玉藻も実装されないよ~。
「ここまでくれば大丈夫かな」
怪物と戦った現場から逃げてきて、家の近くの公園に着いた。
後ろを向いてなのはが、着いてきているのを確認。
…うん、OK着いてきてる。だいぶ息が荒いが。
しょうがないので、自動販売機でお茶を買ってくることにする。
「つ、疲れたの~!」
「ごめんね。こんなことに巻き込んじゃって」
《大丈夫ですからマスター?》
「大丈夫だよ。レイジングハート」
「お疲れなのは。ほれ、お茶だ」
買ってきたお茶をなのはに渡す。
お茶を飲んで少しは落ち着くだろう。
なのはは、お礼を言いながらお茶を受け取った。
「ありがとう盾君」
「どういたしまして。フェレットもお茶いるか?」
「僕は大丈夫だよ。そう言えば自己紹介がまだだったね」
こいつ、フェレットなのに名前があるのか?ただのフェレットじゃないな。
まあ、そのへんはおいといて。狼
「僕の名前はユーノ・スクライア。ユーノでいいよ」
このままこちらの自己紹介もした方がいいな。
なのはもそう考えたのか、自己紹介をし始めた。
「私は高町なのはです」
《レイジングハートと言います》
「俺は要盾だ」
《私はキャメロットと申します。皆さん仲良くお願いしますね》
やっぱりこいつ、人間臭いな。俺的にはレイジングハートの方が好ましいんだが。
「やっぱりチェンジできねぇかな?」
《止めてくださいね!?》
ひとまず全員の自己紹介を終わらせた。
後はあの出来事を聴かせてもらわないと。
「早速だけども、さっきの怪物や宝石の事を教えてくれ」
「うん、それはかまわない。僕が知っていること教えてあげる」
あの宝石はジュエルシードという名前で、ユーノ自身が発掘したらしい。
ジュエルシードは一つ一つ魔力の結晶体で、周囲の生物が抱いた願望を叶える特性を持っているとのこと。
先ほどの怪物はジュエルシードが何かの願望に誘発されたものということだ。
「だけどジュエルシードはとても不安定なんだ。下手したらこの街をぶっ飛ばすくらいの暴走をしてしまうかもしれないんだ」
「なんでそんな危険な物をこの街に持ってきたんだよ」
「別の場所に運ぶ最中に事故が起きちゃったんだ。そのせいでこの街の周辺にばらまかれたんだよ」
願いを叶えるなんてまるで聖杯だな。
とはいえ、不安定な聖杯など厄介すぎる代物であろう。
そんなただの爆弾でしかないジュエルシードが、この海鳴市に落ちているなんて…。
「その数はいくつあるの?」
「全部で21個持っていたんだ。その全部がこの街のどこかに…」
「レイジングハートが預かっているのを抜いて、まだ20個か…」
この街に落ちている事が、分かっただけでも良かった。
とりあえず集めることは確定だ。
「私、探すの手伝うよ!」
なのはは持ち前の正義感で、手伝うことを決めたようだ。
こいつ、頑固だから簡単に意思を曲げないだろう。
「な、無茶だ!それにこれは僕のせいなんだから、僕が責任を持って集めないと…」
「そんな体で何ができるんだ?」
「…」
今のユーノは、見た目ただのフェレットだ。
そんな奴が探し出せる事が出来ると思えない。
「それに、爆弾が街にあるって知って落ち着いていられねぇよ」
「盾君も、一緒に探してくれるの?」
「お前一人の方が不安だわ」
「ひどいよー!」
ここで現在時刻が気になったので、公園にある時計を見てみる事に。
すると、長い針が20時を指していたので、なのはを帰宅させないとマズい時間になっていた。
ちなみに俺の方は対策済みだ。
勉強していると思わせるようにしてきた。
「なのは、今日はもう遅い。ジュエルシードの対策は明日にしないか?」
「ふぇ?もうそんな時間なの?って20時なの~!?」
「うるさいぞ。ご近所迷惑だ」
今、時間に気づいたようだ。流石に送っていこうとしたが。
「じ、じゃあ解散なの!ユーノ君は家に来るの!」
「え?!ちょっと!」
「盾君、また明日なの!」
「お、おう。明日な」
よっぽど焦っていたのか、声をかける前にユーノを握って走っていってしまった。
ユーノは大丈夫か?なんかコの字になっていたぞ。
さて、後は