倒せ!ヒーローを!!怪獣よ世界を征服せよ!! フュージョン怪獣奇譚!!!   作:銀色の怪獣

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どうも銀色の怪獣です。

さてさて、今回は読者の方から頂いた素敵なアイデアを活かしたお話です。一体どんな合体怪獣が出るのか・・・?

何というか・・・書いてて「疲れた」―――素敵なアイデア故、色々と模索したり、頭を捻ったので「いい意味で疲れた」のです。

そんなお話、お楽しみ下さい。

では、どうぞ!!


アイデア採用話・絶望の化身、暗黒の竜人!!

―――ピキュゥウゥ!!―――

 

―――ガルルゥ・・・!ガゥウゥオオォッ!!―――

 

―――ヴゥルルル・・・!グルォオオオォッ!!―――

 

身の毛もよだつような咆哮を轟かせ、市街地を目指して猛進する三体の巨大な―――異形の怪物(クリーチャー)がそこにいた。

 

そう、先の咆哮の主たちは怪獣(モンスター)というよりも怪物(クリーチャー)なのだ。

 

―――ピキュゥウゥ!!―――

 

まず、身動ぎする度に身の毛もよだつような粘着質な音を響かせる"ソレ"はまるで直立したナメクジ―――否、ナメクジなど比べものにならない程に不気味な不定形(ブロブ)怪物(クリーチャー)

その名を「ブロブタイプビースト ペドレオン」という。

 

―――ガルルゥ・・・!ガゥウゥオオォッ!!―――

 

次に、獰猛な狼のような頭部が二つと、胴体のど真ん中に口だけで目も鼻も無い深海魚のような顔、の計三つの頭部を持つ異形の怪物(クリーチャー)

その名を「フィンディッシュタイプビースト ガルベロス」という。

 

―――ヴゥルルル・・・!グルォオオオォッ!!―――

 

最後に、一見すればネズミのようであるが、まるで生皮を剥がれたかのように筋繊維がむき出しのような体、異常に長く鋭い両手の鉤爪と口外へと飛び出た前歯、というペドレオンやガルベロス以上に醜悪で不気味な怪物(クリーチャー)

その名を「フィンディッシュタイプビースト ノスフェル」という

 

―――ピキュゥウゥ!!―――

 

―――ガルルゥ・・・!ガゥウゥオオォッ!!―――

 

―――ヴゥルルル・・・!グルォオオオォッ!!―――

 

とにかく不気味で異形の怪物(クリーチャー)、ペドレオン、ガルベロス、ノスフェルは揃って市街地を目指している―――三体は市街地に"食事"に向かっているのだ。

 

そう、"食事"に向かっているのだ―――彼らは人を食べるのだ。

 

そんな彼らはX(カイ)(じゅう)、あるいは異星獣(スペースビースト)という、他の生物を取り込む(ほしょくする)事で成長・進化を行う性質を持ち、特に人間などの知的生命体を捕食する事を好むために『知的生命体の天敵』と言われる特級の危険生物である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、

 

「行くよエックス!」

 

『了解だダイチ!!』

 

―――ピキュゥウゥ!!?―――

 

―――ガルルゥ・・・!?ガゥウゥオオォッ!!―――

 

―――ヴゥルルル・・・!?グルォオオオォッ!!―――

 

人間を食べるために市街地に向かっていた三体の異星獣の前に何者かが、胸に「X」字のタイマーを持った巨人が、かつて太陽系を襲った『ウルトラフレア』という現象から太陽系を救った自らの体を犠牲に太陽系を救った光の巨人(ウルトラマン)・ウルトラマンエックス、とそのウルトラマンエックスと一心同体となって戦う大空大地という青年、がスペースビーストの前に降り立った。

 

―――ピキュゥウゥ!!―――

 

―――ガルルゥ・・・!ガゥウゥオオォッ!!―――

 

―――ヴゥルルル・・・!グルォオオオォッ!!―――

 

「もの凄く殺気立っている・・・!!」

 

『あぁ、空腹に加えて邪魔者である私たちが現れたからだろうな・・・』

 

突如として現れたウルトラマンエックス(と大空大地)を前に、威嚇の咆哮を轟かせるペドレオン、ガルベロス、ノスフェル―――彼らにとって、ウルトラマンは敵であり邪魔者しかないからだ。

 

―――ピキュゥウゥ!!―――

 

―――ガルルゥ・・・!ガゥウゥオオォッ!!―――

 

―――ヴゥルルル・・・!グルォオオオォッ!!―――

 

「来た!来るよエックス!!」

 

『あぁ、よし、行くぞ大地!!』

 

睨み合うウルトラマンエックス(と大空大地)と異星獣たち。

 

そんな膠着状態の中、空腹と苛立ちがピークに達した異星獣たちが先に動いた。

 

三体の異星獣は咆哮を轟かせ、一斉にウルトラマンエックス(と大空大地)へと突撃した―――その瞬間!!

 

「サイバーカード、リロード!!」

 

一斉に向かってくる三体の異星獣を前に、ウルトラマンエックスと一体化している大空大地が何かのカードを、今までに出現した怪獣や怪人のデータをインプットした『サイバーカード』を取り出し、大地がウルトラマンエックスに変身したり通信するアイテム『エクスデバイザー』にスキャンすれば―

 

「『モンスアーマ-・装着!!』」

 

大地がエクスデバイザーにサイバーカードをスキャンした瞬間、エクスデバイザーから溢れ出した光がウルトラマンエックス(と大空大地)を包み込み、サイバーカードによってウルトラマンエックスが纏うことの出来る"鎧"である『モンスアーマー』が具現化した。

 

そして、今回大地が読み込み、ウルトラマンエックスが纏ったモンスアーマーは―――

 

背中に「0(ゼロ)」が描かれた黄金の(・・・)マント(・・・)だった。また、ウルトラマンエックスが纏う件のマントの胸元の留め具は「K」の形を示していた。

 

―――ピキュゥウゥ!!―――

 

―――ガルルゥ・・・!ガゥウゥオオォッ!!―――

 

―――ヴゥルルル・・・!グルォオオオォッ!!―――

 

一方で、ウルトラマンエックスの行動を警戒していた三体の異星獣たちだが、まさか「ただマントを纏っただけ」という"肩透かし"を受けて怒り、凄まじい勢いでウルトラマンエックスに突っ込んできた―――その瞬間!!

