日が空いていますが、ちゃんと投稿するように心掛けてます。
気がつけばUAが5000を突破していました。ありがとうございます。
これからも精進していきますので、是非ともお付き合いくださいませ。
第18話です、どうぞ!
明久side
清涼祭の出し物が決まってから本番前まであっという間だった。まずテーブルと椅子を調達して会場のセッティング、それから衣装作成、提供メニューの選定を行なった。合同出展の発案者である渚がAクラスとFクラスを行き来し、僕と省太はそれの手伝いをしていた。衣装の方は予定通り作成でき、提供メニューも試行錯誤しながらも決定まで漕ぎ着けた。
メニューを考案しているとき、須川くんがとても生き生きとしていた。自分の得意分野とあって気合が入っていたのだろう。……まぁ、それ以上に渚が気合入っていたみたいだったけど。
何だかんだで準備も進んで、清涼祭開催の日を迎えた。
明久「これでよし……っと」
雄・省「「明久」」
明久「あっ雄二、省太」
雄二「そっちはどうだ?」
明久「バッチリだよ。2人は?」
雄二「俺の方も終わったぜ」
省太「こっちも問題ないぞ」
渚「ぼくもOKだよー☆」
この日僕は調理組、省太は設営組、渚は衣装組のリーダー、雄二は全体の統括とそれぞれ持ち場についている。
模擬店の名前は、『中華喫茶
衣装は男女共に中華風ウェイター、ウェイトレスといった装いで統一感を出した。
ちなみに秀吉がウェイトレスの格好をしているのは、Fクラスに女子が足りないという理由からだそうな。
余談だが、Aクラスの和風喫茶の衣装作成も並行して行っていた為、本番に間に合わなくなりそうになったのはここだけの話だ。
須川「吉井、渚」
渚「須川くん?」
須川「試作品で胡麻団子と杏仁豆腐を作ったんだが……、味見を頼む」
そう言って須川くんが、胡麻団子と杏仁豆腐が入った皿を乗せたお盆を持ってきた。Fクラスでは数少ない料理ができる男子とあって、その調理技術は中々のものである。
明久「わかったよ、どれどれ……」
省太「須川、これ俺たちも食っていいのか?」
須川「ああ、いいぜ」
僕が胡麻団子を食べるのに続いて、省太とサヨちゃん、雄二と秀吉、渚は杏仁豆腐に手を伸ばす。
省太「おっ、美味い! 甘すぎないのもいいよな」
サヨ「本当だね。外はカリカリ、中はモチモチでアクセントが効いてるし♪」
秀吉「この杏仁豆腐も、柔らかい食感で美味いのう」
雄二「ああ、程よい甘みだ」
渚「バッチリだよ、須川くん(ブイッ)!」
2品の出来に、みんなが好評価している。
明久「これだけのクオリティなら安心して提供できるね。本番も期待してるよ、須川くん」
須川「任せてくれ(グッ)!」
提供メニューも準備万端。後は開始時間になるまで、それぞれのチームで最終確認を行った。
そして……。
“♪ピンポンパンポーン♪”
『これより、清涼祭を開催いたします』
清涼祭開始を告げるアナウンスが流れた。
明久「今日はかなり忙しくなると思うけど頑張ろう、みんな!!」
『『『『おおーッ!!!!!』』』』
僕の掛け声にみんなが応える。清涼祭のスタートだ。
『いらっしゃいませ、何名様でしょうか?』
『こちらの席へどうぞ』
『ご注文は何になさいますか?』
『ありがとうございました、またお越しくださいませ!』
開始から1時間しか経っていないのだが、もの凄い盛況ぶりを見せている。僕たちが想定した以上に客の入りが良く、待ち時間も発生しているけど順調な滑り出しだ。
省太「明久、そろそろ時間だぜ」
中華服を着た省太が声をかける。
明久「いよいよだね。行こう、省太」
渚「明久、省太。ぼくも行く!」
渚も側へ寄ってくる。
省太「渚は奈子と出るんだろ?」
渚「もちろんッ!」
明久「僕と省太はCブロックだけど、渚と奈子ちゃんは?」
渚「Bブロックだよ」
明久「まずはベスト8を目指すよ。絶対勝ち残ろう!」
渚「うんッ! 2人もね☆」
明久「じゃあ雄二、しばらくお願いしていいかな?」
雄二「おう、行ってこい」
こうして僕たちはそれぞれの会場へ向かった。
試験召喚大会 Cブロック会場
明久「さて、僕たちの対戦相手は……」
省太「岩下さんと菊入さんか……」
岩下「よ、吉井くんと反田くん!?」
菊入「気を引き締めて行くわよ、律子……!!」
1回戦の相手はBクラスの岩下さんと菊入さんだった。2人は最初の相手が僕たちだと知って警戒している。
『これより試験召喚大会を始めます! なお、3回戦までは観客は居ませんので、気楽にどうぞ!』
大会開始のアナウンスが流れた。今回の立会人を務めるのは、数学担当の木内先生だ。
木内「では双方、召喚してください!」
岩・菊『『
数学
Bクラス
岩下 律子:281点
菊入 真由美:269点
明久「省太。岩下さんと菊入さん、前より点数上がっているね」
省太「遥祐の教えもあるけど、1番はあの2人の努力だろ」
明久「そうだね。僕たちも召喚しようか?」
省太「ああ……」
明・省『『
数学
Fクラス
吉井 明久:527点
反田 省太:512点
現れる僕たちの召喚獣。双方の召喚獣を確認すると、
省太「明久。お前の召喚獣、そういう装備なんだな」
僕の召喚獣は武器が木刀から大太刀に変わっていて、サブ武器に2丁拳銃を腰のホルスターに装備している。そして服装はというと、
省太「草○京? 気に入っているのか?」
明久「それを言うなら省太もでしょ? 服装がカ○・○スクで、武器はスライプナーじゃん」
省太「ふっ、否定しねぇよ」
以前の改造学ラン(黒)から、K○Fシリーズの草○京(オ○チ編)の服装で、日輪の部分は『明』となっている。
省太の方は、ギル○○ギアシリーズのカ○・○スク(青の部分は水色)の衣装で、武器はバー○○ロンシリーズのテ○ジン(オ○○リオ・○○グラム版)のスライプナーだ。
後はマントが追加されている。
菊入「だ、代表並の点数じゃない……!」
岩下「弱気になっても仕方ないわ! 真由美、全力で行きましょう!」
菊入「うん、律子ッ!」
省太「いい気迫だ。なら俺たちも、その気迫に応えよう!!」
明久「立ち向かうからには、本気で戦うよ!!」
結果の方だけど、1回戦は僕たちの圧勝だった。
岩下さんと菊入さんは負けてしまったが、全力を出して悔いはないという感じで、2人からは「絶対に優勝しなさいよ」とエールを送られた。
渚「やっほー、お疲れ2人とも☆」
明久「お疲れ。渚たちも勝った?」
奈子「もちろん! 私と渚くんがここで負ける訳ないでしょう?」
省太「この調子で頑張ろうぜ」
まずは1回戦突破。試験召喚大会も清涼祭も、まだまだこれからだ!!
to be continued……
少し短いですが、今回はここまでとなります。
次回はあの2人が登場する予定です。
また次回、お会いしましょう!