰ですか。て確かに腰に病を。」
「リハビリを終えてトレーニングしてるよ。」
「そうですか。良かったですね。」
と諭吉と話していると後ろから宮川がやって来て
「お久しぶりです
丸尾君。春樹さん。」
と言われて丸尾が
「宮川君久しぶり。」
「久しぶりだな宮川。」
と言うと諭吉が
「アニキー今回も出揃いましたね。
第1シードの清水春樹
第2シードの江川逞
第3シードの荒谷寛
第4シードの岩佐博水
第5シード大林良
第6シード宮川卓也
そして僕を含めて神奈川7天王が今年も集まったわけですよ。」
と諭吉が言ったから俺は頭にチョップを入れて
「それを言うなら四天王だ。」
と言うと
「博士。そんな事したら僕が入らないじゃん。」
と言ってきた。
そんな時に荒谷がやって来た。