アーサー特攻だからしかたないね。

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息抜き投稿です。
恐らく過去最低の内容ですがふと思い付きました。


モードレッド「乳上とセックスしてしまった」

「どうしよう……」

「昨晩あれだけ乱れておきながらよく言えるな、モードレッドよ」

 

 カルデアの一室で頭を抱える俺の後ろでシャワーを浴び今はバスタオルを羽織った乳上がベッドに腰かけその豊満な胸を押し上げるかのように腕組みをしていた。その瞳は俺をじっと見つめて昨日の夜の出来事を暗に責めているように感じてしまう。

 

「きっ 昨日のことは――」

「貴様から、押し倒してきたが」

「違う! いやっ 違わないけど! でも違うんだよおおおお!」

 

 サッと、顔に熱が籠った。乳上の言葉に否が応にも昨日の記憶が呼び起こされる。

 

「だだだだっ だいたい! 誘ってきたのは乳上の方じゃないか!?」

「心外な言い草だな。私は父との関係に思い悩み落ち込む貴様を不憫に思い自室へ招き入れ慰めようとしただけだ。それをどう勘違いしたのか私をベッドに押し付け服を剥ぎ取り無理矢理その矮小な性根に似合わぬ我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)風王結界(インビジブル・エア)を突き破り私の全て遠き理想郷(アヴァロン)を……」

 

「うあああああああ! どうしようどうしよう! これから父上と会ったとき普通じゃいられない! 成長した自分を犯した息子が目の前にいるのになーーーんも知らずつっけんどんな顔をする父上に平常で接するなんてできない!!!」

 

「貴様……不遇な人生を送ってきたと思っていたがここまでねじ曲がっていたとはな。己が血を授けた父に偏執した愛を抱くばかりか貴様の父であって父でない私に劣情を抱き欲情し獣のように侵略するとは……」

「ちーがーうーんーだー! 俺は悪くねぇっ! 俺は悪くねぇっ! みんな乳上が悪い!!」

「ほぉ? 私の何処が悪いのか教えてもらおうかモードレッド」

 

 乳上は必死で言い訳を考える俺がおかしいのか薄く笑みを浮かべている。そして乳上が嗤うたびにバスタオル一枚纏った胸がゆさゆさと震え危機的状況にも関わらず俺の視線はそれを無心で追ってしまう。

 

(ちくしょう! 誘ってんのか!? 誘ってんのか!?)

 

「アレだけ出しておきながらまだする気か? 流石は我が息子だな」

「ちがーーう!!!」

「何が違うと言うのだ。貴様はいい加減認めろ、見苦しいぞ」

「お、俺は、ただ悩みを乳上に聞いてほしくて……そしたら乳上がいきなり抱き締めてきて……!」

「父のことを語る貴様が余りに不憫であったからな。それを貴様は何を勘違いしたのか股座の我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)を勝手に解放して私を」

「うぁぁぁぁぁ! もう終わりだ~~! 父上の預かり知らない所で父上の乳上を味わってしまった俺はどうすれば良いんだ~! これから父上は乳上の身体全てを余すところなく知り尽くした俺と一緒の空気を吸うことになるんだ~! 父上じゃなく乳上だけど! 乳上だけど! あの顔がどろっどろに乱れている姿を俺は知ってしまったーー!」

「それで私を味わった感想はどうだった?」

「そりゃもう! メチャクチャ興奮しました!」

「そうか。まぁ鍛えぬいた我が肉体ならば当然だがな。少なくとも貴様の父のような小娘では味わえぬ至上の快楽であろう。よかったな息子よ」

「よくねぇよ! うわぁぁぁぁぁん!」

 

 俺はガックリとその場に倒れ泣いた。できることなら昨日の自分を殴り倒して泉に沈めてやりたかった。

 

 

 

 

