勇者一行の料理人   作:ドゥナシオン

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平和への一歩とその代償

老害駄天使達がヴェルザーの下に送られ、半永久的に瘴気の浄化をする任に就くと決まった。

 

天界を牛耳っていた長老達の、歪んだ思想から端を発して生まれてしまった戦乱の元凶が全て消え果て、もうこれで-何もかも-全ての因縁に決着が付き、三界はこれから大変な事になるだろうが、戦いを無くそうと共に歩く事で、平穏な日々をこれから続くだろうと誰もが予感せずにはいられない。

地上ではその第一歩として、魔王軍に対抗する為の最後の地上部隊を率いていたカール王国の女王フローラが、勇者達の帰還を祝う喧騒が一段落したのを見計らい、ゆっくりとバーンの下に単身近づき挨拶をした。

 

「初めて対面しますね。私はカール王国女王フローラです。」

「・・・確かに直に会うはは初めてよな。魔界の大魔王バーンである。」

 

その光景は、敵で同士であった総大将が初めて邂逅する緊張感というよりも、お互いにどう接すればいいのか分からないと言った戸惑いの雰囲気で始まった。

 

地上界側としては、彼等の受けて来た惨状と屈辱に塗れた歴史を鑑み、その元凶が明かされ取り払われた今となっては天界と共に魔界を救う方向で行く事が正しい事だとは頭では理解していも、心情が追いつかないでいる。

 

世界が繋がり戦いこそどこかに言って貰うべきだと提言したあの時も、尽きせぬ恨みがあり、犠牲になった者達への哀悼を終生忘れないと言ったあの言葉に偽りはなく、魔界側としても幾多も地上を攻め、その度に人間達に犠牲を出したしまった罪悪感は確かにある。

 

その双方の懊悩を、コホンとした空咳が破り、一人の男がバーンとフローラの間を仲立ちする様に入ってきたのは、穏やかな笑みを浮かべたアバンであった。

 

「お二人共、この良き日に出会ったというのに顔が般若の様になっているのはベリーバットですよ。」

「・・・アバン・・」

「む・・・それは・・」

「魔界と天界の事が済んだ今、今度は魔界と地上が仲良くなる道を模索せねば、またリュート村の人達や世界中の子供達を失望させてしまうと思うのですが、それでいいのでしょうか?」

 

アバンは気まずげな大人二人に、敢えて-子供達-を引き合いに出して見せた。

これから自分達が何を話しどのような道を選択するで、後の世界を生きる子供達に良き未来か、それとも今の様に気まずくいつ仲違いをしてしまうか分からないギスギスとした未来を残すのかが決まってしまう事を指し示す。

 

カール王国の女王フローラと、魔界の大魔王バーンの初邂逅にはそれ程の重みがあるのだと諭す為に。

 

よりよい未来を・・・・その望みの為に自分は世界に魔界と手を携える事を提言したのだという気持ちを、アバンの言葉で再確認したフローラは意を決してバーンに右手を差し出す。

 

「私の中に、確かに戦による痛みがあります。しかしそれは貴方方魔界の方こそがずっと痛みを抱えて生きていたはず。これからその痛みを、私達と共に分かち合いませんか?」

「其方・・・」

「消えない痛みを癒す方法を探しましょう。一人ではなく、大勢の者達と一緒に、苦難も苦悩も何もかもを乗り越えましょう大魔王バーン。」

 

柔らかい笑みの中に、力強い瞳を輝かせるフローラの差し出した右手を、バーンは直ぐには取れなかった。

 

地上に抱いた羨望と怨嗟の念を、昼夜問わずに感じていたあの胸の痛み全てが鮮明に蘇る。

そして地上を滅ぼそうとした罪悪感を。

 

自分達を助けると言ってくれる者が多ければ多いほどに罪悪感が増し、魔界の滅びを考える時と同じ痛みが胸を裂くように痛ませる。

 

この天界の大仕掛けが無ければ助けを求めることが出来なかったとはいえ、他にやりようがなかったのか?

地上は無理でも、精霊王達との交信は、やろうと思えばできたのを知っていた。それでも最初から助けを求めるだけ無駄だと決めつけ何もしなかったのもまた事実で・・・

 

本当に全ての可能性を模索して足掻いたのかと言われば否と答えるしかない。純粋に魔界を助ける為だけとは言えず、羨望と嫉妬を覚えた地上が憎らしく、最初から、地上を消す事を前提として動いたのだから。

 

其れでも・・・・・其れでも一歩を・・・

 

 

受け取られない右手を気にする事なく柔らかい微笑みを絶やさず、フローラは-その時-を焦る事なく待ち続ける。

自分がバーンの立場であれば、これまでの事を何も考える事なく手を取ることなどあり得ない。

 

