勇者一行の料理人   作:ドゥナシオン

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最後の戦いに・・

【・・・あの子は我等の力及ばぬばかりに・・】

[ああもぅ仕方がないよ!!いい!あの子がその身を犠牲にして稼ぎ出した時間は有効的に使わなくちゃぁいけないんだ!!泣き言繰り言一切ご法度だ!!!]

『然り・・・・我らの悲願達成の為にあの者が出来得る限りの事をしてくれているのだ。無駄にする事こそあの者に対する侮辱ぞ。』

【すまぬ・・・最早繰り言は言わん。六芒星への仕込みはどうなったおるかの。】

『バーンが発動するのが先か、その前に我らが乗っとるかは五分。もしかしたら寸前になるか・・・』

[全てはあの子次第か・・・まったく、こんな綱渡りみたいな事しないと救ってあげられないってどんだけなんだか。]

『先代も・・・・まさかあれ程の事になろうとは思われ・・・』

[見積もりが甘いんだよ!!そもそもが一人で三界仕切ろうとしていた事自体が無理だったんだよ。冥界と精霊界の二柱を、運命と時間の因果関係の神も二柱とそれぞれサポートの神がいたのにどうして魔界が地上界にあったからって人・魔・竜の神を兼任しようとしたのかな?もう意味分かんないよ。]

【・・・・あの方は若かりし頃は本当に-全て-に対応できる万能なお方であったのだよ。】

『それが全ての種族を見られると思いあがられたか・・・』

[ふん!それで当時弱かった人とその近くでしか生存できなかった弱い種に肩入れしすぎて不満爆発寸前にさせてたら世話無いよ・・・・こうして十万年経った今もそのツケを支払わされているんだから魔界側が地上と天界消したいって言っても当然だよ。]

【これ!お主もその天界の・・・】

『いずれにしても、地上界と天界の消滅は阻止せねばならん。』

[・・・・そうだね・・・そして。]

【うむ、魔界もその時に・・・】

[それ以前に人死にを絶対に出さないようにしないと。一人でも出たら・・・人間は-彼等-を・・・」

『案ずるな、闇の精霊王と眷属達が首尾よく託宣を浸透させている。有人の所は後リンガイアとバルジ島と最後はあそこであったな・・・・光の精霊王は今六芒星の落ちる土壌に-細工-をしている。-我等の最後の仕事-の為に・・・』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バーンが地上界と天界の消滅への最終手筈を整えているその時、遥か彼方の高次元でもそれを阻止せんとし様々に暗躍している者達がいる。

 

ティファが、地上界を救う為だけであればここまでまだるっこい事をしてはいない。敵を倒し、魔界の現状を知り憂う事をしていない。

ただ大魔王の首を落とす斬首作戦のみを敢行していればいいのだから。

 

だがそれでは救えない者達がいる事を打ち明けられたティファは、迫りくる敵からこの世界を守りつつも、-助けたい人達-が増えすぎた。

 

助けると誓った約束を果たす為には、-力-だけの勇者一行では駄目だ。

-どのような者達-であれ、本気で救いを求める者達を救う一行でなければ助けたい者達をも殺してしまう。

 

-自分達-の望んだ事は愚かなのかもしれない、傲慢なのかもしれない。甘い戯言の度という生易しいものでは無い。完全に狂人の戯言と同義語。

 

それでも願ってやまない。

 

私達は守りたいんだ

この-世界全て-を

 

 

あぁ・・・・眠いし体が辛いな~。全身ズタボロにされて自分でもボロボロになる原因の事をしたんだから仕方がないのだけれど。

 

でも望みの為にも目を開けたら・・・

 

 

「知らない天井だ。」




今宵ここまで・・・・・


短いですが久々の登場をしました。

勇者達の方も落ち着いたので、数話ほど主人公の現状と捕虜生活を書かせていただきます。

勇者達と並行して書ければいいのですが、そこまでの能力が筆者にはないのでどちらかサイドになるのをご容赦ください。

出来る限り簡素にして本編たる勇者サイドの話に返そうかと思いますが果たして・・・
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