前回から一月近くも遅れてしまい申し訳ありません。
今回はチラっとだけ過去話を入れてみました。
いつもの様に頭痛に起こされ
いつもの様に耕平と半裸でダッシュで登校
いつもの様に半裸姿を先生にスルーされながら授業を受け
いつもの様に休み時間は悪友とつるんで
いつもの様に飲み会があって
いつもの様に酔い潰れて眠る
些細な違い(主に服の有無)があれどそんないつもの繰り返しだ。
そして今日もまたいつもの様に店の扉を開くとそこには半裸もしくは全裸の先輩方が
「ウホッ! ウホッ! ウホッ! ウホッ!」
………(バタン
「どうした北原? 入らないのか?」
聞いてくれ! どうやら俺たちはいつの間にか動物園かジャングルに来ていたらしい。
「…なにアホな事言ってんの」
本当だ。扉の向こうに時田先輩に似たゴリラが!!
「時田先輩にバレたら殴られるわよ」
クッ…なら自分たちの眼で直接見てくれ!
「イェーイッ!! 乗ってるかベイビ~!!」
「「「「イェェェェェエエエイイイ!!!」」」」
「オーケーイ!! ヒャッハーーーッ!!」
………(バタン
「え、なに、今の?」
「………」
「あ、ありのまま今起こった事を話そう。俺はいつのも店に来たと思ったら寿先輩の格好をしたファンキーなゴリラがDJをしててその周りを先輩方の格好をしたゴリラがバナナを持って盛り上がってた。何を言ってるかわからないだと? 俺だってわからないさ!!!」
何だこの突然変異は!?
PaBで、グランブルーでなにがいったい起きたんだ!?
「さっきから店の扉を開けたり閉めたりと、何やってんだお前ら?」
ケイ兄!? 駄目だ危ない! 中には先輩達の格好をしたゴリラが!!
「ああ、
「「「…え?」」」
…は?
―――
――
―
いやな、少し前に機材の搬入やら更新手続きやらで店に来たんだがちょうど時田達も居てな。
あいつらときたらまだ仕事中だってのに「酒を飲んでけ―」や「野球拳で勝負しろー」や「ケイさんの良い所みてみたーい」ってしつこいのなんの。
で、終いには
「もしかして負けるのが恐いんですか?」
「しょうがない彗さんももう年だからな…」
「さ、俺たちだけど飲もうぜ」
って言うもんだから
ちょっと大人の本気を見せてやった。
「え、あの人たちに勝ったのかこの人?」
「スピ○タスをジュースの如く飲む先輩方をどうやって…」
何言ってんだ二人とも。
スピ○タスは“水”だろ。
「「あ、ハイ。そうでしたね」」
「で、でもそれだとどうして先輩方はその、ゴリラの格好をしてるんですか?」
あ~それを話すと少し長くなるんだがいいか?
これはまだ俺と奈々華が大学生つまり、PaBの現役だった頃の事だ。
当時は女性部員が結構居てな。その中には内気な子も居たし、何より男が女を脱がすのは完全にアウトだ。
だから俺たちの代では脱衣系のゲームは禁止になって変わりに服を着せるゲームをしてたんだよ。
「え? それの何が楽しいんですか?」
「脱いでこそ飲み会だろうケイ兄」
「いや、違うし」
「…普通は飲み会の度に脱がないから」
続けるぞ?
ルールは脱衣ゲームとほぼ同じ、ただ負けたら服を1枚着なければならない。
ただし、着せる服は勝者が選ぶ事が決まっている。
つまり、コスプレだ。女装、男装何でもござれのな。
時には勝った奴がバラバラでちぐはぐな格好させられる時もあったな
「例えば?」
上はカジュアルだけど下は短パン小僧
上は世紀末なヤンキー、下は袴
上はセーラー、下はジャージなJK
ブリっ娘な化粧をしたDK
上は昔に見たキモオタな服、下はミニスカート
アロハシャツを着たデーモン閣下
「なにそれ」
「ちょっと見てみたいかも」
全員酔ってるからな
次の日は頭痛と痛々しい姿に頭を抱えるまでがデフォだ
着替える時間が惜しくてそのまま登校する事もあったっけ
「…そう言えばお姉ちゃんと摩耶さんが変な恰好のまま慌てて出掛ける時があったような」
ああ、リリカルの魔王と死神コスの時だな。
「ば、バカなカヤ様がフェイトソンのコスだと!?」
しかもバリジャケと制服の2パターン付きな。
「が、画像は!?」
俺の脳内フォルダの中
「神は死んだ!!」
んで、そんな事をやってたから当時はレイヤー集団って思われててな。
オタサーかコスサーと思ってPaBに来るのも居たよ。
「え、じゃあ当時は凄く人が多かったんじゃ」
…まぁ、実態をしって大半はすぐに居なくなったけど。
「「「「ですよね~」」」」
まぁ、こんなところかな。
「「「「ありがとうございました」」」」
別にかまわんよ。
さて、俺はあいつ等を
……4人とも、今日は早めに寝る事をお勧めするよ。
「え?」
「それってどういう事です?」
「「あ…」
さてね~♪
次の日、警告を無視して飲み明かした伊織と耕平はゴリラの集団と登校する羽目になったとか…。
【オマケ】
◆翌日の朝食時
「…昨日の話しの事だけど、お兄ちゃんはどんな格好をさせられたの?」
「神の手に出てくる同姓同名の医者」
「あら、懐かしいわね~。すました顔で猫踏んじゃった弾きはじめた時は涙が出るくらい笑ちゃったわ」
「楽譜をまともに読めない人の精一杯の努力を笑うんじゃありまセーン」
「…フ、ククw」
「ほら~千沙にも笑われた」
「ごめんなさい♪」
「たく、あ、そうそう奈々華。今度、久し振りに皆でまた集まろうって話しになってだな」
「あ、うん。ワカッタワ…」
「…?」
千沙曰く、奈々華の食事量と飲酒が減ったらしい。