相手の立場に立ち、何を考え悩み動くのかを考えるべきだと、ファブニールの竜と初代勇者から学んだ。

相手を知ろうとし、慮る事こそが真なる平和への第一歩だと。

 

 

そのフローラの笑みを見たバーンが、自分達の遣り取りを周りをどう思っているのだろうかと見回せば、カール騎士達すらが憎しみの思いではなく、フローラと同じ柔らかく優しい瞳で成り行きを見守っているのを知った。

大魔王の魂を宿してたティファを迫害しようとしたのが幻であるかのように、彼等もまた、憎しみを乗り越えようとしてくれている。

 

そうであるのならば自分もまた乗り越えよう。様々な苦難をこの者達と共に・・・

 

 

葛藤の果てに、バーンが遂に動いた。

 

フローラの右手を取り、おしいだきながら感謝の言葉を伝えるべく。

 

「其方達の慈悲深さに感謝の念を。どうか共に魔界を救ってほしい。憎しみも戦いも無い世界への道を、手を携えて歩めるように。我等魔界は二度と地上への侵略をせぬことを誓う故。」

「はい、共に手を携え歩み、苦難の道を乗り越えましょう、大魔王バーン。」

 

バーンが誓いの言葉を述べるように、魔界が地上界に和平を正式に臨み、カール女王フローラが受諾した瞬間、世界が再び歓声が響き渡る。

そしてベンガーナ・パプニカ・テラン・ロモス・リンガイアの各国の王達も、フローラ女王に続くように和平を支持する声明を出してくれた。

 

そんな中、リュート村の子供達がまたもやティファの大胆さかはたまた怖れ知らずが乗り移ったかのように、落ち着いたら魔王軍御一行様で遊びに来てくださいという要請を出す始末。

村人一同大量の料理を要しして待つので是非にと。

 

その怖れ知らずな要請に微笑まし気な笑いが生み出され、誰もが朗らかで明るい気持ちで胸が満たされる。

 

魔界にとっての絶望の夜が、そして地上界にとっても魔界からの侵攻に怯える夜が明けたのだから。

 

これで何かもが上手くいくのだと、世界全てが歓喜に包まれてあぁ・・夢にまで見た光景が・・・夢でしか見れないと思っていた光景が現実として目の前に繰り広げられている・・・・ずっと、この光景を夢見て来た。

 

 

 

大魔王バーンとカール王国の女王フローラの初めての邂逅が上手くいき、周りが歓声を上げいる光景を、ティファは父バランの腕に抱かれながらじっと見つめる。

その様子を、ノヴァも、マトリフも嬉しげに微笑んで見ている。

父親の腕に抱かれ、幸せそうな顔をしたティファの事を。

 

バランは一頻り生還祝いを受けた愛娘をすぐさま確保し、周りは言わずと知れたラーハルト・ガルダンディー・ボラホーンの竜騎衆三人組が固めて睨みを効かせている。

ここまですればあの害虫死神は近寄らんだろうと目論んで。

果たして目論見通りなのか、キルはバーンの後ろに親友と共に控えている。

 

ヴェルザーは最早敵ではなく害虫駄天使達が連れ行かれても、和平の第一歩を踏み出せてとしても、主に万が一が起こる事を考えて控えるのはキルとミストにとっては当たり前である。

それと今回だけは、ティファの疲労を考えて労るべく、父親の腕に預けておく。

今後ー自分達ーは、仲良くなるのだからいつでもティファの側に好きに行き来しても文句は出まいだろうし。

 

その双方の思惑のもとで、ティファはこれまで歩いてきた長い道のりを思い返している。

神々の後ろ盾があれど決して楽な道では無く、苦痛に喘いだ険しい道のりではあったが、不思議と途中で投げ出そうと思った事は一度もなかった道を。

 

最初はただ、この世界の大魔王が強すぎて地上界と天界全てが滅んでしまうのを、共に助けて欲しいという三神達の要請を、死んで輪廻の輪を通ろうとした-私-にされて、竜の騎士と人間の王女との間に生まれたディーノの妹ティファとしてこの世界に生れ落ちて・・・・長かった・・・・・本当に長い事頑張れたんだな自分は・・・

 

目の前で繰り広げられる光景が光り溢れて見えるのは、朝日が地上を照らしているだけだからでは決してないだろう。

この場にいない者達を含めた皆が、それぞれの胸に希望を抱いき、より良き明日を思い描いているからこその光だろう。

 

まだ地上は天界とそして魔界と繋がっているからこそ分かる。魔界の深部の人達が、同胞によって、そして空間を使える天族によって救われて行くのが見える。

瘴気の中から救い出されて、温かい毛布に包まれて・・・・何と温かい光景か。

誰かが無為に見捨てられる世界が一変していく。

 

これで・・・・・私は役目を終えて・・・・

 

ピシリ

 

・・・・な・・・に?

