東方星戦録   作:レストレーション

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大図書室の戦闘

紅魔館 地下大図書室

 

大量に押し寄せてきた妖精メイドの大群を蹴散らしたテラリア達は、フォースの導きに従って館の中を進み、ここまで来た

 

「わぁ、本がいっぱいだぁ」

「確かにたくさんあるな、インペリアルパレスを思い出すな」

「私ガ見エテイル範囲デモ、10503冊はありますね」

 

全員が図書室の蔵書量に驚いていると

前から弾幕が飛んできた

 

「全員散開!」

 

テラリアはそうさけんだ

魔理沙とシャープは直ぐに本棚の後ろに隠れた

 

「逃がしませんよ!」

 

と、声がした

するとテラリアの前に急降下してきた

 

「うおっ!」

 

テラリアは直ぐに距離を取り、ライトセーバーを構え、襲撃者を見た

赤髪のショートヘアで、頭から小さな羽、背中からそこそこ大きな羽を生やし、白シャツに黒ベスト、ロングスカートの容姿だった

 

「食らえ!」

 

と弾幕を撃って来た

テラリアはライトセーバーでそれを簡単に弾き、今度は逆に距離を詰めた

相手も後ろに下がる

すると、テラリアは何かを感じた

フォースが伏せろと言っている

テラリアは思わず伏せた

すると

『恋符「マスタースパーク」!』

と魔理沙の声が聞こえ

頭上をレーザーが通過して行き、襲撃者を呑み込んだ

 

「危うく当たる所だったぞ!」

 

テラリアは魔理沙に抗議したが、魔理沙は「悪いな」と全く反省していなかった

 

「いつかお前に殺される様な気がしてたまらないよ」

とテラリアは皮肉を言った

「大丈夫だろ、その証拠にお前は避けた」

「いくらフォースでも出来る事と出来ない事があるんだぞ」

 

そんな話をしていた一方、シャープは本棚を調べていた

何か、役に立つ情報は無いかと

すると、シャープは一冊の本に目が止まった

それもその筈、何故ならオーラベシュで書かれた本だったからである

シャープは他にも無いか探した

結果的に15冊見つかった

 

「コマンダー、来テクダサイ」

「どうしたんだシャープ、何を見つけた?」

「コレヲ見テクダサイ」

「なになに、『怒りの書』…」

 

そこでテラリアは固まった

魔理沙もやって来て「テラリア、どうしたんだ?」と聞いた

 

「こ、これは…古代シスの文献ではないか!」

「そんなに珍しい本なのか?」

「もちろん」

 

そうしていると

「図書室て騒いでいるのは誰!」

と声が聞こえた

 

「お―っと不味いな」

「かなり嫌な予感がする」

「キリヌケラレル確率38%」

 

テラリアはブラスターのスコープを覗き、相手の場所を確認した

 

「テラリア、どうだ?」

「近付いて来ている、ヤバそうだ」

「キリヌケラレル確率12%ニ減少」

「シャープ、黙っていてくれ」

「ラジャラジャ」

 

「おい、静かにしないと見つか…」

魔理沙は二人を静かにさせようとしたが既に遅く

 

「そこに居るのね」

会話を聞かれたのか見つかってしまった

 

 

 

 

 

 




インペリアルパレス 前のジェダイテンプルの事
怒りの書 レジェンズでは甦った皇帝が書いた文献だが、ここでは古代のシスが書いた文献にしています

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