勇者一行の料理人   作:ドゥナシオン

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初めてのif話しですが、よろしくお願いします。

読まなくとも本編とは全く関係ないので苦手な方はバックして大丈夫です。

駄竜王・場違いの大トカゲ・コイツ・クソトカゲさん、元の名前が書かれる事が希少になったこ奴を皆で仲良く倒してこう''`ィ(´∀`∩


-if-みんなで仲良く倒してこい

「皆さん急いで!!ダイ君とティファさんが移動始めました!!」

「皆んなチウ君の言葉聞こえたね!!返り血の点検と乱れた衣服の直し急いで!!」

「分かってる!」

「ポップ君は魔力と体力の回復薬飲んで頂戴!急がないと二人にバレるわよ!!」

 

玉座の間の端で、ティファとダイの動向を見張っていたチウが、二人に動きありを大声で全員に知らせ、キルが場を仕切っても誰も、それこそ勇者一行の誰も文句は言わずに言われた通りするという超ありえない事態になっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

ー遡ったヴァルザーの居城よりー

 

「な!!何故-お前達-が俺の居城にいる!!しかもお前達は!!!」

「よう冥竜王様よ~。-弟-と-妹-が受けた屈辱と流した涙の借りを万倍返しに来てやったぜ〜。」

「良くもティファとダイに・・・」

「貴様は絶対に許さん!!!」

「勿体ないが、ティファ様を穢さんとしたお前を!俺の槍の錆にしてくれる!!」

「覚悟しろ!!」

「まったく皆さん血の気の多い・・・まぁしかし、年貢の納め時という言葉をご存知ですか外道竜?」

「お前の顔も勇者らしくないが、確かに年貢の納め時だな。」

「・・・・・貴様の数々の行状を思えば生かして置く理由がない・・」

「き・・・貴様等正気か!!何故敵味方のお前達が・・・しかも魔界にまで来るなぞ!!!」

「-ティファ-に手を出さなければうち捨ておいたものを・・・・場違いな愚かなるトカゲ風情が・・」

 

ば・・・馬鹿な・・・・・馬鹿な馬鹿な!!!狂っている!!あの小娘に関わった者は全員が狂っていくのか!

 

 

 

 

 

 

-も少し遡ったパレスの玉座の間-

 

「疫病神!こういう時こそあの外道に厄を振りまけよ!!」

「キルバーンさん!!このままじゃティファさんが!!!」

「本当に失礼な子だね魔法使い君は!!チウ君の良い子さを満分の一でも見習い給えよ!!チウ君・・・・僕の空間ではあそこには・・・」

「・・・ティファ様・・・ん?ディーノ様がお起きに!!!」

「「「何だと!なんですって!!なんと!!・・・・・ダイ・勇者君!その外道竜ぶったおせ!!!!」」」

 

 

バーンの水鏡でヴェルザーの外道を見ている事しか出来ない、勇者一行と魔王軍代表達は、敵・味方関係の垣根を超えて起きたダイを共に声続く限り応援する。

 

「ディーノ様!!ティファ様が受けた屈辱の万倍のお返しを!!」

「ああ!ダイ!!鳩尾に拳叩き込むときはもっと抉る様に!!!中身壊す勢いで!!」

「拳を打ち込むときのスクリュウーが甘いぞ!!もっとひねれば中身ぶちまけられたぞ!!」

「そこで追撃して顔面踏んでしまえ!!」

「いや!紋章閃等の放出技で手足落としてからだ!!」

「・・・・甘いぞお主ら・・・・手足落として安全確保するのならばあそこで怯えているヴェルザー配下に報復させ、屈辱に塗れた所を一気に止めを・・・」

 

・・・・・魔界の神バーン様・・・・配下思いで魔界の為なら身を粉にしてご自分の名誉も情もお捨てになる方が・・・えぐい事をぼそりというのは怖いですよ?

