英雄王で異世界へ 作:ギル
原作:オリジナル作品が規約違反とのお言葉を頂きましたので、原作:その他に変更させていただきました。申し訳ございません。
英雄王で異世界へ
異世界、シルヴァリオでは、魔王による人類滅亡の危機に瀕していた。
シルヴァリオでは遥か昔、世界に災厄が降りかかった時異世界より召喚されし勇者が世界を救ったという伝承が今も残されている。ミーティア王国では、今、世界の命運をかけた、召喚魔法が行われていた。
「という訳で、お主には、シルヴァリオへ行って世界を救ってもらう。拒否権はない。」
いきなり、目の前が光ったと思ったら、この背景まで真っ白な手抜き感が、半端ない場所にいた。混乱していると、目の前の髭の生やした、これぞ神という感じの老人が世界を救え、拒否権はないと言ってきた。
「お主を選んだのは、異世界からの召喚に耐えられるものから適当に選んだから深い意味はない。これまでも、何人かに声をかけたが、すべて断られてな。また断られるのも面倒なので、さっきも言ったが、お主に拒否権はない。」
「とはいえ、一般人のお主を異世界に送ったとしても、とても世界など救えない。ということで、お主らが好きなチートの時間じゃ。一つ言え」
待ってくれ。何が何だか分からないし、そもそも、声が出ないんだが。
「わしは、心の声が聞こえる。声を出す必要はない。そんなことより、早く言え。言わんのなら勝手に決めるぞ。」
いやいやいや。異世界に行くなんて言ってないし。
「拒否権はない。10数える。それを過ぎたら、そうじゃな、ラッキーマンの力とか、どうじゃ?」
力をもらっても、戦うとか、生き物殺すとか絶対無理ですから。痛いの嫌いだし。他の人にしてくださいよ。
「10」
ラッキーマンの力って、異世界に幸運の星無いから意味ないじゃないですか。
「9」
不味い、この人本気だ。とりあえず、まずは何の力をもらうか考えよう。ラッキーマンの力は絶対だめだ。
「8」
強いのは大前提、直接戦うのは無理、自力で帰れる可能性のある能力。
「7」
そうだあのキャラの力なら。でも使いこなせるか。俺に。
「6」
しかも、俺に殺せるのか生き物を。でもこれ以上思い付かない。
「5」
力をくれじゃ、力しかもらえない。
「4」
力を使いこなせるようにしてくれだと、肝心の力がもらえない。
「3」
力をもらって、その力を使いこなす。
「2」
そうだ。これなら、力をもらい、使いこなし、生き物を殺せるようになるかもしれない。
「1」
「0、では、お主をギルガメッシュにして、異世界に送ろう」
そうして、俺は光に包まれた。
◇◇
ミーティア王国のアリシア聖堂、その最奥アリシア像の前に一人の少女が手を胸の前に組み祈っていた。
すると少女を中心に光を放つ魔法陣が浮かび上がった。魔法陣は徐々に光を強めひと際強く光る。少女はたまらず目を閉じ、しばらくして目を開けると、そこに魔法陣はなく、一人の男が立っていた。
「ふはははは! この我を呼ぶとは、運を使い果たしたな雑種!」
少女はこう思った。呼ぶ人を間違えた。