~1章 妖夢の提案~
妖夢が突然声を挙げた。
「どうしたの?何か助かる方法があるの?」
霊夢が問う。それに対して、
「無い訳ではないのですが、あまりお勧めしないものでして…。」
と、小声になりながら答える。
「‶お勧めしない”ってどういうことなんだぜ?」
魔理沙が更に聞く。
「その方法が、『人体錬成』か、『並行世界(パラレルワールド)から転生させる』しか無いのです。」
「え、どういうこと?紫や幽々子はアリスを蘇生出来ないの?」
霊夢は“この世界の”アリスを残したいようだが、
「紫様は里を創った一人ですが、人体はつくったことはないらしいです。幽々子様は魂を操作するだけで生き返らせることはしないです。」
と、断言される。が、天馬が意外なことを話す。
~2章 天馬の進言~
「蘇生出来ますよ?私。」
「「「え?」」」
三人の声が重なった。
「できるの?!」
霊夢が聞く。
「私の体力が持てば、ですが。なので、体力管理はお願いします!」
「分かったわ。アリス、動ける?」
「大丈夫、動ける。」
「いや、動かなくていいですよ。」
天馬が口を挟む。
「天馬、準備できたぜ!」
「了解。じゃあ、いきます!」
~3章 禁忌を超えし者~
「我を護りし者よ、その天命をもち、我が願いを叶えよ!【羅生 最後の審判(ラストジャッジメント)】!」
アリスの体が輝き始める。
それと同時に天馬の体も輝き始める。
「アリス、天馬!死なないでよ!」
霊夢が声をあげる。
「【審判判決(ジャッジメントエンド) 蘇生開始(リフレクションスタート)】!」
「天馬!大丈夫なの!?」
「いや、大丈夫じゃない。この術は、自分の体の一部を代償に対象の体を全回復させるものなんだ。今は、自分の左目と右耳を代償にしている。」
「何よ。そんなの人体錬成と同じじゃない!」
「でも、そうでもしないと"この世界"のアリスを守れないんだよ!」
霊夢は反論出来なかった。確かに生き残らせたい。という気持ちはある。が、天馬が命を懸ける意味が分からなかった。
「だから、名誉の負傷と思ってくれ。」
「…分かったわ。」
そして、蘇生が完了した。天馬の左目と右耳を失って…。
~4章 反逆の狼煙~
「お疲れさま。天馬。」
永琳が声を掛ける。
「はい、こちらこそありがとうございました。」
天馬の左目と右耳に血が流れていた。
「とりあえず、止血だけはするけど、戻ることは無いでしょうね…。」
「良いんです。これで。それでですが、アリスさんを襲った敵を殲滅したいのですが、どうしますか?」
霊夢は、
「なに言っているのよ、天馬。こんなにやられて、やらない訳無いじゃない!」
「そうだな。ここから先は私の裏人格を出します。唯一敵のアジトが分かるので。」
「分かったわ。よろしく頼むよ。」
そうして、幻想郷の逆襲が始まった。
続く
ここまでのご視聴ありがとうございました!もう一回言いますが、不定期投稿なので、気長にお待ちください!