俺の妹ときたら....   作:ばなナイン

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えーと....どうぞ....


*誤字訂正いたしました。「銀太」さんご指摘ありがとうございます。


鎌倉へQO! かんけつ!!! さらば妹たち!?

「六つか....」「見たことの無い物も....」「私、全然判らない」

 

沙耶香さんはともかく、姫和さんも判らないというカップラーメンは、恐らくご当地もの....その地域限定物にプレミアが付くか知らんが、少なくとも沙耶香さんには普通のカップ麺のほうがいいだろう。もし貴重品だったら....いずれは食べるもんだけど....

 

「これ! これは初心者向き! この縦長のカップ麺は世界初と云われるカップ麺で! これはヨーロッパの某小国に派遣されたこの国の警部と機動隊員が夜勤中にズルズルと啜っている処をドキュメンタリーで公開され、一躍大ベストセラーとなったという伝説のカップ麺なんだ!」

 

「おお! 私も観たぞ! その映画! 最後は一介のドロボーが姫様のハートを盗んで去っていくという! ああ~! 女性だったら一度は憧れるぞ! あのシチュエーション!!」

 

「いつになったら、食べられるの?」「「・・・・・・・・」」

 

「そ、そうだな、作ろう! 私はキッチンでお湯を沸かす!」「つくりかた、みせて」「ああ、ただ、紙の蓋をここまであけて、お湯を注ぐだけ。あと三分おまちっ! ってとこ!」

 

「沸いたぞ! 兄さん!」「よし! ここに注げ!」「ラジャーっ!」

 

息ぴったしだ....共通の後ろめたさがあるとこんなに共闘できるものなのか....

 

「おいしい....」「「ふぅ~・・・・・・・・」」

 

試練は去った。去ったよな? 後は可奈美の洗濯物を取り込んで来るだけかな?

 

「それなら兄さん、今度は私が取って来る」「いいのか?」

「任せておけ! これでも私は兄さんの戦友だ!」

 

なんと頼もしい....我が妹もこのぐらい甲斐甲斐しくあって欲しかったのに....

 

 

 

「お兄さん....」「んー?なに?」「私、役にたった?」「おお、勿論!」「ほんと....?」「ほんとほんと!」

「実の、妹みたいに?」「まあ、実の妹がアレなんだが・・・・」「じゃあ、その、あの....」「ん?」

「さっき....みたいに、ん。」「えーと・・・・」

 

アタマを差し向けてきた....つまりこれ、撫でてくれ、という....まあ、撫でるだけだし、いいだろう....へんもんじゃないし....

 

「んんん・・・・ふぅ....ありがとう。もう少し」

「・・・・はいはい。「あらあら! うふふ!」へ・・・・?」

 

「ん、舞衣、おかえり」「お、おおう! 舞衣さん! 久しぶり!」

 

「お久し振りです、お兄さん? 沙耶香ちゃんとこんなに仲良しになってたなんて、お兄さんのお出迎えを頼んでおいて良かった~! ね! 可奈美ちゃん!」「え・・・・」

 

「お兄ちゃん・・・・どおしてさやかちゃんの頭に手を乗せてるの・・・・」

 

「こ、これは・・・・そこにアタマがあったからだぞ・・・・」

 

「ふーん・・・・そこに頭があれば誰でもいいんだ・・・・」

 

「いや、そうじゃない! この部屋の片付けを手伝ってくれていただけだ!」

 

「そうなの....?」「見ろ! この見違える光景を! 「うん....」いま、洗濯物を姫和さんが持ってきてくれている。ちゃんと二人に礼をいえ!」

「うん....ごめんね、さやかちゃん、お兄ちゃん....」

 

「あああと、カップ麺ひとつ俺が貰ったぞ! 腹が減ってたんでな。ハハ!」

 

「なーんだ! お兄ちゃんが来るならもっとカップ麺買っとけばよかった! 一緒に食べられたのにっ! ね!」

 

「来るなら、て....今日が約束の日じゃなかったのか....」

 

「へっ!? 今日!? ははは....お兄ちゃんまたまた~! あれ?」

 

「やっぱり....すっかり忘れてると思って、沙耶香ちゃんに頼んでおいたの。もー可奈美ちゃんっ! たら!」

 

「....はは~! ゴメンゴメン! すっかり忘れてたよ~! それで担当地区のシフト? おかしーなーって!!

ハハッ!」

 

「はぁ....俺は一体どれだけコイツに振り回されなきゃならんのだ....」

 

「おにーちゃん? 大丈夫だよ! お兄ちゃん可奈美がついてるから! いつでも安心だよー!? ねっ!」

 

「そう、可奈美、こういう子」

「わ~! さやかちゃんに褒められたのって初めてー! ありがとー! さっやかちゃんっ!!」

 

「「「・・・・・・・・・・・・」」フフフっ!」

 

もういい・・・・可奈美はこう云う奴だ・・・・でもにくめない、みんなに可愛がられるカワイイ妹だ・・・・さて、ほとぼりも冷めて、めでたし....

 

「OH! にてないおニーサンが来てる! て? ヤッパリ! カナミンのおニーサンっ! ひっさしぶりデース!!」 ギューっ!! 「ねねー!」

 

あああ・・・・終わったともったら・・・・最終爆撃・・・・意識が遠くなる・・・・

 

「お兄ちゃん・・・・ひさしぶりって・・・・エレンちゃんと・・・・どおして・・・・」

 

「カーナミーン! おニーサンとワ高校で逢いましター! あの時もこうしてたデース!」

 

「おい、エレン....衛藤の旦那、もう○にかけてるぞ....そのぐらいにしとけ....おい、可奈美? お前もどーした?」

 

「うそ....お兄ちゃんとエレンちゃんが....やだ....やだ! ヤダーっ!」 ギュギューっ!!

 

「お兄ちゃんはわたしんだからーっ! 誰にもあげな~いっ!!」

 

「WOW!! ウツクシキ兄妹愛デースっ!!」「イヤこれは重症のブラコンだろ....」

 

「あらあら! ウフフ! こういう二人、久し振りっ!」「面白がってんぞ、舞衣のやつ....」

 

「可奈美、大人気ない。減るものじゃなし」「へるのーっ! お兄ちゃんとの時間がへるの~っ!! もう誰にもあげな~いっ!!!」

 

えーナニナニ? 衛藤さんが? キャーっ! 衛藤さんがオトコのニトに~!! ホント? ほんとほんと!!

うわ~!! すご~い!! あの衛藤さんが男の人に泣いてすがってる~! きゃーキャーキャ~っ!!

 

「おい、こいつは可奈美の兄貴だ。誤解すんな....」

 

へっ!? じゃあ! 兄と妹の禁断の恋路!? うわ~! それ好物だわー! えー! どんなどんな!?

衛藤さんのお兄さんでしょ!? じゃあじゃあっ!!

 

・・・・・・・・・・・・にてない・・・・・・・・・・・・

 

ああ....そうでしょうとも....このフツ面では折角のロマンスがパー....このまま意識が消え去る前に....姫和さん、アンタ、この様子を遠くで観て逃げたな....なにが戦友だ....ああ....こうして、妹に振り回される俺の人生は終わるのか....最後の最後に可奈美に泣き付かれながらの最期、ブラコンの兄として一片の悔いなし....ガク....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




第三部、終了です....

UA2800! 先週だけで2000....! ですか....すごいですね....ありがとうございます....

あと一部、でこのシリーズを完結させるつもりですが、これが中々難物で....いつになるかわかりません。

とりあえず、ここでお別れとなります。皆さん、ありがとうございました!
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