アニメが始まるまでには投稿しようと思っていたのに、気がつけばアニメでのロニエの出番も一旦休止となってました。
アニメでロニエが登場しましたが、僕の中ではアニメではロニエも良かったですがティーゼも中々と思いました。
もし、ロニエやティーゼが好きという方がいましたら嬉しい限りです!
ちなみに、まだ出番はあるのでお楽しみにです!!ソルティーナ先輩も出てくるので悪しからず。
『Welcome to Aincrad』
そんな機械的な音声とともに私の視界は暗闇に包まれた。そして、数秒後には瞼の重みをハッキリと感じ私はゆっくりと瞼を上げた。
(…………何度見ても凄い)
β版で幾度となく見た景色であり、私の生きた世界と同じ世界。ある意味私の故郷とも言え、私自身も現実よりもこの世界に居る時の方が何かと安心感のようなものを感じる。
「帰って来た、この世界にっ」
私の背後から聞こえたその声は少し聞き覚えがあるように感じたが、感動しているところを邪魔するのは悪いと思い振り返るのをやめた。なにより、聞き覚えのある声だからと言ってその人だとは限らない。容姿とは違い、声は変えることが出来ないが幾分現実とは容姿が違い過ぎるため現実での知り合いとはいえ、特定することは容易ではない。その上今回の場合、その人と出会ったのはあの世界での話であるため彼である可能性は限りなく低い。
(………そーいえば、先輩の言ってた【アインクラッド流】ってまさかこのゲームの剣技じゃないよね?)
ふと思い出した先輩の言葉に浮かんだ疑問。結局、天命を全うするまで先輩たち以外に使用している人を見ることさえなかった幻とされた流派。
β版では片手剣の全部のソードスキルを使えるほど熟練度を上げられなかったが、使用出来る範囲内でもキリト先輩が使っていた奥義と似たようなものが幾つかあったのは否定できなかった。
(…………考えてもしかたないよね…うん)
もしかしたら…という希望を抱くことも出来る。だからといって、この世界で先輩を探すなんてことは不可能に近い。
「………よし。行こう」
頭に浮かんでいた可能性を一旦忘れ、私はβ版の時の知識を最大限に活かし効率よく準備を整え、レベル上げに勤しむことにした。準備途中、βテストの時の知り合いを見つけたが声をかける前にニュービーだという男性プレイヤーに呼び止められてしまったので、諦めた。
◇◇◇◇
「ふぅ、これぐらいにしておこうかな」
サービス開始から4時間。たった一人黙々とレベリングに勤しんでいた私のレベルは3に到達していた。
β版の時に見つけた隠れ家的なこの場所に他のプレイヤーが来るようなことは無く、特に誰かと出会うことも無く初日を終えようとしていた。
「……あれ?ログアウトボタンは?」
β版の時と同じように指を垂直に下ろしメニューを開くが、そこにある筈のログアウトボタンがどこにも見当たらなかった。
ゴーン、ゴーン
時を告げるはずの鐘にしては鳴る時間に違和感があるが、ログアウトボタンが消失しているバグと比べれば大したことでは無いように思えた。
「何がっ…………」
何が起こってるの。そう言おうとした私の言葉は、新たな現象によって阻まれた。
(…………これは転移?)
私の言葉を阻んだ光が私の身体を包み込むと私の姿はその場から消滅した。
「…………ここは広場?」
突然の転移による移動に驚いたものの、移動先が広場であることに一先ず安心する。
(………なんでログアウトじゃなくて転移なんだろう……)
転移先に一先ず安心したものの、少し落ち着いた私に浮かんだ疑問はそれだった。
バグなどの不具合が起きているなら、全プレイヤーを強制的にログアウトさせればいいはずだし、わざわざ広場に集める必要はないはず。
私の疑問に対する答えは現れた人物によって、全て解決されることとなった。
短いですが、ここら辺で。
今年中にもう一回更新する予定なのでよろしくです!