天馬が見つけた"あるモノ"とは!?
(※オリジナルスペルカードが出ます。バッシングは覚悟の上です。)
~1節 アリスの行方~
「何よ、これ…。」霊夢は言葉を失った。
そこには、血に汚れた“上海人形”があった。
「アリス、ねえ、居るんでしょ?騙そうとしても無駄よ?」
霊夢は混乱していた。このままでは、どんな事をするか分からない、
そう判断した天馬は、「すみません、霊夢さん。」と告げ、
【ガツ】と、首に手刀を当てた。
霊夢は、その場に倒れこんだ。その目に苦しみの涙を流しながら…。
〔そろそろ出番か?〕“それ”は、天馬の心で話しかけてきた。
〔ああ、頼む。〕天馬は、そう答えると“体の主導権”を“それ”に預けた。
「…そこに誰かいるだろ…?」
天馬と入れ替わった“それ”は、近くに誰かいることを感じた。
「はあ、バレちゃ仕方ないな…。」
そう言いながら、兎耳の妖怪、『鈴仙 因幡 優曇華』が出てきた。
「あなたこそ、誰なの?到底天馬とは思えないし。」
優曇華はそう聞いた。
「俺か?俺は『黒田 達郎』だ。“裏人格”と思ってくれたらいいさ。」
達郎は軽く名乗り、そしてこう言った。
「時間が無いんだ。だから、頼みがある。霊夢を神社まで運んでおいてくれ。」
「事情は知ってる。あなた、アリスを探しているのでしょう?アテはあるの?」
と制止する。が、遅かった。
「…スペルカード、〈雷術 神羅万象 転生陣〉!」
達郎がそう叫び、手を地面にかざすと、その陣の中に消えていった。
~2節 侵入~
「…ふぅ…。」
達郎は転移に成功し、敵陣の真正面にいた。
「何だ!敵か!?」
恐らく敵であろう者が叫んだ。
「スペルカード、<雷帝 隠蔽型索敵(ステルスサーチ)>」
もう、遅かった。その時にはアリスを見つけていた。
そして、敵には何も見えなくなった。
「スペルカード<雷龍 超加速(ブースト)>」!
たった30秒で終わった。
その後、<雷術 神羅万象 転生陣>を使い、幻想郷に戻ってきた。
しかし、アリスは、いつ死んでもおかしくなかった。
何せ、心肺停止という、最悪の状況下にあったのだから…。
~3節 救命~
達郎は戻り、天馬になった。
その後、アリスを永遠亭に運び、救命の手伝いをした。
その時には、霊夢や魔理沙、その他大勢の人が来ていた。
「何でよ、死んだら承知しないわよ!アリス!」
「そうだぜ!アリス!まだ私に教えてない技があるでしょ!」
霊夢と魔理沙は、怒りと悔しさでパニックに陥っていた。
妖夢は、終始無言でいたものの、悔し涙を滲ませていた。
その他の人も、不安を感じながら治療が終わることを待っていた。
その時、「スペルカード <冥龍 延命陣 弐の式>!」
天馬の声が、室内に響いた。
「「「え、天馬…?」」」
三人は声を揃えて言った。
その瞬間、扉が開く。
出てきたのは、天馬と『永琳』だった。
「永琳、天馬!アリスは!?」
そう叫んだのは妖夢だった。
永琳は、笑顔になり、
「アリスは、無事よ。何とかね。」
その場にいた者全員が安堵する。
が、永琳は、話すことを止めなかった。
「でも、問題があるの。」
全員の動きが止まった。
~4章 絶望~
「どういうこと?永琳?」
霊夢が聞いた。
天馬が、口を開く。
「さっき、スペルカードを発動させたのですが、あれは、一時的なもの、生きていることが、ギリギリなんです。」
永琳が続けて、
「つまり、天馬君が、あのスペルカードを使い続けないといけない。だから、誰かが、このスペルカードを天馬君が限界を迎えるまでに習得しなければ、“アリスの死”が確実よ。」
魔理沙は、
「その限界ってどれぐらいなんだぜ!?」
天馬は、
「ざっと、"5時間"です。が、裏が結構使った影響で、"2.5時間"が限界です。」
「それは、無謀だぜ!」
永琳は、
「だから、もう、間に合わないのよ…。」
その時、扉が開く。そこにいたのは、立つこともままならないはずの、アリスだった。
「「「「アリス!?」」」」
全員驚いた。永琳が、
「アリス!無茶はだめよ!」
しかし、アリスは、
「分か…って…る…。でも…この…まま…いるわ…けには…いかない…のよ…。」
途切れ途切れで話していた。その姿は、必死に足掻こうとする決意の姿だった。
それを感じながら、天馬は、
「分かっています、"師匠"。でも、その体では…もう…。なので…す…すみません…。」
なるべく無表情で居ようとしたが、耐えられなかった。涙が、こぼれ落ちた。
「て…ん…ま…、あり…がとう…。」
魔理沙が、涙を流しながら、
「霊夢!アリスを頼む!決着を着けてくる!!」
「魔理沙!無茶よ!大体、敵の位置は分かっているの!?」霊夢の制止により、魔理沙は、止まる。
その時、妖夢が、声をかけた。
「少しいいですか?」
~続く~
ここまで読んでもらい、ありがとうございました‼️
なお、本当に初心者なので、色々と見落としているとおもいますが、ご了承ください。
次作もお楽しみにしてください!