今回、幕間と書いておきながら短編集ではないです。
話数を振ろうとも思いましたが、前話で書いた話しの1つの続きのためこの様にしました。
◆同棲 ②
絶賛片思い中の幼馴染が家に来ることになった。
事の経緯を説明するとだ。
まず、伊織から『奈々華の身が危ない!』というメールが送られてきて、慌てて会社を抜け出して奈々華の家に駆けつけてみれば本人は至っていつも通り。
学校から帰って来た伊織を半殺しにして事情を聞いてみると。
この後に悪友共が遊びに来るが、美人でグラマスなお姉さんと同棲としれたら自分の命だけでなく奈々華の貞操が危ない。
だから、悪友共が帰るまでだけでも奈々華を避難させてほしい。
……弟よ、友達は選べ。
取りあえず、奈々華を一時的に家に避難させる事には了承した。
ただ、仕事を抜け出してきたから一旦会社に
「じゃあ彗君のお家でご飯作って待ってるね」
心の中で伊織に賞賛を送った。
家に帰ると奈々華とその手料理が待っている。
うん、張り切って怒られに戻って速攻で仕事を片付けよう。
と、ここでふと思い出したのだ。
昨日の晩、酔っ払ったクズな先輩が家に押し掛けてきて
『ヒック、心優しい先輩がな~、か~いくない後輩にプレゼントしてやんよ』
『しかもこれ光るんだぜwww』
――と薄いゴムが入ったケース(開封済み)を俺の部屋に持ち込んだのだ。
その時はあまりにもイラついたから、クズな先輩を腹パンして沈めてケースは速攻でゴミ箱に捨てたのだが…。
「彗君の家に行く前に買い物しなきゃ♪」
ちょっとまってぇぇぇえええええ!!!!!!
家で作るって事はゴミはゴミ箱に入れるよな?
そうなると…
①「け、彗君も男の子だもんね///」
②「あ…、ご、ごめんなさい気付かなくて。私、おじゃまだよね……」
のどっちかになるビジョンしか浮かばねぇぇえええ!!
①だったらまだ少し気まずくなるだけだから時間がたてば解決するかもしれない。
だが、②だった場合勘違いして居もしない彼女に遠慮して距離を置かれる可能性がある。
それだけは絶対に阻止したい。
まさかあのクズな先輩、ここまで読んで置いてったか? …いや、それはないか、あのクズにそこまでの頭は無い。
取りあえず、クズな先輩は改めて殴ってやる。
この後、自宅の鍵を会社に忘れたと言えば「合い鍵持ってるよ」と返され
やっぱ奢るから外食にしようと言えば「…彗君、部屋にゴミを溜めてるでしょう。駄目よちゃんと毎回すてなきゃ」と叱られ
それに便乗すれば「じゃあ帰ってくるまでに掃除もしておくわね」と困った子を見る親の様な視線を向けられた。
そのうち事情を察した伊織(エロ本がテーブルに置きっぱとかだと思ってる)が奈々華を引き止めてくれたから、その僅かな時間を来る時よりも速く走って家に戻ってゴムを処分し会社に怒られに戻った。
会社では今回の事で暫くの間からかわれる様になったが、エプロン姿で迎えてくれた奈々華の手料理によって全て吹き飛んだ。
そして「今日はこのまま泊まるね♪」という言葉にまた吹き飛んだ。
若い女が野郎の部屋に泊まる意味を叩き込んでやろうかと思ったが、登志夫さんとの“約束”があるので思い人の寝息を横に一人悶々と夜を過ごすことになる。
もちろん、次の日は凄い眠かったし、上司(奈々華の母親)に呼び出され「若い男女が一夜を明かして何で手を出さないのよヘタレ」と言われ凹みもした。
後日、憂さ晴らしとゴムの件も兼ねてクズな先輩を酔わせて吐かせて次の日使い物にならなくようにしておいた。
今度のボーナスがどれだけ下がってるか楽しみである。
アクセス数30,000突破! お気に入りは約500人!
私の書いた思いつきをこんなたくさんの方に読んでは登録していただき感謝です。
今後もネタを思いついては書き溜めて纏め上げようと思います。
それまでのんびりと待っていただけたら幸いです。
それではみな様、良いお年を、来年もよろしくお願いします。