 マスターに呼ばれ座からやってきたらひょんなことにこのカルデアで他のサーヴァントたちと世界を救う戦いが始まった。難しいことはよく分からないがマスターは女だってのに命を懸けて俺たちと一緒に戦う変な奴だが気に入っている。飯も上手いしベッドも暖かい。他のサーヴァントたちともそれなりに上手く付き合っていてカルデアでの生活に俺は確かな充実感を得ていた。

 

 だがそれもマスターがある日、と言うか昨日のことだが――☆5がでたぁぁぁ! 女騎士ぃぃぃ! くっ殺くっ殺ぉおぉおぉ! やったぁぁぁーーぃひゃひゃひゃひゃひゃぁ! と錯乱した目でよだれをまき散らしながら食堂の床を転げ回って叫んでいるのを目撃した時から変わっちまった。

 

「あっ……ち、父上」

「モードレッド卿」

 

 マスターが喜んでいた☆5はあろうことか父上だった。

 俺の父上、アルトリア・ペンドラゴン。最期にあったのはカムランの丘で父上にどてっ腹を槍でぶっ刺された時だ。俺は死んで父上も俺の反撃で受けた傷が原因で倒れてしまい結果祖国は滅んでしまった。

 一回死んで座で冷静になってじっくり考えると絶対俺が悪い。父上の非もあると未だに考えてもいるが8:2ぐらいで俺が悪い。だからとても後悔してる。もっと父上と話していれば、父上のことを理解していれば、父上に認められていたかもしれない。

 

 だから横で青い顔をしているマシュを無視してニコニコ顔で――家族がふえるよ! やったねモードレッド! と、マスターから父上を紹介されても俺はどうしていいのか分からない。辛うじて父上と呼ぶしか出来ない俺に父上は無表情のまま裏切り者の名を呼んだ。

 

「あの、ここカルデアって所で……」

「それはもうマスターに聞いた。私も世界を守る戦いにこの身を投じるつもりだ」

「そ、そうなんだ。さすが父上……あ、俺も最近ここに呼ばれてさ~~まったくビックリしたよ。あ、あははは……」

「そうか」

 

「…………」

「…………」

 

 気まずいなんてレベルじゃない。ランスロット卿の浮気現場に遭遇してしまった時以上の沈鬱な空気が俺の肺に入り込み言葉を失わせた。顔面蒼白で目を泳がせ冷や汗を浮かべる俺に対して父上は凛々しいその顔をピクリともさせずにただ無表情に俺ではない何処かを見ていた。

 

「あの、父上――」

「一ついいかモードレッド卿」

「は、はい!」

「世界を守護する大義の為に生前のことをとかく咎めるつもりはない。貴方もそうであるな?」

「え! も、勿論だよ! 俺も今更ゴチャゴチャ父上に突っかかるつもりなんてないよ! だ、だからこれからは父上と俺、二人で協力して……」

「貴方はモードレッド卿。それ以上でもそれ以下でもないただのエーテルの残光。私が貴方に言いたいことはそれだけです。それでは」

「…………え?」

 

 話は終わったと言わんばかりにマントを翻しその場を後にした父上を俺は茫然と見送る他なかった。父上の背中がもう見えなくなった後、どういう訳か涙が頬を伝っているのに気づいた。

 

「うわぁぁぁぁぁん!!!」

 

 ビデオカメラを構えて俺を撮影しているマスターをふり切って廊下を走った。

 そりゃ俺だって今さら息子面して過去のことを全部水に流してもらえるとは思っていなかった。俺のせいで沢山の人が不幸になって傷つき死んでしまった。それだけの過ちを犯してしまった自覚は十分にある。

 

だがそれでも悲しかった。

 

 父上にもう一度会って今度こそ認められたかった。流石は私の息子だと誉めて欲しかった。今度こそ父上の息子として、この剣を振るいたかった。

 だけど父上は俺を許していないようだった。あの態度を見れば誰でも分かる。今さら恨み辛みを言い合い殺し合うつもりも慣れ親しむつもりも父上にはない。ただのサーヴァントとしての付き合い、ただの知り合いとしての付き合い、だが親子関係なんてもっての他。さっきの父上はそう言う意味で俺に伝えてきたんだ。

 

俺は涙が枯れるまでただひたすらカルデアを走りに走り続けた。そしてすっかり誰も寄り付かないカルデアの深部の深部にまで彷徨い出でた俺は暗い廊下の中で目一杯息を吸い込み心に去来した一つの感情をぶちまけた。

 

 

 

 

 

「処女のくせにバカにしやがってよぉぉぉ!!  何が──それでは、だよ。 認知しろオラァァァ !