 

マヒャデドスの冷気もかくやな程の寒気が、勇者一行に襲い掛かり一同凍り付く。

やっぱりこの人ラスボスなんだと改めて身に沁みた。

 

「やだな~チウ君迄そんなに怯えて・・・・もしかして本気でバーン様の言葉怖かった?」

 

主のえぐい一面など見慣れているキルは笑っているが、心の広いチウまで主の言葉に怯えて後ずさるのを見て思った。

 

そんなに酷い事バーン様言ったかな?

 

屈辱に塗れさせたとは放置してうち捨てる訳でも、鬱憤溜まってそうな魔界の者達の鬱積晴らしの玩具にしろとか言った訳でじゃぁないんだけどね?とどめ刺すんだから真っ当でしょうに。

 

この辺は地上と魔界の者の認識の差なのかなとか本気で思考が呆けているキルであった。

 

キルの思考を知れば、地上とかそれ以前に敵でもサクサクとどめ刺してあげるのが普通だろうと突っ込み待ったなしの呆けであろうが知らぬが何とやら。

 

そうこう思っていると、ダイの左手の甲に紋章が輝き!ヴェルザーを吹き飛ばし右手の甲にも紋章を発動させて構えるダイに、ポップ達の歓声は最高潮を迎えた!

 

「良いぞダイ!!とうとうティファから貰った紋章発動させやがった!!」

「頑張ってダイ君!!ティファの受けた悲しみと苦しみを面の皮引っ叩いてボコボコにしてやって頂戴!!!」

「頼みますディーノ様!ティファ様のご無念を!!」

「駄竜王消し炭にして良いからね勇者君!!!」

「・・・・やってしまえ・・・」

「ふむ、これでチェックメイトか。」

 

最早敵味方という言葉はどこ行ったと言いたくなる応援具合。

唯一の純粋王族のレオナまでもが物凄い口悪く応援しても、誰も咎めもしない。

地上のお留守番組がこの光景を見たら・・・・ティファの事で矢張り同じ反応になるのだろう。

しかしダイのしている構えを始めてみたアバンとチウだけが首を傾げる。

 

「・・あのダイの構えは?」

「本当だ、何でしょうあれは?」

「あ!!!先生とチウは初めてか!アレは竜の騎士最大の放出技で!ドルオーラって言うんっす!

いっけぇダイ!!!そいつ消し飛ばせちまえ!!!!!」

 

果たしてポップ以下一同の応援の甲斐あってか、ダイはドルオーラでヴェルザーを討ち、ティファも残った全員と兄と自分が空間崩壊に巻き込まれないように策を施し、無事に地上のパレスに戻ってきた時、バーンの玉座の間は大歓声に包まれた。

 

「イッヤホォウ!!!!ダイ!!ティファ!!」

「良かった!!本当に良かったわ!!!」

「ダイ君!!ティファさん・・・・本当に!本当に!!」

「泣かないのチウ君。嬉しいの分かるけど、泣いているの見たらお嬢ちゃん悲しむよ?」

「・・・・・そこの疫病神の言い分・・・癪だがその通りだ。」

「おやつれないね、槍使い君。まぁいいけど。」

「・・・・戻ってきたか・・」

「ダイ・・・ティファよ。」

 

一同喜ぶ中

 

「どこに行くのですか大魔王?」

「あの二人の下に行くのであれば直ぐにでも戦いを始めようか?」

 

玉座から立ち上がるバーンをアバンとハドラーは見逃さず、喜んでいた一同の間にピリッとした空気が流れる。

 

そうだ!本来俺達は敵味方!!・・・・バーンが闘気を使って消耗した二人を・・

 

「・・・・あの愚かなる竜に-用事-があるだけだ。ダイとティファも回復してから来るであろうから直ぐに戻る。」

 

アバンとハドラーの問いに、バーンは言葉短く答える。

二人が来る前に用事を済ませてしまいたいという意図が丸見えな答えに、ポップ達は顔を見合わせ、急にコホンと咳払いした。

 

