記憶をそのままに   作:雪楓❄️

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えー、放置に放置を重ねたこと申し訳ございません…。

これから今作を中心にSAO作品を書いていこうかと思ってます。ほんとは新作書こうか迷ったのですが少し様子見をすることにしました


それではどうぞ



デスゲーム

「プレイヤー諸君、私の世界にようこそ」

 

その言葉は頭上に現れた赤いローブの人物によって発せられた。

”私の世界”。そうあの人物は言った。それはつまり…

 

「まさか…茅場昌彦…?」

 

ナーブギアの開発者であり、このゲームの製作者である茅場昌彦。その人物以外にこの世界を私の世界といえる人物はいない。

 

「私の名は茅場昌彦。今やこの世界をコントロールできる唯一の存在だ」

 

茅場昌彦の宣言により、広場に集められたプレイヤーは少なからず混乱した。もちろん、私も。

 

(…唯一?)

 

ゲームマスターである彼がこのゲームの支配者であるというのは紛れもない事実。だが、”唯一”という言葉が私には納得できるものではなっかた。そう…”なかった”。なぜなら、その疑問はすぐに解決されることなったから。

 

「諸君らは既に、メインメニューからログアウトボタンが消失していることに気が付いていると思う。しかし、これは不具合ではない。繰り返す、これは不具合などではなくソードアートオンライン本来の仕様である」

 

「仕様…?」

 

その言葉が意味することはたった一つしかない。

それはつまり…私たちは閉じ込められた。この世界に。

 

「諸君らは今後自発的にログアウトすることはできない。また、外部からの強制ログアウトも有り得ない。もし、それが試みられた場合……諸君らの脳は、ナーブギアによって破壊される」

 

あまりにも突然の死の宣告に広場はさらに混乱した。中には未だに冗談だと思い込み目を逸らす者もいたが、それも次の茅場昌彦の言葉によって打ち砕かれた。

 

「なお、まこと誠に残念なことに実際に警告を無視しプレイヤーの家族及び友人がナーブギアの解除、破壊を試みようとした例が少なからずあり、その結果……」

 

「……既に213名のプレイヤーが現実世界から永久退場している」

 

そしてそれの証拠と言わんばかりに、それらの事件のウィンドウが茅場昌彦のアバターの周りに現れた。

茅場昌彦の次の発言は混乱するプレイヤーたちに絶望を与えることとなる。

 

「しかし、十分に留意してもらいたい。今後、このゲームにおける一切の蘇生手段は機能しない。HPが0になった瞬間、諸君らの脳はナーブギアによって破壊される」

 

(この世界で死ねば、私は……)

 

その言葉に私は想像が出来てしまった……自分の命が消える瞬間を。

そして思い出した、あの世界での人生を。

 

「諸君らが解放される条件はただ一つ。このゲームをクリアすれば良い。諸君らが、現在いるのはアインクラッド最下層。そこから、各層の迷宮区を攻略し、最上階にいるボスを倒すことで次の階層が解放される。それを繰り返し、アインクラッド第百層にいるボスを倒せば、ゲームクリアである」

 

(……不可能だよ…そんなの)

 

βテスト時、トップを走った私と彼ですら10層もいけなかった。まして、ここにいるのは日々戦いに身を置いている人じゃない。命の危険がある中で、どれだけの人が攻略に動けるのか。

 

「では、最後に一つ。諸君らのストレージに私からのプレゼントを入れておいた。確認してくれたまえ」

 

その言葉に従いストレージを開くと、中には手鏡が入っていた。

覗き込めば、βテストのときから使っている以前【ロニエ】の私の姿が写っている。

 

「……これは?」

 

私が疑問を抱く前に私は手鏡から発せられた光に包み込まれた。

 

 

光が収まり、再び鏡に映っていたのは以前の私ではなく、今の【雨宮楓】の姿が写っていた。体質のせいで色素の抜けたグレーの髪に、身体が弱いため家の中にいることで真っ白な肌。そして、赤色の瞳。昔の私とは似ても似つかないこの容姿。

容姿の変化は私だけではなく、周りの人々も同様だった。その結果、スカートを履いたおじさんが多く完成していた。

そして、さらに混乱し戸惑っているプレイヤーたちの疑問に答えるように茅場昌彦は再び言葉を発した。

 

「諸君らは今、”なぜ”と思っているだろう。なぜ、SAO及びナーブギア開発者である茅場昌彦はこんなことをしたのか……と」

 

茅場昌彦はさらにゆっくり続けた。

 

「私はこの世界を作り、鑑賞するためにSAO及びナーブギアを作った。そして、その目的は既に達成せしめられた。…………以上で、そのソードアートオンライン正式サービスのチュートリアルを終了する。プレイヤー諸君の健闘を祈る」

 

そう締めくくり茅場昌彦のアバターは消滅した。

広場のプレイヤーたちに混沌と絶望を残して。

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁ」

 

その悲鳴を皮切りに、広場には怒号と悲鳴が鳴り響いた。

 

(早く動かなきゃ……)

 

MMORPGのセオリーを考えれば、供給されるソースは限られてくる。

私は急いで広場から立ち去り、次の村を目指した。





久しぶりの投稿のうえに、特にオリジナル部分のあるところではなく申し訳ございません

次の投稿もできるだけ早くしたいと思います。


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