先に謝罪掲載する小物な筆者です。
またタイトルはあえて平仮名表記にしました
この場にティファがいればこう思っただろう
ブロックの脚にヒビ入れたのだから、メドローアを避ける為に土中に仲間を埋める事は出来まいと。
実際にブロックは立ち上がることが出来ず、メドローアの速度が速すぎ王を守るためのキャスリングを仲間の為に使おうにも間に合わない!
ダイ達はそんな事は知らなくとも、あのタイミングであればポップの言う通り勝ったと思いポップに駆け寄りダイが飛びつくのを皮切りにポップは揉みくちゃにされる。
「やったねポッ・・・・・・」
ドン!!!
誰もが勝ったと思った瞬間、光の塊が先程ヒム達がいた場所よりも後方の場所に降りて来た。
光が収まり現れたのは・・・
「う・・・嘘だろう・・・完全に決まったはずなのに!!」
驚愕するポップの目の前にいるのはヒム達だった。
完全に消し去った積りであっただけに満身創痍とは言え生き残ったヒム達に驚愕するのは無理はない。
ブロックは完全に両足が消えと、アルビナスも下半身の一部が削り取られ無傷なのはフェンブレンたった一人であってもだ。
「へっへっへ・・・ティファに感謝しねえとだな。」
「な!!なんでティファに・・・」
「以前あいつが俺にキメラの翼くれてな。無くさないように体内に埋め込んでおいたんだよ。」
死の大地に自分が戻るのに使ってくださいと渡されたキメラの翼。ティファを思うよすがとして体内に自分で穴をあけ埋め込み、主にその旨を伝えたところとても呆れられながら治療してもらったが、まさかここで役に立つとは思はなかった。
咄嗟にキメラの翼の事を思い出し、死の大地に逃げ帰るのをよしとせず先程の場所よりも後方を思い浮かべて発動すれば、果たして翼は一旦上空に自分達を連れて行き、指定した場所に再び戻された。
仲間の傷は重傷だが、それでも戦う術はまだある!!
「皆、気を引き締めて行こう。」
ダイはヒムの底知れぬ闘志にすでにパプニカのナイフを構える。
敵が弱っていると侮ることが命取りだとピりつく肌が教えてくれる。
「へっ!大呪文ただ見させるわけにはいかねぇな。」
「その通りだな。情報料はしっかりと頂こう。」
「悪いけど、ここで・・・」
「うむ、決着を付けよう!」
ダイの言葉にポップ・ヒュンケル・マァム・クロコダインも構え、第三ラウンドをヒムが告げようとした時、気配なく滑り降りる様に空から降りたち双方の間に割ってきた者がいた。
「双方そこまでにすることをお勧めしますよ。」
先程の鋼の剣ではなく、雪白を左肩に担いだティファであった。
予想より親衛隊達にダメージ与えられなかった。
今のポップ達ならもしかしたらここで決着つくのではないかと踏んでいたのだが、式鳥で見たのはほぼ自分が知っている展開になったのが残念だ。
せっかくロン・ベルクとの特訓時にタイプの違う者同士の戦い方を学んだのだからここで生かせると思ったのだが、相手もさるものだった。
ちなみにティファが見れたのは手当てがひと段落した後なので、戦いの中盤辺りになってしまったと本人はがっかりしているが、始めから見ていたら怪我人の手当てをしながら様々な意味で恥ずかしくなって大絶叫間違いなしであっただろうから不幸中の幸いと言えよう。
「ようティファ!お前さんがくれたキメラの翼で命拾いしたぜ!」
「・・・・貴方あの後どうやって死の大地に帰ったんですか?」
「あん?そんなの泳いで・・・そういえばここじゃなかったか!俺とお前がハドラー様の事で話してたの。」
「おや・・・・・ああ、確かにここでしたね。」
奇しくもここはハドラー大好きっ子たちが大盛り上がりに盛り上がった場所だった。もうすし言えば、ポップが消し飛ばした岬であったが。
ゴン!!
