電・・・・・・ラーメン大好き駆逐艦。規格外鎮守府の秘書艦で第一艦隊第二部隊の旗艦。毎日ラーメンを食べるラーメン狂。
軍の車両に乗せられて数時間。目隠しと手錠を外され、放り出されたのは巨大な建物の門の前だった。
「・・・・・・ここが、規格外鎮守府。艦娘の牢獄」
私は駆逐艦曙。前にいた鎮守府で問題を起こしてしまい、この場所に追い出されたわ。
罪状は殺人未遂と反逆罪で本来なら解体処分の筈なんだけど、提督側に問題があったからこの程度で済んだみたいね。
「朧・・・・・・潮・・・・・漣・・・・・・元気でね」
この鎮守府には問題を起こした艦娘が収容され、二度と表舞台に出ることが出来ない艦娘専用の刑務所って呼ばれてるらしいわ。
らしいって言うのは、誰もここに来たことないし、ここから誰も出たことがないから情報が一切ないのよね。
はー、幾ら相手が外道クソ提督だったとはいえ、手を出したのはまずかったかなぁ。
私の元クソ提督は、本当の外道。艦娘を兵器扱い・・・・・・はまだ許せるわ。でも、意味のない戦術で多くの仲間を沈め、犠牲を出してきた。しかも本人はソレを楽しんでいた性格破綻者。
海防艦や駆逐艦の子を毎日のように暴力でいたぶり、姉妹を人質にとって性的暴行を加えて来たりしたの。
だから私は、姉妹や仲間を守る為に・・・・・・クソ提督の股間を潰したわ。え?殺人?するわけないじゃない。いくら相手がクソ外道提督でも、アイツを殺したら同類になっちゃうでしょ。
「ごめんなさい、少し遅れてしまったのです。貴女が曙ちゃんですね?」
門から出てきたのは、セーラー服を着た茶色い長髪の女の人だった。アレ?この容姿どこかで?
「ええ。駆逐艦曙よ。今日から囚人として世話になるわ」
「え?囚人?何を言ってるのですか?」
あれ?なんか予想してた反応と違う?囚人じゃないの?犯罪者だし。
「あ、あー。そういう事ですか。確かに外部ではここは問題児が多くいるからそう見られるのです。曙ちゃん、少し勘違いしているのです。ここは、犯罪を犯した艦娘を収容する刑務所ではないのです」
「違うの?」
「はいなのです。ここは、規格外鎮守府。『異能に目覚めた艦娘』や『更生の余地がある問題を犯した艦娘』や『周りに馴染めなかった艦娘』が暮らせるために存在してる施設なのです」
「・・・・・・え?で、でもこの鎮守府からは誰も出てこなかったって」
「それは・・・・・・その・・・・・・この鎮守府の暮らしが快適過ぎたからなのです」
な、何よその理由・・・・・・・快適過ぎるって一体
「あ、そういえば自己紹介がまだだったのです。私はこの鎮守府の秘書艦であり、第一艦隊第二部隊の旗艦を務めている駆逐艦、電なのです」
へー・・・・・・・え?ええええええええええええ!?
「い、電ぁーーーー!?うそでしょーーー!?どう見ても戦艦や正規空母並みのスタイルじゃない!?ボンキュボンよね!?」
「はにゃ?何で驚いてるのですか?艦娘は人間と同じで成長するのですよ?」
え?嘘マジで?って事は私も潮並みの胸に成長出来るって事?
神はいたのね!
「えっと・・・・・・取り敢えず司令官さんの所に案内するのです」
「あ、はい。えっと、電さん」
「呼び捨てでもいいのですよ?」
「いえ、電さんで!」
何というか、彼女を呼び捨てで呼んではいけない気がしたわ。何故だかわからないけど
はぁ、私これからどうなるのよ?不安になって来たわ・・・・・・
ぽいぬ「呼び捨てにしなかったからセーフっぽい」
しぐいぬ「そうだね。大体の問題児はあの人を呼び捨てにするからね」
あさいぬ「あの人を舐めて馬鹿にしたらフルボッコです!」
ときいぬ「そだね。以前みたいに着任直後にボッコボコにされた眼帯コンビと同じじゃなくて良かったよ。あの後、電さんに怒られて一緒に寝てくれなかったし」
ども、ゼルガーです。
今回はギャグと日常のみで構成されています。シリアス?良い奴だったよ・・・・・・・
補足としまして、この規格外鎮守府は一種の都市や国となっており、門以外の入口がない閉鎖都市となってます。規模としては学園都市並みですね。
鎮守府の人間に理解のある一般人も住んでますし、街もビルも学校も商店も施設もなんでもあります。なので、海軍や政府も介入することが出来ない無法地帯でもあります。
港もありますが、深海棲艦がそこから来ることはありません。理由はまたいずれ
ではまた。