後は二章だけだ。
「さてと…。二人を探しに行きますか」
《当てはあるんですか?》
「すずかの魔力を、眼で探すから大丈夫」
《…どんな眼をしているんですか》
普段から人とは違う気配をしているすずかは、魔力を持っている。
なのは程では無いにしろ、魔力量は多いので探しやすい。
「とりあえず気配遮断しながら、家の屋根から探していくぞ」
《…もうどこからツッコめばいいのやら》
キャメロットがなにか言っている間に、家の屋根に上る。
すこし眼のチャンネルを変えれば、すずかの魔力だけを見ることができるからな。
そうすると魔力が見えてきた。
街外れにすずかの魔力が見えたので、そこへ向かおう。
「場所は分かった。行くよキャメロット」
《了解です。…なんかデバイスの面目が潰れますよ》
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たどり着いた場所は、街外れにある廃工場。
ここまで来るのに日が暮れてしまい、夜になってしまった。
とりあえず侵入するとしますか。
「キャメロット。動体反応を探知するセンサーとかある?」
《ありますよ。では調べますね》
すずかとアリサの居場所を探りながら、敵に気をつけて行動する。
ただ、着いてからすずか以外の魔力を感知している。
その事を覚えておきながら、捜索する。
《すずかさん達の居場所が分かりましたよ。ただ他の反応を、複数感知しました》
「二人と同じ所にいるの?」
《はい。どうするんですか?》
ん~。
あ、そうだ。
「あいつら驚かしてやろう」
《はい?》
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「いいか!そいつら
「いやーーー!」
…なんか聴いちゃいけないことを聴いてしまった。
タイミングが悪かったかな?
「夜の一族は血を吸う吸血鬼なんだ!それでも友達とでもいうのか!」
「そうよ!すずかが化け物でも大事な友達よ!」
成る程。吸血鬼か。
だから懐かしい気配を感じ取れたんだ。
納得納得。
「アリサちゃん…!」
「ふん!強情なガキめ!おとなしく怯えてくれれば帰したものを」
「友達を見捨てて、誰が帰るものですか!」
おっと、それ以上の挑発は危ないので止めさせないと。
敵の目視は完了。
後は仕掛けをご覧あれってね。
…トラウマになったらごめんな。
「じゃあお願いな、ジャック」
「うん!頑張るねおとうさん!」
《ついにサーヴァントを召喚したよこのマスターは…》
キャメロットが、言ってくるが無視。
まあ説明はしてやろう。
まず俺は令呪を持っている。
さらに言うなら
これは生前に世界を救った事に関する話だ。
表にでる功績ではないが、世界中の人々はこう思った。
「世界で何かが起こり、それを解決した者達がいる」と。
形はどうあれ、それが逸話となり英霊として座に登録される予定だった。
まあ、
英霊としての宝具に『
一時的に縁を結んだサーヴァントを召喚するものだ。
その力でジャックを召喚したんだよ。
「分かったキャメロット」
《あまり気にしない方が良いと分かりましたよ》
「…なんでだろう?前世でも良く言われたんだが」
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「なんだこの煙は!?」
「煙じゃない!これは霧だ!?」
なんだこれは!?
先程までガキ二人を相手に遊んでいたのに、気がつけばガキ共は居なくなり建物内が霧で包まれてしまった!
何がどうなってやがる!?
「落ち着きなさいよ。ただの霧じゃないの。
大方、月村の当主さまがなんかやったんじゃないの?」
「…それもそうだな。すまない、取り乱したようだ」
俺が連れてきた女の言葉で落ち着きを取り戻す。
しかし、この霧は一体なんなんだ?
そんな時、子供の声が聴こえた。
『此よりは地獄』
その声はとても無邪気そうで残酷に聴こえる。
「誰だ!」
「出てきなさいよ!居るのは分かってるのよ!」
『
声が聴こえたのは俺だけではなかった。
けれども何処にいるか分からない。
まるで建物全体に館内放送してるかのように、響いているのだ。
「おい!俺から離れるなよ!」
「……」
「聞いているのか!?」
「……」
『――殺戮を此処に…… 』
「おい!?」
しかしすべてはおそかった。
『
ジャックでこれがやりたかった。