....要は、歯磨き粉の味とからかわれることに怒れるんだろ? 食べてもらえることはもう期待しないほうがいいんじゃないか?
そうかもしれませんが....んんん~っ、、なっとくいかない! ナゼだ?! なぜみんな歯磨き粉の味というだけでこんなに敬遠するんだっ! 歯磨き粉は毎日つかうくせに! こんな理不尽なことがあるかっ! ひいきだ!!
....そうか、そうだな....そうだ! じゃあ見方をかえてみようか? ....つまりだ....チョコミントが....歯磨き粉の味をしているんじゃない、歯磨き粉が! ....チョコミント風味してある....というのは、その、どうだろう....発想の転換だ....
・・・・・・・・・・・・
(あれ?またおれいらんこと言っちゃったのかなー....この子怒らすとえらい恐いしなー....可奈美~! はよ風呂からでてきてくれー....たのむー....)「あのぉ....」そうか!! 「ふぁいっ?」兄さんのいうとおりだっ! ....なぜいままで気がつかなかったんだ!!
そうか....そういうことか....ふ、ふふふふふ....(えぇぇ....また....)愚かな連中め....!
毎日チョコミントで歯を磨いておきながらまるでその事実に気づいておらぬとは! 片腹痛い奴らだわっ!!
(....いや、あなただっていま気づいたんでしょう....)
ほんとーは好きなもののはずなのに、それに気づかぬふりをしつづけるというのは、なんていう、その、ツンデレ?? なのかっ!? つまり、あの、あれだ、その....みんな、なんでっ?! そんなにっ! あーっ!!すなおになれないんだあああー!!! っ....ハァッ....ハァッ....ハァッ....
....息を切らしてるけど、大丈夫か....
(....ううぅ~....またもやってしまった....恥ずかしい~....しにたいぃ~....)お兄さん....またも見苦しいすがたを曝してしまい....慙愧に耐えない~....
....まあおたがいさま、ということで、このことはチャラっ! ....ということにしとこうじゃないか....(おれもバレたかない....)ほら、お茶も淹れてきたしおちつこう。舞衣さんのクッキーも久しぶりだし!
....はい....お兄さんは....おやさしいですね....「はあ....はい、.恐縮です....」似てませんけど....「あ、ははは....」
....はっ! また失礼なことを!! 「いいって! よくいわれるし....ははは....」
....ん~む、いたってふつうに食えるんだが、いったいなにがいかんのか?
「....お兄さんこれも!」 んん? これは....マシュマロ? 「ぜひ! ぜひ!」
....んんん....ミント味を練り込んだ空色のマシュマロに砕かれたチョコチップが程よく心地いい歯ごたえを与え、かつ鼻に抜けるその爽やかな風味はやがて訪れるであろう春の嵐を予感させつつ....こっ! これは....いいものだっ!! 「兄さん!! 兄さんは....やっぱり....あなたはいいひとだっ!!」
そ、そうか!? 「そうだ! いいひとだ!! ....これがあの可奈美の兄さんとは....もったいない!! わたしがもらう!!」....はい!?