皆様!!お疲れさまでした!!!
どうも!壮大できちんと登場した人達の声がまるで目の前にいるが如く伝わるハイスペックな高画質(ティファとこの世界はまだつながっており、しかし今回は前回やらかした神々が下の善良な天界人達から突き上げ喰らったので、絶対にティファにダメージいかない方法で水鏡をただという名の自分達の寿命を十年削って生み出した高画質水鏡)で、一大決戦!勇者と大魔王の激突で世界の命運は決まるをお送りいたしました!!!
いやぁ~脚本この世界と私達のアバン先生ズ、台詞構成キル、戦い方の構成と持っていき方は速くもザボエラさんがお仕事してくれました!
俳優は若いバーンを演じてくれたのは私達の!!ここ重要なので二度言います!私達の大魔王にモシャスで演じてもらいました!
「大魔王!お疲れさまでした・・・・悪役させてごめんなさい・・・」
「ふ、ティファよ、余もそれなりに楽しかったぞ?
誰ぞが作った物語の人物を演じてみるというのは存外楽しいものであったな。」
実にバーンはノリノリで-若きバーン-を演じていたとのだという本人の言に、ティファは本気でびっくりした!
「そ・・・そうなんだ・・・」
・・・・魔界の神様ってお祭りの神様でもあったのだろうか?
ティファの困惑を他所に、普段自分が言いそうにない事を言葉にして見たり、演じてみると見えてくるものがあるというバーンの言葉に、ティファは慣れない事を頼んで迷惑かけたなと思っていたのだが全然違った。
この壮大な一大特別上演の監督権出資者(お金ではなく少年ダイ達が攻撃でボロボロになった風の服や鎧など全てを式で作って提供)はバーンの言葉に困惑をしているティファである。
砦に戻り、ザボエラやハドラーや親衛騎団達どうするのから始まった狭間の世界の事にひと段落した後、ティファがもう一つの爆弾を全員に落っことしたのから始まった。
「この後すぐに各国の王様達に大魔王討伐の報を入れても、大喜びするけれどもそれで終わりだと思いますがその辺どうするんですか?」
というティファの、-謎-な言葉に子供達は何を言っているのだと首を傾げ、兄達は何となくあたりが付いているので難しい顔をし、さらに深く意味の分かった大人達はどうしたものかと、狭間の世界の事を話し合っていた時よりも難しい顔をし、特にフローラも思い当たる事が多すぎてしょんぼりとする。
要はティファの言わんとしている事は、確かに大魔王討伐の功績を少年勇者達は国民達の前で讃えられなにがしかの褒賞を与えられるだろうが・・・・後は無い。
国も復興の報で忙しく、そもそもが勇者達はポップ・マァム・メルル以外は国に所属している訳ではなく、その三人とても一般庶民であり王城内にて地位がある家でもないのでやりようがあるとすればなにがしかの一代限りの地位を贈るか、魔法使いならば特別魔法顧問というマトリフがされたような事になるかしかなく、そもそもが・・・ヒュンケルとクロコダイン達の立ち位置に対してよい方向に動かそうという国はパプニカしかなく、このままで終わった場合はティファの言う通りで-褒められて終わり-にしかならない。
人は困難な時には団結するが、平和に慣れるのも早い生き物であり、数年もすれば功績のあるヒュンケルとクロコダインに対しても罪人どもがという誹りを口にするものが出る可能性が高い・・・・・どうしたものか・・・大人達が悩む中、ザボエラがそんな事かと呆れた。
「世界の危機がどれ程のものであるのかを知らしめて、恩をきっちりと売ればよいのじゃろうが。」
どうせ地上の人間達は、豊かなこの大地欲しさに攻めてきて占領するつもりだとしか高を括っておらず、まさかその大地そのものを全ての生命諸共に消滅させようと・・・・言っては何だが-狂人の思惑-があるとは思ってもいないだろう。
精々が自分達は逃げ延びれば、その間に-勇者様が助けてくれる-という都合よくかんがえているにすぎないだったら、それを逆手にとって-うんと怖ろしい想い-を植え付け、今大の勇者達の功績が天よりも高いものだと全世界に人間達に知らしめてやればいいのだだと・・・・壮大な謀略に、子供達は唖然としたが、それは良いアイディアですとティファはザボエラの意見に大喜びしてザボエラの下に駆け付け抱き上げムギュムギュとするのを、本人は迷惑だと怒りたいが・・・ティファの保護者が凄すぎて長い物には巻かれて諦める中、キルがポカンとした子供達に一言で説明してあげた。
「君達の死闘の行く末如何によって地上が消滅していた事実を教えて上げるんだよ。」
即ち勇者敗北=地上が消滅を教えて上げるのだというキルの説明になるほどと少年ポップは頷くが、青年ダイとポップは首を傾げる。
「キルバーン、其れってアバン先生やフローラ様辺りが会見開いて説明会しようってのか?」
其れだけで人々の意識は変わるのかという甚だ懐疑的な青年ポップの言葉に、アバン達ががノンノンと指を振って否定する。
「そのくらいでは人々の危機意識が高まる事はありませんよポップ。
もう脅威が倒された後に、実はこんな危機があったのですと言われても、人はきっとそんな怖ろしい事がと一瞬は怖がっても-それでももう終わった事だ-と流して御終いでしょう。」
「え~・・・・だったらどうするんすか?」
師の言葉に青年ポップはそれ以上にやりようがないだろうと口を尖らすのを、キルはフローラだけではなく褒章を渡す時の王達の口言ってもらう事や、その後は戯曲などの楽士達に徐々に広めてもらってはという、良さげなアイディアを出す中、ティファがにんまりと笑ったのを見て青年ポップとダイはぞわっとした!
