・・・・あるいはいつものフラグ立てとも・・・
待って!-僕-も残る!!
・・・・・・ン、あなたは生きて
我等の分も生きておくれ愛おしい-息子-よ
父様!!母様!!!
・・・・-僕-はどうすればいい・・
・・・-僕-は何故生きてるの?何のために?お腹空いたよ父様・・・母様・・
あれを奪えば・・・-僕-は食べられる・・・・
-俺-のものに手を出すな!!これは-俺-のだ!!!
おい!-俺-の側によるな!!お前を助けたのはお前の為ではない!!勘違いするな!!単なる気紛れだ!!!
・・・・お前は何故-俺-に笑いかける?
-私-の所も随分と人が増えた・・・・お前と連れ合いと子供達だけで良かったのにな・・・
力を振るえばその辺の物も者もすぐ壊してしまう-私-に笑いかけるなぞ奇特なものだが、-私-の力及ぶ限り守ってみるか、お前も手伝ってくれ。
近頃お前のように-私-に笑ってくれるものが増えたな・・・・お前は年老いて笑わないが、-私-は覚えているぞ。
だから安心して旅立て、お前の子も増えていく子孫達も-私-の生ある限り面倒見よう。
瘴気の渦を見かけた?・・・・あれは確か古の浄化装置が今なお稼働して防いでいると聞くが・・・少し調べるか・・・・
放せ!!-私-の村の者達がまだ残っているんだぞ!!!放さぬか!!!!
・・・・何故瘴気がこの付近を飲み込んだ・・・・
己天界め!!!これでは・・・いつの日にか魔界は滅んでしまうではないか!!
何が慈悲深き神々が住まう天界か!!我等魔界を真綿で締める様に滅ぼそうとでもいうのか!!!!
魔界も魔界だ!!何故浄化装置が追いつかない程の瘴気が溢れている事に気が付かんのだ!!目先の土地で争う愚かな事に興じて、何故魔界一致してこの問題に取り組もうとしないのだ!!!
・・・・・・どうすればいい・・こんな時-お前-がいてくれたら・・・あぁ、お前の子供達と子孫達を守らなば・・・・策は必ずある筈だ
地上への亜空間の穴が開いていると?・・・行ってみるのも一興か。瘴気問題の解決の糸口になるやもしれん
・・・あれはなんだ?何故青色の色が-天蓋-を埋め尽くして・・・もしや!あれが破損した文献で辛うじて読めた-青色の空-とやらか!!ではあの宝石のように輝く者は・・・そこの男!!あの光っている者はなんだ・・・何故笑う!-私-は本気で聞いているのだぞ!!!
太陽・・・あれが太陽・・・・ここは空気が澄み渡っている・・・風も生臭くなく血の匂いが全くしない良いところだな
・・・男よ何故笑い続ける?
・・・・・太陽・・・・・あの美しさの価値も住み渡る風の価値も知らぬ愚か者共が!!!何があれはいつも空にあるものだ!!地上は・・・・己らが楽園にいる事すら知らぬうつけばかりか?・・・・あの太陽の価値を何故分からぬか!!
分からぬのらばそれでいい!!いつか魔界を統一するなり近い形になった暁には!
-余-が・・・・・・
ザァ~!!!!
待って!それじゃあ駄目なんだよ!!!奪うには大勢の命が無くなってしまうよ!悲しい事だ!いけない事なんだよ!!
「待って!!!!」
「ティファ!!!!!」
・・・・はぁはぁはぁ・・・・夢?今のは夢?