 

 

ピシリ・・・・ピシ・・・

 

こ・・れは!

 

 

 

その音は幽かに、そして確実に音を立てだした。

 

世界が希望に満ち溢れるだろうと喜ぶ声にかき消されながらも、誰に聞こえずとも構わないとばかりに立つ小さな音は、やがてティファを抱き抱えていたバランの耳にまで届いた。

 

何かがひび割れる音に、何が壊れたと周囲を見回す。

陶器が割れる音、或いは岩が砕ける寸前のような音だが、そのような音を立てる者が見つからず訝し気に当たりを見回すのを、仲間と一緒にもみくちゃにされていたダイが父の様子に気が付き近寄り・・・・

 

「ティファ!!!!!」

 

そして、妹の異変に気が付き叫び声を上げた。

 

息子の叫び声で腕の中に居る娘に何があったかと、バランの腕の中に居るティファに何があったかと父とその場にいる全員に見られたティファは、呆然としながら己の腕を持ち上げ見つめていた。

 

ひび割れ、砕ける寸前の陶器のような腕を・・・・

 

一体これは何?・・・・・私・・・・

 

 

ひび割れた腕に痛みはなく、何が起きているのか考えようとしても思考が上手くまとまらない。

自分の心臓の音がいやに大きく聞こえて、周りの人達が私に何か言っているのに全く聞こえない・・・・私・・・・・・このまま砕けて・・・・・

 

 

 

壊れてしまうのだろうか?

 

 

 

 

その思考を最後に、ティファは意識を手放した。

 

目を閉じる寸前に見たものは、ぼやけていたが悲痛な顔で自分を案じる父の顔と駆け付ける者達の姿。

 

そしてその上を蒼天が広がって・・・・・・六色の魔法陣が・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

落ちていく・・・・・どこまでもどこまでもひたすらに落ちて行く。

まるで涯のない穴の底に落ちていくように・・・・

 

現実で意識を消失したティファは、一糸纏わない姿で落ちていくだけの自分をぼんやりと考える。

自分はこのまま死んでしまうのだろうか?

三神様達と精霊王様達が、力を使ってしまえば消滅してしまうのを厭うて、大魔王の魂と肉体を持つ自分なれば耐えられるだろうとふんで、横取りして事をなしたのだが・・・・・保たなかったのだろうか・・・・・

 

「・・・・生きて・・・・いたかったな今度は・・・・・」

 

一度死んだ時は、静かに消失していく意識を他人事のように捉えてこれで死ぬんだとあっさりと受け入れて、今度の人生もアバン先生に諭されるまでどこか生を投げ出していた自分・・・・それでも諭された後は、自分もこの世界できちんと皆んなと笑って生きていたいと願った

 

「・・・死ぬのは嫌・・」

 

落ちていく事を止められず、死にたくないと泣き始め、どれ程の時が経ったか分からなくなった時、その声は突然聞こえた。

 

「お前は-全て-を変えてしまった。」

「・・・・誰?」

「お前はこの世界の道筋の全てを変えてしまった。」

「誰⁉」

「お前達はこの世界の起こり得る可能性の全てを否定した。」

「・・・・其れは・・・・・大魔王が勝って二界が消えてしまう事を言っているの⁉」

 

声の主は、まるで自分とこの世界を変える為に奔走した者達全てを断罪するかのように冷たい声音で詰る。

まるでこの世界に希望が溢れる事を否定するようなその物言いに、泣いていたティファは泣き止み、そして聞き返す。

 

世界が光りに溢れて何の文句があるのだと。

そのティファの言葉を聞いても、声の主の声音の冷たさに変化はなかった。

 

「正確には-お前-がこの世界を変えすぎたのだ。」

「・・・・・私が?・・・・世界は可能性に満ち溢れて!道は一つではない筈だ!なのに変わった事が悪いの⁉」

「そうではない幼き愚か者よ。」

「・・・違う?」

「幼き愚か者の言う通り、世界は可能性を十全に秘めて運行されている。しかし-この世界-では、大魔王か現神達と精霊王が死ぬ事で膨大なエネルギーが発生し、以て魔界の瘴気を浄化させるシステムに流れ込むはずであったのだ。」

「!!そんな!予めどちらかが死ななければならない運命だって!!そんな酷い運命なんて!!!!」

「その位の-対価-でようやく叶えられる願いだというのを、お前は考えもしなかったのだろう?」

「・・・対価?」

「そうだ。」

 

ティファの疑問の声に、我が意を得たりとばかりに声の主の声音がティファに絡みつく。

 

「この世界でなくとも、どの世界においても、何かを得るのならば対価が必要であろう?