あれ絶対に碌でもない事を企んでいる顔だ!!
そして少女だが出した案はろくでもなかった・・・
「勇者と大魔王の大激突を!!生映像で見てもらうのです!!!」
ビシッと・・腰に手を当ててドヤがで言うティファに、兄達も少年ダイ達もさらにポカンとする・・・・だって・・・・相手の大魔王バーンはもう倒され石化したものもキルバーンと一つ目ピエロとミストが持っていってしまったではないかという表情に、ティファは更に笑ってとんでもない事を提案・・・・即ちそれが
「大魔王に若い大魔王バーンに扮してもらってダイ君と衝突してもらい!そしてこの世界がいかに少年勇者達に縋り付くしかなかったという悲しい事実を今一度思い出して頂き!
一般庶民の皆様にも、俺達弱いから戦いの事なんて勇者達がやってくれるだろうという意識に罪悪感の楔をガッツリと打ち込んでもらい!!
そして今代の勇者がどれ程不遇でほとんど孤立無援ななか頑張って来たのかを全世界の老若男女問わずにガッツリと思い知って頂きます!!」
庶民の皆様に戦えとは言いませんが、戦い抜いた彼等の力を怖れるなんてどれ程の愚の骨頂化を、ティファはガッツリと植え付ける気満々なのだ。
弱い者は得てして強者を怖れてしまう事があり、これは強者も弱者を低く見る人達もいるのでどうともいえないが、今回ばかりはその考えを通す気がティファには全くない。
その力がなければ地上が消滅するという物凄い爆弾を、全世界に向けて落とす気ばっちりであのだから。
「そんなわけで大魔王、若きバーンに扮する事をお願いできますか?」
そしてティファはごろにゃんとした可愛い顔で(大魔王視点です・・)大魔王にお強請り(これも大魔王視点です・・)と思われる要請をし、アバン達にも協力を要請すれば、あれよあれよとプロットが立ち上がりすぐさま肉付けされ、台詞はキルが少年ダイに、この世界に対する気持ちや、常日頃感謝の言葉を伝えたい相手はいるかなどを懇切丁寧に聞き取りをし、若きバーンに対する怒りをもっと言語化してあげ、仲間やお世話になった人達への感謝の想いもきちんと言葉にするのを、少年ダイは都度俺が言いたいのは其れだったんだよ!とか、もっと感謝の言葉を言いたいとか打ち合わせをし、少年ダイの台詞が決まって後は練習をさせれば・・・・ダイがするりと覚えたのでポップ達を驚かせた・・・難しい事が苦手なはずなのに・・・しかしそれは少年ダイの言葉で納得をした。
だってこれは、俺の中にある思いと同じだからと・・・
ずっと胸に秘めていた言葉を出すだけなのだからというダイの言葉に、感謝の言葉を贈られる予定のポップは涙ぐみながらダイの頭をわしゃわしゃとする中、バーンにはあの若バーンと似たようなことを、この順番で好きに言って欲しいというキル指示の下で打ち合わせをし、その間にティファが身ぎれいになった全員を-汚しの作業-を徹底させ、ボロボロの服や鎧を再現して着替えさせ、髪も乱して完璧に整ってから、少年ポップ達が倒れ伏す予定の岩山を親衛騎団達がそれぞれの得意の技で大激突跡を作り出した。
そしてすべてが整い-ヨーイアクション-となり・・・・そして壮大な劇が幕を上げて大成功を収めたのだ。
攻撃は大魔王とダイが手加減するので大激突の音は、映像外で青年ダイとこの世界のハドラーが割とガチ目に片や鋼の剣で、片や格闘で戦い合い似たような音をタイミングよく鳴らし、魔法効果の音は青年ポップがティファに向かって放ち、同じようにタイミングを見て盛大な防御した時の破裂音を鳴らし、音響はばっちりであったのだ。
