オルガ細胞   作:T oga

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※本小説はニコニコ動画のMADのノベライズ化です。
動画を見ていること前提で話が進むので、先に動画を見ることをオススメします。

http://sp.nicovideo.jp/watch/sm33578549






第2話 止血

ここは鉄華団団長、オルガ・イツカの体の中。

 

人間の体の中には、約37兆2千億個もの細胞たちが毎日毎日、24時間365日元気に働いている。

 

 

タカキ・ウノに負けないくらい休まず働いている細胞たちの中で最も小さい細胞が、GP1b(ジーピーワンビー)

(GP01(ジーピーゼロワン)ではない)と書かれたリュックサックを背負い、水色のワンピースを着た小学生低学年くらいの者たちだ。

 

この者たちは『血小板』。血液に含まれる細胞成分の一種。血管が損傷した時に集合して、その傷口を塞ぎ、止血する。

 

 

その血小板たちのリーダーである茶髪のロングヘアーの女の子がピッ!ピッ!と笛を吹くと、後ろに続く他の血小板たちが「うんしょ!うんしょ!」と掛け声を出しながら、大きな荷物を運んでいた。

 

それを見た鉄血球T0319番は「さすがに女子供だけって訳にはいかねぇな」と呟いて、彼女たちの仕事を手伝いに行く。

 

「は~、可愛い」

「ホントねぇ~」

 

鉄血球T0319番とともに栄養分を運んでいた赤血球AE3803番とその先輩であるAA5100番は血小板たちの働く姿を見て癒されていた。

 

「あっ、てっけつきゅうのお兄ちゃん!今日もおてつだいありがとうございます!」

「「「「ございます!」」」」

「こんくらい、なんてこたぁねぇ!いいから、行くぞー!」

 

鉄血球T0319番も血小板たちと一緒にその大きな荷物を運び始めた。

 

そして、少し進んだところで血小板のリーダーの子が笛を長く吹いて、こう叫んだ。

 

ピィィィィーーーー!!!!

 

「止まってぇぇ!!」

「止まるんじゃねぇぞ……」

 

血小板たちは鉄血球T0319番の言葉など気にもせず、リーダーの子の言うことをしっかりと守って止まる。

 

血小板たちの目の前には三段ほどの小さな階段があった。

 

「階段があるよ……」

「うわ~ホントだ~」

 

血小板たちは息を飲み、一度頷いてからこう言った。

 

「みんな、きをつけよー!」

「「「「は~い!」」」」

 

そう言って再び動き始めた血小板たちだったが、鉄血球は少し動き始めるのが遅れてしまったため、荷物に当たって転倒し、階段を転げ落ちてしまう。

 

ヴァアアアアアア!!

 

「こんくらい、なんてこたぁねぇ……」

 

何とか受け身をとって、溶血を免れた鉄血球T0319番だが、その後、予期せぬ追撃が入る。

 

「あっ、落としちゃった!」

 

血小板のリーダーの子がその小さな腕で抱えていたカゴの中に入っていた凝固因子の一つを落としてしまい、それが鉄血球T0319番へと直撃する。

 

「う"う"っ!」

 

その時、鉄血球が溶血した(希望の花を咲かせた)

 

「……だからよ、止まるんじゃねぇぞ……」

 

 

ちなみに凝固因子とは、血液を凝固させるのに必要な因子のことである。

 

 

「さて、私たちも仕事に戻るよ」

「はい!先輩!」

「あぁ、わかってる」

 

血小板と別れた鉄血球T0319番と赤血球AE3803番は先輩とともに表皮へと酸素を運ぶ。

 

「あんたたち!この辺からは油断しちゃダメよ」

「え?なんでですか?」

「どういうことだ?」

「この辺りは皮膚にかなり近い血管だからちょっとした衝撃でも、もろに影響……」

 

先輩が言い終わらないうちに、前回、肺炎球菌が現れた時よりも激しい揺れが細胞たちを襲った。

 

「ぎゃあぁぁぁぁ!」

「なんだよ!」

 