 

『「受けてみろ!『カオス・ガヴァージュ・0(ゼロ)!!!』」』

 

―――ピキュゥウゥ!!?―――

 

―――ガルルゥ・・・!?ガゥウゥオオォッ!!?―――

 

―――ヴゥルルル・・・!?グルォオオオォッ!!?―――

 

此方に向かって猛進してくるペドレオン、ガルベロス、ノスフェル、が射程圏内(・・・・)に入った瞬間、ウルトラマンエックス(と大空大地)は件の黄金の(・・・)マント(・・・)もといモンス(・・・)アーマー(・・・・・)を纏った(・・・・)からこそ(・・・・)放てた(・・・)必殺技「カオス・ガヴァージュ・0(ゼロ)」を三体の異星獣たちに向けて放った!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――ピキュゥウゥ・・・―――

 

―――ガルルゥ・・・ウゥオオォ・・・―――

 

―――ヴゥルルル・・・グルォオオオォッ・・・―――

 

 

「よし!成功だよエックス!!スペースビーストが大人しく(・・・・)なった(・・・)よ!!」

 

『あぁ、見事だな大地。それにしても、本当に凄まじいなこのモンスアーマーの力は・・・』

 

 

黄金の波動・「カオス・ガヴァージュ・0(ゼロ)」の直撃を受けた三体の異星獣たちは・・・爆散することもなく生きていた・・・が、その様子が"普段の彼ら"とはまるで違っていた。

 

まず、とにかく大人しくなっているのだ―――常に餓え、他の生物を取り込む(ほしょくする)事を生きがいとする「知的生命体の天敵」や「他の生命体と絶対共存不可」と言われる特級の危険生物たる異星獣(スペースビースト)が、とにかく穏やかな目付きになり、そして大人しくなっていた。

 

次に・・・三体はとても満ち足りた目を、そして腹を(・・)していた(・・・・・)―――そう、「満ち足りた腹」をだ。

 

そう、何と・・・先程ウルトラマンエックス(と大空大地)がスペースビーストたちに撃ち込んだ「カオス・ガヴァージュ・0(ゼロ)」とは、対象に凄まじいエネルギーと"ある波長"を送り込み、エネルギーで対象を物理的に(・・・・)満たし、件の"ある波長"で対象の感情などを鎮める技なのだ。

 

そして、このカオス・ガヴァージュ・0(ゼロ)の前では「知的生命体の天敵」や「他の生命体と絶対共存不可」と言われる特級の危険生物たる異星獣(スペースビースト)でさえも満たされ、大人しくされる。

 

一体、どんなカラクリがあるのか?

また、大空大地がエクスデバイザーにスキャンしたサイバーカードのデータとは何の怪獣なのか?

そして、ウルトラマンエックスが纏っている黄金のマントのモンスアーマーの名称とは何なのか?

 

 

 

 

と、ここで―

 

『いや~、お疲れ大地!エックス!見事にスペースビーストたちを鎮める事ができたみたいだね!!』

 

「あっ!グルマン博士!!はい、上手く行きました!!大成功ですよ!!」

 

『その通りです博士。博士の研究が実を結びましたね』

 

『そうだろう、そうだろう!何せ、自分でも相当な傑作だと思っているんだ。その―――カオスヘッダー0(ゼロ)・アーマーはね!!』

 

ふと、大地が持つ通信機に通信が入った―――その通信を入れてきたのは、橙色の体色とカタツムリのように突き出した目のある触角、巨大な口を持つ人外の存在「健啖宇宙人 ファントン星人」・・・の中でもイケメン(らしい)で、地球の言語を流暢に話せる「ファントン星人・グルマン博士」という、大地やウルトマンエックスが所属する『Xeno invasion outcutters・未知なる外敵からの防衛戦闘部隊』こと『Xio(ジオ)』の設立に大きく貢献した超重要人物だった。

 

その際、グルマン博士はウルトラマンエックスが纏う黄金のマントもといモンスアーマーの名を言った―――『カオスヘッダー0(ゼロ)・アーマー』と。

 

そう、今ウルトラマンエックスが身に纏い、あの特級の危険生物たる異星獣(スペースビースト)たちをも大人しくさせたカオス・ガヴァージュ・0(ゼロ)を放ったモンスアーマーの名は『カオスヘッダー0(ゼロ)・アーマー』といい、その元となったサイバーカードに保存されているデータの怪獣は「発光生命体 カオスヘッダー」・・・の中でも怒りや憎しみから解放されるのと同時に優しさや慈しみを学んで生まれ変わった「発光生命体 カオスヘッダー0(ゼロ)」だったのだ。

 

『いやぁ、それにしてもカオスヘッダー0(ゼロ)様々だねぇ。

何せ、カオスヘッダー0(ゼロ)は慈愛とエネルギーに満ち満ちてるし、何よりもカオスヘッダーの特性の"相手に問答無用で干渉出来る"があれば、基本的にはどんな相手も大人しくさせることが出来る。おかげで、我々の仕事も大助かりだ』

 

グルマン博士の自信作にして、その自信作に多大な貢献をしているカオスヘッダー0(ゼロ)、及びカオスヘッダー0(ゼロ)・アーマーは慈愛に満ち、そして凄まじいエネルギー量、そして「発光生命体 カオスヘッダー」が持つ「相手に問答無用で干渉出来る能力」により、怪獣との共存を模索するXioに多大な貢献をもたらしていた。

 

そう、カオスヘッダー0(ゼロ)・アーマーとその必殺技のカオス・ガヴァージュ・0(ゼロ)は、先のスペースビーストたちのようにどんな凶暴な怪獣も大人しくさせていた。

 

「獰猛な肉食怪獣」と称される「古代怪獣 アルゴナ」

 

