幼少時の内容ってどうすれば良いか分からん。
「あーうー」
(まさかの赤ん坊からスタートするとは…)
あのハゲから無理やり転生させられて、生まれ変わりました。
といっても意識はあるが身体は動かせないし、勝手に泣いたりする。
要するに思考は出来るが、それ以外は動かすことが出来ない、墜落中のアイ○ンマンみたいな感じだ。
「あら
「うーうー」
(空いてない…はず…だから)
その後に起こったことは想像して忘れてくれ…
思考を再起動して話を続けよう。
誰とだって?自分とだよ。
今世の名前は
生まれた時から左手に模様がついていたらしいが、どう見ても令呪ですね。ナンデダヨー
前世は人理継続保障機関カルデアという所に所属していた。
人理を守るため俺ともう一人、藤丸立香という女の子と二人でマスターとして戦ってきた。
立香と契約した後輩デミ・サーヴァントのマシュ・キリエライトやダ・ヴィンチちゃんなど、様々な人達と他に契約した英霊達の力を借りてようやく世界を救えたんだ。
あんな戦いは、もうしたくない。
なんやかんやあって99歳まで生きていたがさすがに、歳には勝てなかった。老衰で倒れてそのまま眠ったんだが、何の因果か転生する事になった。
踏み台というのが分からないがギルガメッシュ王を馬鹿にされたので、令呪を使って彼女らにあのハゲをコロコロして貰った。
どうなったかは分からないがせいせいした。
取り敢えずこのまま生きていくことにしようと思う。
~数年後~
ようやく自由に身体を動かせるようになってから行動範囲が広がった。
勿論、今世の両親に心配掛けない範囲での行動だ。
とはいえ、一人で公園行くのは早すぎたか?
「……………………………」
「……………………………」
けれども目の前にいる、女の子を一人にするのはマズイだろう。
その子はブランコに乗り、ただ顔を下にし俯いていた。
何かしら事情があるかもしれないが簡単に聞けることではないだろう。
放っておくのもなんだし、一緒に遊ぶか。
「なぁ、一緒に遊ばないか?」
「?」
声をかけると女の子は周りをキョロキョロし始めた。
勿論他に人はいないので顔を傾げ始めた。
「いやいや君の事だからね!?君を誘ったんだから!?」
「……私の事?」
「そうだよ。一緒に遊ぼうぜ」
「……うん!」
その子は元気な返事をしてくれた。
砂遊びだったり、遊具で遊んだり、日が暮れるまで遊んだ。
もう遅いので家に帰ろうと提案すると、またその子の顔が暗くなってしまった。
「どうした?家に帰らないのかい?」
「……」
困った。話してくれなければこちらもどうしようもない。
という訳で。
「じゃあまだ一緒にいるよ」
「?!でも!」
「大丈夫だって。少しくらい遅くなっても問題ないさ」
「……」
「というか今の君を一人にさせる方が心配だわ」
実際に同じくらいの子供を一人にさせるのは精神年齢100歳越えのジジイには出来ねことだよ。
「…なのはー!」
「!この声…」
「誰か心配になって探しにきたみたいだね」
それなら良かった。何があったか知らないが探しに来てくれる家族がいるんだから問題ないな。
「それじゃあまた明日ね」
「え?うん!」
おっと、忘れてた。
「最後にアドバイス」
「?」
「迷惑かけるのも子供の仕事だよ」
「!?…うん!わかった!」
そう言って公園から去りました。
次の日。その女の子から家族と仲直りできた、と聞きました。
そして月日は流れて…