踏み台転生?何言ってるのさ   作:みかん@

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第八話

なのはを見送り、俺も家に帰った。

家の部屋にある、親に気づかれない為の仕掛けを止めて部屋に入る。

どうやら問題なく効果は発揮したようだ。

 

《マスターはよくそんな機械を持ってましたね》

 

「前世でよく使っていた機械だから作ったんだ」

 

《え。こんなにコンパクトなのにマスターが作ったんですか!?》

 

約十㎝の正方形の箱。

部品は、捨てられていたテレビなどの電子機器から手に入れた。パソコンが無いため、プログラミングは無理だった。

代わりに、ルーンを刻んだ石などの魔術で代用。

それでも()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

つまり、機材の限界である。

 

《…マスター。私、聞きたいことがあります》

 

「それなら俺も聞きたいことがある」

 

キャメロットが聞きたいことがあり、俺もキャメロットに聞きたいことがある。

とりあえずキャメロットから質問を聞くことにする。

 

「キャメロット。何が聞きたいんだ?」

 

《マスター、率直に聞きます。マスターの前世は一般人なんですか?》

 

前世のこと?なんで今に聞くんだ?

 

「なにが基準で一般人を指しているのか分からないが、前世は一般人とは言えないな」

 

《ではなにをしていたんですか?》

 

「人理継続保障機関フィニス・カルデアでマスターやってた」

 

《…………はい?》

 

うん?

反応が悪いぞ。

 

《カルデアってあのカルデア?レイシフトして人理修復するカルデア?》

 

「詳しいな。とはいえ俺一人で無し得なかった事だ。立花や所長、ロマニにダ・ヴィンチちゃんにカルデアの職員達。何より力を貸してくれた英霊達。そんな皆がいなければ世界を救うことなんて出来なかった」

 

あれはもうやりたくない。

何より世界を救うことなんて、輝かしい功績などではない。あの時の立花のケアが大変だったな。何せ時計塔から色々言われたからな。

面倒くさくなったので、立花と俺の契約サーヴァントでカチコミに行ったのは懐かしいな。

 

《……》

 

「それが俺の前世だが、なにか?」

 

《……マジで?》

 

「マジだ」

 

《あれぇぇ……》

 

どうしたんだ?まるで知っていることが違っている感じだな。

 

《私が知っている情報は、一般人で引きこもりのニート、と聞いていますよ》

 

「誰だよそれ」

 

《マスターの前世での名前は覚えてますか?》

 

「今世と同じ要盾だ」

 

《知っている名前と全然違う~!?》

 

えぇ……あの神様(ハゲジジイ)に間違えて殺されたということか……

 

《本当にごめんなさい!情報が間違っているとは知らなかったです!煽って踏み台にしようとしてごめんなさい!》

 

「あーあれって煽っていたのか」

 

《役割通りに動かすために、踏み台踏み台って煽っておけば、勝手に踏み台の道化として動くと思いまして》

 

成る程。イラってくる言い方はそのためだったのか。

いやまあイラって来たけど聞きたいことがあるんだ。

 

「なあ、キャメロット」

 

《何でしょう?》

 

「踏み台ってなんだ?」

 

《そこからですか……》

 

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