とんでもない大食漢で意地汚い「肉食地底怪獣 ダイゲルン」

 

「一日に2万匹のマグロを食べる」と言われる大食漢で暴れん坊の「えり巻き怪獣 ジラース」

 

などなど大食漢の怪獣でさえも、凶暴で手が付けられない怪獣でさえも、果ては異星獣(スペースビースト)でさえも慈愛の波長で満たして鎮め、その寿命が尽きるまでの期間を満足させるエネルギーで満たすのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『・・・まぁ、あくまで『強制給餌・ガヴァージュ』の名を冠する辺り、本当に怪獣のためだとは思えないがな・・・』

 

『う゛っ・・・それを言われると・・・手厳しいなぁ、エックス』

 

「そ、そうだよエックス・・・怪獣も殺されるよりはいいんじゃないかな・・・?」

 

基本、どんな怪獣でさえ大人しくさせる必殺技を使えるカオスヘッダー0(ゼロ)・アーマーには皆が賞賛の言葉を贈る。

 

だが、唯一ウルトラマンエックスだけは、

 

『人間は自分達の役に立つかどうかで共存する生き物を選んでいる』

 

などと発言したウルトラマンエックスだけは、思慮深く人間の言動を冷静に分析している面もあるウルトラマンエックスだけは、無理矢理に(・・・・)怪獣にエネルギーを送り込んで大人しくさせる技を使うカオスヘッダー0(ゼロ)・アーマー、及び人間の身勝手で無理矢理に肥らされてフォアグラの材料にされるアヒルに行われる『強制給餌・ガヴァージュ』の名を冠するカオス・ガヴァージュ・0(ゼロ)に辛辣な発言をしていた。

 

『あっ!そうだ・・・大地、エックス。実は君たちに任務があるんだが・・・実はね、先の(・・)スパーク(・・・・)ドールの(・・・・)盗難事件(・・・・)で奪われたスパークドールズの反応が検知されてね・・・その現場に行ってくれるかい?』

 

「えっ!?それ本当ですか!!?行きます!勿論いきます!!」

 

『何と・・・勿論いきます。それで博士、一体どこで反応が検知されたんですか?』

 

先のウルトラマンエックスの辛辣な発言で空気がビミョーな感じになっていた際、空気を変えるべく、そして緊急の事案をグルマン博士が大地とウルトラマンエックスに伝えた。

 

『あ、あぁ・・・ここから数キロ離れた山の中なんだが・・・そこで盗難事件で奪われたスパークドールの反応が検知されたんだ』

 

「分かりました!行こうエックス!!」

 

『無論だ、行くぞ大地!!』

 

グルマン博士が、先の盗難事件―――何者かがXioの基地から「スパークドール」という「怪獣の力を宿すオーパーツ」を盗み出したが、その盗み出されたスパークドールズの反応が検知された場所に向かって欲しいと大地とウルトラマンエックスに伝え、二人は即座にその現場に向かった。

 

ちなみに、先の盗難事件で盗み出されたスパークドールとは"ある大怪獣"の力を宿すトンデモナイ代物だった。

 

そう、あの大怪獣―――「古代怪獣 ゴモラ」の力を宿すスパークドールだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――ギシャア゛ァヴォオオォォッ!!―――

 

「そ、そんな・・・!?アレってまさか・・・!!」

 

『あぁ、そのまさかだ大地・・・!だが、これは一体どうした事なんだ・・・!?』

 

山林地帯に轟く猛々しく、そして・・・禍々しい咆哮。そんな咆哮の主は発している咆哮に違わぬ程に猛々しく、禍々しい姿をしていた。

 

その姿を一言で言い表すならば―――「漆黒の鎧を纏った竜人」とでも言うべきか。

 

赤く爛々と輝く目、剃刀のような牙が無数に生えた鰐口、腹部には剣山の様な棘のある腹甲、背面には強固な背甲、鋭利な鉤爪の生えた大きな手、逆関節の脚、そして先端が鋭い槍のようになった長く極太の尾を持った漆黒の鎧を纏った竜人、が二つ刃の巨大戦斧を背負っていた。

 

そんな竜人の顔に(・・)大まかな(・・・・)見た目(・・・・)に、大地とウルトラマンエックスは見覚えがあった。

 

「アレって・・・EX(・・)ゴモラ(・・・)、だよね・・・?」

 

『あぁ、確かにアレはEXゴモラだ―――ただ、どうにも変だ。まるで・・・EXゴモラと何かが(・・・)合体して(・・・・)いるかの(・・・・)ようだ(・・・)・・・それも、恐ろしく邪悪で、強大な何かが』

 

先の漆黒の鎧を纏った竜人に大地とウルトラマンエックスが感じた既視感―――事実、二人の言う通り、件の竜人を大地もウルトラマンエックスも見た事があるし、会ったことすらあるのだ。

 

そう、いま二人の目の前にいる竜人は・・・かつて、あの「古代怪獣 ゴモラ」が"特殊なエネルギー"を浴びて凶暴化した「古代怪獣 EXゴモラ」―――が"とある存在"と融合を、フュージョン・ライズして誕生した、俗に言う合体怪獣なのだ。

 

つまり、いま大地とウルトラマンエックスの目の前にいる竜人はEX(・・)ゴモラ(・・・・)であり(・・・)ながらも(・・・・)EX(・・)ゴモラ(・・・)ではない(・・・・)"何か"・・・その名も―

 

 

―――ギシャア゛ァヴォオオォォッ!!―――

 

「!?き、来たよエックス!!」

 

『くっ、いきなりか!?戦うぞ大地!!』

 

「OK、行くよ!!」

 

突然、竜人が、EXゴモラが混ざった竜人が襲い掛かってきた。

 

対する大地・ウルトラマンエックスのコンビは即座に気持ちを切り替えて竜人を迎え撃った―――彼らがいつもやる方法で。

 

 

「サイバーカード、リロード!!」

 

『カオスヘッダー0(ゼロ)・アーマー装着!!』

 

「『受けてみろ!カオス・ガヴァージュ・0(ゼロ)!!!」』

 