その激しい揺れに弾き飛ばされた鉄血球は再び溶血した(希望の花を咲かせた)

 

「……だからよ、止まるんじゃねぇぞ……」

 

 

その後、高架(こうか)になっている血管の下に広がる細い路地が張り巡らされた細胞たちの住む街の底から大きな光が差す。

 

「光が……!」

「えっ!?」

「モビル……アーマー?」

 

モビルアーマーではない。

 

その光は街の建物を壊し、崩しながらどんどん広がっていく。

 

「ええぇぇぇぇっ!?」

「俺たちは確実に殺されるぞ」

 

 

そして──

 

 

「な……何、これ!?」

 

街が壊れ、大きな穴が空いた。底が見えないほど、深い深い穴。底知れぬ巨大な縦穴『アビス』。

 

その途端、鉄血球たちの体が、ふわっ、と宙に浮いた。

 

「耐えろ!ギリギリまで耐えるんだ」

 

そんな鉄血球T0319番の言葉も虚しく、彼らは穴の中へと吸い込まれていく。

 

「わぁっ!」

「きゃーっ!」

 

ヴァアアアアアア!!

 

周りにいた赤血球たちも皆、穴の中へと吸い込まれる。

 

「いやぁぁぁぁ!吸い込まれるぅぅ!」

 

悲鳴をあげながら穴の中へと落ちかけている赤血球AE3803番が空中でじたばたするとその右手が何者かに、ぐっ、と引っ張られて体が引き戻された。

 

「よう……また会ったな」

「は……白血球さん!」

 

彼女を助けたのは白血球U1146番だった。

 

白血球は『L-セレクチン』という接着分子を持っているので血管内皮細胞にくっつくことが出来る。

 

先輩も他の白血球(4989番)に助けられていたのを確認したAE3803番は次に鉄血球の姿を確認する。

 

しかし、鉄血球T0319番の姿はなかった……。

 

「白血球さん!鉄血球さんが……」

「大丈夫だ。鉄血球は……」

「皆、バエルの下へ集え!」

 

白血球U1146番が何かを説明しようとしたのだが、その時、マクギリスT細胞が穴の中へと吸い込まれそうになったため、彼はマクギリスT細胞の救出を優先する。

 

「准将ぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

 

その後、鉄血球が溶血した(希望の花を咲かせた)

 

「……だからよ、止まるんじゃねぇぞ……」

 

溶血した(希望の花を咲かせた)鉄血球T0319番はまるでゴキブリのような姿に細胞分化し、自力で穴から這い上がってくる。

 

「何ですか、これ!?何なんですか!?」

「鉄血球はBBの数だけ細胞分化出来るんだ」

「BB?えっと……何ですか、それ!?」

「深く考えるな。あと、この穴は『すり傷』だ」

「すり……傷?」

 

すり傷(擦過傷)。すりむいて出来た傷。表皮のレベルまでしか達していないものを指す。

 

「この傷口から落ちたら最後だな。二度とこっちの世界には戻れないだろう」

 

白血球がそう言っている途中、鉄血球T0319番は「ここで終わるような鉄華団ならギャラルホルンと対等にはなれねぇ!」と言って赤血球たちの元へと戻って来た。

 

それを見て一度はホッとした赤血球AE3803番だが、良く良く考えて白血球U1146番の言葉を理解すると再び慌て出す。

 

「お……落ちたら最後って……!大変じゃないですか!?」

 

焦る赤血球AE3803番に対し、白血球U1146番は人差し指を唇に当てて静かにこう言った。

 

「しっ!静かに」

「分かってるよ、んなこたぁ!!」

「この傷はいずれ対処される」

「なんだよ……」

「だが、その前に厄介なことがあってな」

「何っ!?」

「その厄介なことと言うのが……」

 

そう言いかけた白血球U1146番が何かに気付き、こう叫んだ。

 

「来たぞ!ふせろっ!」

「う"う"っ!」

 

