伊織 の 交渉
「服を脱いでくれ!」
ミスッ!
イケメン の 攻撃
「おるぁぁあぁあああああ!!」
「がはぁっ!!??」
伊織 に 50のダメージ
イケメン は 仲間を呼んだ
警備員1 が 現れた
警備員2 が 現れた
警備員3 が 現れた
警備員4 が 現れた
警備員5 が 現れた
「フザケンナァァァアアアア!!!」
伊織は逃げ出した。
「クソっ何処に行きやがった」
「こっちに逃げた筈なんだがな…」
「ハァハァ…(クソっ、耕平のせいで警備員が増えやがった!! どうする、このままじゃにげきr―)」
そう思った時、背後から掴まれた手に引っ張られる。
警備員かと思い、身構え言い訳を考える伊織であったが
「なにやってんだよ伊織」
「ケイ兄!?」
その手の主は幼き頃から兄の様に慕っていた人物であった。
―――
――
―
小さい頃、兄の様に慕っていた人との再会。
それは大変喜ばしい事の筈、なんだが…
片や呆れた表情を浮かべた兄貴分
片や半裸で警備員に追われている俺
どう言い訳すればいいんだ!!
だが、この場合どうすればいい?
1.今はこれが流行なんだぜ☆
2.俺の肉体美、どう思う?
3。馬鹿には見えない服を着ているんだ!
って、どれを選んでもぶん殴られるビジョンしか浮かばねぇ!!!!
特に3番は馬鹿にしてるとしか思われないだろ!
クッ、考えろ俺! どうすればこの状況を乗り切れる!!!
―と必死に考えていた俺だったが、
「……はぁ、アホな事考えて無いでさっさと着換えろ」
そう言って紙袋を差し出すケイ兄。
中には一式の服が入っていた。
貴方が神かっ!!
―――
――
―
服を貸しただけで神と言われた件。
茂みに隠れさせて着換えさせたのだが様子がおかしい。
というか何だかよそよそしい。
今でこそケイ兄と呼んできているが、着替えた直後はケイさんと呼んでいたし…
十年来の再会でどう接したいいのか悩んでるのかそれともさっきまでの事を気にしてるのか。
フム……。
…それにしても変わったな伊織。
「えっと、そうですか?」
ああ、小さい頃は素直じゃなくて年上振ろうと背伸びばっかしてたってのに
「よ、よしてくださいよ。小さい頃のこt―「それがまさか同性の服を剥ぎ取る変態になり下がるとはな」―なんて? え? ケイ兄、今なんて言った?」
ん? 好みの男の服を剥ぎ取ってってクンカクンカする変態と言ったが?
「さっきより酷くなってる!? ちょ、どうしてそんな結論に…まさか!?」
ああ、さっきお前がイケメン君に迫っている所を偶然見ちまってな…」
「いや、それは誤解で!?」
何も言わなくていい。わかってるから。お前は悪くない。きっと
「何も解ってない!!??」
俺はその、心に決めた相手が居るから受け止めてやれないけど、きっとお前を理解して受けてとめてくれる男が――
「いいから聞いてくれケイ兄!! 俺は女の子が大好きだぁぁぁぁぁあああああああ!!!」
…………フ、ハハハ
「?」
いや、悪い。どうもさっきから伊織の態度がよそよそしくてな。
ちょっとからかわせてもらった。
でもまさか人だかりから離れてるとは言え、そんな大声で女の子が好きって叫ぶとは…くくっ
「え!? じゃあさっきまでのは」
ああ、冗談だ。
半裸だったのも時田達に無理やり飲まされたからで、家に帰ろうにも服が無いから帰れないから誰からか借りようと思ったけど言葉足らずで殴られたんだろう?
「うっ、その通りです」
ったく次からは気を付けろよ?
「…はい」
あ、その服は返さなくていいぞ。
ナニをした後なのかわかったもんじゃないし…
「ってやっぱ解って無いじゃん!?」
冗談だ。
その服は大学進学祝いって事でやるよ。
「あ、ありがとうござ――」
ん~?
「ありがとうケイ兄」
よろしい!
「はぁ…(ケイ兄には敵わないな…)」
まぁでも服を剥ぎ取ろうとした相手が他人で良かったよ。
いや、まぁ良くはないんだけどさ…
「?」
これがもし千紗に『服を脱いでくれ!』って迫ってたら
「HAHAHA、ヤダナーソンナコトスルワケナイダロウ?」
……伊織、ちょとそこに
「おっとイケナイ!? ごめんケイ兄! 俺ちょっと
…逃げやがった。
どうやらちょ~っと罰が必要みたいだナ。
そうと決まれば寿達の所に行くか…
という訳でオリ主と伊織の話しでした。
う~ん、もうちょっと上手く纏めたかったけど直せば直すほど変になる。
本当なら千紗の話も含めて1話にするつもりが長くなったので入学式での話しは2話に分割することにしました。
次回は千紗と寿たちと絡ませようかと思います。