猛然と向かってくる竜人に対し、大地がカオスヘッダー0(ゼロ)のサイバーカードでリードしたカオスヘッダー0(ゼロ)・アーマーをウルトラマンエックスが装着して必殺のカオス・ガヴァージュ・0(ゼロ)を放った。

 

いくら謎の変化を遂げているとはいえ、相手が(元は)怪獣ならば、あの異星獣(スペースビースト)すら一撃で大人しくさせるカオス・ガヴァージュ・0(ゼロ)を撃ち込めばすぐ終わる。

大空大地もウルトラマンエックスもそう信じて疑わなかった―――しかし、

 

―――ギシャア゛ァヴォオオォォッ!!―――

 

「『なっ!?カオス・ガヴァージュ・0(ゼロ)が・・・全然効いてないっ!!?』」

 

確かにカオス・ガヴァージュ・0(ゼロ)は竜人に当たった・・・当たったがだ、竜人は大人しくなることなど全く無く、大地とウルトラマンエックスは驚くしかなった―――結果、

 

―――ギシャア゛ァヴォオオォォッ!!―――

 

―――ドォオオオォォン!!―――

 

「『うっ!?がぁああぁぁっ!!?』」

 

数々の怪獣を、文字通り「たった一発」で大人しくさせてきたカオス・ガヴァージュ・0(ゼロ)が竜人に効かなかったために驚き、隙を晒した大地とウルトラマンエックスに対し、猛然と向かって来た竜人は口から光線を放っち、大地とウルトラマンエックスはモロに光線を浴びて吹っ飛ばされた。

その際、何とウルトラマンエックスが纏うカオスヘッダー0(ゼロ)・アーマーが粉々に砕け散ってしまった―――まるで、途方も無い悪意に、救いようが無い悪意と憎悪に慈悲と慈愛の象徴たるカオスヘッダー0(ゼロ)・アーマーが負けてしまったかのように。

 

―――ギシャア゛ァヴォオオォォッ!!―――

 

「うぅっ・・・!何だ今の一撃・・・!とんでもない威力だ・・・!!」

 

『だ、大丈夫か大地・・・?それにしても・・・カオスヘッダー0(ゼロ)・アーマーが粉々になってしまうなど・・・有り得るのか・・・!?』

 

大地とウルトラマンエックスを光線の一発で吹っ飛ばし、カオスヘッダー0(ゼロ)・アーマーを跡形も無く消し飛ばして見せた竜人は誇らしげに咆哮を轟かせていた。

 

一方で、竜人の光線たった一発で吹っ飛ばされた大地とウルトラマンエックスはそのあまりの威力に、そのあまりに痛みにもんどり打ったまま地にひれ伏していた。

 

だが、

 

―――ギシャア゛ァヴォオオォォッ!!―――

 

『!?来るぞ大地!!』

 

「も、もう!?このままじゃマズい・・・!!」

 

先の光線で負ったダメージから回復し切れていない大地とウルトラマンエックス、に猛然と向かってくる竜人―――を前にして、まだ受けたダメージのせいでロクに立ち上がったり、あるいは迎撃の構えもとれない大地・ウルトラマンエックスは絶体絶命の危機に陥っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だからこそ、

 

「サイバーカード・・・リロード!!」

 

猛然と向かってくる竜人を前に、大空大地がカオスヘッダー0(ゼロ)ものとは(・・・・)違う(・・)サイバーカードをエクスデバイザー』にスキャンすれば―

 

「『モンスアーマー・装着―――って、うわぁああぁっ!!?』」

 

大地がエクスデバイザーにサイバーカードをスキャンした瞬間、新たなモンスアーマーが具現化した・・・が、何故か二人は悲鳴を上げてしまった。

 

そんな悲鳴を上げる原因になったモンスアーマーこそ―――

 

 

凄まじく巨大な、まるで城壁のような巨大な盾がウルトラマンエックスの右手と左手にそれぞれ装着され、ウルトラマンエックスが両腕の盾を構えた瞬間、左右の盾が互いに引き合って組み合い、一片の隙間も無い文字通りの巨大な盾となって大地とウルトラマンエックスを竜人から隔離した。

 

また、件の巨大な盾の真ん中の部分には「G」の文字が刻まれていた―――何故かその「G」の字は逆さ(・・)で盾に刻印されていた。

 

―――ギシャア゛・・・!ギシャア゛ァヴォオオォォッ!!―――

 

突如として出現した盾に、自分と大地とウルトラマンエックス(えもの)を隔離した盾に対し、竜人は口から放つ光線に加え、先端が針のようになった伸縮自在の尾で対象を串刺しにする『テール・スピア』で盾を破壊しようと試みていた・・・が、盾はビクともしなかった。

 

「おぉ・・・!やっぱりスゴいね、このモンスアーマーは!!」

 

『あぁ、確かに凄まじい防御力ではあるが・・・あまりに重いし、装備したらあっという間に前方視界不良になってしまうのが欠点だな』

 

「それは・・・仕方ないよ。だって、この―――『ガタノゾーア・アーマー』は超防御特化のモンスアーマーだからね・・・」

 

一方で、巨大な盾状のモンスアーマーこと超古代の(・・・・)邪神(・・)にして支配者(・・・)の『邪神 ガタノゾーア』の力を真似て(・・・)作られた、数あるモンスアーマーの中でも最高クラスの銅牆鉄壁さを誇る『ガタノゾーア・アーマー』だった。

 

ただ、ガタノゾーア・アーマーはあまりに防御力に重点を置き過ぎてしまったため、装備したらたちまち前方がガタノゾーア・アーマーに覆われて視界不良になり、そもそもが総重量も5万トンもある盾が両腕に装着されるためにその場から動けなくなってしまうのである。

 

反面、防御力に関しては本当にあらゆるモンスアーマーの中でもトップだ―――

 

―――ギシャア゛ァヴォオオォォッ!!―――

 

―――ガリッ・・・!バリッ!バキッ!!―――

 

「『!?なっ!?そんな・・・!ガタノゾーア・アーマーに・・・ヒビがっ!!?』」

 

