ふぇざんとべっく2体の獣の処理をしていると、俺が最初に立っていたビーチのところに、先ほど眠っていた少女が立っていた。
獣をその場に下ろすと俺は少女のところへと駆けつけた。
「君大丈夫?」
「うん、大丈夫」
「そっか、俺はゼウス・D・サンダーだよ、君は?」
「私はゼウス・D・アクアです」
「なんで俺と同じ名前?」
「あそこにいたおじいちゃんが、面倒見てもらうなら兄弟って設定の方がいいんじゃないかって」
「そーゆーことか、わかった、まずは寝床を作ろっか、森へ行こう」
「うん!」
アクアのかわいい返事を聞き2人で歩きだした、寝床を作りながらこれからの話やアクアの特典の話をした。
まずアクアの得点は3つで、なんで3つなのかと言うと、アクアは神様のミスで死んだのではなく、ミスで死んだ俺に連れられあの白い空間についたらしい、だから3つなんだそうだ。
アクアの特典1つ目は悪魔の実で動物系幻獣種でトリトリの実モデル朱雀、空を飛びたいって言ったらおじいちゃんがくれたと言っていた。そいえば俺の悪魔の実は?
2つ目は航海術と言っていた、俺が面倒を見てくれると聞き、役に立てる物といったらもらえたらしい。
3つ目は船、これめ俺の役に立てる物としてもらえたらしく、デザインなどはおじいさんが決めてくれるようだ。
これからのことについて2人で話し、アクアは俺と一緒に海賊をしてくれるらしくとても心強い、だが海賊はやはり戦うそのことを考えたらアクアにも戦えるようになってもらわなければいけない。
なのでこれから2人で4年間の修行することに決めた。
2人で「頑張ろー」と寝床を作りながら決意し4年の月日が経った。
ーーー4年後ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「今日は海軍が来る日か」
綺麗なビーチで海を眺めながら座っている男がいた、その男の名はゼウス・D・サンダー、4年前この無人島に転生されてきたものだ。
4年前とかわって細身だった体はムキムキとまではいかない筋肉質、綺麗に割れたお腹のエイトパック、服は下半身しか着ていなく、上半身は裸だ、その上半身の胸の位置には大きな傷跡があった。
4年前はビーチにいたらすぐ獣に襲われていたが、今ではサンダーに近づくものはおらず、皆自分から逃げていく。
ぼーっとビーチを眺めていると、突然サンダーは立ち上がり笑みを浮かべた。その表情はなにか新しいおもちゃももらった子供のようだ。
「まさか、偶然から海軍がこいつとはな」
サンダーの正面の海を自転車が走っている、その自転車は海を凍らせながら海の上を走っているのだ、その自転車を走らせているのはアイマスクをおでこにつけた、昔音楽室で見た作曲家のような髪型をしていた。
その自転車がビーチに着くと、男は自転車を降りてサンダーの方へ歩いてくる。
「どーしたにいちゃん、こんな無人島に遭難か?」
「まぁそんなところだ、あなたは海軍か?」
「あぁまぁ海軍の大将やってる青キジだ、救助はいるか?」
「お願いしたいな」
「わかった」
青キジはサンダーの返事を書くと懐からでんでん虫を取り出し、海軍の本部と連絡を取っていた。
「もーすぐここに海軍の船が来るからそれに乗ってくれ」
「ありがとう」
「きにすんな、じゃあたっしゃでな」
「ちょっと待ってくれないか?」
俺は青キジが歩いて行こうとする後ろから声をかける、それと同時に今まで消していた自分の気配を全開で出す。
振り向く青キジの顔は驚愕に染まっていた、そして震えていた。
「にいちゃん、その覇気はなんだ?」
「俺の覇気だが?」
「今までそんな覇気はしなかったぞ」
「消していたからな」
「覇気を消すだと?」
実は覇気が消えていたわけではなく、俺は隠していたのだ、見聞色を応用し相手の見聞色の空きをみつけそこに自分の覇気を注ぐことで相手から俺の覇気を感じさせない技だ。俺はこの技を消覇と呼んでいる。
「そんなことがぁできるとは、おまえさんやるな」
「少しここで俺たちと戦ってくれないか?」
「別にいいが、たちってのはどこだ?」
俺は青キジに返事として上を指差す、そこには太陽が2つあった。本当に太陽が2つあるわけではなく、片方はアクアだ。朱雀そのものになったアクアが空を飛んでいる、その膨大な熱量から太陽が2つめあると錯覚してしまうほどだ。
「おーいアクア」
俺が名前を呼ぶと腕だけを朱雀翼えと変えたアクアがすごいスピードで降りてきた。
「にぃに呼んだ?」
「あぁ、海軍の人が来たから修行の、成果を見ようと思ってね」