その時、鉄血球が溶血した(希望の花を咲かせた)

 

「……だからよ、止まるんじゃねぇぞ……」

 

 

鉄血球を溶血させた(の希望の花を咲かせた)のは傷口から侵入した細菌──黄色ブドウ球菌だった。

 

黄色ブドウ球菌とは、皮膚や毛穴などに常在する細菌のことである。毒性が高く、創傷部(傷口)などから体内に侵入した場合、表皮の感染症や食中毒、肺炎、髄膜炎、敗血症などを引き起こすことがある。

 

黄色ブドウ球菌の他にも様々な色や姿をした細菌たちが傷口からうじゃうじゃと飛び出してくる。

 

「抗原発見!さっそくお出ましか、細菌ども!」

「ここが人間の体内か」

「噂通り、繁殖するには持ってこいの場所」

「悪くないわね」

「こんなところじゃ終われねぇ!行くぞ、白血球!」

「あぁ、鉄血球!」

 

白血球たちは大型の戦闘ナイフを構え、鉄血球T0319番は自らの前髪を引き抜いて(脱角)それをナイフへと変化させる。

 

「赤血球!お前たちは逃げろ!」

「「は、はい!」」

 

赤血球AE3803番とその先輩AA5100番が逃げたことを確認した鉄血球T0319番と白血球たちは細菌たちと交戦を始めた。

 

 

それから、数分後──

 

 

「よし、端に敵が集中してきた!三班!すぐ応援が到着する!もう少し耐えてくれ!五班!突っ込みヤバい!当たり負けるぞ!!」

 

鉄血球T0319番の号令の元、白血球たちが必死で戦うが、傷口の穴の中からはまだうじゃうじゃと細菌たちが飛び出してきて止まらない。

 

「止まるんじゃねぇぞ……とは言ったけどよぉ、そこは止まれよ」

「もう大分疲れて来てるんじゃなーいの?」

 

黄色ブドウ球菌が宙に浮き、高みの見物をしながらそう高笑いした後そう言った。

 

その間も大勢の細菌たちによって絶え間なく襲ってくる触手の鉤爪と白血球のナイフ(鉄血球は前髪)がぶつかりあう。鉄血球たちはナイフで防ぐ以上の対処が出来ずにいた。

 

「哀れなもんねぇ。()()()ってのは……。毎日、毎日、他の細胞を守るために戦っているのに、自分がピンチの時は誰からも助けて貰えないなんて」

「ほぉ……。俺たちのことを()()()ではなく、()()()と呼ぶか」

「俺は……鉄華団団長、オルガ・イツカだぞ……」

「少しは勉強しているようだな」

「あら当然じゃない。どっかの肺炎球菌がろくに下調べもせず侵入して殺されたって聞いたもの」(一話参照)

 

黄色ブドウ球菌は得意気にこう続ける。

 

「ちゃーんと調べてあるわよ?免疫細胞のあんたたちのことは。傷口から入ってきた細菌に真っ先に対応するのが好中球という雑魚だってことも。マクロファージや単球なんかの強力な奴は来るのが遅れるってことも。リンパ球と呼ばれる軍隊はさらに到着が遅れるってこともね」

 

そう、この黄色ブドウ球菌の言う通りだ。白血球には種類があり、血管をいつも見回り歩いている白い戦闘服の男たちは好中球と呼ばれる警察官のような存在だ。

より強い他の白血球(マクロファージや単球、B細胞など)、そして軍隊のようなリンパ球(キラーT細胞など)司令官(ヘルパーT細胞)の命令が無くては動けない。

なぜなら、彼らは戦うと自分たちの居場所にまで被害が及ぶ場合があるほど強い力を持つからだ。

人間はその戦闘による被害を「ひどい痛み」や「腫れ」として感じる。

とても強い未知の敵の出現など、よっぽどのことがない限り、彼らのような専門家は出動しない。

 

「分かる?つまりあんたたち好中球さえここで始末すれば……後はこっちのもんだってことよ!」

「正直、ピンと来ませんね」

 