竜人の怒りの咆哮と共にガタノゾーア・アーマーに凄まじい衝撃が走り、更には亀裂が走る音までもした。

 

そう、あの竜人がガタノゾーア・アーマーを攻撃しているのだ―――背負っていた二つ刃の巨大戦斧『ディスペアーギロチン』でガタノゾーア・アーマーに無数の刃傷を、そして深いヒビを入れていた。

 

いくらガタノゾーア・アーマーがガタノゾーアの力を"真似ただけ"とはいえ、腐っても防御力だけで言えばガタノゾーアと同クラスの頑丈さを誇るハズなのに・・・それほどの竜人の力が、竜人の持つディスペアーギロチンの威力が凄まじいのだ。

 

このままではガタノゾーア・アーマーが破られるのも時間の問題だ―――

 

「サイバーカード・・・リロード!!」

 

「『モンスアーマー・装着―――『グランスフィア・アーマー』!!『ゾグ(第二形態)・アーマー』!!』」

 

 

ガタノゾーア・アーマーを破らんとする竜人の猛攻を前に、意を決した大地とウルトラマンエックスは反撃に出た。

 

大空大地はガタノゾーアのサイバーカードを取り外しつつ、新たなサイバーカードを二枚(・・)スキャンした―――

 

一つは『宇宙全ての生命を自らと同化させる事で宇宙平和を成し遂げる』という"押し付けの善意"で多くの星々を襲った「宇宙球体 スフィア」の親玉「暗黒惑星 グランスフィア」の力を宿す「グランスフィア・アーマー」。

 

一つは宇宙から襲来する人類の滅亡を望む全くの未知なる敵『根源的破滅招来体』と呼ばれる存在の中でも最上級の存在の「根源破滅天使 ゾグ(第二形態)」の力を宿す「ゾグ(第二形態)・アーマー」。

 

という、二つのモンスアーマーを纏ったウルトラマンエックス(と大空大地)が竜人の前に躍り出ると―

 

「『受けてみろ!『グランスフィア・グラビティ』―――からの!『グランスフィア・ウェーブ・レボリウム』!!!』」

 

竜人の前に躍り出たウルトラマンエックス(と大空大地)は右腕に装着された手の甲に青い「S」の字が刻まれ、手のひらの部分には青い球体があるロボットアームのような籠手、件の「グランスフィア・アーマー」で放つ必殺技を、

 

重力を自在に操り生み出すグランスフィアの能力を活かし、重力操作で相手の自由を奪う『グランスフィア・グラビティ』で竜人を拘束し、

 

 

重力操作の果てにブラックホールさえも発生させるグランスフィアの能力を応用して、対象の周りにブラックホールを発生させて対象を消滅させる『グランスフィア・ウェーブ・レボリウム』、

 

で竜人を消滅させようとした――――が、

 

 

―――ギシャア゛ァヴォオオォォッ!!―――

 

「『!?効いて・・・ないっ!!?』」

 

グランスフィア・アーマーの生み出す超重力による拘束も、重力操作で生み出されたブラックホールの引力も、竜人ははね除けていた。

 

当然、この有り得ない状況にウルトラマンエックス(と大空大地)は呆気にとられ、その隙を突いて竜人は二人に襲いかかった―――しかし、

 

「『捕まる・・・かっ!!』」

 

―――ギシャア゛ァヴォオオォォッ!?―――

 

呆気にとられて隙を晒していたウルトラマンエックス(と大空大地)に襲いかかる竜人、をウルトラマンエックス(と大空大地)は真上に、何百メートルも跳躍して(・・・・)躱した。

 

そう、今ウルトラマンエックスの下半身に装着されている、ウルトラマンエックスの足と合わさってまるで四つ足のように見える補助の足(・・・・)、腰の部分に「Z」の文字が刻まれた"機動力増加"のモンスアーマーである「ゾグ(第二形態)・アーマー」がもたらした跳躍力が成せる技だった。

 

―――ギシャア゛ァヴォオオォォッ!ギシャア゛ァヴォオオォォッ!!――――――

 

「クソッ・・・!アイツ、メチャクチャ強い・・・!これじゃ勝てない・・・!!」

 

『あぁ、まさかこれ程とは・・・正直、勝機が見出せない状況だ・・・これは非常にマズいな・・・』

 

ゾグ(第二形態)・アーマーのおかげで竜人から逃れたものの、竜人はまだまだ余力も勢いも有り余っている。

 

一方で、大地とウルトラマンエックスのコンビは疲弊し、オマケに本来であれば凄まじい力を持つラスボスの(・・・・・)モンスアーマーがいくつも破られた事で追い詰められていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だからこそ、二人は最終手段に打って出た・・・打って出ざるを得なかった。何故なら、

 

「アイツが体から出している・・・あの厚い黒雲?と、白い雪?、もの凄く嫌な感じがする・・・」

 

『そうだな大地。私もそう思う・・・あの黒雲のせいでグルマン博士と通信できないし、あの白い雪のような物のせいで木が枯れ、動物たちが死に絶えている。アレは・・・異常だ』

 

今、竜人とウルトラマンエックス(と大空大地)が戦っているのは人里離れた山奥である。

 

そんな山奥には何故か雪が・・・正確には雪ではないものの、雪ような白い物質が辺り一面に降り注ぎ、降り積もっていた―――竜人の体から発生し、太陽光を遮る謎の分厚い黒雲から件の白い雪のような物質が降っていた。

加えて、件の雪のような物質が降り注いだ辺りの木々は枯れ、雪のような物質を浴びた鳥やリス、小川の魚や地中のミミズなどのあらゆる生物が次々に死に絶えていた。

 

そう、まさしく異常、まさしく異形なのだ・・・件の白い雪上の物質の正体はある種の「毒」、つまりは"瘴気"だ―――その名も「ヴァリトヘイトスポア」という特級の危険物質だ。

 