「いや~、ここに来て-運動-してなかったから、思いっきり魔法使って肩慣らししてぇな~。」

「あらポップ、私もロン・ベルクさんの手甲の魔装を思いっきり使ってみたいんだけど・・・」

「ふむ、俺も折角光の闘気が使えるようにはなったが、アバンストラッシュが使えないか-練習台-が欲しいと思っていたんだが・・・」

「俺もこのアックスの性能を思いっきり・・・」

「・・・・皆さん・・」

「お前達・・・」

「あのな~・・」

 

ポップ、マァム、ヒュンケル、クロコダインの言葉に、アバンとラーハルトとハドラーは溜め息を吐いく。

 

その様子を見たポップ達は自分達の考えている事は矢張り駄目かと思ったが、

 

「あの外道竜退治に付いていきたいならきちんと大魔王に同行許可とりなさい。」

「正々堂々と言えばいいだろうに。」

「回りくどいぞお前達。バーンさ・・・コホン、俺達もあの外道竜の所に行っても?」

 

うっかりとバーン様と言い掛けてしまったハドラーは、咳払いで誤魔化しても誤魔化しきれない赤面した顔を明後日の方向に向けながら同行許可を求める。

 

ハドラーはどうしても、バーンに対する抱いた恩義と敬愛の念を捨てきれずにいるのは、チウでも知っている。

何故ならバーンの話が出る時、何時も苦痛とそして敬愛の念が僅かに漏れ出てしまうからで、隠さなくてもいいのではと言葉を掛けようとしたのをビースト君とマトリフに止められた。

 

あいつなりにケリを付けようとしてんだ。あいつの心を乱す事になるから余計な事は言わない方が良い

 

赦せなくとも、それでも敬愛の念を消すことが出来ずに苦しんでいるハドラーの心を慮って

 

以来チウもその件に触れないようにしていたのだが・・・・選りにもよって当のバーンの前で出してしまった・・・

 

「ふ・・・・くっくっく、好かろう。ついてきたい者達は勝手にくればいい。どうなっても余は知らぬがな。キル、開けよ。」

 

ハドラーの態度の面喰い、そしておかしくなったバーンは機嫌よく付いて来て良い許可を敵である勇者一行に出したのを、キルは主が許可を出すだろうと予想していたので動揺せずに命に従う。

ティファに手を出せば、敵味方の垣根なぞないも同然なのだから。

 

「畏まりました。僕は-前回-報復しているので今回はバーン様と皆で好きにしてきてください。

チウ君どうする?」

「・・・僕は・・・・待ってます。ポップも皆も・・・無茶しないでね?」

「そう、なら一緒にお留守番だ。ミストは?」

「・・・・・-アレ-にはしてやりたい事が山程ある・・・」

 

チウは矢張り殺伐とした事には向かず、レオナもポップ達の様にボコってやる手段がないので敢え無く断念・・・もっと格闘技化剣術磨いてやるんだったわ・・

反対にミストはやりたい事が沢山あるらしい。

 

 

キルとチウとレオナ以外の全員がキルの空間を通って魔界のヴェルザー城へと行く事になった。

 

「-今回-は例外中の例外ですが、頑張って駄竜王を・・・ね♪」

 

ダイとティファおらずとも敵の勇者一行も特別安全に空間に通すのだからヴェルザーボコって来いと言外に言ったキルの瞳はゾッとするものがありながらも、ポップ達はコクリと頷く。

 

なみいるヴェルザーの親衛隊をバーンの光魔の杖の鞭と、ラーハルトのハーケンディストールが細切れにし、アバンのミエールの眼鏡で罠を看破しマァムとヒュンケルが放出闘気の遠当てで破壊し、ポップのロッドとクロコダインのアックスも火を噴いてサクサクとヴェルザーのの安置されている部屋の前に辿り着き、ハドラーとミストが問答無用で扉を両側から蹴飛ばして吹き飛ばす。

 

殴り込みに来たのだから礼儀だなんだの知った事ではない。

 

そして物語は冒頭に戻る

 

「き・・・・貴様等!!!!やめろ!!!動けぬ俺に寄ってたかって卑怯・・・」

 

 

ギィヤヤヤヤヤアアアア!!!!!・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「早く行かないと!!!」