 死んでまでシカトされるなんて! どーせ似てるのは顔だけ、母親は不明……体はホムンクルス。

 女としても騎士としても息子としてもポンコツ……だから俺のこと認めないんだろ!?」

 

 

 

 

 

 神の嫌がらせとも思える生前数々の不運に俺の性格は完全に腐っていた。だから反逆なんてこともしたんだがさすがにこの時ばかりは本気でキレた。

 だが俺は知らなかった。俺以外に誰もいないと思っていたカルデアの隅っこに他のサーヴァントがいたことを。マスターが言っていた☆5は父上だけではなかったことを。

 

「うるさいぞ」

「あぁん!? 今の俺は機嫌がわ、る……いん……だ……父上!?」

 

 そこにいたのは紛れもなく父上だった。だがさっき会った父上ではない。清廉潔白なアーサー王とは程遠い禍々しい悪の気を放っているもう一人の父上、それはかつて俺自身が討とうと決意した父上の姿に酷似していた。

 

「おや、誰かと思えばモードレッドか。相も変わらず騒がしい奴め」

「ち、父上? なんで……どうして? さっき……」

「さっき? あぁ、先ほど召喚された私と同じ顔を持つ者たちのことだな。私はアルトリア・ペンドラゴン・ランサー・オルタ。お主の父であるセイバーのアルトリアとは別人であり同じ者でもある存在だな」

「な、なんだってーーーっ!?」

 

 アルトリア・ペンドラゴン・ランサー・オルタは確かに父上だったが父上ではなかった。少女のそれと変わらない父上と違い身長や体格は凄まじいほどに成長していた。特に本当に父上や俺の遺伝子が入っているのかと疑ってしまうほどの胸。冗談抜きでスイカかメロンがぶら下がっている。しかも何の意味があるのかアルトリア・ペンドラゴン・ランサー・オルタの服装は薄地の素材がピッタリと肌に張り付きその豊満なバストを強調し更に大胆にも下腹部や内腿が露出しており絶世の美女たる肢体を惜し気もなく晒していた。

 

「それで貴様は父と喧嘩でもしてこんなところまで逃げてきたのか。誰も聞いていないであろう場所でしか本音を言えぬとは、矮小な奴め」

「うぇ!? 聞いてたのかよ!」

「あのように大声を上げて叫べば嫌でも聞こえる。貴様の父、幼き頃の私にも召喚の際出会ったが不器用な者だ。あれに死んだ後も執着する価値があるとは自分自身ながら思えぬぞ」

「あわ、あわわわわ……!」

 

 (恥ずかしいぃぃ! 聞かれた! 全部聞かれちゃったーーー! もう生きていけないィィィ!!!)

 

 自分自身の醜い感情を未来の父上アルトリア・ペンドラゴン・ランサー・オルタ(以下乳上)に全て知られた俺は絶望した。

 終わった……きっと俺の本性は乳上が父上にばらしてしまい俺は父上から一生軽蔑されて生きるんだ。座に帰ってもメールとか絶対受け取ってくれない。てか着拒される。永遠にゴミを見るような目でモードレッドはアルトリア・ペンドラゴンに侮蔑されるんだ……。穴があったら入りたいと言うより穴に埋められかねない。

 

「仮にも我が息子が何をそう深く落ち込んでいるのだ情けない。どれ、私の部屋に案内しよう。悩みがあるなら聞いてやる」

 

 乳上の言葉を俺は頭の中で10回は繰り返した。今乳上は何と言った? 