また、危険物質のヴァリトヘイトスポアを降らせている黒雲も太陽光を遮って辺りの気温を著しく低下させる、ウルトラマンエックスの言う通りにグルマン博士と通信が出来ないような電波障害を生む、といった此方も危険な代物だった。

 

そんな危険な代物を、竜人は絶えず体から発生させているのだ―――冗談抜きで危険で、基本的(・・・)には(・・)どんな怪獣や宇宙人とも共存・共栄を模索するXio所属の大空大地、ウルトラマンエックスでさえも、竜人を抹殺対象と判断した。

 

だが、竜人は恐ろしく強い―――だからこそ、二人は最終手段に打って出た・・・打って出ざるを得なかったのだ。

 

そんな最終手段とは、

 

「サイバーカード・・・リロード!!」

 

「『モンスアーマー・装着―――『ギガバーサーク・チャリ(・・・・)オッツ(・・・)』!!!』」

 

意を決した大空大地はグランスフィア、ゾグ(第二形態)のサイバーカードを取り外しつつ、新たなサイバーカードをスキャンした―――その瞬間、辺りには凄まじい轟音が轟き、そして・・・現れた。

 

ウルトラマンエックスですら小さく見える程の巨大な、全体が眩い銀緯の輝きを放ち、先端部分には鋭い槍が何本も生えた鋭利で、そして猛々しいデザインの戦車(チャリオッツ)

 

とある「最強!最速!」をモットーにする光の巨人(ウルトラマン)を100%の確率で倒す為に生み出された、最強にして最大の機械獣、純粋に凄まじく巨大で硬くて高火力というシンプル・イズ・ベストな「最強」を体現する「機械獣 ギガバーサーク」のデータを参考にして作られたモンスアーマーにして乗り物(・・・)、ウルトラマンエックスが搭乗する搭乗席に「G」の文字が刻まれた『ギガバーサーク・チャリオッツ』だった。

 

―――ギシャア゛ァヴォオオォォッ・・・!?―――

 

突如として目の前に出現したギガバーサーク・チャリオッツを前に、流石の竜人でさえも後退った。

 

それほどにギガバーサーク・チャリオッツの大きさは、威圧感は凄まじいのだ。

 

『よし!敵は怯んでいるぞ大地!!このまま一気にたたみ掛けるぞ!!』

 

「OKエックス!ギガバーサーク・チャリオッツ・・・前進っ!!」

 

あの竜人でさえ後退る程の大きさ、威圧感を誇るギガバーサーク・チャリオッツに搭乗するウルトラマンエックス(と大空大地)はこの期を逃すまいと、竜人に向かってギガバーサーク・チャリオッツを前進させた―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、

 

 

―――ギシャア゛ァヴォオオォォッ・・・!ギシャア゛ァヴォオオォォッ!!――――――

 

「『えっ―――』」

 

轟音を轟かせ、猛然と向かってくるギガバーサーク・チャリオッツを前に・・・竜人は口の端をニヤリと歪めた―――瞬間、竜人の口からは先の光線など比較にならないほどの規模と禍々しさを誇る漆黒の光線『超絶闇黒破壊光線 ウルトラオスキレイション・ギガレゾリューム』が放たれ、ギガバーサーク・チャリオッツを搭乗している大地とウルトラマンエックスごと光線の奔流の中に呑み込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「応答せよ大地!エックス!応答せよ大地!エックス・・・クソッ、一体何がどうなっているんだ!!?」

 

大空大地とウルトラマンエックスのコンビが謎の竜人と激戦を繰り広げていた頃、Xioの基地にいた「 健啖宇宙人 ファントン星人」のグルマン博士は必死で二人に連絡を取ろうとしていたが・・・それは叶っていなかった。

 

そんなグルマン博士だが、何故か全身傷だらけでボロボロ、息も絶え絶えの酷い有様だった。

 

一体、グルマン博士の身に何が起きたのだろうか?

 

 

「うヴ・・・あ゛あァ・・・!」

「ごぅオ・・・おぁア゛・・・!!」

「げぇ・・・えぁあ゛ぁ・・・っ!!」

 

 

「な、何なんだよアレは!?あれじゃまるでゾンビじゃないか・・・一体、何が起きているんだよ!!?」

 

今、グルマン博士はXioの基地内の一室に閉じこもって籠城している―――突如として凶暴化し、誰でも彼でも構わずに見境無く襲いかかるようになったXioの職員たち、グルマン博士の言うようにまるで「ゾンビ」と化したXioの職員から逃げていたのだ。

 

そう、グルマン博士に傷を負わせたのは・・・あろうことか、仲間であり、部下であるハズのXioの職員たちだったのだ。

 

一体、Xioの職員たちに何が起きたのだろうか?

 

―――ギシャア゛ァヴォオオォォッ・・・ギシャア゛ァヴォオオォォッ・・・――――――

 

「んっ?何だ、この声は―――」

 

不意に、籠城しているグルマン博士の耳に不思議な声が聞こえた―――その次の瞬間!!

 

―――ギシャア゛ァヴォオオォォッ!!――――――

 

―――ドォオオオオオオオォォォォォンッ!!―――

 

「!?う、うわぁあああぁぁぁーーーーっ!!?」

 

突然、グルマン博士の籠城している部屋が、Xioの基地そのものが吹き飛ばされた―――コイツ(・・・)が放った光線で。

 

―――ギシャア゛ァヴォオオォォッ!!――――――

 

自らが吹き飛ばしたXioの基地の残骸を横目で見つつ、喜びの咆哮を轟かせるのは・・・あの竜人だった。

 

「うヴ・・・あ゛あァ・・・!」

「ごぅオ・・・おぁア゛・・・!!」

「げぇ・・・えぁあ゛ぁ・・・っ!!」

 

そんな竜人の足下には、竜人が通ってきた跡地にはグルマンは博士を襲ったXioの職員と同じようにゾンビと化した人々が、犬や猫や小鳥に昆虫などの動物、あるいは植物ですらゾンビとなっていた―――彼らを、件のゾンビを正式な(・・・)名前(・・)で呼ぶならこうだ。

 

「異星獣 スペースビースト」

 

「異星獣人 ビーストヒューマン」

 

と。

 

そう、驚くべき事に・・・先のXioの職員も、あるいは竜人が通った後に蠢くゾンビは全てスペースビーストやビーストヒューマンと化したいたのだ!!