黄色ブドウ球菌が振り下ろした触手の鉤爪を鉄血球T0319番は前髪のナイフで受け止めた。

 

「なっ、止めた!?好中球より弱い、すぐに溶血する鉄血球ごときのどこにそんな力が……!?」

「なるほどな……お粗末な作戦だ」

「何っ!?」

 

鉄血球T0319番と白血球U1146番はこの状況下でも極めて冷静であった。

 

「おばさん、あんた肝心な奴を見逃してるぞ」

「鉄血球の言う通りだ。マクロファージでも、単球でも、キラーT細胞でも……B細胞でもない。俺たちの強力な助っ人をお前は見逃している。この状況をひっくり返すだけの力も持った専門家(プロ)のことをな!!」

 

 

その時だった。

 

 

ざっざっざっざ……、と数知れないほど大勢の足音が戦場へと近づいてくる。

 

「だ……誰だっ!?」

 

黄色ブドウ球菌がそう言って振り返った先にいたのは……。

 

「「「「おつかれさまでーす!!」」」」

 

血小板たちだった。

 

 

「あ?」

 

黄色ブドウ球菌や他の細菌は、武器も持たずに現れた戦場には場違いな小さな血球に呆れ果てる。

 

「はぐれないように、勝手な行動はしないこと!」

「「「「はい!」」」」

「他の子とケンカしないこと!」

「「「「はい!」」」」

「GP1bとかをちゃんと使って、飛ばされないようにすること!」

「「「「はい!」」」」

 

GP1b。血管壁が損傷した際、フォン・ヴィレブランド因子を介して、血小板が繋がれ、血管内皮細胞下組織に粘着する。

 

「凝固因子は持ちましたかー!」

「「「「持ったよー!」」」」

「よーし、それじゃあ……いくよー!!」

「「「「はーい!!」」」」

 

リーダーの女の子の掛け声と同時に、血小板全員が一斉に傷口へと駆け出す。

 

「血小板を援護しろ!」

「ゴールはすぐそこにある!辿り着くぞ!全員でな!!」

「「「「ありがとーございまーす!!」」」」

 

血小板たちはその小さい体を活かし、器用に細菌と白血球たちの間を駆け抜けていく。

 

 

そして、リュックサックの中から取り出したひもをほどいて傷口へと投げる。

 

「うーんっ!」

「「「「よいしょーーーー!!」」」」

「血栓開始ぃぃーーーー!!」

 

リーダーの子の号令とともに、するするするするーっ、とひもが一瞬で長く長く伸びて絡み合う。するとそのひもはネットになって、たちまち傷口を覆っていく。

 

血栓。フォン・ヴィレブランド因子という接着剤の役割を持つタンパク質により、活性化した血小板同士が凝集して、傷口を塞ぐ。その後、血液中の凝固因子と呼ばれるタンパク質が働き、最終的にはフィブリンの網の膜が血小板血栓の全体を覆い固める。

 

「ええぇっ!うそぉ!?」

 

黄色ブドウ球菌はその光景に呆気にとられている。

 

「き、傷口がネットで塞がれた!?これじゃ細菌の仲間を呼べないじゃない!」

「良くやった!」

 

血小板たちが傷口を塞いだのを確認した鉄血球T0319番は白血球たちに連絡をとる。

 

「お前ら、聞こえるか!?段取りがついたってなぁ!」

「よし……落ちる心配がなくなりゃこっちのもんだ!」

「細菌共!お前らを一匹残らず駆逐してやる!」

 

士気の上がった白血球たちの猛攻で細菌たちは次々と倒されていく。

なすすべなく細菌たちはやられていき、まもなく、残るのは宙で逃げ惑う黄色ブドウ球菌ただ一匹となった。

 

白血球U1146番は黄色ブドウ球菌へ向けてこう言った。

 

「頼りにならないのは、お前の仲間の方だったな。残ってるのはお前だけだぞ」

「こ、こうなりゃ……私だけでも!」

 

