踏み台転生?何言ってるのさ   作:みかん@

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夜勤ありました。
風邪引きました。

色々起こりましたが遅れてすいません。


第十八話

少しだけ部屋に沈黙が訪れる。

そして。

 

「私は聞くわ。すずかだけ友達になっても意味がないわ。貴方やなのはがいての私達だもの。貴方だけを除け者なんて私が許さないわ!」

 

「私も聞くよ。私の事を知っても友達って言ってくれたのに、私が盾君を軽蔑したりしないよ」

 

「…」

 

その事を聞いて俺は、()()()()()()()()()()()

 

『盾は盾でしょ。何をしようが私達を守ってくれたナイト様なんだから』

 

『私や先輩を守ってくれるその手はとても綺麗です。だからもう二度と、自身の手を汚れている等と言わないでください』

 

…はぁ。

全く、俺の回りの女はなんでこう、強いのかね。

 

「分かった。じゃあ教えてやるよ」

 

俺の言葉に二人は笑顔を浮かべていた。

機会あればなのはにも話してやるか。

 

「早速だけど、前世って信じるか?」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

 

部屋にいたすずか、アリサ、恭也さん、忍さん、ノエルさん、ファリンさんの全員に俺の前世を話す。

 

始まりの土地。救国の聖処女。薔薇の皇帝。嵐の航海者。ロンディウム騎士。鋼鉄の白衣。輝けるアガートラム。天の鎖。そして極天の流星雨。

 

様々な時代を巡った。様々な世界を歩いた。

様々な人と出会った。様々な生き方を見た。

 

それと同じくらい

 

様々な主張を巡った。様々な争いを歩いた。

様々な理不尽と出会った。様々な死に方を見た。

 

けれども歩みは止めず、先に進んだ。

止まれば終わりなのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「そして世界を救って終わり。納得した?」

 

「一部、端折ってるけどもね」

 

「確かに話を一部分ぼやかして話しているわね」

 

君たち目敏いなぁ。確かに話してない部分がある。

そこはまた今度でな。

 

「けど納得してしまうな」

 

「最初は信じがたい事だったけど真実味があるものね」

 

「自分で言うのもなんだけど、よく信じてくれますね」

 

前世ですら時計塔の奴ら、信じてくれなかったぜ?

 

「確かに前世と言うだけで信じがたいが、その年で俺以上に修羅場を潜っているという辻褄が合うからな」

 

「ああ、なるほど」

 

というか恭也さんは修羅場潜るような事しているのか?

 

「でも私はもうひとつ聞きたいわ」

 

「なんですか忍さん?」

 

「人手はどうしたの?残っていて戦えるのが貴方の他に二人だけでしょう。どう考えても戦力と呼べない人数で戦い続けることが出来そうに無」

 

鋭い所に目がつくな。

今の話だけじゃ人数の問題があるからね。

 

「それはサーヴァントと呼ぶ英霊達の力を借りましたからね」

 

「「サーヴァント?」」

 

「もしかして突然現れた少女のことかい?」

 

「恭也さん達は見ていたよね。あの子もサーヴァントだよ」

 

「しかし、得体の知れないが強そうに見えなかったが」

 

見た目はね。あの子自身、そこまで強い訳ではないけどキャスターのクラスらしいことはできるから。

 

「あの子の真名は《ナーサリーライム》。童話の英霊さ」

 

「童話の?」

 

「英霊って人だけじゃないの?」

 

「英霊は必ずしも人という訳ではないよ。彼女の場合、童話を読む子供達の夢が形になった存在だからね」

 

そう、人だけじゃない。たまに神霊だって出てくることがある。

 

「他にも聞きたいことがあるけど、今日はここまでにしましょう。もう遅いわ。続きはまた今度にしましょう」

 

「そうだな。明日は休日だがそろそろおいとまとするか」

 

「あら恭也。貴方泊まっていっても良いのよ?」

 

「残念だが、明日は早くから用事があってね」

 

俺もおいとまするとしますか。

そう思ったが誰かに両腕を捕まれた。

振り返ってみればすずかとアリサが腕を掴んでいた。

 

「あの、二人とも?」

 

「遠慮しないで盾君。家は広いから部屋はあるよ」

 

「いやそうじゃない」

 

「いいから一緒に泊まっていきなさいよ」

 

「あのねアリサ。って」

 

振りほどこうとしたらアリサから震えが伝わってきた。

気丈に振る舞っているが、怖かったのだろう。

ほっとけばトラウマになりかねないか……

 

「分かったよ。俺も泊まっていくわ」

 

ちなみにすずかの方も振りほどこうとしたが、力が強すぎて振りほどけなかった。

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