「・・・・・それでダイ君達のいる部屋に来ちゃったって・・・・そういう事ティファ?」
「へへ・・・だってどうせみんなだってねられないでしょう?
其れならいっその事みんなで楽しく夜明かしした方がいいかなって?」
・・・・・ティファの幼馴染でティファは自分の半身ですを自負しているさしものノヴァも頭痛が起きかけるのをなんとか堪える・・・・ダイ達のいる部屋はポップ・チウ・ラーハルト・ヒュンケル・クロコダインで一杯になってしまったので、隣の部屋で少し寝酒してから寝るというガルダンディとボラホーンと共に隣室に行ったノヴァが、良いでしょう・駄目だの押し問答しているのを聞きつけて来てみれば・・・・パジャマ姿の花嫁さん達とティファ発見してしまったノヴァが溜息をついたのはきっと悪くない。
そしてー子供の頃ーとはもう違うのだから、男女同じ部屋は駄目だろうと、女子達を押し留めようとしたラーハルトとヒュンケルは真っ当であろうとノヴァは思う・・・・思うのだが・・・今日くらいは良いでしょうと言うダイとチウのお願いに、ノヴァはあっさりと折れて大人達もしょうがないと受け入れた。
-今日-は色々とありすぎて、確かにティファの言う通り寝れずに不安の中にいるよりは、楽しく夜明かしをしていればもしかして安心していつのまにか寝つけるかもしれない。
そうと決まれば後は早かった。
兎に角女子達のベッド置き場の確保であり、この部屋は広さがあり据え付けられたベッドが無くなっただけで、あればノヴァとガルダンディとボラホーンと、後数名寝られる程の広さがあるので、枕持ってきた女子達を動かさなくていいベッドの上に座らせて、男子達は頑張ってベッド運びに勤しみ始めた。
「ちょっとずつベッド動かして・・・うん!スペースで来たから-作るね-。」
部屋にあったベッドを部屋の左右に分けて中央を開かせてそこにティファが向こうの世界では散々活用したが、この世界では久しぶりの式でベッドを自分達用とノヴァ達用もこさえてひと段落した時
「う・・・うぅ・・ん?・・・・・・おゎ!!!メルル?!」
「ポップさん!!!良かった・・・・目が・・・・覚めてよかった・・・」
魔力暴走起こして魔力切れで気絶するように眠っていた流石のポップも物音に気が付いて目が覚めたのを、他の誰かが目覚めたポップに声をかける・・・それこそそういう事に一番目ざといティファを制してポップの最愛の人たるメルルが、身を起こしたポップ胸の中に飛び込み、起きたばかりでその前後を全く覚えていないポップ面喰いながら泣き縋るメルルを腕の中に納めながら、これ一体何事かと、目の前にいるダイに問いかけようと顔を上げれば、ポップはまたもやぎょっとした。
いつでも力強い笑みや優しい表情で自分達を引っ張ってくれているダイが・・・大粒の涙を流してそして・・・
「ポップ!!!ポップ!!!!!」
・・・・・メルルは非常に細身なのでポップの腕の中にまだ余裕があるのを見たダイが、メルル共々ポップの胸に縋りついて泣いて来たのだから・・・・
しかもだ・・・
「ポップ!!!もうポップ達が傷つかないように一生俺といようね!
-馬鹿達-がいたら俺が全部-焼却処分-するから!
酷い事しようとする奴等はバーン達と一緒に滅するから!!!
メルルも一緒にいれば寂しくないでしょう?明日テランに行ってフォルケン様に-お話しして-俺達と一緒にパプニカ城で楽しく過ごそう?
チウも一緒だよ?」
無論ティファなんて言うの及ばないだろうと・・・・ポップ達の意を案じて泣いているダイの・・・・実に物騒な発言に、ポップ以外は全部の事情を知っている一同は、ポップに泣き縋りながらも突然自分の横に来て一緒に泣きつきながらも物凄く不穏で一つでもすれば様々な意味で駄目だろうというダイの言葉に涙は引っ込んでしまったメルルや、日ごろから主君バラン様とご子息様ディーノ様は何の問題も起こさず周囲に心配をかける事のない立派なお方達で大丈夫でもティファ様は色んな意味で心配だを標榜してきた竜騎衆達も、ダイ君大好きなレオナも、妹ティファのことが無ければ何の心配もしていなかった他の面々も・・・・・・ドン引いた・・・・
ダイの言う馬鹿達焼却処分した日には・・・世間様からダイがやばい奴だと認識されてアウトだろう。
酷い事しようとする奴等も滅した日には同様であり・・・・そもそもが滅する線引きがこの分だとティファ達守らないとというダイとバーン辺りが暴走をして歯止めが利かなくなった日には洒落にもなっていない・・・・
そしてそもそもが・・・・メルルはテラン王国次期女王で!ポップはその王配でありパプニカ城にお持ち帰りは遊びに行くならともかく一生軟禁させようとした日には国際級の犯罪である・・・・・・完全アウト案件で・・・
ツイツイ・・・・
「あぁ、とりあえず落ち着いて、其れよりもメルルさんの邪魔だから退いてねダイ兄。」
新婚さんの邪魔をするんじゃ無いと不穏全開のダイの気配をものともせずに近づいて、もう一人の兄からべりっと引きはがしたティファは、内心溜息をつく。
・・・・兄の愛が重すぎると思っても罰は絶対にあたらないだろうが・・・・其れよりも折角ポップが起きたのだから-色々お話合い-が出来るだろうと目論む。
大人達の決意が固まったのと時を同じくして、今度は大人も交えた-子供達のお話合い-が静かに幕を開けた。
-長い一日-が終わり、そして長い夜が始まった
この世界の未来を明るい道で歩けるように
今宵ここまで