「ティファ!怖い夢見たの?それともやっぱりどこか痛いの?」
「あ・・・ダイ・・・兄・・・」
砂時計の砂が落ちきる前にティファは自ら目を覚ました。
背中まで汗みずくとなり必死の形相で跳ね起きすぐさまダイが妹の手を取る。
体のどこかの変調が悪夢を見せたのかと。
ゆ・・・め・・・夢な気がしない・・・夢でなかったというのなら・・・
-私-はずっと見ていた
-僕-が見知らぬ・・・・父様と母様が-敵-の襲撃から逃がしてくれて・・・其れから・・・・・その後に思う事を止めようとして必死に呼び掛けて・・・・
ティファはチウを降ろしてクロコダインの腕からするりと抜け出し、階段の階の上を見上げる。この先にはパレスの中央部があり尖塔の上に玉座がある。
あれは・・・-貴方-の記憶か・・・
誰の記憶か、ティファは本能的に理解した。太陽を欲した彼人の・・始まりはなんと過酷で、穏やかな人生も瘴気が狂わせていく様は悲しくて・・胸が張り裂けるほどに痛みを感じる。
それでも、止まるわけには・・
「ティファ!!!」
「・・・にぃ・・・・ん・・・うん。」
ダイの鬼のような形相に、そして周りを見回わせば心配した顔を向けている仲間に、ティファは悪いと思いつつ笑みが浮かぶ。兄と仲間達は自分の事になると直ぐに感情だってしまうのが・・・気恥ずかしくてそして嬉しい。
「大丈夫だよダイ兄~、皆も・・・・そろそろ行こう・・・・・」
止めに行こうと足を一歩踏み出したその時
カァァァ!!
ッ!!これは!!!
「魔法陣・・・ティファ⁉」
「違う!私じゃない!!!」
不意な事に、ポップはおろか、百戦錬磨のアバンもハドラー達も対処出来なかった。
・・・空間転移用の・・・・この模様と赤い色の魔法陣ははキルのだ!
一度亜空間移動以外の空間転移が使えるのか聞いてみせて貰った空間転移の魔法陣!とうとう死神が待ちくたびれた。
主の力を使わせず、亜空間では全員を纏めて呼ぶとなると今ティファ達がいる床に空間を開けてここに落下させてしまうが、魔法陣で纏めて呼ぶ事にした。
この時期の日没までは時間がかかり、待つのにはあらゆる意味で厭きが来たのだからしょうがない。
「ティファ!!」
「ダイ兄!!!!」
「ティファ!!!」
「あ・・・ポップ兄!!皆!!!」
おやおや、勇者君はお嬢ちゃんを抱きしめて必死だ。知らなければ無理も無いだろうけど、安心おしよ。
「・・・・キル・・」
「バーン様、直ぐに目の前に-全員-集合しますので戦支度を。」
「・・せっかちな事だ。」
バーンは待つつもりであったのにと呆れながらも、光魔の杖を取り出し玉座から立ち上がりもてなしの準備をする。
果たして数瞬後、魔法陣が玉座の目の前に現れ徐々に勇者一行とハドラー達の姿が・・・・
「・・・・あれ?」
「なんだ此処張っ・・・て!!疫病神!!!お前の仕業か!!!!」
「キルバーン!今日こそは貴様を壊して灰も残らず始末する!!!」
「待って皆!だからどうしてキルバーンさんをそこまで・・・・・あの・・・物凄い気配をした白髪の白い髭の人って・・・・もしかして!!!」
「あれがバーンよチウ!私達の後ろにいて頂戴!!ティファ!チウと・・・ティファ?」
「ディーノ様!!ティファ様!!!」
「いない・・・・!!!!!変態疫病神!!お前ダイとティファを!!!」
「なんで肝心の二人がいないのさ!!!!」
「「「「「はぁ⁉」」」」」
「お嬢ちゃんが弾いた?結界で・・・・」
「おい!俺達を此処に呼び出したのお前達だろ!!ティファとダイ何処やった!」
「・・・・・おらぬ・・・」
勇者一行とハドラーを呼び出し、ハドラーは元主君との因縁の再会を果たしながら、勇者達と共に激突をするはずが・・・・・肝心の勇者と料理人だけがいなかった。
今宵ここまで
誰の記憶か直ぐに分かってしまいましょうが・・・・筆者必死にぼかしたつもりです(-_-;)
さて、今作品の主人公二人は一体どこに行ってしまったのか。
何故二人だけいないのか次回にて。