未定!!   作:秋宙 七夜

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時代背景が若干分かりにくいと思うのでここで軽く説明させていただきます。建造物は戦国時代の農村みたいな建物です。今後のお話で少しづづ世界背景が分かってきますので、今後ともよろしくお願いいたします!


旧時代編
1話 目覚め


―――――――――――――――――――――――――――

「嬢ちゃんいつも家の娘の相手をしてくれて助かるぜ!」

八百屋のおっちゃんが笑いながら言ってくる。

「な~に、これが私の日課よ、それに困ったときはお互い助け合わないとね」

元気な赤髪の女の子が八百屋のおっちゃんにそう返す。

「ね~、花ちゃん?私が困ったときは助けてね!」

赤髪の女の子が小さな女の子に微笑むとその女の子も曇りの無い笑顔で返して

「うん!かのんねえちゃんがこまっときは、はながたすける!」

「ありがとうね、花ちゃん」

香音《かのん》と呼ばれた女の子は八百屋の一人娘の花と呼ばれる女の子の頭を撫でた。

「さて、私は次の仕事があるからおっちゃんも花ちゃんもまたね」

「待ってくれ、ほれ」

八百屋のおっちゃんが野菜を詰めた麻袋を渡してきた。

「いいよ、いつも貰って悪いし…」

「いいだよ!これは俺と花の感謝の気持ちだよ!俺は店番で花とあまり遊べないからな」

「かのんねえちゃん!いつも遊んでくれてありがと!」

「わかった。ありがとね」

そう言って受け取り、八百屋の壁に立て掛けて置いた弓矢を肩にかけ

「それじゃあまたね」

軽く手を振った。

「おう!また来いよ!」

「またね~!かのんねえちゃ~ん!」

香音は人里から離れ、開けた森に入っていく

辺りを見回すと

「最近、獣が人を襲っているって聞いたけど、人里近くにいる可能性があるからあらかじめ仕留めておきたいんだけど」

弓を構え、茂みが多い方へ向かっていく

すると、茂みの奥で何かが見えた。まだそれは何だかは分からない。

息を殺し、ゆっくりと近づいて行くと

「あれは…」

目を凝らしてみてみると地面に倒れている人を見つけた

「人じゃない!大丈夫!?」

急いで近寄ると白髪の麻布の服を着ている青年だった。

見た感じ汚れてはいるが、見た感じ傷は無さそうだ。

取り合えず、木の幹に連れて行き上半身をその幹にもたれかけさせた。

「ねぇ!?大丈夫!?私の声聞こえてる!?」

「う…」

その青年口から声が聞こえた。

―――――――――――――――――――――――――――

「ただ殺すのは馬鹿でも出来る…」

「なら実験台にするか」

(何かが見える…)

「貴様は我が家系の面汚しだ…失せろ」

「お父さん、夕飯の準備が出来たよ」

「わかった今行く…早く消えろ」

(誰かが見える…)

「ねぇ!?大丈夫!?私の声聞こえてる!?」

(何か聞こえる…けど見えない…なんだろう誰が呼び掛けているんだ?見えないならせめて答えよう…声を…出すんだ)

「う…」

「!?声がした!大丈夫?起きて!」

(自分が揺れている…一体どうゆう事なんだ…、だが今も見えない、なら目を開けば…)

彼は目を開く、真っ暗だった視界に光が入る、一瞬視界が真っ白になる。その光が収まり徐々に見えてきた、そして目に映ったのはピンクの袴を着たおそらく17歳ぐらいの赤髪の女の子だった