白血球U1146番の言葉を聞いた黄色ブドウ球菌は顔を(ゆが)め、ギリギリと歯軋りをした後、鉤爪のついた触手を鉄血球T0319番へと伸ばすが、鉄血球T0319番と白血球U1146番は大きく跳躍して鉤爪を避ける。

 

「……あんたは何がしたいんだ?」

「もう遅い!」

 

跳躍した二人のナイフが黄色ブドウ球菌を切り裂き──

 

「ぎゃああああああっ!」

 

黄色ブドウ球菌は────死んだ。

 

 

 

敵を倒した鉄血球T0319番と白血球U1146番は宙から落下してネットに受け止められる。

 

「「「「おつかれさまでーす!!」」」」

「こんくらい、なんてこたぁねぇ!」

 

数秒後、すぐに聞き覚えのある声が遠くから二人の耳に届く。

 

「鉄血球さーん!白血球さーん!!」

 

そう彼らを呼びながら、傷口の穴を(ふち)から覗き込んできたのは赤血球AE3803番だ。

 

「あっ、いた!鉄血球さんと白血球さん!」

 

赤血球AE3803番はネットの上、鉄血球T0319番と白血球U1146番のすぐ近くへと降りてくる。

 

「良かった~。無事だったんですね」

「こんくらい、なんてこたぁねえ!」

「あの……ありがとうございました……本当に」

「いや……サンキューな」

「わざわざ礼なんていい。俺たちは自分の仕事をしただけだ」

「あぁ、そうだ。俺たちが立ち止まらないかぎり、道は続くっ!」

「いえいえ!どうしても言いたくて来たんです!白血球さんたちは悪い細菌と戦ってくれて、血小板ちゃんたちは傷口を塞いでくれて……鉄血球さんなんか、いつも私たちの仕事を手伝ってくれてるだけでもありがたいのに、いざというときは悪い細菌と戦うことも出来て!……それなのに、赤血球(わたし)たちは逃げるばかりで何も出来なかったから、せめて、お礼くらいはちゃんと言っておきたくて……お礼を言うくらいしか出来ないんですけど」

「あぁ、サンキューな」

 

涙ぐむ赤血球AE3803番に白血球U1146番は静かに答えた。

 

「いや……そんなことはないんだ。赤血球……お前も今回、役に立っている」

「何っ!?」

「え?」

「現在進行形でな」

 

その言葉で赤血球AE3803番(と鉄血球T0319番)は気付いた。

 

──自分の体が傷口を塞ぐネットに引っ付いて、身動きが取れないことに……。

 

この傷口を塞ぐネットは『フィブリン』という血液を凝固させるタンパク質によって出来ている。この『フィブリン』は()()のようにベトベトしているのだ。

 

赤血球AE3803番が辺りを見回すと、鉄血球や赤血球、白血球が何十人もまとめてひもで巻き付けられ、血小板の女の子に引っ張られている姿が視界に写った。

 

「ああっ、赤血球の先輩たちや鉄血球さん、白血球さんたちが血小板ちゃんに連行されてる!」

「離しやがれ!」

「おい!……お、お願いします!」

「何やってんだぁっ!」

 

 

血管に穴が空いた時、外壁となる細胞の修復が終わるまでの間、赤血球や白血球を(この体の場合は鉄血球も)使って、穴を塞ぐ。これを『二次血栓』という。

 

 

「この血栓が乾燥するとかさぶたになるのです!」

「勘弁してくれよ……」

 

 

その時、鉄血球たちが溶血した(希望の花を咲かせた)

 

「「「「……だからよ、止まるんじゃねぇぞ……」」」」

 

 




お待たせしました。2話です!

第1話も好評のようでとても嬉しいかぎりです。フルメタネタに気づいてくれた読者様もいて下さいましたね

2話も色々とネタを仕込んでいるので、来月まで何度も読み返して楽しんでくれると幸いです。

また来月、12月4日の17時から第3話を投稿する予定ですので次回もお楽しみに!

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