「そーなの?アクアはなにすればい?」
「その人と戦ってみるか?」
「うん!わかった!がんばるね!」
「おいおいにいちゃん、俺とその子で戦えってか?」
「そーだよ、アクア消覇やめていいぞ」
「ん、わかった」
アクアが消覇をやめるとさっきの俺ほどではないが、強力は覇気が青キジをおそった。
「おいおい、まじか」
冷や汗をかく青キジ、それにたいしアクアはたんたんとはじめた。
「じゃあ、いくよ?」
アクアがそう声をかけると一瞬で青キジの腹へ飛び蹴りを入れる、翼へと変わった腕を後ろにおき、そこから炎を噴射させることでスピードをさらにあげたのだ。
蹴られた青キジは空中だ1回転し着地する、だがお腹を抑えていた。
「ちょっとやばいんじゃない、これ?」
お腹を抑えていた青キジが前を向くとそこには青キジの左側から左足のかかとで蹴りを入れようとしている、アクアの姿があった。素早く反応した青キジは左手を武装色で固めガードする、それを見たアクアも左足のかかとを、武装色で固め蹴りを入れる、腕と蹴りがぶつかると「ボキ」青キジの腕から嫌な音がなる、青キジの顔も歪む。
そして右側の森へと吹っ飛ぶ青キジ、それを追うアクアは腕を戻し背中から炎の翼を出し、さらにスピードをあげた。
「
森から大きな鳥の形の氷が突っ込んで来る、それをアクアは殴って止めた、今のアクアのパンチは飛んでいたスピードに加え、右手に武装色と炎をまとい膝そして肩から炎を噴射させさらにスピードをあげたのだ。そのパンチな見事に氷の鳥を砕いてみせた。
「おいおいまじか」
驚いている青キジは森から歩いて出てきた。
(てかあいつ、さっきから同じことばっか言ってんな)サンダーはこんなことを考えていた。
「もーおわり?」
「あぁ俺じゃ手も足もでないな」
「にぃにおわったよ」
2人で話し決着がついたようで、アクアは俺の方へと歩いてきて、頭を撫でるように背伸びをしてアピールしてくる。その頭を撫でてあげるとアクアは幸せそうな笑みを浮かべる。
俺たちはこの4年間でだいぶ仲良くなった、本当の兄妹のように。
「次は俺とやってもらうぞ?」
「わかったよ」
「さぁ、ゲームを始めよう」
アクアとは違い俺はしっかりと向き合った状態から始まる、最初は能力も覇気も使わずにただ体術での殴り合いをする、体術での軍配は俺に上がった、青キジの攻撃はすべて避けるか止め、俺の右腕が鳩尾にジャストミートではいった、それには青キジを後ろに数歩下がりながら咳き込んでいる。
次は武装色、見聞色を使いまた殴り合う、今度はお互い攻撃、防御共に数段レベルが上がり、攻撃が体に当たるだけで骨が折れてしまいそうだ。そんななか俺はわざとすきをつくり青キジに殴らせた、そーすると青キジはそれにつられ腹に右手でのパンチを入れる、右手は真っ黒に染まり青キジ本気の武装色が込められていた、だが俺をそれは鉄塊だけでうけきった、それどころか青キジの拳を砕いたのだ。
「お前さんどこで六式?」
「なんのことだ?」
「まさか才能だけで?いやなんでもねー」
俺はわざとしらばっくれておく、六式は海軍にだけ教えられる技術なので何故俺が知っているとなってしまうからな、勝手に勘違いしてくれたみたいだし。
「じゃあ続きいくぞ、こっからのお前は俺についてこれない」
俺の台詞とともに雷が周囲に弾ける
「
声とともに青キジは吹っ飛んだ、仰向けの状態で水平に飛んだのだ、青キジはこの時気づく自分は殴られたのだと、そして体が痺れ動かないことに。
上に太陽があり、今日は雲ひとつない晴天だ、そのはずなのに影がさす、よく見ると空高く飛び上がっているサンダーだった。
「
空から雷が落ちた、それもとくだいのだ。
雷に飲まれた青キジは黒焦げになっていた、あまりの電圧に気を失った。
俺が今使った技はHUNTER×HUNTERのキルアが使う技だ。
気絶した青キジすぐに起き上り、俺たちに話しかけてきた。
「今回はまぁ軽い手合わせで本気じゃあーないが、俺が手も足もでないとはな、お前ら海軍にならないか?」
「悪いがならないな、自由に旅したいんだ」
「そーかい、俺が楽できると思ったのによ」
「本気では戦ってくれないのか?」
「この島がもたないからな、流石に島無くしたら上にどやされちまう」
「わかったよ」
なんて会話をしてると海軍の軍艦が見えてきた、そこには煎餅を食っているじーさんが乗っていた。
書き忘れていましたが、アクアの見た目はノゲノラの白です
原作キャラ描くのが1番むずい笑
戦闘描写むずい!