「にぃ待って!!・・・あと・・・もう少し・・・」

 

空間から戻れたダイとティファは、らせん階段をひたすら走って昇っている時・・

 

 

「早く!急いで体力回復薬飲んでよ魔法使い君!!息上がったままじゃぁないか!その手甲の血が落ちてないよ!ハドラー君!頬に血が付いてる!!」

「ラーハルト!アックスに付いた血はこれで・・」

「大丈夫だクロコダイン・・・其れより魔装の肩の後ろ側に返り血ついてるぞヒュンケル!拭いてやるからこっちにこい!!」

「バーン様!お早くこちらで着替えを!!デザインは同じものを用意しました!!」

「・・・まぁ多少違っても最終決戦用といえばティファとダイなれば信じよう・・」

「あぁ・・・白い布地なのでこちらも目立ちますかね・・」

「いざとなったら空間で飛ばされた先に外道竜の配下がこちらにもいた事にするぞアバン。」

「それいいアイディアだねハドラー君!!!」

 

-返り血-落とせなかった時の言い訳は其れにしようね皆!!!

 

 

 

 

 

 

 

タッタッタッタ!!

 

「・・・めぇ達の好きには・・・」

「ダイ兄!!始まりそうだ!!」

「ティファ掴まって!トベルーラで!!」

 

ギューン!!

 

「この地上は・・・おやおや。勇者君とお嬢ちゃんも漸くの御出座しか。」

「ダイ!ティファ!!お前達も無事だったか!!」

「・・・・・ま、間に合いましたか?!」

「良かった!ポップ達は無事此処に来たんだね!!遅くなったが大魔王!!!決着を付けに来たぞ!!!」

「ふ、ここまで来れた事は称賛するが、お前達の旅路はここまでと知るがいい。」

 

良かったみんな無事にここに来て、自分達も激突前に間に合ったとダイとティファはホッとし、ダイは勇者一行が揃い踏みしてもいまだに玉座に座っているバーンに剣を抜いて宣戦布告する中、バーンを始めとした全員が心の底から安堵して崩れたくなっている。

 

良かった間に合った!!!

 

外道竜の返り血もギリギリで完璧に全員落ち、バーンも着替えが間に合いダイとティファの聴覚力で声を拾える範囲に入った時、キル創作・監督の下、小芝居を始めて二人を迎える事が出来て一同ホッとした。

 

ちなみにバーンが玉座に座っているのは小芝居の演出も兼ねているが、本当のところ高速着替えと、二人が来る前に間に合うかという気疲れで座っているのが八割であったりする・・・・ローブというのは例えミストが手伝っても案外脱ぎ着がし辛いのだ・・・もう最終決戦明日に日延べしたくなってきたが如何ぬか?

 

良い子のチウだけは腹芸だの小芝居できないのでハドラーの陰に隠れて黙ってる事にした。

バーンの右隣りにいるキルが、そっと人差し指を口に持っていき、黙っている様にねと笑った瞳を向けられたのでコクンと頷きながら。

 

何も知らない良い子の勇者と料理人の為に、勇者一行とその仲間とお供と魔王軍代表による外道竜退治の共同戦線は墓場まで持っていく秘密となった




今宵ここまで

サブタイトルのネタは-皆で仲良く食べに来い-より


勇者一行と魔王軍の殴り込みネタを頂いたので思いっきりネタに奔りました!!
ネタをくださったディストピア様、ありがとうございました╰(*´︶`*)╯

しかしこれはifですので、本編の続きは明日掲載しますが、面白いネタを書けて筆者も楽しいです( ´艸`)

読んでくださった皆さんにも箸休めとして気軽に読んでいただければと思います。

これからも少ネタくだされば嬉しいです。

ちなみにヴェルザーの喰らった技の数々と末路は、此処で書くよりも読者の皆様のご想像にお任せした方が、それぞれの考えるざまぁになって楽しめると思いあえて悲鳴だけど終わらせました。

楽しんでいただければ幸いです''`ィ(´∀`∩
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