筆者は文才がないのでネタが分かっても怒らないでください(泣
どうやらうまくいってホッとする。
まさかここまで作戦にはまるとは。
「・・御子殿、うっとりと見ていないで参戦されよ。」
「お疲れさまでした土の精霊王様。」
「まさか御子殿が発案されたこの作戦がこれほどの被害を敵に与えるとは。」
「それもこれもすべて現場で頑張ってくれた精霊さん達と王のおかげです。
-12年間-お疲れさまでした。
最後の仕上げをしてくださりありがとうございました水の精霊王様。」
今作戦は一朝一夕で成されたものではなく、大戦が始まった時期でもない。
ゆうに12年の歳月がかかっている。
三神達よりもこの世界の大戦時の魔王軍の動きを知っているティファが発案をした。
「鬼岩城という巨大な城対策をしましょう。」
どこにあるのかまでの場所はよく知っているが、いかんせん手が出せない。
出してもどう倒せばいいのか、うかつに手を出して原作とは違いすぎる動きを魔王軍にされても困る。
ならば鬼岩城が動く時、すなわち大戦時パプニカを襲ってくるときの方に罠を仕掛けてしまえばいいと。
「日本は地震大国なのです。」
世界には火山活動・ハリケーン・台風・寒波・酷暑もあれば当然地震もある。
しかし日本は世界からも地震大国と名高いほど頻繁に起きる。
しかもだ、近年は二次被害の方がでかいときている。
ニュースでよく見かけた光景をこちらでは人助けに使わせてもらうことにした。
それは液状化現象。
本来ならば地下からの振動で、海や湿地を埋めた地下水位の高い場所におこるものである。
確かにこの世界にも地震があるが、埋め立て地はないので一度として起こったことはない。
今回鬼岩城が埋まった場所も岩盤がしっかりとした土地だった。
ならばなぜ起こったのか、簡単な話で人為的に液状化現象を引き起こした。
種は簡単で、頑丈な岩盤の性質を土の精霊王とその眷属の精霊達が粘土質の性質に変えてそこに水の精霊王と眷属達が地下深くから地下水を高く上げ、そこへ巨大な鬼岩城が足を下すだけで地震の振動代わりとなって自然の罠の完成である。
簡単だが難しくもあった、水の水位を上げるのは鬼岩城が動き出したのを察知した時に上げれば間に合うが、土の性質はそうもいかない。
それも鬼岩城が来る範囲は予測しづらく、ざっくりと海から上陸してくるというも情報しかないうえに、予想場所は河口付近で頑丈な花崗岩でできている。
作戦をきいたときは却下されかけたがティファの執念が勝った。
「一年・五年が無理なら今から始めればいいでしょう。」
精霊の上位種ともなれば人間に変化できる者もおり、土地を少しずつ買っていけばいい。
資金は今まで貯めていた財宝の一部を売れば事足りるのでお金は問題なかった。
問題は常日頃より人間を低く見ている精霊たちからそんなことをしたくないと反発を食らった方であった。
目の前に危険も兆候もないので、未来を話されてもピンとくるものはなく当然といえばそれまでであったが、そこは三神達が本気の説得で通した。
今から自分達が行うことは単に大戦を天界と地上を勝たせるという単純なものではない。
その為にも地上の被害が少なければ少ない方がいい。
その為に三神達は本気で頭を下げ、それに慌てた各精霊の王達も説得に加わり作戦が始められた。
鬼岩城の来る位置の土地に住み着き、パプニカの住人と挨拶をする程度で漁師町を作った体にしてそこそこ市場にも顔を出しててパプニカ国を欺くのに腐心をしつつ夜中にせっせと土の性質を変えていく努力は決して並大抵ではなかった!
なので今パプニカ上空はプチお祭り騒ぎとなっていたる。
「そのまま全て沈んでしまえでくの坊!!」
「やったぞ!我たちの区域にまんまと嵌りおったわ!」
「あ~・・あともう少し右なれば自分達の・・」
「それでも構わん!!ざま見ろだ!!!」
日頃は高尚なるものを自負している精霊たちが、鬼岩城が罠にはまったのを見て喧しく騒ぎ、普段ならば一喝で窘める王達も笑って見守っている。
いかに納得をした事とはいえ12年の歳月は長かった。
本来ならば自分達にとっては瞬きほどの時間であっても、人間の真似事をしていたせいか数百年ほどに感じられていたのだ。
その苦労が今報われたと、鬼岩城の遥か上空でお祭り騒ぎになるのは無理からぬことだった。
水の精霊達も気持ちはよくわかり、土の精霊たちと喜びを分かち合い労って益々賑やかになる。
さて、後はガルーダでダイ兄迎えに行くかな。
ティファは精霊たちにお礼をしつつ、ロン・ベルクの小屋に張り付かせた式バトで小屋の中の様子を見つつ算段をする。
剣の完成まであとわずか、ギリギリまで鬼岩城の動向を見るために空飛ぶ靴で上空待機をしていた。
鬼岩城をすべて埋めなかった理由はダイが内部に入り込み誕生したダイの剣で鬼岩城を真っ二つに斬るお膳立ての為。
あれをした方が各国の王達と世界に向けてのアピールになる。
勇者ダイとその一行は紛れもなく世界の希望となる本物の勇者一行なのだと。
兄の実力を信じてお膳立てをしたところで終わります。
精霊たちの設定は筆者オリジナルで、そおいった設定がちょこちょこと出ます。
なお主人公が精霊の王達に御子殿と呼ばれるのは、王達が三神から主人公の正体をあらかじめ伝えているために神々の御子と王達が位置付けたからです。
うまく書き切れていればと思います。