  カリニモワガムスコ? かりにもわがむすこ? karinimowagamusuko?

 

 「我が息子!?」

「何だいきなり。当たり前ではないかモードレッドよ」

「え、えぇ? でも俺はモードレッドであんたはアルトリアでそれで……それで……」

 

 乳上が俺の父上ではないにしても父上であることに変わりはない。つまり俺は裏切りの騎士であり乳上にとってもその事実は絶対だ。父上があんな態度だ。乳上だって俺に良い気はしないはずだ……違うのか?

 

「私はそのような雑事に執着するつまらぬ女ではない。貴様は私の敵か? 否、たとえ敵であろうと我が覇道を阻む者は等しく薙ぎ払うのみ」

 

(か、かっこいい~~! この乳上カリスマ半端じゃねぇ!)

 

 乳上は俺の不安を聞いても全く意に介さず堂々と馬の上から手を差し伸べてきた。変質し成長しているとは言え紛れもなくそれは父上の顔、俺はすがるようにその手を手繰り寄せた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 甘かった! いや乳上が甘かったとかじゃなくて! 乳上の部屋に入ると何だかとってもいい匂いが漂ってきて変な気分になってしまった。女の香りって奴なのか乳上の匂いなのかは分からないがとにかく俺は妙に興奮した。そして父上に対する俺の悩みを乳上は意外にもじっくり聞いてくれて嬉しかった。しかも話し終わると──今まで大変だったのだな、と抱き締めてくれた! 俺は感動した! 父上じゃない乳上だけども父上と同じ声と顔をした人に触れられ優しい言葉をかけてもらった俺は最高に幸せだった! 

 でも問題はそこだった! 乳上の犯罪的な見た目で至近距離から話しかけられおまけに密着されて俺は別の意味で興奮してしまった。

 

 サーヴァントとしてカルデアに召喚された俺の性別は女だが、俺の股間には何故か男のアレが引っ付いていた。俺が男として歴史に刻まれているからなのか召喚システムの不備なのか分からないが一応勃ちもするし出るとされるものも出る。ダ・ヴィンチの野郎にはあっさりバレてしまったがあんな変態野郎は例外だ。自分ですら赤面ものの恥ずかしい事実をマスターたちに言える訳もなくこれまでずっと秘密にしていたそれが、乳上との肉体的接触でやる気を出していたことに気づいたときには既に俺の腰布を押し上げて乳上の悩ましい太股に当たってしまっていた。

 

 当然乳上から何だこれはと聞かれた俺は正直に全部を話した。軽蔑されるか笑い者にされるかどちらかを覚悟した俺だったがその時の乳上はその冷淡な顔をうっすら歪ませ俺にこう言ってきた。

 

──()()()()()()慰めてやらねばな? 息子よ

 

 そこからは凄かったとしか言えない。あの堅物で色のことなど全く興味がない父上の未来の姿とは到底思えない手技と舌技のコンビネーションによって俺は敢えなく達してしまった。初めての経験だったがあれは天国に旅立つ感覚だった。快楽の絶頂に達すると男は一瞬天に昇ると生前キャメロットで下世話な話をしていた騎士たちの会話を思い出したがまさにその通りだ。

 

───随分と初々しいが初めてか貴様? なれば私が初めての相手か……倒錯的だな。下衆め。

 

 口元を指先で拭い自分の腰の位置に身を屈めながら上目遣いに蔑む乳上に、俺の理性は爆発した。

 後は乳上の言った通り、乳上をベッドに押し倒してその凶悪な果実を揉みしだいた。

 こいつだ! このおっぱいが悪いんだこいつめ! と憎しみと情欲を込めて禁断の果実を掴むと改めてその圧倒的な重量と想像以上の弾力に俺は気づけばそれしかしか触っていなかった。

 

───なんだ……貴様は胸だけで満足なのか? だとしたらとんだ腑抜けだな。その一物はただの飾りか?