「・・・ったい!・・・・げ・・・・・」
ヒムと話していたら頭叩かれ振り返った先に見たのは怒り狂うダイ兄達!!!しまった!細かいところ隠してヒム情報だけ強調してたの忘れてた!!
「ティファ帰ったらOHANASIしようね?」
ああ!ダイ兄!!顔が勇者様がしたらいけない顔してますよ!!
笑っているのに目が笑ってない!!ラスボスキャラの顔しとる!!!
ダイ達としてはティファのお願いはともかくもうスタンドプレーを許すのも限度が来ていたので、この後は一行全員で囲い込むかと慈愛のマァムをして算段させていただけにヒムの話は看過できるものではない。
「あ・・・来ましたか・・」
ダイ達に弁明しようとしたティファは、何かを感じ取り眼鏡をはずし、再び雪白を担ぎヒム達の方に向き直る。
妹の行動にダイも切り替え、ポップ達も構えたところにヒム達の側にルーラの着地音が鳴り響き、舞い散る砂粒が収まり見えたのは・・
「ハドラー⁉」
「ハドラー様⁉」
親衛隊がキング、魔軍司令官ハドラーが直々のお出ましにたった一人を除いて驚愕をした。
「ハ、ハドラー様・・・」
「アルビナス、戦況はどうなっている。」
自分達が役に立たなかったからハドラー自らが来てしまったのかと、副官として人を全うできなかったと深い悲しみの中でハドラーに声を掛けたアルビナスに、ハドラーはヒム達を庇うように前を向いたまま戦況を尋ねる。
「ハドラー様?悪魔の目玉では・・・」
「その悪魔の目玉が最初にティファが降り立った辺りから映らなくなった。」
全ての悪魔の目玉どころかミストが忍び込ませていたシャドー・ゴーストの類からの報告も一斉に途切れた。
こんな常識外の事を引き起こすのは自分が知る限りただ一人!!
「ティファ!貴様何か・・・」
ドバシャン!!!!
したかと言う前に濡れたタオルがハドラーの顔面、それも両目にクリーンヒットした!!
「こんの嘘つき魔王!!最低魔王!!確約破りで地獄に落ちちゃえ大馬鹿魔王!!!!」
戦端が再び、それもハドラーとやりあう気かと敵味方双方に緊張が奔る前に、ティファは力の限り怒鳴る。
何だと!!
「どういう意味だティファ!!この篩は前々からダイ達の前でも宣言してた通り・・」
「嘘つき!!その宣言の時貴方は私達に確約した!!!」
決して非戦闘員を殺さない
「そうだ、そして俺はそれを親衛隊達全員にも伝え・・・」
「そしたら!どうしてドックで働いていた職人の人達が大勢死掛けているの!!!!」
「・・・なんだと・・・」
ノヴァと自分がいなければ、瀕死の重体どころでは済まなず、ほぼ全員が今日の夕刻前に亡くなっていたと断言できる。
悪魔の目玉を消したのは自分やノヴァ、ダイ達の実力を隠す為であったが、メドローアが放たれた直後に新たな目玉達が上陸した気配が伝わってきていた。
それはミストが情報収集の為、またハドラーが篩終了宣言の為に映像を送る為と分かっていたが、式で感知した時ノヴァの許可を貰い海岸に行き全て消してからダイ達の下に降り立った。
戦況が分からなければ、ハドラーなならば部下たちを案じてくるかもしれないと。
確約を貰った時には嬉しかった、
なのに!実際には・・・・・
「確約破りする今の貴方なんて!!変質者死神さんよりも最低だ!!!!!」
ティファは全身で叫び上げる
大嫌い!!!!
ハドラー大好きっ子なだけに、裏切られた思いでぶちぎれた主人公でした。
次回確約破りの真相と落とし前編になります。