ちなみにザボエラ出してなぜハドラーが出ないのかというと・・・・ティファ質的にはハドラーの容姿は普通にあり所か、ティファとチウ達にとってはかっこいいになるのだが・・私最初に見た時は禍々しい怖いイメージしかなかったという・・・元勇者一行であっても中身は一般庶民と同じ感覚であるマァムとそしてポップの言葉に、世界的映像に出したらアウトだという結論になったのと、ハドラー大戦でもしかしたらハドラーを見かけて覚えている者がいたら、その時の憎しみや恨みが再燃されるのも困り、人間界の交渉窓口の権利はザボエラにすんなりと譲渡されたのだが、それは兎も角
これで人々は思い知ったろう、自分達の命が誰の犠牲によって守られていたのか。
そして人々は知っただろう、この世界には天界・地上界・魔界の他にも国がそれも-地上界と交渉の余地がある国-がある事を。
それは幸い勇者の顔見知りの様で、彼に繋ぎをつけてもらえばいいと-頭の良い者達-は食い付くだろう。
そして、ヒュンケルとクロコダインの名をダイの口から感謝の言葉として出してもらった事で元魔王軍でありながらも、いかに命懸けで若き勇者達の助けとなり支えとなったのかを知ってもらえれば、彼等の立ち位置も何もしない時よりも好意的は無理であっても、それでもそれなりにやわらぎ、後は彼等の頑張り次第という道が出来たはずだ。
そしてこの勇者一行にはモンスターも加わって、地上界消滅の危機の阻止に一役買った事で、モンスター全て悪という図式が直ぐに罷り通る事も無くなれば、後はこの世界の頑張り次第になってくれるとティファは目論んでいるが・・・・さてどうなるのだろうか、流石のティファのそれは分からないし、誰にも明確な事は言えない。
未来はいつだって良くも悪くも不確定なのだから。
それでも、きっと良き道を歩く人達は大勢いるはずだとティファは信じている。
それは自分の世界であれ他界であれそれは変わらないの彼女の中の真実なのだから。
世界を回すは暖かい意思の下であるべきであると。
しかし今回、それを成す為の壮大な劇には一つの問題があった。
「あ~もう!俺達へたばった振りだけしてりゃぁ良かったけどよ、そっちの大魔王さん大丈夫か?」
「そうよね・・・本当の大激突で体力も魔力もほぼゼロになって・・・こっちではどんなに時間がたっても回復できないのよね?」
「・・・・それよりも、今回のこの・・・・何と姫君に言うつもりだアバン?」
お芝居お疲れさまでしたと、また砦に戻った一同はフローラ様とキル達は用意してくれたお茶を飲んでそれぞれの感想を言い合って楽しんでいる時に・・・・ぼそりと言ったヒュンケルの言葉に戦慄が走った!
そう!あの怒らせらば(物理的にも精神的にも)何をしてくるか分からない賢者レオナ王女に!!心苦しいが今後の世界の為に他国同様欺いたままにするのかそれとも・・・
「あ~姫さんに言うかどうかはダイに任せた方がいいと俺は思うぞ?」
最終的にはレオナの事を真っ先に思うダイが決めるべきだという言葉に、ダイは戸惑う事無く力強く頷く。
「俺、沢山世界を見ながら難しい事もきちんと自分で考えて、レオナに言うかどうかをきちんと決める。」
ただ楽しく過ごしていた少年が、一気に男の顔になるのを周りは頼もしそうに頷く。
少年が巣立ち羽ばたこうとする姿はいつだって美しいものだと、魔界の神が心の中で讃えるのであった・・・
今宵ここまで・・・・・
様々な思惑が絡んだ壮大な劇が此処で一つ幕を降ろせました!