side丸尾栄一郎
「あっいたいた!
ハルちゃん!
エーちゃん!」
「!?」
「どうしたんだなっちゃん?」
「森本コーチからエーちゃんに伝言があるのとハルちゃんに逢いたくて来ちゃった。」
と鷹崎さんが春樹くんに言うと周りのクラスメイトが
「春樹にあいたかっただと〜」
「おい!春樹!どういう事だ!」
「皆の鷹崎さんとどういう関係だ!」
と皆して春樹くんに質問する。
それに対して春樹くんは一言当たり前の様に答える前に鷹崎さんの元へ行き手を取って
「ちょっとーハルちゃん。どうしたの?」
「もう皆知ってると思ったんだけどな。まだ理解出来ないみたい・・・理解しようとしないみたいだから見せつけようと思ってね。」
と2人が話し終えるといきなり春樹くんが鷹崎さんにキスをした。
それを見て男子達が
「「「「「「「「「「「「「「あー!」」」」」」」」」」」」」」
と叫び女子達が
「「「「「「「「「「「「「「「キャー!!」」」」」」」」」」」」」」」
と大声で叫んだ。
悲鳴のように。
その後すぐに男子達が
「我ら大杉高等学校のアイドル鷹崎さんが」
「テニス馬鹿の春樹と!」
「キスだと!」
「確か鷹崎さんもテニスやってるよな!」
「鷹崎さんはテニスをやってるから春樹が好きなのか!」
「俺も今からテニスを始めるか!」
と
女子達が
「春樹くんが鷹崎さんにキスしたよ!」
「春樹くんと付き合ってるなんて羨ましいなー」
「確かテニスも凄いんだよ!」
「そうなの!」
「私は春樹くんに手取り足取りテニスを教わりたいかも。」
と言っていた。
そしてそれを最後まで聞いていた春樹くんが
「おい男子達。」
と低い声で言うと
影山が「なっなんだよ春樹。」
と答える。
「もしなっちゃんに手を出そうとしたら全力でボディにフラット決めるからな。」
と言うも周りは
「ボディ?」
「フラット?」
とわからないみたいだ。
俺もまだわからないし少し調べてみよう
と思っていると影山が
「春樹。ボディとフラットってなんだ?」
と聞いていた。
ナイス!影山!
と思っていると鷹崎さんが春樹くんに変わって答えていた。
「ボディって言うのわね、相手の身体に目掛けて打つ事だよ。フラットは1番力が入る打球だから凄く痛いね。ちなみにハルちゃんのフラットは日本でのプロ選手を含めても五指に入るって言われてるくらい凄いから余計に痛いと思うよ。」
と答えてくれた。それに男子の中の1人が
「ちなみに春樹のフラットはどのくらい痛いんですか?鷹崎さん。」
と聞いていた。
「ハルちゃんのフラットの最高記録は何キロだっけ?」
「220キロだな。でもコントロールを考えると200キロ位だな。」
と春樹くんは平然と答える。
それに対して男子達は
「200キロってどの位だ?」
「野球でこの速さは無いぞ。」
「新幹線とどっちが速い?」
「新幹線だと思う。」
「でもテニスボールって軽いから案外痛くないんじゃ?」
と言うと春樹くんがカバンからラケットとボールを取り出して
笑顔で、でも明らかに怒りながら
「1発食らってみるか?」
と言っている。
皆は首を横に振ってるけど。
気を取り直して
「鷹崎さん。またノートのコピーですか?」
と聞いてみると
「ちがうちがう。森本コーチが、もう一度無料体験に来てもいいって言ってたから。」
「それだけ?」
「あと昨日私が言った事とハルちゃんが怒った事を覚えてる?」
「昨日?
あーあの[プロを目指してる]ってやつ?」
「なっちゃんは俺が走ってる間まだそんな事を話していたのか?」
「あそこでハルちゃんがエーちゃんを張り倒した挙句に胸ぐらを掴んでいたからでしょ。もぉー」
と黒板の前で話していた。
「きっとエーちゃんも、始めてみればわかるようになるから。」
「まぁ始めるなら始めてみればいいけど今から始めてもし[プロを目指す]って決める事があるなら、生活の1部じゃなくて生活のメインにする必要があるけどな。まぁまた無料体験に来いよ。それと昨日は悪かったな。」
「いや。それはこっちが無神経過ぎたから。」
「まぁいいけどさ。なんにせよまた来いよ。歓迎するから。」
そう言って春樹くんはなっちゃんを隣の教室だけど送って行った。