「起きた?良かった…」

彼女は安堵の息を漏らす

だが彼は現状を理解できていない

「ここは?」

彼女に問いかける

「ここ?ここは人里近くの森よ、そこにあなたが倒れていたのよ?」

「俺が…倒れていたのか、すまない助かった。」

「貴方はここで何をしていたの?」

「俺は…」

ここで彼が言葉に詰まる。

「どうしたの?どこか痛むところでもある?」

彼は首を横に振った。

「いや、大丈夫だ。ただ」

「ただ?」

「ただ、何も思い出せないんだ…自分がここで何をしていたのか、自分が何者なのか」

「え?それって記憶喪失?名前も覚えてないの?」

心配そうな顔で彼女は彼を見る

彼は確認するかの様に呟いた。

「とう…の…はくや…だ、そうだ、遥望 白鵺《とうの はくや》」

「白鵺ね、私は神代 香音《かみしろ かのん》ここの近くで暮らしているの、よろしくね」

香音が手を差し出してきた、答えるように白鵺も差し出し握手をする。

「さっき思い出せないって言ってたけど、どこまで思い出せないの?」

「自分の事がさっぱり思い出せないんだ…」

「そっか…なら人里に行って聞いてみるのも有りね」

鴉が鳴く、二人は空を見上げると既に夕暮れ、時期に夕日が沈む。

「と言ってももう遅いわね、自分の家は…分からないよね」

白鵺は頷く

「じゃあ今日は私の家で泊ればいいわ、困ったときは助け合いなんだから」

「ありがとう、助かる」

二人は立ち上がり、香音が先導し家に向かう。

 

 

 

二人の目の前に急な階段が見える。

「ここを登れば私の家があるわ」

「ずいぶんと急な階段なんだな」

白鵺は階段を見上げている。60段以上ありそうな階段を上ると目に前には武家屋敷みたいな家が見える

「大きいな…」

「まぁね、先代…いや、お父さんが立てた家なの立派で凄いんだ。」

香音そう言いながら白鵺の服を見る

「その服はさすがにね…確かお父さんのお古があったはずだから取り合えずそれに着替える前に風呂に入って汚れを落とさないと」

白鵺は申し訳なさそうに

「何から何まですまない、何か出来る事はないか?」

香音は首を横に振る

「今日は休んで!明日村に行って自分の事を知ってる人を見つけないと」

「わかった。今は家主に従おう」

白鵺は香音の言葉に従い、使ってよい部屋、そして風呂に案内され服を置いて行った。

香音は夕飯の支度をしているらしい。今日貰った野菜で鍋を作るとかなんとか。

そして時が過ぎ夕飯

「食べれない食材とか無い?好き嫌いとかだったら問答無用で食べてもらうけど」

「いや、大丈夫だ。とてもおいしい」

「良かった…」

安堵の息を漏らす香音

「香音は一体ここで何をしているんだ?」

キョトンとした顔で

「何をってどうゆうこと?」

「あー、そうだな…どんな仕事をしているかと言う質問なんだ」

「そうゆうことね…うーん、なんでも屋的な感じかな?」

「なんでも屋?」

「まぁね、人里に困っている人がいれば助ける!そんな感じ」

「そうなのか…」

会話がそこで途切れ二人共食事を終わらせる。

「ごちそうさまでした」

「お粗末様でした」

白鵺が立ち上がり

「使った皿お椀は俺が洗おう」

と提案したが

「駄目、今日はもう休んで!わかった?」

と却下され、渋々部屋を後にする。

縁側を通り立ち止まる。白鵺は夜空を見上げている。

「星が綺麗だな…いい景色だ」

―――――――――――――――――――――――――――

「とーちゃん、みて!おほしさまがきれい!」

「こら花!暗くて夜は危ねぇから家に入んな!かーちゃんが心配するぞ」

「だいじょうぶ!おほしさまがひかっててあかるいもん!」

八百屋のおっちゃんは頭を掻きながら

「ったく、少しだけだぞ」

「うん!」

花は静かな夜の町を走り回っている。

 

その夜、花は家には帰ってこなかった。

―――――――――――――――――――――――――――

「親方!人里からいくらか人を掻っ攫ってきました!」

小太りな親方はふてぶてしく座っている

「さーて、この刀の切れ味はどんなもんかな…ね?雪平ちゃん?」

刀に喋りかけている

『気安く呼ぶな!貴様みたいな下賤な輩に…』

刀から女性の声が聞こえたが遮る様に

「おっと、今のご主人を誰だと思っているんだね?俺だよ?オ・レ」

『ッチ』

「ほら~、ご主人様とか親方様とか言ってもいいんだよ?ほらほら」

『醜い豚が…』

「言葉を選んだ方がいいよ~?それとも死に急いでいるのかな?ん?」

夜が更けていく

 

 




このお話は自分の人生の半分以上妄想してきた私の痛いお話です。この物語自体は5、6年前から現在まで続いています。それを何となく文章にしたらどうなるか見たいな感じです。
ですがこの1話は完全オリジナルで次の話から実際の私の妄想話が始まります。お話自体は50%を原作(妄想)でもう50%はなるべく読めるように頑張っています。文章力は無いですが、まぁ、自己満足なんで少しずつやっていきます。
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