 

そして・・・そのスペースビーストやビーストヒューマンを生み出した全ての元凶こそ竜人、

 

何者かがXioの基地から奪ったゴモラのスパークドールを奪いて実体化させた後に変化させたEXゴモラ

 

に、

 

地球上に残留していた「"ある存在"の放つエネルギー」こと「ダークサンダーエナジー」

 

と、

 

同じく地球上に残留いていた微弱な「スペースビーストの力の源」こと「χニュートリノ・ビースト振動波」

 

に加えて地球上全域に充満するマイナスエネルギーがトリガーとなって、

 

別宇宙にある「惑星ハマー」という惑星に存在していた・・・「暗黒魔鎧装 アーマードダークネス」

 

と融合した「闇黒鎧龍 ヴァリトラムカルヴァーチュア」だったのだ!!

 

―――ギシャア゛ァヴォオオォォッ!!――――――

 

手始めに・・・大空大地とウルトラマンエックス、そしてXioの基地や手近にあった街などを全滅させ、スペースビーストの巣窟に変えたヴァリトラムカルヴァーチュアの活動はその後も全く衰えることは無く、遂には地球を掌握してしまった。

 

―――ギシャア゛ァヴォオオォォッ!!――――――

 

だが、それでもヴァリトラムカルヴァーチュアの活動は終わらない。

 

ヴァリトラムカルヴァーチュアは雄々しく咆哮を轟かせると―――何処かへと、時空を引き裂いて行ってしまった。

 

―――ギシャア゛ァヴォオオォォッ・・・!!――――――

 

その際、ヴァリトラムカルヴァーチュアは口の端をニヤリと歪めながら咆哮を発した。

 

そんなヴァリトラムカルヴァーチュアの咆哮を人語に訳すならこうだろう―――

 

「この星は堕とした。次の星を滅ぼしてくれようぞ」

 

絶望は終わらない。

 

 

 

 

 

~合体怪獣紹介~

 

暗黒魔鎧装アーマードダークネス+EXゴモラ=闇黒鎧龍 ヴァリトラムカルヴァーチュア

 

スペック:身長65m 体重9万t

 

概要:何者かが特捜チーム・Xioが保有するゴモラのスパークドールを奪い、再び狂暴化したEXゴモラへと実体化させ、地球上に残留していたダークサンダーエナジーと微弱なχニュートリノ(ビースト振動波)、そして地球上全域に充満するマイナスエネルギーを利用して、別宇宙の惑星ハマーでの破壊から修復されたアーマードダークネスと融合させた超凶悪戦闘怪獣。

融合したゴモラはダークサンダーエナジーにより通常の数万倍に増幅されたビースト振動波により本来怪獣ではありえないはずの完全なスペースビースト化を遂げており、彼の意思は完全に消去されている。よってダイチやアスナがどれだけ必死に呼びかけても無意味である。

飽くなき殺戮本能とウルトラ戦士および「光に生きる者」たちへの激しい憎悪のままに暴れ狂い、太陽光を遮る厚い黒雲を発生させ、白い雪状の瘴気「ヴァリトヘイトスポア」を降らせる。この瘴気は物質でもエネルギーでもなく、アーマードダークネスに宿っていたエンペラ星人とレイブラッドの強烈な邪念そのものであり、動物のストレスと幸福のシグナルに反応し、触れた対象を発狂死させる。体からは常に増幅されたビースト振動波が発せられ、通り過ぎた跡のヒトを含めた動植物は一匹残らずスペースビーストとなる。つまり一歩踏み出すだけで百を超えるビースト軍団が出来上がるのである。

EXゴモラを人型にし、アーマードダークネスの装甲が身体各所に癒着し実体化したグリーザのように豪奢で禍々しいフォルムに変化したような外見を持つ。

ベータスパークアローのフルパワーさえ通じない圧倒的防御力とベータスパークアーマーをジャブ程度の一撃で粉々に破壊する剛力、伸縮自在の太く鋭い尻尾、ダークネストライデントが変化した二つ刃の巨大戦斧「ディスペアーギロチン」、分裂し二振りになったダークネスブロード、口から発射する超絶闇黒破壊光線「ウルトラオスキレイション・ギガレゾリューム」が戦力。最後に述べた光線は単なる破壊光線ではなく、ウルトラ戦士を一体化した人間ごと物質レベルで分解、ウルトラ戦士特有の思念体(魂)レベルでの不死性すら無効化する。

無論エックスラッガーでの無力化もザナディウム光線でのドール化も不可能。

眼は赤く光る。

 

一言で言えば

 

「どうしようもない絶望」

 

※この怪獣・説明文はユーザーのサファイアアイズ・リントヴルム様より頂きました。サファイアアイズ・リントヴルム様、重ねてお礼申し上げます。ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

以下、作者の考えたモンスアーマー(いずれもまさかのラスボスのアーマー)

 

・ガタノゾーア・アーマー

 

概要:超古代の(・・・・)邪神(・・)にして支配者(・・・)の『邪神 ガタノゾーア』の力を真似て(・・・)作られた、数あるモンスアーマーの中でも最高クラスの銅牆鉄壁さを誇る。

・・・ただ、あまりに防御力に重点を置き過ぎてしまったため、装備したらたちまち前方がガタノゾーア・アーマーに覆われて視界不良になり、そもそもが総重量も5万トンもある盾が両腕に装着されるためにその場から動けなくなってしまう。

 

ただ、それを補うために触手(エックスに盾の向こうの景色を見せるセンサー付きのワイヤー)と、相手の動きを拘束する一対のハサミも生える。

 

見た目:凄まじく巨大な、まるで城壁のような巨大な盾がウルトラマンエックスの右手と左手にそれぞれ装着され、ウルトラマンエックスが両腕の盾を構えた瞬間、左右の盾が互いに引き合って組み合い、一片の隙間も無い文字通りの巨大な盾となる。