 

 挙げ句俺の行為を無表情な澄まし顔で眺めていた乳上は挑発するように嗤いかけ下腹部に押し当てられている我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)を撫でた。

 

 乳上は俺を倒錯的と言った。その通りだと思う。俺は乳上に触れていながら父上を感じていた。乳上に対して触れることも許されない父上を重ねている……そればかりか父上には絶対にできないであろうことを今している。

 

───漸くヤル気をだしたか。いいだろう、こい。相手をしてやろう息子よ。

 

 

 

 

 

「昨夜の貴様は逞しかったぞ」

「うわぁぁぁん! もうおしまいだ~~~!!! 気絶しろ気絶しろ気絶しろ気絶しろ気絶しろぉぉぉぉ!」

 

 記憶を全て思い起こし終わり事の重大性に改めて吐き気がした俺は壁に頭を打ち付けるが、頑丈さだけが取り柄の俺の身体は一向に気絶しない。それどころか逆に痛みが気付けになって意識はどんどん明瞭になっていった。

 

「この期に及んで否定したところで私と寝所を共にした事実は変わらん。ならば受け入れろ」

「できるか!」

「やれやれ、しようがない奴だな」

 

 いつの間にやらバスタオル姿から普段の格好に着替えていた乳上は俺を呆れた顔で見ていた。

 そりゃしちゃったのはもう認めるしかない事実だがその重さに潰されそうだ。

 

「貴様は私が嫌いなのか?」

「そんな訳が! ……乳上は綺麗で、美しくて、優しくて、暖かくて……それで、それで……」

「いや、もういい」

 

 乳上の良いところを挙げている内に乳上から待ったをかけられた。何か気に障ることを言ってしまったのかと焦ったが乳上は珍しく顔を赤くしていた。

 

「貴様……よく恥ずかし気もなくそのようなことをつらつらと」

「あの、怒ってない……のか?」

「……そう思うならここへ来い」

 

 俺は乳上の前まで恐る恐る近づき怒られるのではうつむいたが一向に激は飛んでこなかった。

 

 「貴様は悪い子だ。モードレッド」

「えっ──んぅ!?」

 

 キスされた。

 顎をクイっと持ち上げられ乳上の唇が俺の唇を塞ぐ。目を見開き戸惑う俺が見たのは乳上の優しい瞳、それは俺の頭を溶かし心を温めた。

 僅かに残った理性で押し退けようとするもぬるりと口の中に乳上の舌が滑り込み俺の舌を絡め取った。

 

 「ん~~! ん~~!」

 

 乳上の舌が歯や周りの肉をなぞり好き放題に口の中で暴れまわる。乳上と俺のが混ざりあった唾液が口腔を満たし溢れた物が床に垂れる頃にやっとキスを止めてくれたが、二人の口には銀の糸が引かれ乳上の胸元にいやらしく垂れ落ちた。

 

「……ん、ふふっ 愛い奴だぞ」

「あっ……はぁ……あ……んぁ……っ」

 

 足に力が入らずペタんと崩れるとそのまま乳上に押し倒された。昨日とは真逆の構図だった。

 

「ち……乳上?」

「やられっぱなしは性に合わぬ。昨夜は不覚にも良い様にされたが今度はそうはいかぬぞ」

 

 乳上はとてもとても残酷な表情を浮かべて俺の服に手をかけた。恐怖にひきつる俺とは違い我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)は笑ってしまうほどいきり立っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 それから色々あって俺と乳上は秘密の関係を維持していくことになった。その色々にたくさんの事件が起こったのだがそれを全て振り返るほど俺の精神は強靭じゃない。

 

(いや、もう精神がどうとかってレベルじゃないんだけどな……)

 

「モードレッド~♪ なんかみんながモードレッドに会いたいんだってー?あ、ビデオ回しとくねー」

「先輩……最低です」

 

 