人間であれば金貨が、其れでなければ労働力を、女も男も何もできないのであればその身を差し出し望む物を得るだろう?」

「それは!!・・・・それは・・・・・」

「クックック、これしきの言葉で狼狽するとは初心だなお前は。知識だけあり知恵がない。世を知らない幼い愚か者が仕出かした事だと、生憎見逃してやるつもりは毛頭ないぞ私は。」

「・・・・・貴方は誰・・・」

「私を知らぬか?」

「・・・貴方の声聞いたことない・・・」

「それはつれない事を。だが、私の事を知らなくとも別にいい。」

 

 

ずっとずっと見ていた。

三神達が、異世界からこの幼い愚か者を引き入れた時からずっと。

どの様に足掻こうとも、どちらかの勢力の総大将が死ぬはずであったのを、双方が生きるというこの世界ではあり得ない結末を作り出し、世界の運命(さだめ)の道筋を。

 

「お前が望み、世界の道筋を変えてしまったのだよ幼き愚か者よ。それにより多くの者の道すら変えた。」

「私は・・」

「死すべき時に死に、ー輪廻の輪ーを潜り再び新たな命が生まれるのをお前は阻害した。

産まれるべき生命の輪が随分と乱れた。」

「私は!!・・・私は・・誰も死んでほしく無くて・・・」

 

ティファの拙い言い分に、声の主は嘲笑う

 

ティファが誰かを生かした事で、産まれるべき誰かか何かが生じない可能性を一切考えていない愚かさを。

 

誰かが死に、何かが生まれる世界の循環の邪魔をした。

三神達も、そのシステムに対する代償を黒の核晶六つと、他の事で払うつもりであろうがまだ足りない。

本当ならば世界が繋がったあの後、天界に行くのはティファではなく大勢の精霊達と六人の精霊王がいくはずであった。

天界の結界となったヴァルガブル神を説得して解いてもらい、痴天使達を捕縛し共に死んで、黒の核晶では足りないエネルギーを自分達の命をもって世界の為の贄になる予定であったが果たされずに滅茶苦茶になってしまった。

数多の命が死んで、新たなエネルギーとなりてー様々な事ーに使われる予定の世界を壊し、代案すらも潰してほぼー無償ーで全く違う世界をこの娘が生み出してしまったから。

 

始めたのは三神

しかし実現させるというあり得ない事態を引き起こしたのはこの娘。

夢物語だと笑って済ませているはずであった物語を現実化させたのは紛れもなく幼き愚か者の仕業。

 

道理を知らなかったなど言い訳で、今更無しにしろと言われても世界は最早後戻りはできない。

 

 

「私が・・この世界をそんな風に・・・」

 

死なぬものがあるという事は、新たに生まれるべき生命を最初から殺していたのだと知ったティファは、衝撃を受けた。

 

誰かの子や孫になるべき新たな生命は、この世界では死した魂を正しく循環させているのを知らなかった。

 

生かすという事は、何かを代価にしているのだという事を・・・私は・・ただ死んでほしくなかっただけなのに・・・その為に生じるはずであった何かを消してしまって・・・

 

本来であれば大戦初日で大勢が死に、その後も邪気に侵され凶暴化したモンスター達が人々を殺戮し続け、勇者が死の大地で大魔王に敗れた後のピラァーでも数多の種族の死にはて輪廻の輪に組み込まれるはずであったのを、全て阻止したのは紛れもなく三神とティファのせい。

まぁそちらの分の代価は()()()()()()()()()()()()のだが。

大戦から十日間、魔王軍の一軍を文字通り()()させたノヴァの所業が、偶然にも狂わされたモンスター達が殺すはずであった()を完遂させるに至ったのは僥倖といえよう。でなくば代価はもっと取らなければならなくなったがともかく、ティファが、己がしでかした事を正しく理解した事に声の主は満足する。知ったからといえ、引き返す道などどこにもありはしない。

 

前に進むしか最早道は無く、その道を世界が歩く為にも新たな因果律を書き換えるための膨大なエネルギーは、黒の核晶でー五割ーは埋められたがまだ足りない

それでは世界は無事では済まない。

歪みがどこかで起き、やがては世界そのものが誰に気づかれる事なく破綻し崩壊すらしよう。

 

それを防ぐための代価を

 

「大魔王の魂と肉体を有し、今ある世界で一番のエネルギーを身に秘めたお前が、その身を以って対価を支払うのだ。」

 

美しすぎる夢を見た幼き愚か者よ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

落ちていく・・・・どこまでも底がないかの様に・・・

 

それでもいつかは辿り着く。

 

ゆっくりと落ちてきたティファを、黒髪に覆われた偉丈夫の男の中に静かに抱きとめられる。

 

男の顔はぼんやりとして分からないず、それでも瞳が歪んで笑っているのがはっきりと見えて、嬉しそうに笑いながらティファに告げた言葉残酷なるものであった。

 

ようこそこ冥府の底へ、世界の為の贄殿よ




今宵ここまで
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