また、巨大な盾の真ん中の部分には「G」の文字が刻まれているが、その「G」の字は逆さ(・・)で盾に刻印されていた→ガタノゾーアの"頭"文字=「G」、ガタノゾーアの頭は逆さまに生えているので「G」の文字も逆さまに刻印されている

 

(※実はガタノゾーアの頭は逆さまに生えているのではなく「下顎に目があるデザイン(byデザイナー・丸山浩 氏)」らしい)

 

ぶっちゃけ、相手を左右の盾の間に挟んで潰す、相手の真上でアーマーを発動させて押し潰す、的な強引な使い方も可能、というかそっちの方が効率がいい。

 

 

・グランスフィア・アーマー

 

概要:『宇宙全ての生命を自らと同化させる事で宇宙平和を成し遂げる』という"押し付けの善意"で多くの星々を襲った「宇宙球体 スフィア」の親玉「暗黒惑星 グランスフィア」の力を宿すモンスアーマー。

 

見た目:ウルトラマンエックスの右腕に装着される。

手の甲に青い「S(スフィア=S)」の字が刻まれ、手のひらの部分には青い球体があるロボットアームのような籠手(ア〇アンマンがしてるアレみたいな感じ)

 

必殺技・重力を自在に操り生み出すグランスフィアの能力を活かし、重力操作で相手の自由を奪う『グランスフィア・グラビティ』で相手を拘束する。

 

・重力操作の果てにブラックホールさえも発生させるグランスフィアの能力を応用して、対象の周りにブラックホールを発生させて対象を消滅させる『グランスフィア・ウェーブ・レボリウム』(『ウルトラマンダイナ・ミラクルタイプ』の『レボリューム・ウェーブ』から引用)

 

 

 

 

・ゾグ(第二形態)・アーマー

 

概要:宇宙から襲来する人類の滅亡を望む全くの未知なる敵『根源的破滅招来体』と呼ばれる存在の中でも最上級の存在の「根源破滅天使 ゾグ(第二形態)」の力を宿すモンスーアーマー・・・が、ゾグの能力はあんまり大したことがないため、もっぱらウルトラマンエックスの機動力のサポート用のモンスアーマーである。

 

見た目:ウルトラマンエックスの下半身に装着される。

ウルトラマンエックスの足と合わさってまるで四つ足のように見える補助の足(・・・・)(ロケットブースターになっている)、腰の部分に「Z(ゾグ=Z)」の文字が刻まれた"機動力増加"のモンスアーマー(パワードスーツ的な感じ)

 

メタ的な話だが「モンスアーマーは上半身を覆うヤツしかないけど、何でエックスは下半身まる出しなの?」という作者の純粋な疑問から生まれたモンスアーマーである。

 

 

・カオスヘッダー0(ゼロ)・アーマー

 

概要:「発光生命体 カオスヘッダー」の中でも怒りや憎しみから解放されるのと同時に優しさや慈しみを学んで生まれ変わった「発光生命体 カオスヘッダー0(ゼロ)」の力が宿る

 

「Xioなどの"怪獣との共存を目指す世界"が喉から手が出るほどに欲しがるモンスアーマー」

 

である。

 

大食漢の怪獣も、凶暴で手が付けられない怪獣も、果ては異星獣(スペースビースト)でさえも慈愛の波長で満たして鎮め、その寿命が尽きるまでの期間を満足させるエネルギーで満たしてしまう。

 

見た目:背中に「0(ゼロ)」が描かれた黄金の(・・・)マント(・・・)。また、ウマントの胸元の留め具は「K(カオスヘッダー=K)」になっている。

・・・かなりオシャレor厨二クサい見た目(笑)

 

 

・ギガバーサーク・チャリ(・・・・)オッツ(・・・)

 

概要:「最強!最速!」がモットーの「ウルトラマンマックス」を100%の確率で倒す為に生みだされた、最強にして最大の機械獣、純粋に凄まじく巨大で硬くて高火力というシンプル・イズ・ベストな「最強」を体現する「機械獣 ギガバーサーク」のデータを参考にして作られた一応はモンスアーマー・・・だが、もう完全に「戦車=チャリオッツ」と断言している"乗り物"である(笑)

が、その戦力は伊達では無く、その圧倒的な大きさと戦力、武装で相手を殲滅する。

ちなみに、大きさはギガバーサークまんま(全長990m)である。

 

見た目:もうギガバーサークそのまんま・・・それ以上でもそれ以下でもない。

 

余談:実は・・・最初は「変形するバイク」だった―――

 

「バイクに乗るウルトラマン」

 

という"某ライダーとウルトラマンが戦うビデオ作品"的な演出がしたかった・・・が、何かアレなのでチャリオッツにした。

 




如何でしたでしょうか?

今回はユーザーのサファイアアイズ・リントヴルム様より頂きました。サファイアアイズ・リントヴルム様、重ねてお礼申し上げます。ありがとうございます。

いやいや・・・書いてて楽しかったです。

余談ですが・・・実はモンスアーマーもといサイバーカードには公式で

『サイバーガタノゾーア』

があります・・・が、一体どんな感じなのかなどは全くの謎です。

というか・・・邪神の力を使うって―――ソレ言ったら

「友達ハゴチソウ!」で共食いが常の「変形怪獣 ガゾート」のサイバー版「サイバーガゾート」もありますからねぇ・・・

邪神に共食い野郎ってさぁ・・・まぁ、僕としては是非とも『ウルトラマンエックス』にガゾートに出て欲しかった。
スペースビーストと違って「話も通じる」けど「共食いが当たり前・それしか生きる手段が無い」ガゾートが出たとき、どんな反応になるのか・・・それが見たかったです。

だって、スペースビーストとか端っから殺していい、殺すしかないヤツでしょ?

それじゃぁ・・・ねぇ?意味が無いですよね。

「怪獣との共存を模索する」

と謳っている作品なのに・・・


次回もアイデア採用話です―――読者様の有り難いアイデアに加え、作者の"力作"も出させて頂きます。どうぞお楽しみに!!

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