「モードレッドさん! アルトリア顔の癖に私を魅了するとはなんたる悪! 罰として私を抱きなさい! いや、抱いてください!」

「引っ込んでおれ小娘よ。貴公に我が息子は似合わぬ。さぁモードレッドよ。呪いによって変質したアルトリアなど棄て私の伴侶となれ。ロンゴミニアドも祝福しておるぞ」

「お前たち皆、的が外れている。モードレッドは私とハンバーガーデートに行くのだ。さぁ行くぞモードレッド」

「モードレッドさんは将来私を裏切ってしまう方なのですよね……ですがそんなことは関係ありません! このアルトリアが! 貴女のお嫁さんとなって未来を変えます!!!」

 

「あわわわわわ……ち、父上が、父上いっぱいだ……! た、助けて乳上ぇぇぇ!」

「欲望に忠実な奴だと思っていたがここまで節操なしだったとはな」

「冷静に見てないで助けてくれよ~~! どうすんの!? どうすんのこれ!? どうしたらいいの!? 教えて乳上!」

「諦めろ。なぁに貴様は絶倫だから皆等しく相手ができるだろ?」

 

「乳上のバカーーーー! 」

 

 

 これは俺と乳上たちとの物語。その行く末は…………俺も知りたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方、モードレッドと会って素っ気なく別れた父上は………

 

 

「モードレッド逃げちゃったね。追いかけよっか?」

「構いませんマスター。サーヴァントの生前など気にする必要はありません。ましてや私的なことにマスターたちを巻き込む訳にはいきません」

「さ、流石は完璧な王。清廉潔白なる騎士王ですね先輩」

「そうだねー。じゃ私たちは孔明さんとステラさんを叩き起こして種クエ行ってくるよ。じゃあねー」

「あ、あの私もお供にせんぱ──」

「マシュは霊気保管室でお留守番ね」

「もう黎明の神腕と一緒は嫌ですぅぅぅぅ!」

 

 

 アルトリアをその場に残し涙目のマシュを引きずってカルデアのマスター藤丸立香は去っていった。

 

 アルトリアは立香たちが完全にいなくなったのを確認した後、勢いよく壁に頭を打ち付けた。

 

「……! ……! ……!」

 

 苦痛に歪むその顔は何も打ち付けた頭が痛い訳ではない。アルトリアが痛めていたのは心。アルトリアはその完璧な王の鎧によってある感情を隠していた。その感情とは────

 

 

 

 

 

 

 

(あああああーーーっ! またモードレッドに辛く当たってしまいましたぁぁ! 座にいるときからずっとモードレッドに再会した時は今度こそ絶対優しくしてあげようって決めてたのに~~! 初めてカルデアで出逢った時が一番のチャンスだったのに変な意地張ってしまいました! 王の立場考えちゃいました! 生前の反省を活かして今度こそモードレッドに私の愛を伝えようとしましたがやっぱり無理でした! 私のバカ! モルガンのバカ! マーリンのバカ! と言うかモードレッド半分泣いてました! 私が泣かせてしまいました! 可哀想です! でも泣いてるモードレッドは可愛かった! 抱き締めてあげたい! ナデナデしてあげたい! 父上と呼ばれて凄く嬉しいです! もっと呼んでください! あれ!? でもどうしよう、父親になる準備何にもしてません! 一緒に暮らす部屋があるけどベッドが一つだけだから困ります! あっ! 親子なのですから一緒のベッドで寝れば良いんですよ! ご飯も二人でエミヤの作った料理を食べさせ合いっこをしてお風呂も一緒に入って洗いっこしてお揃いのパジャマに着替えるのです! そして朝まで抱き合って夜を過ごすのです! 完璧です! 最高です! これぞ父と子の健全な親子関係! カルデア万歳! ソロモンありがとう! ギネヴィア、貴女に息子ができますよ! そうと決まれば早速ダ・ヴィンチ殿にモードレッドと私のお揃いパジャマを作って貰わなければ!!!)

 

 その後、お揃いパジャマ製作にはマナプリズムが必要とダ・ヴィンチから説明を受けたアルトリアは数々のクエストに挑みカルデアでの地位と名声を確立していくのだった……




r-15でいける……よね?

この後アルトリア顔の愛人とかも出てくると思います。

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