館の中を進み続け、屋上と思われる場所にでた
外は相変わらず赤黒く染まり、月もブラッドムーンだった
「そろそろ出てきても良いんじゃないかしら」
と霊夢が言った
すると、辺りから蝙蝠が出てきた
その蝙蝠は一ヶ所に集まり、一人の羽を生やした少女に
なった
「ふふふ、待っていたわ博麗の巫女、それとクローン兵さん」
その言葉にコトーは驚いたが平静を装い
「…なぜ俺がクローン兵だと分かった、俺の何を知っている、どこで何をしてきたのかも」
と聞いた
「私はレミリア、レミリア・スカーレットよ、吸血鬼で
運命を操る程度の能力があるわ、普通に貴方のこれまで辿ってきた運命も見えるわよ」
どうやらレミリアは運命を操るらしい
「運命が何よ、私はあんたを倒すだけよ」
「運命なんてくそ食らえだ!」
しかし二人は全く気にしなかった
霊夢は先手必勝とばかりに、封魔針を投げつけた
しかしそれは容易く避けられた
「その程度かしら?ならこちらも行くわよ」
レッドマジック
すると得体の知れない何かが飛んできた
慌ててコトーはかわしたが後ろの赤い弾幕が避けきれず被弾し、ベチャと嫌な音がした
どうやら血のようだった
最初は自分の血かと思ったが、どうやら得体の知れない物
から血が滴っているらしかった
「血液の弾幕かよ!」
「趣味が悪いわね」
「誉め言葉として受け取っておくわ。次行くわよ」
紅符「ブラッディマジックスクウェア」
こんどは血の滴るナイフであった
「全く、厄介な弾幕だ!」
コトーは悪態をつきながらも最小限の動きでロータリーブラスターを撃っていった
こんどは逆にレミリアの方がロータリーブラスターにくるしめられた
「ちょっと!これ、ルール違反じゃないの!?」
それもその筈秒間166回転もするロータリーブラスターを自分に向けて撃たれたら避けきれる可能性は限りなく低いのだから
仕方なくコトーはロータリーブラスターを端に転がし、DC-17に持ちかけた
しかしそれでもコトーの正確な射撃と霊夢の絶え間ない
弾幕に押されていきレミリアは最後のスペルに賭けざるを得なくなった
紅色の幻想郷
今までより更に多くの血の滴る何かをばらまき濃密な弾幕を張った
コトーは成す術もなく、吹き飛ばされた
霊夢はまた、スペルカードを発動させた
しかしレミリアは大量の蝙蝠になりスペルカードを回避した
霊夢は軽く舌打ちしたもののこんどは正確に弾幕をレミリアに当てた、
するとコトーが弾幕の中に戻ってきた
「ちょっと、大丈夫なの?」
「ブラスターよりはましだからな、ほら、もう少しだ!」
二人は互いに連携しあいながらレミリアに弾幕を集中的に当てた
先程より正確、かつ濃密な弾幕によりレミリアは被弾数が増えた苦悶の表情を浮かべたレミリアはついに吹き飛ばされた
「やったわ!」
「よっしゃあ!霊夢、これで異変解決だよな?」
「いえ、まだよ。」
すると霊夢はボロボロのレミリアを引きずってきた
「霧を消させないとね。」
「おい、霊夢!怪我人だから乱暴するなよ」
「いいえ、大丈夫よ…」
と、レミリアが起き上がった、
「これくらいなら一晩で治るは、人間とはちがうからね」
しかしコトーはバクタのスプレーを取り出し、レミリアの患部に吹き掛けた、すると気持ち悪いくらいの速度で再生した
これには思わず
「うえっ」
「うわぉ」
霊夢と、コトーも軽く引いた
しばらくしてレミリアが霧を完全に取り除くと
コトーに聞いた
「そういえば、貴方の上司に連絡しなくても良いのかしら?」
「おっと!完全に忘れていた!」
慌ててコトーは通信を開始した
テラリアの方には繋がらなかったがシャープの方には繋がった
「シャープ、繋がっているか?」
「ハイ、繋ガッテイマス」
「よし、異変の首謀者を倒したぞ」
「アナタガ、デスカ?」
「霊夢が倒した」
「ナルホド、デショウネ」
すると
「それは何かしら」
いきなりレミリアが聞いてきた
「これはコムリンクと言って、遠くの人と通信する機械だ」
「アー、コトー?」
「あぁ、すまない、どうすれば良いんだ?」
「とりあえず、パチェの大図書室に行きましょう。そこなら広いからね」
「ちなみにシャープ、お前は何処に居る」
「大図書室デス」
「…決定だな」
こうしてレミリアとコトーと霊夢は大図書室へ向けて来た道を戻って行った
完全に忘れ去られた咲夜