バカとテストと僕たちの楽園   作:ウォーズ -IKUSA-

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こんにちは・こんばんは、エクシリオンです。

準決勝ではありますが、短いので消化試合のような印象かもしれません……(汗) その点はご容赦ください。

第26話です、どうぞ!


第26話 試験召喚大会 準決勝

明久side

 

 

決勝トーナメント第3戦、第4戦も終了してベスト4が決まる。その顔触れは僕と省太のペア、渚と奈子ちゃん、葵先輩と雅春先輩、そして……、常夏コンビだった。

 

明久「予想通りの面子になったね。どのペアが来ても驚かないよ」

 

省太「できれば常夏コンビと当たらないのが、理想だな」

 

明久「うん」

 

こんな話をしている間に、準決勝の用意ができたようだ。

 

 

すみれ『試験召喚大会もベスト4まで絞れました! これより準決勝第1試合を開始します! 選手のみなさんは入場してください!!』

 

 

 

西村『西side。2年Fクラス、吉井明久! 反田省太!』

 

僕と省太は西村先生のアナウンスで、フィールドに立つ。

 

西村『続いて東side。2年Aクラス、佐々木奈子! 2年Fクラス、上運天渚!』

 

 

省太「渚と奈子か……」

 

明久「これも順当……ってヤツだね」

 

僕たちに続いて、2人も向かい合うように立つ。

 

 

西村「対戦科目は……、保健体育。用意……始めッ!!」

 

明・省・渚・奈「「「「試獣召喚(サモン)ッ!!」」」」

 

 

 

 

 

保健体育

 

Fクラス

 

吉井 明久:546点

 

反田 省太:522点

 

 

Aクラス

 

佐々木 奈子:351点

 

Fクラス

 

上運天 渚:639点

 

 

 

 

 

明久「じゃ、やろうか」

 

奈子「ええ!」

 

渚「行っちゃうぞー☆」

 

 

 

“シュッ!!”

 

“ガギンッ!!”

 

僕たちは突撃し、互いの武器をぶつけ合う。召喚獣の操作技術では、学年でも最上位に位置するペア同士の戦いだけあって、戦況は膠着状態に陥っていた。

 

省太「これじゃ埒があかないな……。退がれ、明久ッ!」

 

明久「わかった!」

 

省太がスタングレネードで渚たちの動きを一時的に止め、砲撃形態(ラジカル・ザッパー)の照射ビームで決着を付けた。

 

 

西村『それまで! 勝者、2年Fクラス吉井明久! 反田省太!』

 

 

 

 

 

『『『『『うおおおおおおおおおおおッ!!!』』』』』

 

 

 

 

すみれ『準決勝第1試合の勝者は吉井選手、反田選手のペアでした。意外と余裕がある様にも見えましたが……。神代くん、今の試合はどうお考えでしょうか?』

 

遥祐『ええ……。長期戦では不利だと考えた結果、短期決戦に持って行った……。この試合運びを見る限りだと、そう感じましたね』

 

すみれ『なるほど、そうでしたか』

 

事情を知っている人からすると白々しいコメントだが、新野さんは特に怪しむことはなかったようだ。

 

省太「勝ったは良いけど、素直に喜べないな……」

 

渚「仕方ないよ。ぼくだって本当は勝ちたいんだけど、奈子ちゃんを暴走させる訳にはいかないからね。結果的にはこれがベターだと思ってる」

 

奈子「気にしないで省太。それでも納得できないなら、また今度ちゃんとした条件で戦いましょう」

 

省太「2人共……」

 

渚「ぼくたちの役目はここまでだね。明久、省太。何があっても負けないでね」

 

明・省「「当然ッ!!」」

 

 

決勝戦に駒を進めた僕たちは、相手が決まるのを待っていた。それからしばらくして……、

 

 

 

 

すみれ『決勝戦に進んだのは常村選手・夏川選手のペアです! これにより、決勝戦は吉井選手・反田選手のペアと、常村選手・夏川選手のペアに決定しました!!』

 

 

明・省「「な、なんだって!?」」

 

 

新野さんのアナウンスを聞いて、驚いた。常夏コンビの相手は葵先輩・雅春先輩のペア、あの2人が負けるハズがない。そう思った僕たちは葵先輩のもとへ急いだ。

 

明・省「「葵先輩ッ!」」

 

葵「あら、明久くんと省太くん。決勝進出、おめでとうございますわ」

 

省太「あ、ありがとうございます……じゃなくて! 一体どうしたんですか、これは!?」

 

葵「わたくしたちの対戦科目が英語だったのですが……、高城くん(あのバカ)がやってしまったのですわ……」

 

省太が問い詰めると、葵先輩はため息を吐いてこう答えた。詳しく話を聞いてみたら、カッコつけて自分の名前を英語で書いたところ、スペルミスで無得点になってしまったらしい。マジで何やってるんだあの人は……。

 

明久「それで、雅春先輩はどこに?」

 

葵「今控え室で正座しています。良いと言うまで動くなと伝えていますわ」

 

明久「そ、そうですか……」

 

葵先輩は笑顔だったが、内心相当怒っていたのが伝わって来る。雅春先輩が気の毒だが、こればかりはフォローしようがない。

 

葵「成長した2人がどこまで強くなったか確かめたかったのですが……、それはまたの機会としましょう。あなたたちの優勝、期待してますわ」

 

明・省「「はい、絶対優勝してみせます!」」

 

ある意味では『予定通り』と言える展開に不気味なものを感じたが、葵先輩の激励を受けると少しは気楽になった。

 

 

 

省太「あとひとつ……、だな」

 

明久「うん。油断しないで行こう」

 

言葉は少なかったけど、やるべきことを改めて確認し合った僕たちは控え室へと戻って行った。

 

 

明久side out

 

 

 

 

 

 

 

???side

 

 

???「やはりあの2人が勝ち上がって来たか」

 

俺は教頭室のモニターで試験召喚大会の様子を見ていた。予想はしていたが……、つくづく忌々しいガキ共だな。

 

???「だが、ヤツらの快進撃もここまでだ。常村と夏川が腕輪の力であの2人を打ちのめす。そしてアイツらが優勝すれば……、俺の野望は達成されるというモノだ、クックックッ……!!」

 

モニターに映る吉井と反田を見て、俺は不敵に笑うのだった。

 

 

???side out

 

 

to be continued……




以上、第26話でした。

次回はいよいよ決勝戦。悪党が成敗されるときが近いです。

あと、活動報告にてキャラクター募集を行っておりますので、興味がありましたら、是非そちらもご覧くださいませ。

では、また次回にお会いしましょう!
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